イベントに行こう

発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2013──読者と選ぶ人文書ベスト30

発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2013
──読者と選ぶ人文書ベスト30
jinbunlogo.jpg

「紀伊國屋じんぶん大賞2013」は、おかげさまで第4回目を迎えました。今回も、読者の皆さまからたくさんのご応募をいただきました。誠にありがとうございます。投票には弊社内の選考委員、スタッフ有志も参加いたしました。投票結果を厳正に集計し、ここに「2013年の人文書ベスト30」を発表いたします。
 大賞には、初の単著を上梓され注目を浴びた千葉雅也さんの『動きすぎてはいけない』(河出書房新社)が選ばれました。千葉雅也さんの受賞コメント、および読者推薦コメントの一部をここにご紹介いたします。


*2013年1月~11月に刊行された人文書を対象とし、2013年11月5日~2013年12月10日の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としております。(選)は紀伊國屋書店選考委員、(紀)はその他紀伊國屋書店スタッフによるコメントです。

【大賞】『動きすぎてはいけない-ジル・ドゥル-ズと生成変化の哲学』千葉雅也、河出書房新社


ugokisugitehaikenai.jpg

【読者推薦コメント】

●H. A. さん
待望していた千葉雅也の単著がついに登場しました。浅田彰『構造と力』(1983年)東浩紀『存在論的、郵便的』(1998年)らの「ポストモダン15年周期説」を自覚し継承していることを本文から伺えます。難解ですが、今後各方面で活躍するであろう著者の思想の種が詰まっています。
●藤中祐太(選)
ヒューム的なドゥルーズを強く示した一冊だと言えると思います。本書が哲学書であることは間違いありませんが、普通のドゥルーズ研究ではなく、ましてや解説でもありません。書かれているのは千葉さんの哲学であり、それを読むことが、刺激的な体験になることは間違いないでしょう。
●藤本浩介(選)
この本におけるドゥルーズの読みに託されている、ほとんど個人的なまでに切実な目論みが少しでも他人事ではないと感じたら、あなたにとってもこの本は実践の書になるでしょう。大きなものに属することはできないけれど、かといって一人で孤立するわけにもいかない、そんな「中途半端」なあり方を本気で肯定するための哲学。

【千葉雅也さん受賞コメント】

 第4回の紀伊國屋じんぶん大賞に選んでいただきまして、ありがとうございます。
 今回が初の単著で、出版して半年も経っていませんから、実に驚きました。すぐにこうしたご評価をいただき、気恥ずかしいというか、戸惑ってもいます。
 快速で読める本ではないでしょうし、あるいは、分かる/分からないのバランスがあちこちで変わる本でしょうから、多くの読者に恵まれているのは、本当にありがたいことです。序論では、情報社会における「接続過剰」の状況から部分的に「切断」される、という同時代のテーマを出していますが、本論で行われるのは、細かいテクスト分析です。本書では、同時代のテーマを考えるためにこそ、歴史をさかのぼって細かく字句を解釈しなおす必要がある、ということを体感してもらいたいのです。
 タイトルに掲げた「動きすぎてはいけない」というフレーズは、ドゥルーズ自身の文、「生成変化を乱したくなければ、動きすぎてはいけない」からの引用であり、本書は、この箴言めいた文をめぐる長い注釈です。また、切断という言葉にしても、その本体は、『千のプラトー』の「序――リゾーム」で言われる「非意味的切断」であり、本書はこの概念をめぐる長い注釈でもあります。他にも焦点になりうる言葉は色々含まれていますので、「この本は、生成変化論であると言っているけれども、実のところは、生成変化論というよりも◯◯論ではないのか」といった解釈の可能性を感じてもらえたら、嬉しいです。
 本書をひとつの港として、哲学や、芸術論・批評や、精神分析などの本も、散策してみてください。歴史のなかで多様に吟味されてきた概念や議論が、皆さんの生に少しでもヒントを提供することがあるとしたら、人文学に携わるものとしてそれ以上の喜びはありません。 

千葉雅也さん近影.jpg
【千葉雅也(ちば・まさや)さんプロフィール】

1978年生まれ。哲学/表象文化論。フランス現代哲学の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。NHK・Eテレ「哲子の部屋」に出演するなど、いま注目の哲学者。

【記念トークイベント開催!】

この度の大賞受賞を記念し、いとうせいこうさんとのトークセッションを開催いたします!

『キノベス!』『紀伊國屋じんぶん大賞』授賞式&トークイベント
いとうせいこう×千葉雅也「想像する文学と哲学」


【開催日時】2014年2月26日(水) 18:00~表彰式(17:30開場)/18:30~トークイベント   
【開場】新宿・紀伊國屋サザンシアター
【料 金】|1,000円 (税込・全席指定)

【予約・お問い合わせ】03-5361-3321(紀伊國屋サザンシアター)

1月27日(月)10:00よりチケット発売・電話予約開始
■前売取扱(店頭販売)
キノチケットカウンター (新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
紀伊國屋サザンシアター (新宿南店7階/受付時間10:00~18:30)
■電話予約・お問合せ
紀伊國屋サザンシアター 03-5361-3321 (10:00~18:30)

詳しくはこちら

【大賞】

動きすぎてはいけない ジル・ドゥル-ズと生成変化の哲学

動きすぎてはいけない ジル・ドゥル-ズと生成変化の哲学

千葉雅也 / 河出書房新社
2013/10出版
ISBN : 9784309246352
価格:¥2,700(本体¥2,500)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

●藤本浩介(選)
この本におけるドゥルーズの読みに託されている、ほとんど個人的なまでに切実な目論みが少しでも他人事ではないと感じたら、あなたにとってもこの本は実践の書になるでしょう。大きなものに属することはできないけれど、かといって一人で孤立するわけにもいかない、そんな「中途半端」なあり方を本気で肯定するための哲学。 

【第2位】

来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題

國分功一郎 / 幻冬舎
2013/09出版
ISBN : 9784344983168
価格:¥842(本体¥780)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

松田洋太郎さん
ともすれば現実世界から解離しがちな存在である哲学者が、実際の住民運動に飛び込み、実践と思索を通して問題解決に挑む。学問と現実社会や政治との新しい関係を模索する、チャレンジングな一冊。
山田兼太郎さん
行政が決めたことに住民が関与する回路が少ない、これは本書が取りあげる小平の道路にかぎらず、かつても今もこれからも起こりつづける問題である。個別的な問題に普遍的な言葉を与えるのが哲学の営みならば、本書はまさに縦糸に横糸をつなぐ、待望の一冊である。

電子版購入へ


【第3位】

永続敗戦論 戦後日本の核心

永続敗戦論 戦後日本の核心

白井聡 / 太田出版
2013/03出版
ISBN : 9784778313593
価格:¥1,836(本体¥1,700)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

山本倫子さん
白井さんの透明感のある怒りが、ダイレクトに伝わってくる本でした。私たちがふだん見ないようにしていること、そのことについて白井さんは「まっとうな意見」を本に託しているように思いました。
丸山哲郎さん
『自発的隷従論』で解説者は対米従属の現実を指摘したが、腐敗を露呈することにいまや羞恥心も失った日本国家と国民に対して、対米従属構造の批判的吟味を軸に、戦後日本の擬制を突いて、戦後を終わらせることを説く。この点において加藤典洋『敗戦後論』の後継であることに著者は自覚的である。マテリアルな文体が斬れ味を倍加させた。

【第4位】

なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論

なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論

鈴木健 / 勁草書房
2013/01出版
ISBN : 9784326602476
価格:¥3,456(本体¥3,200)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

H. A. さん
生物の起源に遡りそこから来るべき「なめらかな社会」を構想するという本書は、学問があらゆる分野で細分化し専門化している現在においては異質である。それが分かっていても本書に魅力を感じるのは、「世界」を一括して俯瞰する知の視点を確保しようとする止み難い衝動によるものだろう。自らの内にある思想への欲望に改めて気づかされた一冊。

【第5位】

1995年

1995年

速水健朗 / 筑摩書房
2013/11出版
ISBN : 9784480067456
価格:¥820(本体¥760)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

早野龍輝さん
戦後史の転機とコンピュータの登場という、現在を語るうえでも欠かせないターニングポイントが1995年。当時の状況を詳述しながら、何が変わりはじめたか?を問う意欲的試み。

【第6位】

復興文化論 日本的創造の系譜

復興文化論 日本的創造の系譜

福嶋亮大 / 青土社
2013/10出版
ISBN : 9784791767335
価格:¥2,376(本体¥2,200)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

野間健司(選)
人麻呂から始まる「日本的創造の系譜」は一見古風だが、殊更に「新しさ」の意匠をまとわずとも「災厄の後=跡」に湧き出してくる表現の生命力を掬い取る著者の切り口は鮮烈で筆致は雄渾。水滸伝など中国文学との比較も面白すぎ、本書こそサブカル批評に吸収されがちな文芸批評の復興の書かもしれない。

【第7位】

〈脱成長〉は、世界を変えられるか? 贈与・幸福・自律の新たな社会へ

〈脱成長〉は、世界を変えられるか? 贈与・幸福・自律の新たな社会へ

セルジュ・ラトゥ-シュ、中野佳裕 / 作品社
2013/05出版
ISBN : 9784861824388
価格:¥2,592(本体¥2,400)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

銅鑼簿絵師さん
成長することを良しとするのがイデオロギーであれば、これに対抗して縮小を唱えることもありだ。しかし、こと「成長」についてそれが難しいのは、生物の本能として、成長が「自然」と超越的に決定されている可能性があるからだ。ラトゥーシュは究極的にはこの人類の永遠の課題に取り組んでいると言える。好著であり、今後も期待したい。

【第8位】

謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

高野秀行 / 本の雑誌社
2013/02出版
ISBN : 9784860112387
価格:¥2,376(本体¥2,200)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

千葉拓(紀)
世界は広い。世界には色んな国がある。それは知ってる。でもこんな国はあまりない。聞いたことない。そもそも「国」って一体なに?と根本的な疑問に突き当たる。現代日本に暮らして息苦しさを感じているあなた(私?)、この突撃体験記を読んで、世界には色んな価値観があるんだ!ということをぜひ知ってほしいです。

【第9位】

血盟団事件

血盟団事件

中島岳志 / 文藝春秋
2013/08出版
ISBN : 9784163765501
価格:¥2,268(本体¥2,100)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

川村学(紀)
就職難や社会からの孤立感、焦燥感という現代の若者にもつながる悩みを抱えた若者が「一人一殺」のテロに奔るまでを、歴史書と呼ぶには登場人物に寄り添いすぎていて、フィクションと呼ぶにはリアルすぎる文章で描いた傑作。

【第10位】

摘便とお花見 看護の語りの現象学

摘便とお花見 看護の語りの現象学

村上靖彦 / 医学書院
2013/07出版
ISBN : 9784260018616
価格:¥2,160(本体¥2,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

榎本三和子(紀)
タイトルにまずぐっとくる。「感情移入ではない追体験」「コミュニケーションではない立ち会い」といった逆説的な文言も腑に落ちる。どんなに医療が進化しても、看護師と患者のかかわりあいは医療に頼ることができない。あたりまえのことなのだが、あらためて気付かされ、その奥深さに圧倒された。

【第11位】

誰も戦争を教えてくれなかった

誰も戦争を教えてくれなかった

古市憲寿 / 講談社
2013/08出版
ISBN : 9784062184571
価格:¥1,944(本体¥1,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

藤井絵里佳(紀)
戦争に対する向き合い方が国によっていかに違うのかがとても印象的だった。と同時に、タイトルに共感して読み始めたのだが、これは前著『絶望の国の幸福な若者たち』に続く若者論でもあると思った。親世代には"若者論"として、"若者"にはこれからを生きるための土台として読んでみてほしい一冊。

電子版購入へ


【第12位】

社会契約論 ホッブズ、ヒュ-ム、ルソ-、ロ-ルズ

社会契約論 ホッブズ、ヒュ-ム、ルソ-、ロ-ルズ

重田園江 / 筑摩書房
2013/11出版
ISBN : 9784480067425
価格:¥972(本体¥900)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

乙子さん
近代憲法の理論的基礎でありながら、なんだかよく理解できていない「社会契約」。個々人の多様性を乗り越え、「一般性」の次元に到達するにはどのように考えるべきなのか?大きく複雑になりすぎた社会でこそ"リアル"となる思想を思い出させ、理解へと導いてくれる好著。

【第13位】

ニンファ・モデルナ 包まれて落ちたものについて

ニンファ・モデルナ 包まれて落ちたものについて

ジョルジュ・ディディ・ユベルマン、森元庸介 / 平凡社
2013/06出版
ISBN : 9784582702804
価格:¥3,240(本体¥3,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

中山喬介さん
映画『ベルリン・天使の詩』では天使ダミエルが永遠を捨て、瞬間の美を求める姿に我々人間は共感を覚えた訳だが、本書では絵画、写真に描かれる凋落の刹那に、布、街路に残存する記憶、痕跡に、その美を見出す。なかなか手強い本だけど、その執拗な姿勢にはやはり共感せざるを得ないのである。

【第14位】

マルクス資本論の思考

マルクス資本論の思考

熊野純彦 / せりか書房
2013/09出版
ISBN : 9784796703260
価格:¥6,264(本体¥5,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

幸田一男(選)
余計な解釈を極力抑え、ただ実直に「資本論」を読み解くこと。というか「資本論」は余計な解釈を許さないテクストなのかもしれない。だからこそ著者は何度も繰り返す。「マルクスを読むことは、世界の総体を思考する(読みとく)こと」だと。

【第15位】

思想地図β vol.4-2

思想地図β vol.4-2

東浩紀 / ゲンロン
2013/11出版
ISBN : 9784907188023
価格:¥2,052(本体¥1,900)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

原元太(選)
東浩紀という、実直で、自由で、情熱的な一人の思想家がまとめあげた、思想家にしかできない誠実な仕事だと思います。現実と空想、経済と感情、政治と文学のあいだを軽やかに行き来する自由さは、人文科学の一つの理想ではないでしょうか。

【第16位】

努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論

努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論

芦田宏直 / ロゼッタストーン
2013/09出版
ISBN : 9784947767127
価格:¥3,024(本体¥2,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

四井志郎(選)
著者のことは、多様な話題に果敢に切り込むちょっと危ういツイッターアカウント@jai_anとして知りました。本書を読むと、その論説はハイデガーから吉本隆明といったバックグラウンドに裏打ちされていることが分かります。ネット有名人の別側面を知るだけでなく、ネットと切り離せない現代社会に即した教育や哲学の最新の論考として読む価値があります。

【第17位】

日本の起源

日本の起源

東島誠、與那覇潤 / 太田出版
2013/09出版
ISBN : 9784778313784
価格:¥1,944(本体¥1,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

野間健司(選)
「変わる」ことに忙しい日本。何度ババをつかめば気が済むのだろうか。こんな時こそ、歴史的思考力の出番だ。古代から現代までの日本史研究の最前線を駆けめぐりながら、現在を考えさせずにおかない刺激に満ちた対話を繰り広げる本書は、歴史から未来を考えるための最高の教材だ。

【第18位】

ドゥル-ズの哲学原理

ドゥル-ズの哲学原理

國分功一郎 / 岩波書店
2013/06出版
ISBN : 9784000291019
価格:¥2,268(本体¥2,100)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

浅山太一(選)
ページを繰りながら、気がつけば私はムスカ大佐の名言をつぶやいていた。「ふはは、読める!読めるぞ!」と。潜在性-現動性、構造-機械、系列化、無人島など、難解で知られるドゥルーズ哲学がちゃんと読めてしまう。岩波現代全書の創刊号は、伊達じゃない!

【第19位】

カ-ル・シュミット入門講義

カ-ル・シュミット入門講義

仲正昌樹 / 作品社
2013/03出版
ISBN : 9784861824265
価格:¥2,160(本体¥2,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

ハマザキカクさん
機能不全に陥った現代民主主義の中で、決められる政治を求める声が高まった。ナチスとの関連で危険視され、誤解あるいは利用されやすい「決断主義」を、著者の専門領域であるドイツロマン主義の視点から解説した良著。

【第20位】

保守とは何か

保守とは何か

福田恒存、浜崎洋介 / 文藝春秋
2013/10出版
ISBN : 9784168130021
価格:¥1,587(本体¥1,470)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

桑原勇太(選)
一昨年の生誕100年以来、再評価の動きが活発な福田恆存。「保守的な態度」か「保守主義」かという、保守を論じるうえで避けては通れない問いへの、福田恆存の回答が丁寧にまとめられています。文藝批評家の浜崎洋介氏による編者解説も読み応えがあり、福田恆存の入門としてお勧めできる一冊です。

【第21位】

「誤読」の哲学 ドゥル-ズ、フ-コ-から中世哲学へ

「誤読」の哲学 ドゥル-ズ、フ-コ-から中世哲学へ

山内志朗 / 青土社
2013/12出版
ISBN : 9784791767434
価格:¥3,024(本体¥2,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

大矢靖之(選)
才能を持った哲学者による誤読は、哲学的問題の本質を鋭く抉り問題提起を行うものだ。誤読のもつポジティブな側面に光を当てながら、フーコー・ドゥルーズから出発して、現代から近世、近世から中世へ至り、その過程がある種の問題史となっている。豊饒な書だ。

【第22位】

経済成長がすべてか? デモクラシ-が人文学を必要とする理由

経済成長がすべてか? デモクラシ-が人文学を必要とする理由

マ-サ・C.ナスバウム、小沢自然 / 岩波書店
2013/09出版
ISBN : 9784000227933
価格:¥2,268(本体¥2,100)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

藤中祐太(選)
私達の多くは多少なりとも、経済成長を推し進める方向に向かって歩いているでしょう。本書は、そんな中で人文学が軽視されることに警鐘を鳴らします。経済成長と人文学は敵対するものなのか?人文学を学ぶ意味とは?未来を考える一冊です。

【第23位】

時代の未明から来たるべきものへ

時代の未明から来たるべきものへ

間章 / 月曜社
2013/01出版
ISBN : 9784901477697
価格:¥4,968(本体¥4,600)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

伊藤隆弘(選)
このとんでもない時局に混沌の極北たる本書が再浮上したこと、そして竹田賢一、山崎春美の単著が刊行されたこと、それらは偶然でしょうか。ですが、少なくとも、呼ばれたわけでなく、戦いが始まりも終わりもなく続いていることの証左、とは言えます。地表から天国へも轟く闘争の調べ。

【第24位】

自発的隷従論

自発的隷従論

エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ、山上浩嗣 / 筑摩書房
2013/11出版
ISBN : 9784480094254
価格:¥1,296(本体¥1,200)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

竹花進さん
自発とは、なにか私というものの存在感を示す行為であり、欲望の言語化であり、世界の秩序化である。望むからには、理由を言わなくては。私という存在の理由を。説明不可能なものの説明を。「〈区別〉をともなうあらゆる社会は、隷従の社会」(クラストル)であり、自発とは区別の根源ではなかろうか。

【第25位】

永山則夫 封印された鑑定記録

永山則夫 封印された鑑定記録

堀川惠子 / 岩波書店
2013/02出版
ISBN : 9784000241694
価格:¥2,376(本体¥2,200)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

空犬太郎さん
100時間もの録音テープが残されていたこと自体驚きだが、そこから、殺人犯/文学者の「声」が引き出されていく様は、まさにスリリングとしか言いようがない。今年、もっとも興奮させられた1冊。

【第26位】

池田晶子不滅の哲学

池田晶子不滅の哲学

若松英輔 / トランスビュー
2013/11出版
ISBN : 9784798701448
価格:¥1,944(本体¥1,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

伊藤稔(紀)
「言葉」ではなく、魂にふれることのできる「コトバ」が発せられるとき、それを発した「人」は「個」ではなく「場所」となる。そして其処では哲学が溢れ、描かれ、奏でられ、刻まれ、あるいは調理され、表される。これは池田晶子と若松英輔の魂の対話である。

【第27位】

ミシェル・セ-ル 普遍学からアクタ-・ネットワ-クまで

ミシェル・セ-ル 普遍学からアクタ-・ネットワ-クまで

清水高志 / 白水社
2013/11出版
ISBN : 9784560083352
価格:¥3,240(本体¥3,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

榎本周平さん
ポスト‐ポスト構造主義とはいかなる思想なのか。哲学、人類学、科学......文理を超えて新たな「じんぶん」の枠組みが設定されようとしているのではないか。この新潮流を見逃すわけにはいかない。

【第28位】

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす

佐藤健太郎(サイエンスライタ-) / 新潮社
2013/07出版
ISBN : 9784106037320
価格:¥1,404(本体¥1,300)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

星正和(選)
亀の甲が苦手な方にも、易しく読んでいただける「炭素化合物から見た世界史」。歴史の意外な舞台裏や興味深い豆知識を楽しみつつ、しかし浮かんでくるのは、(思想でも哲学でもなく)物質に喚起される欲望が駆動した文明の姿と、その未来です。21世紀は文系と理系を分けていられないと痛感する1冊。

【第29位】

「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか

「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか

鈴木涼美 / 青土社
2013/07出版
ISBN : 9784791767045
価格:¥2,052(本体¥1,900)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

sheiさん
この本の冒頭で提示されている、女性一人ひとりが自らの性を売ることの自由/規範意識との間に持つ緩やかな境界線の連続は、同性かつ同世代である自分にとって、これまで感覚的に理解できても説明が難しいものだった。それを本書では長年の参与観察によってAV女性たちの「気分」と表すことで、現代的な女性の一面として捉えている。まだ腑に落ちない点もいくつかあるが、自分にとって「性労働」論に新しい視点を与えてくれた一冊。

【第30位】

社会的なもののために

社会的なもののために

市野川容孝、宇城輝人 / ナカニシヤ出版
2013/02出版
ISBN : 9784779507243
価格:¥3,024(本体¥2,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

大矢靖之(選)
平等と連帯の基盤であり、安定を促す「社会的なもの」。本書は、「社会的なもの」の概念と周辺の問題系を問い直し吟味する。各討議の後に残されるのは、一見して分かりやすく見えるような単純な結論ではない。読者は論者たちの考察を引き受け、考えていかねばならないだろう。本書の豊かな試行には、大変な価値があるように思えた。


紀伊國屋書店は以下の12名を2013年の選考委員としました。
jinbun_book.jpg
浅山太一(梅田本店)
伊藤隆弘(新宿本店)
大矢靖之(福井店)
桑原勇太(流山おおたかの森店)
幸田一男(広島店)
小林永樹(さいたま営業所)
原元太(首都圏西営業部)
藤本浩介(新宿本店)
藤中祐太(グランフロント大阪店)
星正和(新宿本店)
野間健司(営業企画部)
四井志郎(情報システム部)

【番外編】選考委員、この一冊!
選考委員イチオシの一冊をここにご紹介いたします。

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバ-を歌う女の一生

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバ-を歌う女の一生

渋谷直角 / 扶桑社
2013/07出版
ISBN : 9784594068707
価格:¥1,188(本体¥1,100)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

浅山太一(梅田本店)
2013年は日本のサブカルにとって決定的なターニングポイントをむかえた年だったと記憶されるでしょう。本書(とあと小野ほりでいさんの「"超"初級サブカル女子入門」)の登場は、そのミネルヴァのふくろうです

傷と出来事

傷と出来事

ジョ-・ブスケ、谷口清彦 / 河出書房新社
2013/07出版
ISBN : 9784309206271
価格:¥3,024(本体¥2,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

伊藤隆弘(新宿本店)
傷とともに生きるのではなく、また傷を癒やすことでもなく、傷にふさわしい者になること。それは出来事であり、どこまでも誠実な肯定です。そして我々の傷、と同調を求めず私的な想念から発される言葉に「私」は鼓舞されました。ドゥルーズ理解の一助にも。

同化と他者化 戦後沖縄の本土就職者たち

同化と他者化 戦後沖縄の本土就職者たち

岸政彦 / ナカニシヤ出版
2013/02出版
ISBN : 9784779507236
価格:¥3,888(本体¥3,600)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

大矢靖之(福井店)
本土就職を果たしながらも沖縄に還ってきた人々への聞き取り調査と検討を通じ、沖縄人のマイノリティとしてのアイデンティティを考察、同化圧力のもとで民族的同化は不可能であるだろう、という結論にまで至る。読んでいる最中、沖縄人達の語りに圧倒され、その経験には時に涙した。読み手の情動を揺り動かす研究書を初めて読んだ。

トップシ-クレット・アメリカ 最高機密に覆われる国家

トップシ-クレット・アメリカ 最高機密に覆われる国家

デイナ・プリ-スト、ウィリアム・ア-キン / 草思社
2013/10出版
ISBN : 9784794220097
価格:¥2,808(本体¥2,600)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

桑原勇太(流山おおたかの森店)
この本で指摘されている問題は、日本人にとっても他人事ではありません。特定秘密保護法が成立し情報管理体制の強化が叫ばれるなか、その是非に関わらず今こそアメリカの現状に学ぶべきです。インテリジェンスの問題のみならず、日本の針路を考えるにあたって重要な文献だと思います。

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

藻谷浩介、日本放送協会 / 角川書店
2013/07出版
ISBN : 9784041105122
価格:¥843(本体¥781)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

幸田一男(広島店)
まさに人口減少社会の最先端、中国山地の里山から日本経済、いや世界経済を揺るがす革命が始まろうとしていた。それが里山資本主義。超簡単に言えば、森林や農作物などの里山的資源を活用した、自給自足エコ経済の復権なのだが、それが地域のコミュニティ再生にもつながっていくところが面白いと思う。

検閲帝国ハプスブルク

検閲帝国ハプスブルク

菊池良生 / 河出書房新社
2013/04出版
ISBN : 9784309624556
価格:¥1,620(本体¥1,500)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

小林永樹(さいたま営業所)
「本を焼く者は、やがて人間をも焼くことになるだろう」。グーテンベルク・テクノロジーにより級数的に増大した書籍の統制のため激烈な検閲体制を敷き、やがてハイネの警句通りの顛末を辿るハプスブルク王朝の盛衰を賑やかに物語る、さながら大河小説のような作品。

「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学

「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学

岡和田晃 / アトリエサード
2013/11出版
ISBN : 9784883751617
価格:¥3,024(本体¥2,800)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

原元太(首都圏西営業部)
早逝のSFの異才・伊藤計劃を出発点に、国内外の膨大な文学・ミステリ・ゲームにノンフィクションを横断してこの世界を描ききる、遠大かつ緻密な批評の書。これまで、好きだけどよくわからない存在だった伊藤計劃が、この本のおかげで、ようやく私の腑に落ちました。

ニンファ・モデルナ 包まれて落ちたものについて

ニンファ・モデルナ 包まれて落ちたものについて

ジョルジュ・ディディ・ユベルマン、森元庸介 / 平凡社
2013/06出版
ISBN : 9784582702804
価格:¥3,240(本体¥3,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

藤本浩介(新宿本店)
古代のニンフたちがまとっていた白い衣が、やがて絵画の中で地に落ち、ついには近代都市の路上のボロ布へと生まれ変わる──ヨタ話と思うなかれ。歴史の無意識、記憶の再来に注目するディディ=ユベルマンのアクロバティックな美術思想の真骨頂です! ベンヤミン、ヴァールブルクを受け継ぐ、常識を超えたイメージの学を体験してください。

海賊旗を掲げて 黄金期海賊の歴史と遺産

海賊旗を掲げて 黄金期海賊の歴史と遺産

ガブリエル・ク-ン、菰田真介 / 夜光社
2013/11出版
ISBN : 9784906944026
価格:¥2,160(本体¥2,000)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

藤中祐太(グランフロント大阪店)
海賊は、決して過去のものではない。社会に抑圧され、虐げられる人々が存在する限り、彼等の反抗は、時代を問わず何らかの形で表出するものなのかもしれません。「海賊旗を掲げる」ことに魅せられる人間は、実は少なくないように思います。

ラノベのなかの現代日本 ポップ/ぼっち/ノスタルジア

ラノベのなかの現代日本 ポップ/ぼっち/ノスタルジア

波戸岡景太 / 講談社
2013/06出版
ISBN : 9784062882132
価格:¥799(本体¥740)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

星正和(新宿本店)
文庫本販売シェアの4分の1近くを占めるとも言われるライトノベルですが、批評の俎上に上る事は稀です。そこにあえて切り込んで見せた1冊。取り上げられるのは多彩なラノベ作品の中のごく一部ですが、難しい題材に果敢に挑んでいて読みごたえがあります。

合理的な神秘主義 生きるための思想史

合理的な神秘主義 生きるための思想史

安冨歩 / 青灯社(新宿区)
2013/04出版
ISBN : 9784862280640
価格:¥2,700(本体¥2,500)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

野間健司(営業企画部)
社会のなかで自分を裏切らずに生きていくことは本当にむずかしい。そんな良心の不安を抱えるすべての人に、この本はお役に立つはずだ。『生きる技法』という衝撃の名著を書いた安冨歩が、自らをつくった古今東西の人類の智慧を、発見的な読み方へと開く。生きること、学ぶことへの洞察の宝庫。

進化するアカデミア 「ユ-ザ-参加型研究」が連れてくる未来

進化するアカデミア 「ユ-ザ-参加型研究」が連れてくる未来

江渡浩一郎、ニコニコ学会β実行委員会 / イースト・プレス
2013/05出版
ISBN : 9784781609959
価格:¥1,404(本体¥1,300)

本棚に登録 カートに入れる 店頭在庫検索 電子書籍はこちら

四井志郎(情報システム部)
アメリカがTEDなら日本にはニコニコ学会がある!研究は発表され共有され拡散することで価値を持ち、学問として前に進む。というか楽しい。情報科学系に偏ることなく、人文科学系にも発奮を期待したい。

読者の皆様からのアンケートでご応募いただきましたすべての推薦本は、「じんぶん大賞ノミネートの本棚」にてご紹介しております。

【記念小冊子配布!】
フェア開催期間中、全国の紀伊國屋書店で以下2点の小冊子をお求めいただけます。

◆千葉雅也氏の大賞受賞コメントならびにベスト30の読者推薦コメントを掲載した小冊子を無料配布いたします。同冊子に収録されている、白井聡氏(文化学園大学助教)と福嶋亮大氏(京都造形芸術大学非常勤講師)による特別対談も必読です!
◆昨年12月にグランフロント大阪店で開催されたトークイベント――「千葉雅也、大いに語る。」より一部内容を抜粋した小冊子(発行:河出書房新社)を無料配布いたします。

【全国46店舗でブックフェア開催!】
紀伊國屋書店全国46店舗にて「紀伊國屋じんぶん大賞2013」ブックフェアを開催いたします。

開催期間:2014年2月10日(月)~3月9日(日)
開催店舗:
北海道/札幌本店厚別店

青森県/弘前店
宮城県/仙台店

栃木県/宇都宮店
群馬県/前橋店
埼玉県/さいたま新都心店浦和パルコ店
千葉県/流山おおたかの森店
東京都/新宿本店新宿南店渋谷店笹塚店大手町ビル店北千住マルイ店ららぽーと豊洲店吉祥寺東急店
神奈川県/横浜店
新潟県/新潟店

福井県/福井店
富山県/富山店

愛知県/名古屋空港店、南山大学ブックセンター
京都府/京都産業大学ブックセンター

大阪府/梅田本店グランフロント大阪店本町店京橋店高槻店堺北花田店泉北店
兵庫県/神戸店

岡山県/クレド岡山店
広島県/広島店
香川県/丸亀店
徳島県/徳島店
愛媛県/いよてつ高島屋店

福岡県/福岡本店ゆめタウン博多店久留米店
佐賀県/佐賀店
大分県/大分店
長崎県/長崎店
熊本県/熊本はません店熊本光の森店
鹿児島県/鹿児島店
※店舗により展開規模が異なります。詳細は各店舗にお問い合わせください。

◆コラボブックフェア@新宿本店のお知らせ◆
新宿本店(3階)では、「人文書ベスト30」の展示に加え、5つの大学サークル――慶應義塾大学SF研究会・中央大学学術連盟文学会・東京大学書評誌ひろば・立教大学文芸思想研究会・早稲田大学政治経済攻究会とのコラボフェアを開催いたします。
題して、「コレがキテます。――2014年、今、この人文書がアツイ!名門大学アカデミック系サークルが選ぶ『2013年のおすすめ人文書』ブックフェア」
こちらも是非、ご注目ください!

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

「紀伊國屋じんぶん大賞2013」事務局

2014.02.10 特集[TOP]  受賞作品