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岩波茂雄文集 全3巻(岩波書店) 「低く暮らし、高く想ふ」。理想の出版を求めた「文化の配達人」の記録。

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978400279028.jpg岩波茂雄文集 全3巻
植田康夫・紅野謙介・十重田裕一編

第1回・第1巻 1月25日発売
1898-1935年
解説 紅野謙介 
ISBN:9784000270885
本体:4,200円

第2回・第2巻 2月24日発売
1936-1941年
解説 植田康夫
ISBN:9784000270892
本体:4,200円

第3回・第3巻 3月24日発売
1942-1946年
解説 十重田裕一
ISBN:9784000270908
本体:4,200円

46判・上製カバー・平均416頁

全巻のご注文はこちらから
*お支払いは各配本毎となります。

特徴
・岩波茂雄の文章は、社内向けの小冊子を除きこれまでほとんど知られていませんでした。茂雄が遺した文章のほぼすべてをたどることができます。
・出版業の舞台裏を詳細に語った、社員らによる座談会や年譜等を、第3巻の付録として収録します。
・各巻には編者による解説を収め、収録した文章には詳細な解題と注を付します。
・各巻の口絵には茂雄関連の写真を掲載します。
・各巻に茂雄と親交のあった人物たちによる未発表の思い出の記を収めます。

第1巻
解説:紅野謙介
1898-1935年
・杉野重剛先生に奉る書
・教師より市民に
・哲学叢書刊行に就いて
・謹告(震災被害の報告)
・岩波文庫発刊に際して
・芥川龍之介全集刊行に経緯に就て
・漱石全集の完了に際して
・「科学」創刊の告知
・時局に際し同業に告ぐ
・「日本資本主義発達史講座」刊行の次第
・岩波全書発刊に際して
・古都を守れ
・平福百穂画伯を憶ふ
・刊行の辞(岩波講座「東洋思潮」)
・吉田松陰全集刊行に際して
・外遊の途につく挨拶状

第2巻
解説 植田康夫
1936-1941年
・科学思想の普及
・信州の青年諸君へ
・読書週間に際して所懐を述ぶ
・日本読書新聞の任務
・日中戦争とアメリカについて
・岩波文庫論
・時局下の雑誌観
・岩波新書の刊行するに際して
・国民精神総動員の強化に関する意見
・五箇条の御誓文 この精神を体得せよ
・日英東京会談に寄す
・出版新体制を衝く 統制もよいが人の問題
・風樹会設立の趣旨
・事変下の出版と其理念
・日本の出版事業について
・出版法違反被告事件公判速記記録(冒頭陳述)

第3巻
解説 十重田裕一
1942-1946年
・戦争と出版の方向 営利主義を排撃
・回顧30年感謝晩餐会の挨拶
・一高寮に招待された席上での演説
・店員諸君
・貴族院議員選挙立候補の挨拶
・米英に寄す
・鴎友学園女子学徒勤労隊 開所式に当たっての挨拶
・文化の職域にある者として
・仰臥放吟(病床漫録)
・長男雄一郎死去に弔問に対する礼状
・尾崎翁に贈る歌
・文化勲章拝受の挨拶状
・郷古潔君について
・敗戦に際して
・付録 社員による茂雄を囲む座談会、年譜ほか


編者プロフィール
植田康夫(うえだ やすお)
1939年生。日本出版学会会長、日本マスコミ学会理事などを歴任。上智大学名誉教授。

紅野謙介(こうの けんすけ)
1956年生。日本近代文学専攻。日本大学文理学部教授。

十重田裕一(とえだ ひろかず)
1964年生。日本近代文学専攻。早稲田大学文学学術院教授。

編者協力者
大河内夏樹(おおかわち なつき)
尾崎名津子(おざき なつこ)
狩俣真奈(かりまた まな)
塩野加織(しおの かおり)
土田俊和(つちだ としかず)
友添太貴(ともぞえ たいき)

岩波茂雄(いわなみ しげお)
明治14年(1881)、長野県諏訪郡中洲村に生まれる。上京して一高に入学し、内村鑑三ら文化人の息吹にふれる。東京帝国大学哲学科選科生となり、阿部次郎、安倍能成ら多くの知友を得る。卒業後、教職に就くが退職。神田神保町に古書店を開業し、「岩波書店」と名付ける。出版業を始め、「漱石全集」など多くの出版を手がける。昭和21年(1946)4月没。
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