【新宿本店】 ピクベス2014 ~紀伊國屋書店ピクウィック・クラブが2013年に心を掴まれた20冊~(~2014年3月17日)

ピクベス2014

~紀伊國屋書店ピクウィック・クラブが2013年に心を掴まれた20冊~

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お久しぶりです、紀伊國屋書店ピクウィック・クラブです。最近めっきり姿をみないなあと思っていたみなさま、そして最初の挨拶が去年のピクベスのときと一緒じゃ...と思ったみなさま、そうです、年に一度のランキングを引っ提げてピクウィック・クラブが帰ってまいりました!紀伊國屋書店スタッフ総力を駆使して選んだ「キノベス」に勝手に対抗意識を燃やしつつスタートした「ピクベス」も今年で4年目。毎年、大変(一定方向に)偏ったブックランキングではありますが、そこがピクウィック・クラブメソッド、心意気であります。今年は例年の30冊よりさらに厳選した20冊をお届け。さらに濃密なランキングとなっております。

では、ピクウィック・クラブが2013年に読んで心を掴まれた20冊、第1位はこちらです!!!






第1位

『やがて秋茄子へと到る』書影.jpg
堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』


読み終えたあと、長く連れ添った大切なひとと手をつないでいるような気持ちになる。記憶にそっと触れてくることばたち。稀有な充足感に満ち溢れ、恍惚となった。

やがて秋茄子へと到る

やがて秋茄子へと到る

堂園昌彦 / 港の人
2013/09出版
ISBN : 9784896292633
価格:¥2,376(本体¥2,200)

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20代の歌よ、こんにちは。そしてさよなら。美しく、せつなく、不思議な余韻がひびく。
2007年「やがて秋茄子へと到る」30首で「短歌研究」新人賞最終候補となった新鋭歌人の第一歌集。
1頁に1首を配し、195首をおさめる。

ピクベス2014は、並居るガイブンを抑え、歌集『やがて秋茄子へと到る』が第1位に輝きました!!この本、じつは新宿本店では昨年、いや近年刊行された歌集のなかでも群を抜いた売り上げを誇る大ヒット歌集なのです。

今回、著者の堂園昌彦さんに、ピクベス2014第1位受賞記念コメントを頂戴しました。


君は夢中で道路の脇のカタバミを見ている 本は本から生まれる

 約10年ほど前にこんな短歌を作りました。「本は本から生まれる」というのは、「A book makes another book.」、つまり、あらゆる本はたった一冊で宇宙に存在しているのではなく、ある花が次の花を生むように、その前にあるたくさんの本のつながりの中から生まれている、ということです。ミルトンからポーが生まれ、ポーからボルヘスが生まれたように、孤高の作家たちでさえ、一人で生まれてきたのではなく巨大な文学の織物の中で育まれてきたのです。ある穏やかな晴れた日、バスを待っている歩道の脇で私はそのことに気づき、雷に打たれたようなショックを受けました。それまでたったひとりで続けてきた読書という孤独な行為が、なにか連綿と続く大きな流れの一部であるということを知り、嬉しいような恐ろしいような眩暈を感じたのです。このたび、ピクウィック・クラブの皆さんに「ピクベス2014」という世界文学の素晴らしいランキングの一位に選んでいただき、驚きと光栄を感じるとともに、そのときの眩暈を思い出しました。
 翻訳することが難しく、読者もそう多くはない短歌は、世界文学の中では辺境や谷間に位置するのかもしれません。このようなランキングに歌集が入ることもあまり多いことではないでしょう。しかし、北原白秋が「一箇の小さい緑の古宝玉である」と呼んだこの小さな詩型は持ち運びに便利です。一首すべてを覚えることができ、小さな花のつぼみのように、どこへでも連れて歩くことができます。そして、その覚えた一首は、ふとした瞬間に花開き、突然、あなたを生かしたり殺したりするのです。その瞬間は、味わったことがある人にしかわからない、淫靡で抗しがたい魅力に満ちています。
 短歌は、私たちが「記憶」や「思い出」と呼ぶものに似ているのです。そして、この歌集は私が20代の10年間をかけて、東京の町をうろうろと歩き回って作った歌たちでできています。どの歌もゆっくりと時間をかけて書きました。どこか少しでも皆さんの記憶と響き合うところがあれば、と願わずにはいられません。
 W.H.オーデンは「詩人の夢は、自分の詩がどこかの谷間で作られたチーズのように土地特有のもので、しかもほかの土地で賞味されること」と言いました。このささやかな歌集が、どうか広くたくさんの読者の方の胸で花開きますように。

堂園昌彦


「ピクベス2014」は新宿本店のみの限定フェアとなります。

場  所|紀伊國屋書店新宿本店2F 棚番号C2
会  期|2014年2月10日(月)~3月17日(月)
お問合せ|紀伊國屋書店新宿本店2F直通 03-3354-5702




では続いて、第2位から第20位までのランキングを一気にご紹介します!


第2位 キース・ロバーツ『パヴァーヌ』(越智道雄訳・筑摩書房)

パヴァ-ヌ

パヴァ-ヌ

キ-ス・ロバ-ツ、越智道雄 / 筑摩書房
2012/10出版
ISBN : 9784480429964
価格:¥1,026(本体¥950)

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1588年エリザベス1世暗殺。
法王が権力を握り、蒸気機関が発達した「もう一つの世界」で20世紀、反乱の火の手が上がる。
名作、復刊。



第3位 澁澤龍彦『推理小説月旦 ミステリー全論考』(深夜叢書社)

推理小説月旦 ミステリ-全論考

推理小説月旦 ミステリ-全論考

澁澤龍彦 / 深夜叢書社
2013/10出版
ISBN : 9784880324104
価格:¥2,592(本体¥2,400)

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「推理小説はペダンティックでなければならない」―スタイリスト・澁澤龍彦の面目躍如たるミステリー時評、さらには、E.A.ポオ、江戸川乱歩、小栗虫太郎、夢野久作、久生十蘭、中井英夫ら偏愛する作家たちへのオマージュなど、"ミステリー"に関する論考、エッセイを初めて集成!



第4位 アドルフォ・ビオイ・カサーレス『パウリーナの思い出に』(高岡麻衣/野村竜仁訳・国書刊行会)

パウリ-ナの思い出に

パウリ-ナの思い出に

アドルフォ・ビオイ・カサ-レス、高岡麻衣 / 国書刊行会
2013/05出版
ISBN : 9784336048417
価格:¥2,592(本体¥2,400)

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ぼくはずっとパウリーナを愛していた。二人の魂は結びついていた、そのはずだった......代表作となる表題作をはじめ、バッカス祭の夜、愛をめぐって喜劇と悲劇が交錯する「愛のからくり」、無数の時空を渡り歩き無数の自己同一性を生きる男の物語「大空の陰謀」など、ボルヘスをして「完璧な小説」と言わしめた『モレルの発明』のビオイ=カサーレスが愛と世界のからくりを
解く十の短篇。本邦初のベスト・コレクション。《明晰でしかもとらえがたい曖昧さをたたえた文体、意想外の展開を見せるストーリー、巧緻をきわめたプロット、どれをとっても見事というほかはない》(木村榮一)



第5位 多和田葉子『言葉と歩く日記』(岩波書店)

言葉と歩く日記

言葉と歩く日記

多和田葉子 / 岩波書店
2013/12出版
ISBN : 9784004314653
価格:¥820(本体¥760)

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熊の前足と人の手、ドイツ語では表わす単語が違う。
では人の言葉で語る熊は、自分の手を何と表すのだろう―。
日独二カ国語で書くエクソフォニー作家が「自分の観察日記」をつけた。
各地を旅する日常は、まさに言葉と歩く日々。
言葉と出逢い遊び、言葉を考え生みだす、そこにふと見える世界とは?作家の思考を「体感」させる一冊。



第6位 藤野可織『おはなしして子ちゃん』(講談社)

おはなしして子ちゃん

おはなしして子ちゃん

藤野可織 / 講談社
2013/09出版
ISBN : 9784062186308
価格:¥1,404(本体¥1,300)

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ピエタのクラスに黒髪の転校生トランジがやって来た。
「私の近くにいるとみんなろくな目に遭わない」というトランジの言葉を裏付けるように、学校で次々に殺人や事故が起きて......!?(「ピエタとトランジ」)
猿と鮭の死骸をくっつけて人魚を作る工場で、なぜか助六が作る商品には人魚としての自覚が足りない。
人魚になりきれぬまま、「それ」は船に積まれ異国へと旅立ったが――(「アイデンティティ」)
14歳の夏、高熱を出した少女エイプリルは、後遺症で一日に一回嘘をつかなければ死んでしまう体になってしまった。
美人のエイプリルを守るため、町の人々は様々な犠牲を払うが......(「エイプリル・フール」)
ブラックで残酷、不気味で怖いけれど、ファンタジックでキュートな10篇の作品たち。
新しい才能が迸るポップ&ダークな短篇集です。
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第7位 ロベルト・ボラーニョ『売女の人殺し』(松本健二訳・白水社)

売女の人殺し

売女の人殺し

ロベルト・ボラ-ニョ、松本健二 / 白水社
2013/10出版
ISBN : 9784560092620
価格:¥2,592(本体¥2,400)

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恐怖と悪夢、その背後にある笑いと底知れぬ悲哀。
貴重な自伝的エピソードを含む、生前最後の短篇集。



第8位 ラジスラフ・フクス『火葬人』(阿部賢一訳・松籟社)

火葬人

火葬人

ラジスラフ・フクス、阿部賢一 / 松籟社
2012/12出版
ISBN : 9784879843128
価格:¥1,836(本体¥1,700)

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グロテスクな恐怖が日常を侵蝕していく、恐怖がページから立ちのぼる。
ナチスドイツの影が迫る1930年代末のプラハ。
葬儀場に勤める火葬人コップフルキングルは、愛する妻と娘、息子にかこまれ、平穏な生活を送っているが...。



第9位 ドン・デリーロ『天使エスメラルダ 9つの物語』(柴田元幸訳・新潮社)

天使エスメラルダ 9つの物語

天使エスメラルダ 9つの物語

ドン・デリ-ロ、柴田元幸 / 新潮社
2013/05出版
ISBN : 9784105418069
価格:¥2,592(本体¥2,400)

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九つの短篇から見えてくる現代アメリカ文学の巨匠のまったく新しい作品世界。
島から出られないリゾート客。
スラム街の少女と修道女。
第三次世界大戦に携わる宇宙飛行士。
娘たちのテレビ出演を塀の中から見守る囚人。
大地震の余震に脅える音楽教師――。
様々な現実を生きるアメリカ人たちの姿が、私たちの生の形をも浮き彫りにする。
三十年以上にわたるキャリアを一望する、短篇ベスト・セレクション。



第10位 フランツ・カフカ『ミレナへの手紙』(池内紀訳・白水社)

ミレナへの手紙

ミレナへの手紙

フランツ・カフカ、池内紀 / 白水社
2013/06出版
ISBN : 9784560082805
価格:¥3,564(本体¥3,300)

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日付を入れる習慣がなかったカフカの手紙は、配列によって意味がまったく変わってくる。
新編集による、恋人宛ての書簡集。



第11位 皆川博子『鳥少年』(日下三蔵編・東京創元社)

鳥少年

鳥少年

皆川博子、日下三蔵 / 東京創元社
2013/10出版
ISBN : 9784488441029
価格:¥950(本体¥880)

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人間に巣喰う狂気と業が織り成す、妖艶な背徳の世界。
初文庫化に3篇の単行本未収録作を附した、魔と奇想に彩られた16編の傑作を収めたミステリ短篇集。



第12位 西崎憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』(東京創元社)

世界の果ての庭 ショ-ト・スト-リ-ズ

世界の果ての庭 ショ-ト・スト-リ-ズ

西崎憲 / 東京創元社
2013/04出版
ISBN : 9784488744014
価格:¥712(本体¥660)

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米国人学者と女性作家の出会い。
若返る病に罹った母。
異世界を彷徨う脱走兵。
江戸の辻斬り。
生まれては消え、広がる物語の断片。
日本ファンタジーノベル大賞受賞作、文庫化。



第13位 ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』(阿部賢一訳・河出書房新社)

もうひとつの街

もうひとつの街

ミハル・アイヴァス、阿部賢一 / 河出書房新社
2013/02出版
ISBN : 9784309206141
価格:¥2,052(本体¥1,900)

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雪降りしきるプラハの古書店で、菫色の装丁がほどこされた本を手に取った"私"。
この世のものではない文字で綴られたその古書に誘われ、"もうひとつの街"に足を踏み入れる。
硝子の像の地下儀式、魚の祭典、ジャングルと化した図書館、そして突如現れる、悪魔のような動物たち―。
幻想的で奇異な光景を目のあたりにし、私は、だんだんとその街に魅了されていく...。
世界がいまもっとも注目するチェコ作家の代表作。



第14位 ジョイス・キャロル・オーツ『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ジョイス・キャロル・オ-ツ傑作選』(栩木玲子訳・河出書房新社)

とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ジョイス・キャロル・オ-ツ傑作選

とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ジョイス・キャロル・オ-ツ傑作選

ジョイス・キャロル・オ-ツ、栩木玲子 / 河出書房新社
2013/02出版
ISBN : 9784309206158
価格:¥2,808(本体¥2,600)

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美しい金髪の下級生を誘拐する、有名私立中学校の女子三人組(「とうもろこしの乙女」)、屈強で悪魔的な性格の兄にいたぶられる、善良な芸術家肌の弟(「化石の兄弟」)、好色でハンサムな兄に悩まされる、奥手で繊細な弟(「タマゴテングタケ」)、退役傷病軍人の若者に思いを寄せる、裕福な未亡人(「ヘルピング・ハンズ」)、悪夢のような現実に落ちこんでいく、腕利きの美容整形外科医(「頭の穴」)。
1995年から2010年にかけて発表された多くの短篇から、著者自らが選んだ悪夢的作品の傑作集。
ブラム・ストーカー賞(短篇小説集部門)、世界幻想文学大賞(短篇部門「化石の兄弟」)受賞。



第15位 チヌア・アチェベ『崩れゆく絆』(粟飯原文子訳・光文社)

崩れゆく絆

崩れゆく絆

チヌア・アチェベ、粟飯原文子 / 光文社
2013/12出版
ISBN : 9784334752828
価格:¥1,209(本体¥1,120)

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古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。
しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。「アフリカ文学の父」の最高傑作。



第16位 『胞子文学名作選』(田中美穂編・港の人)

胞子文学名作選

胞子文学名作選

田中美穂、永瀬清子 / 港の人
2013/09出版
ISBN : 9784896292664
価格:¥2,808(本体¥2,600)

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大好評『きのこ文学作選』の姉妹編。
苔、羊歯、きのこ、カビ、麹、海藻...「胞子」をテーマにした小説や詩を収録。



第17位 アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』(山田和子訳・国書刊行会)

アサイラム・ピ-ス

アサイラム・ピ-ス

アンナ・カヴァン、山田和子 / 国書刊行会
2013/01出版
ISBN : 9784336056283
価格:¥2,376(本体¥2,200)

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異国の地で城の地下牢に囚われた薔薇のあざをもつ女。
名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵。
いつ終わるとも知れぬ長い裁判。
頭の中の機械。
精神病療養所のテラスで人形劇めいた場面を演じる患者たち――孤独な生の断片をつらねたこの短篇集には、傷つき病んだ精神の痛切な叫びがうずまいている。
自身の入院体験にもとづく表題作はじめ、出口なしの閉塞感と絶対の孤独、謎と不条理に満ちた、作家アンナ・カヴァンの誕生を告げる最初の傑作。



第18位 フェルナンド・ペソア『新編 不穏の書、断章』(澤田直訳・平凡社)

新編不穏の書、断章

新編不穏の書、断章

フェルナンド・ペソア、沢田直 / 平凡社
2013/01出版
ISBN : 9784582767803
価格:¥1,620(本体¥1,500)

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20世紀が秘匿した最後の巨匠とされるポルトガルの作家の書。
異なる人格となって書かれた作品群のひとつ「不穏の書」と諸人格による「断章」をおさめる。
旧版を大幅に増補改訂。



第19位 阿部和重『□』(リトル・モア)

□

阿部和重 / リトル・モア
2013/05出版
ISBN : 9784898153642
価格:¥1,512(本体¥1,400)

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突如もたらされた奇妙で厄介なミッション。
巻き込まれた男は、恐怖の先にどんな風景を見るのか。
視覚、死角、刺客、詞客、始覚、四角...あらゆる「しかく」が襲いかかる地獄の四面楚歌。
4つの季節で描く、作家初のホラーサスペンス。
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第20位 マスター"K"『緊縛の文化史』(山本規雄訳・すいれん舎)

緊縛の文化史

緊縛の文化史

Master K、山本規雄(1967-) / すいれん舎
2013/09出版
ISBN : 9784863692992
価格:¥3,024(本体¥2,800)

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世界65か国に広まる「Kinbaku」ということばと文化! 緊縛が西洋でアートとして高い評価を受けている。本書は近年西洋世界で人気を博している日本の緊縛文化についてその起源をはじめ、結び縛ることの持つ奥深い意味から現代のアダルト産業における緊縛まで歴史的、文化的に紐解いた傑作である。世界に日本の緊縛文化の素晴らしさを広めた米国文化人著作の加筆翻訳書。 本書の構成と内容 第1章「緊縛の世界」では、緊縛の歴史をその起源から跡付けながら、それがいかに日本文化に深く根付いているか、明らかにする。稲作文化と縄や結びの繋がりから、武芸としての捕縄術、歌舞伎の責め場、浮世絵の責め絵を経て、戦後のSM雑誌、さらには映画、ビデオへと至り、現代的な緊縛が形成されていく過程が多数の図版とともにわかりやすく解説される。第2章では緊縛史に名を残す重要な人物を取り上げ、その業績を辿る。偏りのないそのセレクトは、むしろアメリカ人の著者ならでは。責め絵の伝統を引き継いだ月岡芳年や伊藤晴雨はもちろん、戦後SM雑誌を牽引した美濃村晃、辻村隆ら、また惜しくも先頃亡くなった濡木痴夢男や、リメイク版『花と蛇』への出演や壇蜜を縛ったことでも話題になった有末剛など、総勢26人が名を連ねる。第3章は「ハウツー」として、緊縛の基本的な縛り、すなわち高手小手、胡坐、菱縛りの3種の手順を、豊富な写真で図解する。そのほか、著書の緊縛写真を多数収録した「フォトギャラリー」や用語集も収録。




以上が「ピクベス2014」ベスト20の発表でした!いかがでしたでしょうか?

「あの本が入ってないなんて...!!」とかいろいろ聞こえてきそうな気がしますが、少人数制のランキングが生み出す奇跡ということでお許し下さい。

店頭ではランキング20の本すべてが一堂に会しフェア展開!
みなさまのご来店を心よりお待ちしております!


(新宿本店 藤本・木村・梅﨑)

2014.02.10 イベントに行こう  文学 受賞作品 東京 関東