内容説明
日本に古くからある旧暦、七十二候、二十四節気が注目されています。
一年を細かく七十二の季節に分けた暦は、
たとえば料理にしても一年中同じような素材が手に入り、旬を感じられなくなった現代において、
日本の豊かな四季とそれを感じとる日本人の繊細な感覚と美意識を再認識できる数少ない題材のひとつといえます。
テーブルコーディネートの世界にあっても、和の暦である七十二候、二十四節気をテーマに和の要素を取り入れた提案が注目を集めつつあります。
本書は、前著『和のテーブルセッティング』(二十四節気をテーマに構成)では
紹介しきれなかった七十二候をテーマにしたしつらえを、1冊にまとめたものです。
春/立春りっしゅん「とうふうこおりをとく」「うぐいすなく」「うおこおりにあがる」…など、
春夏秋冬の各候に合わせた美しいおもてなし、しつらえの数々を紹介します。
目次
春
夏
秋
冬
五節句
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
苺***
20
「和のテーブルセッティング」と同じく、春夏秋冬に分けての演出で小物や食器使いが勉強になります。違う所は二十四節気七十二侯を意識しており、説明も多いです。普通にお正月から冬至までの一年間のテーブルセッティングに興味がある方は、まず「和のテーブルセティング」から読まれることをお勧めします。2015/01/02
バニラ風味
12
季節を感じるテーブルセッティング、花あしらい、素敵です。七十二候、自然に目を向け、季節を感じ、それを食卓に生かすアイディアは、なるほどです。とても真似できるものではないけれど、写真を眺めるだけでも癒されました。旬の食材写真も美味しそう。日本人として生まれたのなら、日本の四季を愛でる心を持ちたいものです。2022/07/09