移民とAIは日本を変えるか

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移民とAIは日本を変えるか

  • 著者名:翁邦雄【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 慶應義塾大学出版会(2019/09発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766426113

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内容説明

2019年4月の改正入管・難民法を受け、本格的に人手不足の切り札として期待される外国人労働力。現代経済分析の第一人者である翁氏が専門の金融政策の枠を越えて、移民問題、そして同じく新しい労働力として話題を集めるAIについて科学的分析を踏まえて考察。日本社会にとってはたして得策となるのか、マイナスになるのか、を検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fragro

2
某通販サイトでの読者コメントが散々だったのが、興味を持ったきっかけだった。例えば、ネット上の飲食店の評価コメント同様に、低評価のものから読むとコメント記載者の質も含めて気付きを得られることが少なくないから。しかしながら、実のところ、読後の感想としては、第5章以降は学部のサークル書き物レベル。また、データの取り扱いが散漫なうえに、出所が殆ど日本の役所やパラ役所に日経であることに気づいたら、俄然読み進む速度が増した。飛ばす飛ばす。購入はお勧めしない。2024/03/26

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/10/06

こうじ

1
移民は代替的か補完的かとか、単純労働者と高度労働者(思えばすごい分け方だ)の違いとか、まぁ、いろんな角度から捉えた本。ただ、この問題は経済や金融、安全・防衛、文化や言語、教育その他、様々な視点で考えなくては行けないのは紛れもない事実。日本が考えるべきことは、AIと共存することによる賃金の引き上げや、移民やその子の世代を含めた質の高い教育環境の用意っていうのは素直に同意。としたときに、政府の役割は何なんですかね。2020/01/02

秋風

1
近年、出生率の低下のもと生産年齢人口が減少、有効求人倍率がバブル期に接近しこれを超え、外国人労働者.移民問題への関心が高まり2018年にそれに関する法案も成立し交付された。ドイツを例にとり現状が我が国でも当てはまるかを外国人による犯罪や国際結婚等について考察。我が国の外国人労働者はベトナムとネパールが近年顕著に増加。日本語と日本社会についての教育の重要性は高いが外国人子弟教育体制は立ち遅れている。著者は30年前から問題視していたが、リーマンショックで日本経済は立ち行かなくなり議論が先延ばしされたとの事。 2019/10/16

桜餅

0
移民がもたらす労働への影響は「①ホスト国の労働者の高付加価値労働へのシフト」と「②労働コストの下方圧力」だが、現実に今日本で起こっていることは②の方。この原因は、高付加価値労働へシフトできる人材が少ないことだけでなく、そもそも高付加価値労働の雇用が少ないことにもある。「繁栄のパラドクス」にもあるように、重要なのは高付加価値の雇用を生み出すことであり、それには市場創造型のイノベーションが必要となる。AI等のテクノロジーの活用により市場創出した上で移民を受け入れるというストーリーが、筋が良いように思われる。2021/01/08

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