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内容説明
現在、大人気ののインコ。
インコのことをもっと深く理解したいと思い、人間とインコがなぜ似ているのか、
どこが似ていてどこが違っているのか詳しく知りたいと思っても、
その答えが書かれた本はこれまで存在していませんでした。
本書はそういったインコに関する謎を科学的にやさしく詳しく解説した本です。
指紋・掌紋がある、言語学習能力がある、視覚中心の生活、フルカラーの視覚など、
行動面・心理面・肉体面共に人間と似ているところをピックアップし、なぜ似ているのかを科学的に解説。
また、大きく違っている部分、つばさ、呼吸のシステムなど、進化の過程にもふれつつ解明していきます。
目次
1章 インコ誕生の秘密
2章 体の秘密
3章 行動の秘密
4章 心の秘密
5章 知性の秘密
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霜月
21
遥か昔、共通する祖先から分かれた人間とインコ。辿った進化の道は全く違うものだったのにいつの間にか共通点が多いことに改めて驚く。フルカラーの視点、二足歩行、そして思考の先の行動。日々接していてその感情表現の豊かさに驚きと喜びを、なによりコミュニケーションのやりとりに安らぎと愛情、感動を与えてくれる。単語や意味を理解し、思考して会話したというヨウムのアレックスの能力の高さに納得。彼は特別なインコなどではなかったという。彼らの進化の過程は目覚ましく、まだまだ可能性を秘めている。益々インコたちが愛おしくなる一冊。2015/04/23
秋良
14
インコの飼い方ではなく、進化の仕方や哺乳類との比較など科学的な話が多い。高度に発達した脳を持っていること、野生と飼われた時で習性が変化することなどが簡潔に書かれている。特に和む話ではないはずなのに、知るほどインコが愛おしくなってくるし、本当に大事にして悲しませたり寂しがらせないようにしなければと思う。2020/04/13
うずら
14
インコを恐竜時代の進化から熱く語った本。身体のしくみも進化の面から説明されていて解りやすい。うちのコたちも恐竜の進化形だったなんて感動的!2015/06/24
二分五厘
13
インコが恐竜の最終進化形?というふきだしにつられて読書。獣脚類恐竜から原始鳥類への進化の流れ、羽毛やつばさへの進化の上での役割を解説、更には鳥類全般の体の仕組みを……と、よく解らないところは流し読み。「鳥を飼ってるのに鳥を食べるんだ」はい、よく言われました。なんで鳥類全てを同じ括りにするかなぁ、犬飼ってるのに同じ哺乳類食べてるのと同じだってことに気づいてくれない……コラムに同感。同じ時期に飼っていた文鳥に比べて、インコは床の上でトコトコ歩いてた印象が強い。よく寝ていたし、安心してもらえる環境だったのかな。2015/11/03
ゆき
12
かわいい!!!!!インコの床を歩く謎も解けてよかったです。あいつらって気が付けば床を歩いているので踏みつけそうで怖いんですよね。直ぐ寝るのも小さい脳を休ませるって理由なんですね。うん。確かに脳みその容量は体からしたら随分大きいものね。2015/06/21