内容説明
プログラミングの基礎からはじめて、30日後にはウィンドウシステムを有する32bitマルチタスクOSをフルスクラッチで作り上げるという入門書。ビギナーでも無理なく作成できるようPCの仕組み・アセンブラ・Cの解説から始まり、試行錯誤を繰り返しながらアルゴリズムを学びつつ、たのしく自由な雰囲気でOSをゼロから構築していくという、他に類を見ない手法による、趣味と実用と学習を兼ね備えたOS作成の入門書です。【ご注意】本書の紙版にはCD-ROMが付属しておりましたが、電子版には付属しておりません。本書サポートサイトからデータをご入手ください。書籍中にCD-ROMに関する記述や解説がございますが、適宜読み替えをお願いいたします。
目次
開発を始める前に
PCの仕組みからアセンブラ入門まで
アセンブラ学習とMakefile入門
32ビットモード突入とC言語導入
C言語と画面表示の練習
構造体と文字表示とGDT/IDT初期化
分割コンパイルと割り込み処理
FIFOとマウス制御
マウス制御と32ビットモード切り替え
メモリ管理〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
6
ボリュームがすごく、大変勉強になった。自分でもイチから作れるようになりたいなぁ。2014/01/01
yorip
3
アセンブラのところがまだあまり理解できていない。自分で作るというより、筆者が作ったOSが30日かかってどう変わっていくかを体験していると言ったほうが近い気がする。 自分でコードを打ち込んで作成するような書き方ではない。前から読んでいくとOSを作る際の筆者の苦労を体験していく形だが、完成したモノのコードを読んでいくほうがわかりやすいのではないかと思った。2014/05/09
Ken Terada
3
40日かかってようやく読み終わりました.これから自分でコーディングして,実験に備えます.読むのと,自分のものを作るのとは,雲泥の差だからなぁ.2012/12/13
yasushi_tac
3
CPUの命令セット、レジスタ、フラグ、割込、記憶保護機構といったハードウエアの仕組みからその上でプログラムの実行し、キーーボード、マウス入力、画面出力などのサービスを提供するといったOSの概念を実際に作りながら解説する。神をも恐れぬ所業である。Linuxの作者もこのように始めたに違いない。グラフィックを備えたマルチタスクOSでありある面ではDOSよりも優れている。それはCPU進化による違いだけれども、マルチタスクがそんなに難しくなく実現できるのには驚く。2011/01/04
さい
2
15日目以降のタスク管理とGUI周りは流し読みした2016/03/31