律令国家と古代の社会

律令国家と古代の社会

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  • サイズ A5判/ページ数 454,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000024389
  • NDC分類 210.35
  • Cコード C3021

出版社内容情報

中国の律令制と発展段階も構造も異なる日本の社会とが規定しあって成立した日本律令国家に関する本格的論考.律令国家の変質・解体の指標とされた墾田永年私財法が,その基盤を拡げるものであった等の創見が示される.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mentyu

1
自分の関心領域に従って、飛ばし飛ばしではあるが読了。竪穴住居を「ムロ」と呼んでいた可能性を指摘する辺りはさすが文献史学だなと思った。日々竪穴住居と向き合ってる考古学でそういう情報に到達できないのは皮肉な感じがしてしまう。読んでいていちばんワクワクしたのは最終章の「律令国家の諸段階」だった。詳細な史料の検討を経た後に、歴史の全体像を鮮やかに叙述していくというのは、石母田正なんかもそうだけど、古代史を扱う文献史学の魅入られてしまう部分そのものである。2017/10/14

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