フロイト理論と精神分析技法における自我 〈上〉 - 1954-1955

フロイト理論と精神分析技法における自我 〈上〉 - 1954-1955

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000028745
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

「セミネール」として知られるラカンの講義録第2巻.「フロイトに還れ」を旗印に,自我の源流を辿る本書では,「無意識は他者のディスクールである」「大文字の他者」など独自の無意識概念が,豊かな対話の中で浮かび上がる.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

5
自我ってタイトルだから自我推しなのかというと、むしろdis。フロイトのテクストを粘着的なまでに精読するのは、本人の言によればそれが「聖典」だから。自我心理学等がお手頃な概念に矯めてしまったフロイトの思考の根源性を救出するために、ソクラテスにレヴィ=ストロースに物理学にサイバネティクスにと引き出してくる参照先は膨大。とにかく自我が脱中心化された不安定で脆弱な、言ってしまえば錯覚に過ぎない事を示したくて苛立っているラカンの気持ちが汲み取れたなら、大体はOK。なにせ「理解した」と思ってはならないと仰るのだから。2014/04/16

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