扶桑社BOOKS新書<br> 学者の暴走

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扶桑社BOOKS新書
学者の暴走

  • 著者名:掛谷英紀
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 扶桑社(2021/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594088064

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内容説明

学者は本当に信用できるのか?
「イデオロギー」「金銭(利権)」「同調圧力」によってウソをつく学者たち。そして新型コロナウイルスでは学者の罪が疑われている。倫理感なく突き進む学者の実態に警鐘を鳴らし、学術界の悪の正体を暴く!

第1章 新型コロナウイルスと悪魔の科学
情報隠蔽がもたらしたパンデミック/武漢で行われていた危険な研究/陰謀論とのレッテルと戦う/あまりに危険な科学者たち
第2章 科学とは何か
そもそも科学とは何なのか/科学の限界/学者のウソのパターン
第3章 日本の科学の弱点
科学に向かない日本文化の側面/日本文化と左翼イデオロギーの奇妙な共鳴/学者の村社会
第4章 世界の学問の危機
反西洋文明思想の到来/ジェンダー学の危険/環境科学のイデオロギー性/ポスト・モダン思想の影響/繰り返される知の欺瞞
第5章 学問の再建に向けて
危険な科学をどう制御するか/知識人にどう責任をとらせるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

92
《我々と無縁ではない暴走する論説》まず、最初に掛谷先生に謝らねばなりません。ツイッターで何度も新型コロナウイルスの武漢ウイルス研からの流出可能性を発言されていたことに胡散臭さを感じ敬遠していたことを。本書では話の枕的に、第1章を丸々使って当説を他の自然発生説などと比較して妥当性の検証に費やされています。そこでは単に中国政府の隠蔽体質を追及するだけではなく、SARSウイルスなどを使って機能獲得などのリスクある研究が、日本も含めて各国で倫理チェックされずに行われていたこと。(1/7)2021/12/04

南北

37
新型コロナの起源は武漢ウイルス研究所の可能性が高いにもかかわらず、声を上げない科学者は多く、「真理の探究者」からは程遠い。世界的にもジェンダー学・環境科学・ポリコレ等で真理の探究とは言えない動きもあり、日本でも事実と願望を区別できない習性等がある。こうした状況に対しては結果責任を重視したり、失敗を直視させるような教育が必要であるという著者の指摘は興味深い。日本の大学には問題も多いが、ポリコレを嫌ってアメリカなどから留学してくる学生がいることが唯一の希望と言えるようだ。2021/08/08

姉勤

26
テレビが主に情報源であれば「学者」と「暴走」の語感に違和感があるだろうがコロナ報道において恐怖を煽るだけ煽っていた「専門家」と称する人物に疑問を持った人も多いだろう。文系学者が偏っているのは周知でも、現実や公理を信奉する理系の学者も、それを捻じ曲げて恥じない輩が増えているという。理由はカネ、名誉欲、倫理の枷を外せる環境であったりと数多あるが、我欲と現実とのルサンチマンに帰結する。しかし、彼らを跋扈させているのも「弱者」と言うライセンスを振りかざす、大衆の構成者たる自身の無知。学び問う姿勢が彼らを駆逐する。2021/11/05

どん

4
新型コロナウイルスのパンデミックは情報隠ぺいがもたらした。世界中に蔓延した経緯が説得力があり、わかりやすい。 科学者には、①何かの真理にたどり着きたいから研究している人、➁作業そのものが楽しいから研究している人、③研究者としてよい身分を得るために研究している人、の大きく3つのタイプに分けられるそうだ。①の科学者には情報隠ぺいという言葉はないが、➁③が目的であれば改ざんや隠ぺいには抵抗はない。 イデオロギー、金、同調圧力のために嘘をつく学者(確信犯)がこんなに多いのかと大変残念に思う。2021/10/24

Go Extreme

4
新型コロナウイルスと悪魔の科学: 情報隠蔽がもたらしたパンデミック 武漢で行われていた危険な研究 陰謀論とのレッテルと戦う/あまりに危険な科学者たち 科学とは何か: そもそも科学とは何なのか 科学の限界 学者のウソのパターン 日本の科学の弱点: 科学に向かない日本文化の側面 日本文化と左翼イデオロギーの奇妙な共鳴 学者の村社会 世界の学問の危機: 反西洋文明思想の到来 環境科学のイデオロギー性 ポスト・モダン思想の影響 学問の再建に向けて: 危険な科学をどう制御するか 知識人にどう責任をとらせるか2021/10/13

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