内容説明
日本最古の歴史書「古事記」その“謎”の真相に迫る!「日本書紀」との違いは?なぜ神を「柱」で数えるのか?昔の日本に沖縄と北海道はなかった?最高神アマテラスに決定権はない?など、日本の起源に迫る謎が満載!
目次
1章 古事記誕生の謎(『古事記』はいつ誰が何のためにつくった?;稗田阿礼・太安万侶はなぜ登用された? ほか)
2章 日本神話の謎(国生みで北海道と沖縄は生まれていない?;最初の国土・淤能碁呂島は実在するのか? ほか)
3章 古代天皇の謎(天皇が統治する歴史はいつはじまったのか?;神武東征は創作された神話? ほか)
4章 古事記にまつわる神社の謎(同じ神が各地の神社で祀られているのはなぜ?;神社はどのような造りなのか? ほか)
5章 古事記と日本人の謎(『古事記』にまつわる聖地の特徴は?;日本神話から生まれた物語は? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっちゃん
13
神を「柱」数える理由や皇祖神・アマテラスが絶対神ではない理由など分かりやすく解説してあった。いまさら聞けない事も多くて面白かった。2015/07/30
C-biscuit
10
Yahooブックで読む。先日、本居宣長の本を読んだので、古事記について復習がてら読む。もっとも神様の名前が難しく細かなところまで覚えられない。それでも、日本の根源のようなところもあるので知っておきたいことも多い。古事記のような古い書物は、時の政権が民衆をコントロールするために神格化させるような意味があるようだが、そこでの出来事は事実を含んでいるようなことも多いらしい。ヤマタノオロチ退治は、当時の川の氾濫を鎮めたもののような考えかたもあるようで、草薙の剣へとも繋がっていく。少し古事記を知っている人向きの本。2016/05/29
ayafuya-papa
9
どの謎もいい視点で古事記の疑問点が解けていき、これから御朱印巡りに神社を訪れるのが、ますます楽しみになります。近代における神道の位置づけも理解できて良かったです。2017/10/29
笛ミチル
2
面白かった2014/09/17
Kavi
1
古事記に関する本をたくさん読んで、なんで?って思ったたくさんの疑問が解けてうれしかった。一番の疑問、奈良県橿原市にある初代天皇神武天皇の陵墓はホンマは誰の墓なん?とか。神話と歴史の交差点とか、素戔嗚鵜がなんで暴れたのか?とか、おもしろかった。年末にいい本に出あえた。2016/12/28