内容説明
そこは未来なのか、過去なのか。おわりなのか、はじまりなのか。たった100字の短い物語が、君の頭を誘いこむ。異空間をさまよう130話!
目次
滑り台として使う斜面
勇敢な人間たちは武器
ぼくたちは黄昏テレビ
駅だ。誰かが言った。
雨をきっかけにいろん
火星を目印にすれば複
コンセントがあるのに
シャボン玉の中で暮ら
暗闇で何かを落とした
雨がしょぼしょぼ降る〔ほか〕
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年、兵庫県生まれ。92年、「昔、火星のあった場所」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『かめくん』で日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hundredpink
36
訳のわからない話も多いがなかなかに面白い。2019/11/03
まま
23
『トイレ小説』とセットでトイレに置いてある(ディスってません💦)ん?ってなるのも多いけど、ゾワゾワしたり、クスッとしたり、ほほ100字がなかなか心地よいです。
みんち
12
先週から今週にかけて何かとバタバタと忙しかったので、ちょっと息抜きというかあんまり頭を使わずにまったりと読めるような本を、という事で手に取ったのだが、思いのほか密度が濃いというか、むしろ頭の中にちいさい世界をいくつも取り込んでしまったような感覚に思わず苦笑い(笑) というワケで、北野勇作氏の短編集(?)『この世界は何だ!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』を読了。2019/04/06
ゆう
11
図書館。100文字のお話がたくさん。わからないことが多いからそこを補う想像力が。こうそのあいだやあとを考えるのが楽しい2019/06/22
猪子
9
ここまで短いと読んだそばからお話がすっぽ抜けていっちゃうんだけど、その儚さも含めて100字の小説なんだと思う。2022/09/07