内容説明
あなたのなやみを解決する、高性能のマスクはいかが?ふしぎなピエロが売る「AIマスク」を手に入れた4人の小学生の運命は…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
68
児童書。感染症禍の公園でマスクを販売しているあやしいピエロ。つけて快適、悩みもすっきりAI搭載マスク▽[1.わたしの声、わたしの歌]大きな声で話すのが苦手なリナは「ハキハキAIマスク」で言いたいことが言えるようになる[2.イケメンになりたい]創也は「イケメンAIマスク」でモテたい[3.特技をさがせ]目立つことが好きな沙和はお楽しみ会で「コメディアンAIマスク」を使って落語を披露[4.キーン]夏南人(かなと)は「チアAIマスク」に励まされ苦手な体育を克服したのに耳鳴りがする。同じマスクを使っている人は誰?▽2023/10/10
遠い日
4
ついにAIに全く関わらずに生活することが難しくなってしまった今、その関わり方を考えさせてくれるお話。子どもたちの悩みを解決してくれるというAIマスク。怪しげなピエロが開発したものを、モニターとして受け取ったり、買ったりして、クラスでの自分の立ち位置を獲得しようとした4人。マスクのおかげでうまくいったことが、人工知能の学習機能によって思わぬ弊害が出ることも知る。そこで向き合う自分は、マスクに頼るだけでは悩みを乗り越えられないと気づく。AIの表裏をしっかりと知った上で、自分を鍛えられるということに思い至る。2023/06/09
kira
2
人工知能(AI)の入ったマスクはいかが?ハキハキ喋れるようになるマスク、イケメンになれるマスク、コメディアンのように喋れるマスク、応援してくれるマスク、あなたにぴったりのマスクがありますよ! AIとの付き合い方をちょっとだけ考えられるものがたり。 舞台の背景がコロナ禍なのが、それだけが限定的で残念。読者の対象の小学生の時の流れは早い。2024/05/06