内容説明
子どもと一緒に俳句作りを楽しみたい、教えたい保護者や先生のための、やさしい俳句入門書です。俳句には、ものを見る・気づく力や柔軟な感性を養い、言葉のリズム感を育てる力があると著者は言います。対象をよく見て感じることで、色々なものに気づき、愛情が湧く。それは、全ての物事を大切にすることに繋がり、俳句を通して表現力や心も育てられることが期待できます。本書は、俳句の基本のほか、言葉遊びや俳句の素材、季語探しなど、音や季節感に触れながら、無理なくのびのびと、楽しみながら俳句づくりができる構成となっています。著名人の名句の鑑賞や句会の開き方、著者の子ども時代の話やQ&A等、俳句の知識のない大人でも、子どもとともに俳句に親しんでいける内容となっています。これから俳句を作ってみたい大人にもおすすめの1冊です。
目次
なぜ俳句を学ぶのか/名句を鑑賞しよう/俳句の基礎を知ろう/言葉あそびを楽しもう/季語を探してみよう/俳句作りを実践しよう/俳句指導のQ&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
8
子どもと、その子どもを指導する人向けの俳句入門書。季語の見つけ方や使い方、どこを褒めるかといったあたりが特に参考になった。2018/12/27
iku
8
俳句を国語教育に取り入れる利点が帯に書かれていて、そういう視点での俳句にはあまり興味はありませんが、詩も俳句も短歌も、身の回りの世界を意識して切り取ることは新鮮な体験があると思います。俳句や短歌の「人と詠み合う」性質は他のものにはなかなかないよいものだとも思います。この本は、バランスよく俳句についておさらいすることができて、実用的だと思います。2014/10/05
もだんたいむす
7
子どもに俳句を指導する方向けの本ですが、昔の俳人の句が多数載っていて勉強になった。2015/05/15
peace land
4
俳句に関心を持ったので、先ず初歩からと思って読んでみた。 分かりやすくかかれていて、先人の有名な句も改めて味わって読んだ。 日本語の良さを再確認した感じ。2016/08/03
いよの缶詰め
3
俳句の歴史から作り方までが1冊にぎゅぎゅっと詰まった1冊。伊藤園やNHKの応募作品が見られるとは驚きです。これを読んだら、自分でも俳句を作りたくなってきた。2020/09/17