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内容説明
世界経済における日本の存在感(プレゼンス)はなぜ弱まったのか
グローバル化の進展は、日本企業のパフォーマンスや事業構造、日本の産業構造や労働市場をどう変えたのか。
そしてこの間、世界各国・地域で事業を展開し、グローバル経済の一翼を担ってきたにもかかわらず、なぜ日本はその成果を国内経済の成長へとつなげられなかったのか。詳細なミクロデータに基づいた丁寧な実証分析の結果から、海外市場や海外の取引相手の技術知識を学び活用することの重要性を主張する。
・世界経済の大きな変貌に伴い、日本企業の国際化も進んだが、世界の中での日本の相対的地位は大きく低下している。日本および日本企業は、グローバル化の中で何を得て、何を失ったのか。日本がグローバル経済の活力を国内経済の成長につなげられなかった要因はどこにあるのか。
・このような日本経済にとって喫緊の課題を、詳細なミクロデータを駆使し、国際化の実態と日本経済停滞の構造的要因、再浮上に必要な視点を多角的に描き出す。
・現状をどう評価し、再び世界経済の主流へと復帰するためには何が必要かを検討した意欲作。
目次
第1章 日本企業のグローバル化と国際収支構造の変化
第2章 輸出開始と生産品目構成の高度化
第3章 国際展開とイノベーションの効率性
第4章 グローバル化と労働市場
第5章 オフショアリングと国内事業構造変化
第6章 グローバル・バリューチェーンの進展と日本の相対的位置
第7章 GVCにおけるプレゼンスの相対的低下と日本企業の技術力
第8章 国際政治経済環境変化の中の日本企業の課題と展望



