第155回 芥川賞・直木賞の受賞作が決定! 芥川賞は村田沙耶香さんの『コンビニ人間』。直木賞は荻原浩さんの『海の見える理髪店』
2016年7月19日、第155回 芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が行われ、受賞作が発表されました。
受賞された方、本当におめでとうございました!
《芥川賞》
村田沙耶香 『コンビニ人間』
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが......。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが......。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
《直木賞》
荻原浩『海の見える理髪店』