内容説明
アフリカ大陸の東海岸に位置する国、マダガスカル。
「アフリカにもっとも近いアジア」と呼ばれるマダガスカルの言語は、東南アジアやオセアニアの島嶼国と同じオーストロネシア語族に属し、またその南部タンルイは、有棘植物が生い茂るため、〈茨の国〉と呼ばれる厳しい自然環境の無文字社会である。
〈茨の国〉タンルイに分け入り、これまで未記述のタンルイ語をゼロから現地調査し、音、語や文の成り立ちから言語表現に投影された価値観や文化まで記述する、気鋭の力作。
感想・レビュー
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redhotkick
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マダガスカルの言葉と東南アジアの言葉が同じ祖語を持つと聞いていたが、実際の例で比較されると腹落ちがする。2023/09/20
こずえ
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オーストロネシア語族であるタンルイ語だが、字を持たないため日本語の本で体系的の書かれているものはおそらくこれが初めて。興奮した2018/05/21
