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第155回 芥川賞・直木賞の受賞作が決定! 芥川賞は村田沙耶香さんの『コンビニ人間』。直木賞は荻原浩さんの『海の見える理髪店』

2016年7月19日、第155回 芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が行われ、受賞作が発表されました。
受賞された方、本当におめでとうございました!

《芥川賞》

村田沙耶香 『コンビニ人間』

コンビニ人間

コンビニ人間

村田沙耶香 / 文藝春秋
2016/07出版
ISBN : 9784163906188
価格:¥1,430(本体¥1,300)

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大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが......。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
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《直木賞》

荻原浩『海の見える理髪店』

海の見える理髪店

海の見える理髪店

荻原浩 / 集英社
2016/03出版
ISBN : 9784087716535
価格:¥1,540(本体¥1,400)

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伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら...。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。
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