【新宿本店】 紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #31『三文オペラ』『ガリレオの生涯』20世紀最大の劇作家ブレヒトの魅力 講師:谷川道子先生(2017/7/27)
「叙事的演劇」「異化効果」など、演劇に革新をもたらしたブレヒトは20世紀最大の劇作家と言われています。彼の出世作であり代表作になった『三文オペラ』は19世紀のロンドンが舞台。盗賊団のボスに乞食、娼婦、泥棒たちが、下ネタと痛烈な社会批判を繰り広げる音楽劇です。また、教会と対立し幽閉されつつも「それでも地球は回っている」と自説を後世に遺そうとしたガリレオを描いたのが、ブレヒト最後の"自伝的"傑作である『ガリレオの生涯』です。今回のイベントでは、ナチスへの抵抗から亡命生活へ、そして帰国後自らの劇団を設立して世界的に活躍したブレヒトの波乱の人生とともに、彼の劇作の魅力と革新性について、翻訳者の谷川道子さんに存分に語ってもらいます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)
光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開催するReaders Club読書会(Reading Session)、第31回です。
○日時:2017年7月27日(木)18:30~ (開場18:15)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:50名
○参加費:無料
○参加方法:2017年7月8日(土)午前10:00時より2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
○お問い合わせ 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702
*イベントは1時間30分~2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には講師の著書・翻訳書にサインをお入れします。
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
講師紹介
谷川道子(たにがわ・みちこ)
東京外国語大学名誉教授。ブレヒトやハイナー・ミュラー、ピナ・バウシュを中心としたドイツ現代演劇が専門。著書に『演劇の未来形』(ACT演劇評論賞)、『娼婦と聖母を越えて――ブレヒトと女たちの共生』、『ドイツ現代演劇の構図』など。訳書に『母アンナの子連れ従軍記』『ガリレオの生涯』『三文オペラ』『アンティゴネ』(ブレヒト)、『汝、気にすることなかれ』(イェリネク)、『指令』(ハイナー・ミュラー)、『ピナ・バウシュ――怖がらずに踊ってごらん』(シュミット)、『ブレヒト作業日誌』(全2巻、共訳)他多数。