出版社内容情報
戦後最高の哲学者と目されるメルロ=ポンティ。その思想は、死後四半世紀を経た今日における身体論や構造論の隆盛の基盤を形づくるものであり、ようやくその哲学的含意が理解されるに至ったと言えよう。だがその全体像を捉えた著作は未だに出現していない。この巨人と長年格闘してきた筆者は、彼の生涯を辿りながら、大部の主要著作の解読を行ない、その構想の雄大さと現代的意を明らかにする。哲学のみならず現代思想に興味をもつ人々の必読書となろう。 <初版1987年>
戦後最高の哲学者と目されるメルロ=ポンティ。彼の生涯を辿りながら、その構想の雄大さと現代的意義を明らかにする。
内容説明
実存主義で有名なフランスの哲学者メルロ=ポンティの思想を解き明かす。
目次
1 思想の形成
2 『行動の構造』をめぐって
3 『知覚の現象学』をめぐって
4 戦後のメルロ=ポンティ
5 メルロ=ポンティの言語論
6 メルロ=ポンティの社会理論
7 後期思想の検討