内容説明
本を読んでいるだけで王様できちゃいます。 読書に没頭するあまり、進学も就職もしなかった新堂直人(しんどうなおと)は、ある日突然異世界の小国《エルトリア神聖国》に召喚された。神官のセリカによると、直人はこの国の財政難を解決するために呼ばれたらしい。 「解決すれば衣食住の心配なく読書三昧」に惹かれた直人は、魔法で繋がれた日本とエルトリアを行き来し再興に乗り出すことに。すると今まで読書で貯めに貯めた日本の知識が大活躍!! 異世界では日本古来の文化や知識が何よりも貴重だった!? 読書しているだけでラクラク国家繁栄できちゃうストレスフリー・ファンタジー、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
METHIE
7
ベタな王道が心地よい、ここ最近の奇をてらうだけの作品(タイトルは敢えて言わないが)と違ってストレートに日本の商品の凄さや歴史を紹介して良いと思う。2017/09/21
スズ
6
借金まみれの小国を異世界(日本)から召喚された読書狂の少年が国王となって、読書で得た知識を用いて、国を文化・経済的に豊かにしていく話。なろう系で多い異世界ものだが、今作では日本と異世界を自由に行き来でき、日本の文化や物資を持ち込み放題というチート技が使えるので、すげー国庫が潤う。登場人物に魅力は感じるので今後にも期待。鬱展開もないので、気持ち的には楽。一日中読書が出来る仕事とかマジで羨ましい、代わって欲しい。次巻が出ることを祈ります。
HANA
6
読書狂の主人公が異世界で国王になる話。問題がどんどん解決していくのは良いのか、悪いのか。なんかもうちょっとゆっくり進んでも良いような感じはしたけれど一通り国が発展したような感じはあった。ここまで一気に発展したら他国から攻められそうな気がしてはいたんだけれど。2016/09/02
nawade
5
★★☆☆☆ 読書好きだがそれ以外に興味も働く意志もない青年・新堂直人が、異世界召喚され、国家再建に取り組むストレスフリー・ファンタジー。サブタイトルから本の知識で内政無双するのかと思っていたら、そういう面もなくはないが、現代日本の商品を異世界で売ってボロ儲けという、どちらかというと異世界貿易重視な作風だった。しかも、展開が結構ザルで、市壁の修繕問題とか、えっ、それで解決しちゃうの?とあんぐりした。なろうからの書籍化じゃないんだから、ふわっとした感じでまとめるのではなく、説得力ある展開を用意して欲しかった。2016/07/23
ミヤザワ
2
主人公がいろいろ自分でやってみて、異世界の国を救おうとするやさしい姿勢が読んでいて安心できる。すべてのことがうまく成功しているので、失敗も読みたかったかな。異世界の金貨を換金するわけだけど、日本で数千万円分の金(きん)を売ることは、可能なのだろうか。日本刀が刀鍛冶一人で年24振りまでしかつくれないのは知らなかった。さっくと読める異世界転移ものでした。2017/01/28