文化大革命十年史 〈下〉

文化大革命十年史 〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000028677
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C0022

出版社内容情報

毛沢東が文化大革命を発動してから30年,終息してから20年が経過した.この間中国社会は大きく変容したが,文革はまだ過去の歴史になっていない.本書は1989年の天安門事件前に政治改革を強く主張した著者が,文革の背景と全過程を究明し,その意味を真っ向から問うた書であり,中国共産党の独裁体制への批判が鋭い.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

26
下巻は「文革」終息までと鄧小平による最終的な権力掌握について。「文革」の行き過ぎた混乱整頓のため、鄧小平は一旦復活登用されるが、江青ら四人組の巻き返しにより再失脚。そして激動の1976年、周恩来死去、第一次天安門事件、唐山地震と続き、9月、ついに”皇帝”毛沢東死去。江青は最高権力の引継をにらうも華国鋒らに逮捕される。実力のない華は再復活した鄧に実権を引き渡す。まるで三国志の世界。恨みを呑んで死ぬ人が延々と続く。老獪な鄧は毛の評価を”功績第一誤り第二”とし、毛沢東思想の旗を降ろさず資本主義経済へと舵を切る。2018/09/28

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