header
logo1
Kinokuniya e-Alert Service



 
【70年代生まれの論客たち―新宿本店フェアご案内】

(No.136 2007. 7.13配信号)



1970年代に生まれた研究者やジャーナリストが、めきめきと頭角を現しています。

「昭和」も「バブル」も終焉した「失われた十年」に青春を過ごし、就職活動は「氷河期」。「フリーター」「ニート」「ポスドク」を量産し、「希望格差社会」の「下層」。消費者としては、従来の市場分析の語り口から疎外された「団塊ジュニア」。

そんな彼ら・彼女らも、いまや28歳〜37歳の働き盛り。今年の新聞の正月特集では、次代を担う才能ある「団塊ジュニア」たちが、大きく取り上げられました。

紀伊國屋書店新宿本店3Fでは、今、彼ら・彼女らを読まずして、日本と世界の「これから」は語れない! という思いから、「70年代生まれの論客たち」フェアを開催中です。「団塊の世代」以後は避けられてきたような硬派の主題に真正面から挑む者、現場に身を置きながら「貧乏くじ世代」の現実を直視し社会に訴える者――各人各様の「70年代生まれ」の思考と実践から、00年代の希望/絶望が浮かび上がります。

★「70年代生まれの論客たち フェア」
 ・場所   :紀伊國屋書店新宿本店 3F
 ・会期   :開催中〜7月31日(火)
 ・お問合せ:紀伊國屋書店新宿本店 (TEL)03-3354-0131 (FAX) 03-3354-0275

Books
1.1970年代生まれの研究者が中心となっている論文集

【1】若者の労働と生活世界 彼らはどんな現実を生きているか
4272350250の画像本田由紀
2007/05 (大月書店)

標準価格:税込\2,520    ISBN:9784272350254
★混迷する社会に生を模索する若者たち―それぞれの「現場」から見える実像とは?作られる「若者」像に抗し、若き研究者・実践者たちの手で編まれた画期的論集。

2007年6月17日「日本経済新聞」書評掲載。

【2】グロ−バリゼ−ションと文化変容 (Sekaishiso seminar) 音楽、ファッション、労働からみる世界
4790712370の画像遠藤薫
2007/03 (世界思想社)

標準価格:税込\1,995    ISBN:9784790712374
★コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…“自明の日常”として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。

Books
2.瀬沼 文彰(1978年生まれ)
<略歴>
東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程在学中。
専攻はコミュニケーション学。

【1】キャラ論
4903082423の画像瀬沼文彰
2007/03 (STUDIOCELLO)

標準価格:税込\1,260    ISBN:9784903082424
★「キャラ」に覆われた現代社会、若者たちに多く見られるユニークで複雑な人間関係…。元お笑い芸人が若者世代の人間関係やコミュニケーションに注目して、彼らの実態や特徴を分析。現代社会を生き抜くヒントが満載。

Books
3.白井 聡(1977年生まれ)
<略歴>
現在、日本学術振興会特別研究員。多摩美術大学、神奈川大学非常勤講師。専攻は、政治学・政治思想。

【1】未完のレ−ニン (講談社選書メチエ) 〈力〉の思想を読む
4062583879の画像白井聡
2007/05 (講談社)

標準価格:税込\1,575    ISBN:9784062583879
★革命を論じた「国家と革命」、世界観のマニフェスト「何をなすべきか」。2つのテクストから立ち現れる「リアルなもの」の探求者レーニンの相貌。資本主義の純粋化が進む現在、レーニンという思想史上の事件を捉え直す。

2007年7月1日「朝日新聞」書評掲載。

Books
4.風間 直樹(1977年生まれ)
<略歴>
東洋経済新報社 第一編集局記者。
電機、金融担当を経て、現在、雇用問題を中心に担当している。

【1】雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか
4492260846の画像風間直樹
2007/05 (東洋経済新報社)

標準価格:税込\1,680    ISBN:9784492260845
★現代の労働者がいかに過酷な立場に立たされているかを徹底取材。待遇は改善されず、または悪化する一方で、負うべき責任だけは膨らんでいく。雇用のあり方を問い直す警世の書。

2007年7月1日「毎日新聞」書評掲載。

Books
5.阿部 真大(1976年生まれ)
<略歴>
東京大学大学院後期博士課程を経て現在、学習院大学非常勤講師。
専攻は労働社会学・家族社会学・社会調査論。

【1】働きすぎる若者たち (生活人新書) 「自分探し」の果てに
4140882212の画像阿部真大
2007/05 (日本放送出版協会)

標準価格:税込\735    ISBN:9784140882214
★ニート、フリーター、下流社会…「学ばない、働かない若者」が問題だって言うけれど、でも本当は、多くの若者が報われない労働にのめり込んで燃え尽きてしまうことこそが問題ではないのか?「あり地獄」とも称されるケアワーカーの実態調査を通して、若き社会学者がロストジェネレーション(25〜35歳)の労働問題の構造と本質を鮮やかにえぐり出す。

2007年7月1日「朝日新聞」書評掲載。
【2】搾取される若者たち (集英社新書) バイク便ライダ−は見た!
4087203611の画像阿部真大
2006/10 (集英社)

標準価格:税込\672    ISBN:9784087203615
★東京大学大学院に在籍中の著者が、自らの体験をもとに、同世代の団塊ジュニアが直面する労働・雇用問題を分析した、衝撃の論考。

Books
6.鈴木 謙介(1976年生まれ)
<略歴>
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員。
専攻は理論社会学。

【1】〈反転〉するグロ−バリゼ−ション
4757141564の画像鈴木謙介
2007/05 (NTT出版)

標準価格:税込\2,310    ISBN:9784757141568
★自己駆動する空虚、「グローバル化は避けられない」という信仰を解体する―。グローバリゼーション論をアナーキズムの思想史から再読解し、「裏返っていく世界」の実像に迫る、21世紀の新しい社会理論。

2007年6月17日「日本経済新聞」書評掲載。
【2】ウェブ社会の思想 (NHKブックス) 〈遍在する私〉をどう生きるか
4140910844の画像鈴木謙介
2007/05 (日本放送出版協会)

標準価格:税込\1,124    ISBN:9784140910849
★急速に情報化する世界の中で、人は自らの狭い関心に籠もり、他者との連帯も潰えていく。共同性なき未来に、民主主義はどのような形で可能なのか。情報社会の生の行方に鋭く迫り、宿命に彩られた時代の希望を探る。
【3】カ−ニヴァル化する社会 (講談社現代新書)
406149788Xの画像鈴木謙介
2005/05 (講談社)

標準価格:税込\735    ISBN:9784061497887
★分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。「ニート論議」「監視社会論議」の本質も明らかに。
【4】暴走するインタ−ネット ネット社会に何が起きているか
4872573021の画像鈴木謙介
2002/09 (イ−スト・プレス)

標準価格:税込\1,575    ISBN:9784872573022
★“出会い系”から“2ちゃんねる”まで26歳(当時)の気鋭社会学者が過激化するインターネットの現在を読み解いた。

Books
7.高原 基彰(1976年生まれ)
<略歴>
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍中。
日韓中の開発体制の変容にともなう社会変動を研究。

【1】不安型ナショナリズムの時代 (新書y) 日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由
4862480195の画像高原基彰
2006/04 (洋泉社)

標準価格:税込\819    ISBN:9784862480194
★中国・韓国の若い世代の「反日」と、日本の「嫌韓・嫌中」世代の根っこにあるのは何か。若き社会学者がグローバル資本主義下の三国に共通する課題を浮かび上がらせる。スケールの大きい衝撃のデビュー作。

Books
8.荒井 裕樹(1976年生まれ)
<略歴>
弁護士。青色発光ダイオード中村裁判などに携わり、そのほかにも味の素裁判など、世間で話題となった訴訟を担当。

【1】プロの論理力! トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術
4396612508の画像荒井裕樹
2005/09 (祥伝社)

標準価格:税込\1,365    ISBN:9784396612504
★青色発光ダイオード中村裁判などに携わり、28歳で年収1億を実現した弁護士が、これまで培ってきた論理的思考力の鍛え方、論理的交渉の進め方、そして論理的思考に基づいた仕事術までを、余すところなく開示する。

Books
9.中島 岳志(1975年生まれ)
<略歴>
北海道大学公共政策大学院助教授。
「紀伊國屋書店書評空間 Kinokuniya Booklog」に書評連載中。

【1】インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け
4103027517の画像中島岳志
2006/07 (新潮社)

標準価格:税込\1,575    ISBN:9784103027515
★怒涛の経済成長を続けるインドでせめぎ合う、政治と宗教、消費文化と精神世界。人々は、豊かな生活を享受する一方で、伝統やモラルの喪失に悩み始める。「21世紀の大国」インド現代社会の内面を抉る。
【2】ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥ−・ナショナリズム運動
4861100488の画像中島岳志
2005/08 (春風社)

標準価格:税込\3,800    ISBN:9784861100482
★ナショナリストとは誰か?インド国内メディアでさえ取材の難しい過激な宗教ナショナリズム運動の内部深く入り、その活動実態と理念を明らかにする。
【3】中村屋のボ−ス インド独立運動と近代日本のアジア主義
4560027781の画像中島岳志
2005/04 (白水社)

標準価格:税込\2,310    ISBN:9784560027783
★大佛次郎論壇賞受賞作。日本に亡命して新宿中村屋に身を寄せたエピソードで知られるインド独立運動の闘士ボースのアジア解放への熱い希求と日本帝国主義への止むなき依拠との狭間で引き裂かれた懊悩の生涯を通して、「大東亜」戦争とは何だったのか?ナショナリズムの功罪とは何か?を描く、渾身の力作。
【4】ヒンドゥ−・ナショナリズム (中公新書ラクレ) 印パ緊張の背景
4121500571の画像中島岳志
2002/07 (中央公論新社)

標準価格:税込\819    ISBN:9784121500571
★欧米マスコミはもちろん、日本の特派員もなかなか入れない対象に潜入して、一訓練生としてインドの下層大衆と触れあい、また、RSSの指導者たちとも対話を繰り返した記録。写真多数(100点以上)。

Books
10.志葉 玲(1975年生まれ)
<略歴>
2002年春から、環境・平和・人権をテーマにフリーランスジャーナリストとしての活動。

【1】たたかう!ジャ−ナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争
4916117743の画像志葉玲
2007/06 (社会批評社)

標準価格:税込\1,890    ISBN:9784916117748
★キミはホンモノの戦争を見たか。米軍に「捕虜」として拘束された若手ジャーナリスト・シバレイが、イラク戦争、レバノン戦争の実態を追う。日本で報道されない戦争が今、明らかに。

Books
11.雨宮 処凛(1975年生まれ)
<略歴>
小説家。
幼少期からいじめ、家出、リストカットを経験し、右翼団体活動歴あり。現在は、新自由主義のなか、生活も職も心も不安定さに晒される人びと(プレカリアート)の問題に取り組む。

【1】右翼と左翼はどうちがう? (14歳の世渡り術)
4309616437の画像雨宮処凛
2007/05 (河出書房新社)

標準価格:税込\1,260    ISBN:9784309616438
★ウヨクとサヨク。命がけで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに仲良くできないのはなぜ?両方の活動を経験した著者が、学校では教わらない右翼・左翼のテロ、革命の歴史や現状をとことんかみ砕く。現役活動家6人への取材も収録。中学生以上、大人まで。
【2】生きさせろ! 難民化する若者たち
4778310470の画像雨宮処凛
2007/03 (太田出版)

標準価格:税込\1,365    ISBN:9784778310479
★自己責任の名のもとに私たちを使い捨てる社会に、企業に、反撃を開始する!この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書。
【3】すごい生き方 (Sanctuary books)
4861130093の画像雨宮処凛
2006/01 (サンクチュアリ・パブリッシング)

標準価格:税込\1,365    ISBN:9784861130090
★今、若者の2人に1人が「生きづらい」と感じ、10人に1人が自殺未遂を経験。その問題の根っこは何なのか。どうすれば解決できるのか。ごく最近まですごく生きづらかった著者が、若者と一緒になって考える本。
【4】自殺のコスト
4872336445の画像雨宮処凛
2002/02 (太田出版)

標準価格:税込\1,260    ISBN:9784872336443
★『完全自殺マニュアル』が書かなかった自殺の損得勘定。致死量のクスリの値段、自殺者遺族の年金額、電車飛び込み自殺の損害賠償額、自殺物件の下落率、自殺でもらえない生命保険の種類など、本当に自殺は得か損か?後悔だらけの人生で、死んでまで後悔したくない人のための「自殺の費用対効果」バイブル。

Books
12.堀 巌雄(1974年生まれ)
<略歴>
2007年、早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。

【2】ロ−ルズ誤解された政治哲学 公共の理性をめざして
4861101123の画像堀巌雄
2007/06 (春風社)

標準価格:税込\4,935    ISBN:9784861101120
★リベラリズムの守護神か、陳腐な夢想家か、それとも…。政治哲学・倫理学界の巨人ロールズとは、何者か。博士論文から没後の著作までを精読し、既存の解釈が見逃した可能性を汲み上げる。

Books
13.辛酸 なめ子(1974年生まれ)
<略歴> 漫画家、コラムニスト。


【1】自立日記 (文春文庫plus)
4167713144の画像辛酸なめ子
2007/05 (文藝春秋)

標準価格:税込\550    ISBN:9784167713140
★辛酸なめ子、1999年から2001年、25歳から27歳までの日記。恐怖の大王が約束を破った1999年。インターネット関係のトラブルが相次いだ2000年。台風、火事、テロ、狂牛病など恐ろしいニュースの多かった2001年。数多くの仕事をこなしつつ、親から独立する一人暮らしを目指し、成功するまでに起きた出来事を赤裸々に綴る。

Books
14.首藤 若菜(1973年生まれ)
<略歴>
山形大学人文学部助教授。
鉄道や自動車産業、製造業など、ブルーカラーの現場を中心に、男女の労働条件の格差、性別職域分離などを研究。

【2】統合される男女の職場 (双書ジェンダ−分析)
4326648597の画像首藤若菜
2003/12 (勁草書房)

標準価格:税込\5,670    ISBN:9784326648597
★〈男の仕事〉とされてきた職域に女性が積極的に参入しはじめている。男女混合職化の実態と背景を綿密な調査に基づいて明らかにする。

Books
15.池内 恵(1973年生まれ)
<略歴>
国際日本文化研究センター助教授。
専攻はイスラーム政治思想史、中東地域研究。著書に『現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義』(講談社現代新書、2002年、大仏次郎論談賞)など。

【2】アラブ政治の今を読む
4120034917の画像池内恵
2004/02 (中央公論新社)

標準価格:税込\2,730    ISBN:9784120034916
★現地情勢の精査と分析、社会思想の内在的把握、国際政治への現実的で重層的な認識が切り開くアラブ政治論の新地平。

Books
16.渋谷 知美(1972年生まれ)
<略歴>
東京経済大学現代法学部専任講師。
主な研究テーマは男性のセクシュアリティの社会史。

【1】日本の童貞 (文春新書)
4166603167の画像渋谷知美
2003/05 (文藝春秋)

標準価格:税込\798    ISBN:9784166603169
★「童貞」は一九二〇年代にはカッコいいと思われていた。戦前から戦後にかけての童貞にまつわるイメージの変遷のなかに、恋愛とセックスが強固に結びつき、男が女によって値踏みされるようになった日本社会の、性観念の変化を読みとる。

Books
17.保苅 実(1971年生まれ)
<略歴>
2004年5月、病気によりオーストラリア・メルボルンにて逝去。同年7月、オーストラリア国立大学にて豪州の先住民族研究対象の保苅実記念奨学金が設立された。

【2】ラディカル・オ−ラル・ヒストリ− オ−ストラリア先住民アボリジニの歴史実践
4275003349の画像保苅実
2004/09 (御茶の水書房)

標準価格:税込\2,310    ISBN:9784275003348
★先住民の多様な歴史群を、ポストコロニアル理論を経たいま、排除・包摂しない歴史の多元化が求められている。異文化の歴史を聴き、「通文化化の歴史学」を大胆かつユーモラスに展開。

Books
18.北田 暁大(1971年生まれ)
<略歴>
東京大学大学院情報学環助教授。
専門は理論社会学、メディア論。ハードな理論的関心とベタな現象的把握を兼ね備えた切れ味を見せる。

【1】カルチュラル・ポリティクス1960/70
4796702695の画像北田暁大 / 野上元
2005/12 (せりか書房)

標準価格:税込\2,625    ISBN:9784796702690
★野上元、水溜真由美と共編。―「戦後」から「消費社会」への転換期の過酷な状況が生み出した切実なテーマをめぐって、“わたし”と“メディア”と“国土”が激しく揺れ動き、「理論/実践」という二分法と格闘する「思想」が真のリアリティを持っていた時代の風景を「“60/70”を知らない子どもたち」があざやかに描き直す。
【2】嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)
4140910240の画像北田暁大
2005/02 (日本放送出版協会)

標準価格:税込\1,071    ISBN:9784140910245
★あさま山荘事件から、窪塚洋介、2ちゃんねるまで。多様な現象・言説の分析を通し、「皮肉な共同体」とベタな愛国心が結託する機制を鋭く読み解く。すぐれた80年代論(原宏之『バブル文化論』)との評価も。
【3】〈意味〉への抗い メディエ−ションの文化政治学
4796702563の画像北田暁大
2004/06 (せりか書房)

標準価格:税込\2,625    ISBN:9784796702560
★マクルーハン、ベンヤミン、キットラー、ルーマンの再評価から、「方法としてのメディア論」を模索する。人文・社会学者にとって「リファー」されることとは、を問う。事例研究として、戦前期日本の無声映画の受容空間を取り上げる。メディアの不透明な「媒介作用」の実相に迫るモノグラフ。
【4】責任と正義 リベラリズムの居場所
4326601604の画像北田暁大
2003/10 (勁草書房)

標準価格:税込\5,145    ISBN:9784326601608
★なぜ“他者”を尊重しなくてはならないのか―責任の論理と正義の倫理。ポスト・モダン時代の「可能なるリベラリズム」を論じる気鋭の社会学者の野心作。

Books
19.東 浩紀(1971年生まれ)
<略暦>
批評家。デリダ研究の俊英として、1990年代初頭から論壇に颯爽と登場。オタクから現代社会を読む『動物化するポストモダン』は大きな話題に。同世代の代表旗手として常に注目を集めてきた。

【1】文学環境論集 (講談社box) 東浩紀コレクションL
4062836211の画像東浩紀
2007/04 (講談社)

標準価格:税込\2,730    ISBN:9784062836210
★批評界のトップランナー、東浩紀が二つの世紀を横断し構築した文芸評論の新しい視座。文学の可能性を大胆に切り拓く論文集と、時代と真摯に対峙し格闘する時評集との二冊組、900ページに迫る渾身の大著。
【2】ゲ−ム的リアリズムの誕生 (講談社現代新書) 動物化するポストモダン2
4061498835の画像東浩紀
2007/03 (講談社)

標準価格:税込\840    ISBN:9784061498839
★主著『動物化するポストモダン』の待望の続編。前作の問題意識を引き継ぎつつ、ライトノベル、ゲーム、小説などの横断的な読解を通じて、日本の物語(文学)の行方を展望。文芸批評を超える概念「ゲーム的リアリズム」を論じきる快著。
【3】動物化するポストモダン (講談社現代新書) オタクから見た日本社会
4061495755の画像東浩紀
2001/11 (講談社)

標準価格:税込\735    ISBN:9784061495753
★「データベース型消費」「動物の時代」など、現代日本社会論を切り開く数々のキーワードを生み出し、大きな反響を呼んだ第二の主著。
【4】コンテンツの思想 マンガ・アニメ・ライトノベル
4791763254の画像東浩紀
2007/03 (青土社)

標準価格:税込\1,260    ISBN:9784791763252
★コンテンツ産業の国を挙げての振興が喧しく言われる現在、マンガ・アニメ・ライトノベルetc.の現場はどうなっているのか。東浩紀がポスト『エヴァ』世代のクリエイターたちと熱く激しく切り結ぶ。まったく新しいサブカルチャー批評の胎動を伝える画期的対論集。
【5】東京から考える (NHKブックス) 格差・郊外・ナショナリズム
4140910747の画像東浩紀 / 北田暁大
2007/01 (日本放送出版協会)

標準価格:税込\1,218    ISBN:9784140910740
★同じ1971年生まれである北田暁大との対談。シミュラークルの街・渋谷の変貌、郊外のセキュリティ化、下北沢や秋葉原の再開発に象徴される街の個性の喪失、足立区の就学支援、東京の東西格差、そして、ビッグ・シティを侵食する新たなナショナリズム…これらの考察を経て、リベラリズムの限界と可能性を論じる。
【6】波状言論S改 社会学・メタゲ−ム・自由
4791762401の画像東浩紀 / 大沢真幸
2005/11 (青土社)

標準価格:税込\1,680    ISBN:9784791762408
★保守主義とラディカリズム、「あえて」とアイロニー、2ちゃんねるとSNS、弁証法と動物化、イデオロギーや世代の差異を越え、思想的課題を語りつくす。宮台真司、北田暁大、大澤真幸、鈴木謙介と東浩紀が、メタな理論とベタな現実の往復運動=批評を実践する、画期的鼎談集。
【7】網状言論F改 ポストモダン・オタク・セクシュアリティ
4791760093の画像東浩紀 / 永山薫
2003/01 (青土社)

標準価格:税込\1,470    ISBN:9784791760091
★爛熟した消費社会の申し子たる『オタク』という特異な主体の在り様をめぐって、東浩紀と各界の最強の論者が繰り広げる言論のバトルロイヤル。ネット∴ライヴ∴書籍とメディアを横断して展開された妄想と闘争の記録。
【8】自由を考える (NHKブックス) 9・11以降の現代思想
4140019670の画像東浩紀 / 大沢真幸
2003/04 (日本放送出版協会)

標準価格:税込\1,071    ISBN:9784140019672
★大澤真幸との対談。従来の思想が現状への批判能力を失いつつある今、気鋭の二人が権力の変容を見据え、テロ事件から若者のオタク化までの様々な事象を論じながら、時代に即応した新しい自由のあり方を探究する。
【9】動物化する世界の中で (集英社新書) 全共闘以降の日本、ポストモダン以降の批評
4087201880の画像東浩紀 / 笠井潔
2003/04 (集英社)

標準価格:税込\693    ISBN:9784087201888
★団塊の世代に属する笠井潔との対談。親子ほどに年が離れた批評家同士の往復書簡は、集英社新書ホームページ上で連載されたが、対立の激化のため何度も継続が危ぶまれた。妥協のない意見交換を通じて、「動物の時代」という新しい現実に対応する言葉を模索した、知的実践の書。
【10】郵便的不安たち# (朝日文庫)
4022613785の画像東浩紀
2002/06 (朝日新聞社)

標準価格:税込\819    ISBN:9784022613783
★90年代とは、いかなる時代だったのか?徹底化されたポストモダンに対峙しながら、複数のモードを越えて、真に思考することの意味を問う。デビューから現在に至る論考の軌跡。
【11】存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて
4104262013の画像東浩紀
1998/10 (新潮社)

標準価格:税込\2,100    ISBN:9784104262014
★デリダ研究の俊英として将来を嘱望された東浩紀(当時27歳)の記念すべき初単著。結局、本書上梓後、『批評空間』誌の休刊もあり、東は現代思想を離れて、セキュリティ問題など、「批評」の新たな実践へと進む。

Books
20.萱野 稔人(1970年生まれ)
<略歴>
東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員および東京外国語大学非常勤講師。

【1】国家とはなにか
4753102424の画像萱野稔人
2005/06 (以文社)

標準価格:税込\2,730    ISBN:9784753102426
★国家が存在し、活動する固有の原理とはなにか。既成の国家観を根底から覆し、歴史を貫くパースペクティヴを開示する、暴力の歴史の哲学。

Books
21.堤 未果
<略歴>
作家・ジャーナリスト。国際世辞環境研究所理事。

【2】報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 なぜあの国にまだ希望があるのか
4875252307の画像堤未果
2006/04 (海鳴社)

標準価格:税込\1,680    ISBN:9784875252306
★2000年、2004年と大統領選挙にみる不正、大学の費用を餌に高校生をリクルートする軍隊、北アフリカと中東を合わせたより多い飢餓人口などなど、まさに弱肉強食を絵に描いたようなアメリカ社会。その闇の姿を明らかにするとともに、そういった邪悪なイメージとはおよそ正反対の、もうひとつのアメリカの姿を活き活きとした筆致で描き出す。

★9・11を体験した著者だからこそ伝えられる希望のメッセージ。読み終わった後「まだ世界は大丈夫だ」と思える本である。

◇ Kinokuniya e-Alert Plus!のバックナンバーはこちらから。

◇ Kinokuniya e-Alert Plus!は、e-Alertユーザへ配信しているメールサービスです。 Plus!メールの配信をご希望の方は、 Kinokuniya e-Alert のご利用登録をして下さい。

◇ 掲載書籍は、Plus!メール配信時点でお取り寄せが可能なものをセレクトしています。売れ行き状況により、 品切れやお届けに時間がかかる場合がありますので、恐れ入りますが、ご諒承ください。

【発 行】
【問合せ】
紀伊國屋書店 e-Alert事務局
e-mail:ealert@kinokuniya.co.jp
※ ご連絡の際に入力された個人情報はお問合せに対する回答以外には利用致しません。