出版社内容情報
Twitterでウワサの【ほぼ百字小説】の書籍化。大好評のため
第2弾作っちゃいました!今回のテーマは「生き物」!掲載作130本は、
1300作以上の作品から厳選した、子どもの想像力をかき立てる100字の奇妙
な物語集! いつでもどこにでも持ち歩ける正方形に近いコンパクトサイズで、
好きなときに好きなところで読めるので、大きな本、長い物語が
苦手な子どもでも楽しめます!
北野勇作[キタノユウサク]
著・文・その他
内容説明
たった100字の短い物語が、君の頭を支配する。謎の生き物?を閉じ込めた130話!「じわ100」シリーズ!ほぼ百字小説書籍化第2弾!
目次
稲刈りが終わると、田
あの地底怪人の正体、
雨ではなく、ピンク色
運動会の大玉がいつも
たとえば、長靴ね。水
出番のないままだった
予言どおり、空港に巨
便器のように見えるか
水筒の中に何かがいる
年老いた遊園地が死ん〔ほか〕
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年、兵庫県生まれ。92年、「昔、火星のあった場所」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『かめくん』で日本SF大賞受賞。新作落語の会「ハナシをノベル」では、ノベラーズの一員として新作落語を書く。田中啓文との朗読ユニット「暗闇朗読隊」として、不定期にライブを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanata
24
「地底怪人の正体」「運動会の大玉が戻らない」「物干しで洗濯バサミに襲われる」「知性を持った大量の餅たち」「マンホールマン」「捨てたはずのソファ」など130篇の100文字小説集。北野氏はTwitterにほぼルーティンワークであげているとか。既に1400作を超えているとは驚き。時々続きっぽいものもある。シンプルな挿し絵が、想像する一助になっている。2019/02/03
七月せら
19
ほぼ100字で説明される130匹の生き物達について。発送の転換が面白いものもあれば、想像の難しさが面白いものもあって、不思議な感覚になりました。93番はうちにもいるような気がする。2019/02/02
Tatsuhito Matsuzaki
11
約100字で完結する超短編の130話の小説集。 約4年前に読んだ第一作に続く今作品は、ほぼ全てが "生物" に関連(想起)するお話です。 中でも私の一推しは「#突如として知性を持った大量の餅たち」の話です。 #地底怪人 #運動会の大玉 #便器 #水筒 #遊園地 #妖精 #巨大怪獣 #今日の一冊2023/12/28
はる
11
ほぼ100字の小説集。くすっとしたりゾクッとしたり、ん?ってなったり考えさせられたり…。人によって心に残る話は違いそう 2020/04/13
みんち
11
「ひとり北野勇作祭り」も、ひとまずこれで一段落。トリを飾るのは発売されたばかりの最新刊。というワケで『その正体はなんだ!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』を読了。これも前回読んだ『その先には~』と同じく氏がツイッター上で不定期に投稿していた「1度に書き込める文字枠内で成立する一つの短篇」を、ピックアップして一冊に纏めたもので、今回も厳選された130篇の物語が綴られている。2019/01/12