不屈

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908059001
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

小説、映画、ロック、演劇、パリの生活、そして、息子のこと…2012年10月から2014年7月まで、立ち止まらず走り続けた激動の日々。最新エッセイ集!

目次

第1部 「パリ工房」と「東京舞台」―2012.10.23~
第2部 常に新人であれ―2013.1.1~
第3部 世界をこつこつ拡大する―2013.4.1~
第4部 一進一退こそが人生―2013.6.10~
第5部 動き続ける、やり続ける―2013.9.13~
第6部 不屈に生きる―2014.1.1~

著者等紹介

辻仁成[ツジヒトナリ]
東京都生まれ。89年「ピアニシモ」で、すばる文学賞、97年「海峡の光」で芥川賞、99年「白仏」のフランス語翻訳版「Le Bouddha blanc」で、仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。詩人、ミュージシャン、映画監督、演出家としても活躍。現在は拠点をフランスにおき、創作に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくらんぼ(桜さんと呼んでね)

12
辻さんの日記風エッセイ。『連載の終了間際、不意に離婚問題が起き、「奇しくも」という結果になった』と辻さんも書いているように、まさにこの離婚は青天の霹靂だったのだろう。辻さんは私にとっては今でもECHOESの辻さんだ。一時期は裏切られたと思ったし、サヨナライツカを読んだときに、やっと辻さんは素晴らしい作家になったんだなと思った。この本をあとがきから読み始めたとき、辻さんの苦しい胸中が察せられてツラかった。ずっと家族を思いつつ、仕事に邁進してた辻さん。続く2014/09/25

ジュースの素

11
2013~2014年に書いて来た日記を抜粋したもの。 日本とパリを往復しながら仕事をする大変さが痛いほど伝わる。10才になった息子は顔は日本人でも心や言葉はフランス人。辻の日記には書かれていなくても行間に不穏さが詰まっていたのだ。妻と別れる空気が。2017/11/21

ちどり

8
辻仁成氏の日記風エッセイ。 日常を書き綴るからエッセイなのかもしれないが どこまでも厳しく 己を深く追い求め 客観的に見つめ そして 肯定し 応援し すべてを愛するその姿勢に 脱帽した。 いまのわたしに くじけない 不屈 という精神が すなおに寄り添ってきて なにかしらの縁を感じた エネルギッシュな内容だからか エネルギーをかなり注いで読了。 新年にふさわしい本となった。 2016/01/04

barabara

7
最近の著書を見ていると、元妻よりよっぽど不屈の精神でがんばっていると思う。泣く泣く別れた第一子の二の舞は踏むまいと、彼なりの精一杯の愛情を感じて応援したくなる。息子さんも難しい年頃に入るけど、愛情たっぷりの蜜月の貯金は必ず利子がついて返ってくるよ。2014/10/24

kaorin

6
素直な人なのだというのが感想。2012年12月から2014年7月までの公開日記。演劇、映画、小説に関する記述の行間からエネルギッシュなポジティブな感情があふれ出ている。息子さんとのやりとりは父親らしい優しい心情。でも、2013年からは家族に対する記述が非常に重い。知らず知らずに心の叫びがにじみ出た感じ。気付いておられたのでは?「不屈」」「負けるもんか」。私もそう思っていたことがありますが、今は全てに目を閉じています。そういう自分が嫌だとも思うけれどほっとしている自分もいる。一生は陽と陰の繰り返し。2015/01/06

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