【酒井泰斗さんプロデュース / ナカニシヤ出版 企画協力】概念分析の社会学からはじめる書棚散策2

【酒井泰斗さんプロデュース / ナカニシヤ出版 企画協力】
概念分析の社会学からはじめる書棚散策2

場所 紀伊國屋書店新宿本店 3階人文書売場 企画棚
会期 2016年4月11日(月)~5月31日(火)

<フェア企画者から>

 『概念分析の社会学2』発売を記念して、「概念分析の社会学からはじめる書棚散策2」フェアを開始いたします。『概念分析の社会学2』をよりよく読み、楽しむために、今回は日本語で訳出されていない洋書を含んだ100種類を超える書籍を集めました。一冊の本、一つのテーマをめぐるフェアとして、前代未聞の品揃えとなったように思います。しかしその品揃えはエスノメソドロジーに関わる研究者だけでなく、学生や読書人たちが楽しみ、研鑽する機会を作るためのものです。どうかこの機会に、多くの方に集まった書を手に取っていただけましたら幸いです。

<新刊の紹介>

20160401_cover2.jpg『概念分析の社会学2』
酒井泰斗・浦野 茂・前田泰樹・中村和生・小宮友根 編
定価:3,200円(税別) 2016年4月30日刊行 ナカニシヤ出版
A5判 326頁 ISBN 9784779510144


そこで何が行なわれているのか。それは如何にして可能なのか。
社会生活における多種多様な実践を編みあげる方法=概念の分析知識の社会学のエスノメソドロジー的展開

趣旨:はじめに 選者:酒井泰斗さんから

 そこで何が行われているのか。それは如何にして可能なのか。[★]
 社会学の一流儀であるエスノメソドロジー(EM)は、このシンプルな問いを、様々な領域において、その場で行われていることに即して、丁寧に跡づけていこうとするものです。
 一方でエスノメソドロジーは、研究者がその都度注目している場面において、そこに参加している人たちがどのように──他の局面でも使えるだろう一般的な仕掛けを/しかしその場特有の事情に合わせて用いながら──お互いの行為や活動を編みあげていくかを捉えよう[●]とします(これは、なるべく多数の現象・行為・活動に当てはまる──という意味で一般的な──知見の獲得を目指そうとする通常の社会科学の流儀とはずいぶんと違います)。
 他方でエスノメソドロジーは、取り組んでいる課題★と方針●のシンプルさゆえに、多様な現象に広くアクセスしていける普遍性と柔軟性を持っています。
 エスノメソドロジー研究のこうした特徴を書籍遊猟者たちにも利用していただこうという趣旨のもと、私たちは2014年にも、ブックフェア「実践学探訪」を開催しました。同様の趣旨で今回は、論文集『概念分析の社会学』・『概念分析の社会学2』の執筆者たちに、各章の主題に関係する書籍を選書してもらいました。
 各項目が関連する書棚にある他の書籍と比較しつつ、各章との違いを読むとともに、方針●に乗っかりながら別の本棚にもアクセスしてみる。そんなふうに、いつも立ち寄る書棚を違った眼で眺めたり、いつもは立ち寄らない棚に寄り道してみたりするために、このブックリストを利用していただけたら幸いです。
(酒井泰斗)

その他、フェア詳細は店頭で無料配布しております小冊子をご覧くださいませ。
なお、期間経過にしたがって、下記ページにて選書とコメントを順次掲載いたします。
 *ブックフェア紹介ページ(酒井泰斗さん作)

2016.04.08 イベントに行こう