Six of Crowsの続編(で完結)。お店にあったPAPを購入。前作で難攻不落のIce Courtに忍び込み、頼まれた「もの」を盗み出す作戦に成功したKazと5人の仲間たち。最後に裏切られ、重要メンバーの一人が誘拐されてしまう。本作ではその巻き返しを図るが状況はどんどん悪くなり、すべてを失うかに見えるが、また一世一代の大逆転を狙っていく。YA作品だけれども作戦の巧妙さや背景となる街の仕組みは大人の本顔負け。一方で6人それぞれに悩みがあり、それが徐々にオープンになるところはとてもYAっぽい。大変面白かった。そういう本に限ってすぐにシリーズ完結してしまう。