| 【戦後を問い直す!『戦後日本スタディーズ』60・70年代編 刊行!】 (No.262 2009. 5.12配信号) |
「戦後」を問い直すための見取り図を提示するシリーズ『戦後日本スタディーズ』の第二弾「60・70年代編」が刊行されます。本シリーズは、これまでこぼれ落ちてきた論点をアクチャルな問題として拾い上げ、戦後を特に社会運動に力点をおいて総括しようとする野心的な試みです。 「あらためて『戦後日本』を総体として捉え直し、一つひとつの事実を21世紀の視点から歴史化する営みが、これからを生き抜くうえで不可欠だと判断し、私たち編者は『戦後日本スタディーズ』を、読者のみなさんへ発信する」(編者まえがきより) |
1.5月19日刊行!『戦後日本スタディーズ』60・70年代編 |
【1】 | 戦後日本スタディ−ズ(2) 60・70年代 | |
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岩崎稔 / 上野千鶴子ほか編著 2009/05 (紀伊国屋書店) 標準価格:税込\2,520 ISBN:9784314010511 |
★五五年体制/安保/ベ平連/三里塚/文革/水俣/アングラ/全共闘/リブ/連合赤軍/沖縄/コミューン/少年マンガ…… なぜこんな国になってしまったのか? かつて〈革命〉を信じた時代があった。 噴出する〈社会運動〉の時代を検証する!シリーズ第二弾。 インタビュー:田中美津(聞き手・北原みのり)・吉川勇一(聞き手・小熊英二) 執筆者:瓜生吉則・小熊英二・北原みのり・今防人・新城郁夫・杉田敦・福岡愛子・松井隆志・道場親信・室井尚 各巻に詳細な年表付(道場親信編) |
2.シリーズ『戦後日本スタディーズ』 |
【1】 | 戦後日本スタディーズ〈3〉80・90年代 | |
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岩崎稔 / 上野千鶴子 / 北田暁大 / 小森陽一 / 成田龍一【編著】 2008/12 (紀伊國屋書店) 標準価格:税込\2,520 ISBN:9784314010535 |
★ニューアカ/フェミニズム/おたく/ピースボート/ネオリベ/バブル文化/グローバル化/オウム/9・11/イラク戦争/格差… インタビュー:辻井喬、三浦雅士 執筆者:五十嵐泰正・遠藤知巳・櫛渕万里・斎藤美奈子・佐々木寛・佐藤俊樹・土佐弘之・原宏之・玄武岩・道場親信・森川嘉一郎・山下範久 <好評発売中!> |
【2】 | 戦後日本スタディ−ズ(1) 40・50年代 | |
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岩崎稔 / 上野千鶴子ほか編著 2009/06 (紀伊国屋書店) 標準価格:税込\2,520 ISBN:9784314010528 |
★東京大空襲/憲法/GHQ/復員兵/東京裁判/生活綴方運動/講和/サークル詩/朝鮮戦争… インタビュー:井上ひさし、金石範、無着成恭 執筆者:内海愛子・加納実紀代・早乙女勝元・鳥羽耕史・藤目ゆき・丸川哲史・屋嘉比収・吉見俊哉 <2009年6月刊行予定> |
3.関連書 |
【1】 | 転回点を求めて―一九六〇年代の研究 | |
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富永茂樹【編】 2009/03 ((京都)世界思想社) 標準価格:税込\2,625 ISBN:9784790714019 |
★東京オリンピック、三種の神器、ミニスカート、牛乳神話、『沈黙の春』、ボブ・ディラン……。 『黄金の六〇年代』の舞台裏で、いったい何が終焉し、何が出現したのか。我々が今ある位置を知るために、転回点としての1960年代を考察する。 |
【2】 | ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉 (岩波新書) | |
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吉見俊哉【著】 2009/01 (岩波書店) 標準価格:税込\819 ISBN:9784004310501 |
★バブルとその後の長期不況、深まる政治不信、そして高まる社会不安。列島が酔いしれた高度成長の夢のあと、何が待ち受けていたのか。崩れゆく冷戦構造のなかで、この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか。六〇年代半ばから現在まで、政治・経済・社会・家族…すべてが変容し崩壊していく過程をたどる。 |
【3】 | 抵抗の同時代史―軍事化とネオリベラリズムに抗して | |
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道場親信【著】 2008/07 ((京都)人文書院) 標準価格:税込\2,940 ISBN:9784409040911 |
★戦後日本の社会運動・市民運動は敗北の歴史であったかもしれない。 しかし、そのさなかにも、強大な権力への様々な抵抗と、運動における人々の創造的つながりは確かに存在した。地球規模で亢進する軍事化とネオリベラリズムに抗うために、そして「もうひとつの社会」を構想するために、抵抗の記憶と痕跡をたどること。 「国家の言うままにならぬという記憶」を分かちもつコミュニティの方へ…。 著者初の同時代史論にして、注目の第二論集。 |
【4】 | 新左翼の遺産―ニューレフトからポストモダンへ | |
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大嶽秀夫【著】 2007/03 (東京大学出版会) 標準価格:税込\3,360 ISBN:9784130301435 |
★ブント、60年安保闘争、清水幾太郎と谷川雁。第二次世界大戦後の先進国の豊かな社会の誕生とあいまって新左翼が登場する。その意味するものは何か。 ポストモダンにつながる近代主義批判の思想と運動を明らかにする。 |
【5】 | 族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史 | |
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難波功士【著】 2007/06 (青弓社) 標準価格:税込\2,730 ISBN:9784787232731 |
★太陽からみゆき族、暴走族、アンノン族、クリスタル族などの「族」の系譜をたどり、オタク、渋谷系、コギャル、裏原系へという「族から系への転換」を見定めて、若者文化の変容を照らし出す戦後史。 |
【6】 | 戦後思想の名著50 | |
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岩崎稔 / 上野千鶴子 / 成田龍一【編】 / 青木保 / 赤坂憲雄 / 天野正子 / 生井英考 / 磯前順一【ほか執筆】 2006/02 (平凡社) 標準価格:税込\3,570 ISBN:9784582702583 |
★私たちは何を受け継ぐべきなのか。 過去を清算し新たな再生を願った60年の戦後思想史が、私たちに何を残してくれたのかを総点検する試み。 |
【7】 | 1968年 (ちくま新書) | |
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〓秀実【著】 2006/10 (筑摩書房) 標準価格:税込\903 ISBN:9784480063236 |
★先進国に同時多発的に起こった多様な社会運動は、日本社会を混乱の渦に巻き込んだ。 その結果生まれたウーマン・リブ(→フェミニズム→男女共同参画)、核家族化(=儒教道徳の残滓の一掃)、若者のモラトリアム化(→「自分さがし」という迷路)、地方の喪失(=郊外の出現)、市民の誕生と崩壊、「在日」との遭遇などの現象は相互に関連しながら、現代社会の大きな流れを形作っている。前史としての“60年安保”から、ベ平連や全共闘運動を経て三島事件と連合赤軍事件に終わるまでの“激しい時代”を、新たに発掘した事実を交えて描く現代史の試み。 |
【8】 | 思想としての全共闘世代 (ちくま新書) | |
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小阪修平【著】 2006/08 (筑摩書房) 標準価格:税込\735 ISBN:9784480063151 |
★団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。そして全共闘運動とはいったい何だったのか?個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。 |
【9】 | 戦争が遺したもの―鶴見俊輔に戦後世代が聞く | |
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鶴見俊輔 / 上野千鶴子 / 小熊英二【著】 2004/03 (新曜社) 標準価格:税込\2,940 ISBN:9784788508873 |
★アメリカでの投獄、戦時下の捕虜虐殺と慰安所運営、60年安保とベトナム反戦、丸山真男や吉本隆明との交流…。戦争から戦後を生き抜いた知識人が、戦後60年を前にすべてを語る。 |
【10】 | 革命的な、あまりに革命的な―「1968年の革命」史論 | |
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〓@5FA3秀実【著】 2003/05 (作品社) 標準価格:税込\3,360 ISBN:9784878935541 |
★「20世紀唯一の世界革命」1968年に至る60年代日本の政治的/思想的/文化的パラダイム・シフトと、その現在性を克明に描き出す渾身の長編評論。 |
【11】 | “民主”と“愛国”―戦後日本のナショナリズムと公共性 | |
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小熊英二【著】 2002/10 (新曜社) 標準価格:税込\6,615 ISBN:9784788508194 |
★これまで語られることがなかった戦争の記憶と「戦後」の姿が、いま鮮烈によみがえる。『単一民族神話の起源』『“日本人”の境界』で日本を問いなおしてきた著者が、私たちの過去を問い、現在の位置を照らしだす。 |
【12】 | 「彼女たち」の連合赤軍―サブカルチャーと戦後民主主義 (角川文庫) | |
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大塚英志【著】 2001/05 (角川書店) 標準価格:税込\700 ISBN:9784044191092 |
★サブカルチャーと歴史が否応なく出会ってしまった70年代初頭、連合赤軍山岳ベースで起きた悲劇を『多重人格探偵サイコ』の作者が批評家としてのもう一つの顔で読みほどく。 |
【13】 | 日露戦争スタディーズ | |
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小森陽一 / 成田龍一【編著】 / 木下直之 / 紅野謙介 / 大谷正 / 荒川章二 / 飯田祐子【ほか著】 2004/02 (紀伊国屋書店) 標準価格:税込\2,310 ISBN:9784314009560 |
★メディアと報道、戦場と植民地、地域社会と軍隊、銃後と民衆運動、記憶と慰霊…。近代日本を方向づけたあの戦争、あの時代、あの社会を、世紀をこえていま問い直す。 |
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