建設テック革命

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建設テック革命

  • ISBN:9784296100255

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内容説明

建設産業の生産性向上に火が付いた!
建設と最新テクノロジーが融合する「建設テック」を丸ごと解説

国交省が打ち出した政策「i-Construction」を引き金に、アナログな建設産業が、AI(人工知能)やロボティクスなどの最新テクノロジーを取り入れて生まれ変わろうとしています。覚醒を始めた70兆円市場への参入をもくろむのは、大手IT企業から創業間もないスタートアップまで多種多様。新たな技術やサービスが次々に産声を上げつつあるのです。

飛躍的な生産性向上に挑む建設業界と、建設産業の変革をビジネスチャンスととらえた異業種の企業、彼らを政策面で後押しする国交省。三者の動きが織りなす「建設テック革命」の熱気を、豊富な事例と当事者への綿密な取材を基に描きます。

【主な内容】
プロローグ 人手不足がもたらす建設テック革命
第1章 建設業界でドローンが大ヒットしたワケ
第2章 三次元データが現場にやってきた
第3章 自動運転・ロボットで建設現場が「工場」に
第4章 AIが救うインフラ維持管理
第5章 新たな主役はスタートアップ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

85
土木・建設業界のICT活用総まとめ。AI、IoT+ロボティクスの革新により、維持管理事業、間接業務の効率化が進んでいる。AIは設備損傷箇所の画像認識・中小企業のマッチング、IoTはドローン計測、レーザースキャナーによる三次元測量など。サイクルタイムの長い受注生産型ビジネスモデルの為、ICT化が難しかったが、他製造業に追いついてきた印象。今後、5G実装後は自動運転、工事現場のファクトリー化、三次元測量のAR・VR本格活用が進むと見られている。工事現場は隔離空間の為、自動運転技術を牽引することに期待。2020/03/20

Kentaro

29
近年の製造業はIoTやAI、ロボティクスの導入で高度な自動化を進めており、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった革新的なテクノロジーを取り入れて、建設現場はこういった製造業の工場にどこまで近づけるか。鹿島が目指すのは、情報化施工のさらに先。タブレット型端末で指示を与えると、独自に開発したアルゴリズム(処理手順)に従って重機が自ら動き、作業する。将来は一人で二十台ほどの重機を操れるようにするという。 大成建設では一九九四年から、災害時の応急復旧などに用いる重機の自動化に取り組んできた。2019/11/08

エリナ松岡

9
以前『不動産テック』読んだ時と同じように、そもそも「建設」自体がチンプンカンプンだったので、読むの結構苦労しました。その甲斐あって得られたものは大きかったと思いますが。AIの導入なんかは他の分野とそんなに変わらないと思うので、ドローン、レーザースキャナーやBIM(三次元データに部分ごとの細かい属性や時系列情報を含んだもの)、工事現場の工場化なんかが面白いのかな、と思います。2019/08/06

みみりん

6
息子がAIについて勉強しているというので興味を持って読んでみたが、建設ですでにこんなにAIが利用されていることに驚き。世の中は本当にどんどん変わっていくのを実感。最先端の技術を研究していかないと大企業でも生き残っていかれないだろう。ドローンも様々なことができて素晴らしい。ドローン欲しい。2022/01/23

キミ兄

6
人手不足への本格対応。ドローンやレーザー測距、Aiの活用などで可能性がひろがる。建設だけでなくプラント、製缶などの分野にも応用できそう。ただ建設の問題は新築もさることながら補修や建て替えでも大きい。早く実現して欲しい。⭐️⭐️⭐️。2019/01/14

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