内容説明
音楽ファンの間ではLPレコードが賞用され、ジャケットサイズやライナーの読みやすさからも根強い人気を保ってきました。
ここ数年は、有名アーティストがCDと同時にLPもリリースし、LPの人気が徐々に高まって生産枚数は飛躍的に増大しています。
CDを聴き馴れた音楽ファンは、初めてLPレコードに触れたとき、その音の質感の違いに驚くことでしょう。
それはなぜか? 本書はその疑問に答えてくれる1冊です。
単なるハードウエアの解説書ではなく、LPそのものの魅力を味わう内容となっていて、ジャズの名盤にさまざまなヴァージョン違いがあること、プレスを重ねるたびに音質が変わっていくこと、レーベル再編でそれまでと異なる会社から発売されることがあること、レコードジャケットの変遷などを詳しく解説。
ジャズのレコードコレクター必見の内容です。
目次
モダンジャズの名盤とジャズ喫茶/LPって、どんなもの?/「オリジナル盤」と「ファーストプレス盤」/「モノーラル盤」と「ステレオ盤」/ブルーノート・レーベルの推移/カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ/録音の変遷とレコード/もうひとつの録音の変遷/レコードのいろいろ/リヴァーサイド・レーベルの変遷 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
65
やっぱりレコードはいいなーという人が増えていてレコードが売れているそうだ。確かに音はCDと違って太くて柔らかい。でも今はプレーヤーを置く場所もレコードを置く場所もないので我が家では不可能。この本はレコードとジャズレーベルについて書かれている。きっと音マニアや名盤マニアにはたまらない昔のレコードも紹介されている。最近感じたのは車で走っていて何気なくつけたラジオから流れる曲が車窓の景色と妙にマッチすることがあってそんな音楽の楽しみ方もあること。音質がいいにこしたことはないけどちょっと雑音混じりもいいな。2017/04/21