※電子書籍のリストです。冊子体ではありませんので、ご注意ください。
小島一光
化学
大学1年生向けのテキストとして人気の高い《基礎固め》シリーズを大幅改訂。高い評価をいただいている「懇切丁寧な解説」、「大学で学ぶために必要な内容をコンパクトに掲載」、「豊富な例題と練習問題で効率よく学べる工夫」、「半期の講義に適したボリューム」という特長はそのままに、新課程の学生に合うよう章立てを一新した。一般化学の補講や、高校化学を履修していない学生向けの講義、教養での講義に最適。
1800円(税抜)《基礎固め》シリーズ

浦島充佳
パンデミックを阻止せよ 感染症危機に備える10のケーススタディ
今や人類は小惑星や火山と同じ存在になり地球は地質学上の新しい時代、アントロポセン(人新世)に入った。著者はこの変化の意味を問うため世界へ旅立つ。そこで見たものは変化の最前線で暮らす人々が、深刻な問題へ独創的かつ効果的に取り組む姿。ヒマラヤに人工氷河を作る人、遺伝子組換え作物を古代の農法と組み合わせて育てる人、これら驚くべき物語とともに人間性の変化が地球をどのように作り替えていくか、未来のために地球をどのように設計していくべきかを描く
1900円(税抜)DOJIN選書

佐々木閑
仏教は宇宙をどうみたか アビダルマ仏教の科学的世界観
仏教の思想を体系的にまとめた『アビダルマコーシャ』(倶舎論)。本書ではその前半部分で展開される「仏教的世界観の客観的叙述」を考察し、釈迦が考えたこの世界のあり方を読み解く。超越者の存在や奇跡などの超常的現象を考慮しない、原因と結果の関係で展開する機械論的宇宙。そこに示される物質、精神、エネルギー、時間、因果則などの概念とはいかなるものなのか。現代科学に通じるようでまったく異なる世界観を提示し、仏教と科学の接点と違いを探る心躍る知的冒険の書。
1800円(税抜)DOJIN選書

八田武志
左脳右脳神話の誤解を解く
虚実入り交じる左脳と右脳をめぐるさまざまな言説。そのなかには、「右脳を活性化すれば創造力が伸びる」「日本人と西洋人では音楽の聞き方が違う」といった、科学的に否定されたり、根拠が薄弱にもかかわらずしぶとく生き延び、「神話」になったものもある。本書では、長きにわたり左右脳研究の第一線で活躍し、その変遷の過程をつぶさに見てきた著者が、研究の歴史的な流れを解説し、神話が生まれた要因や科学的に明らかになっている事柄を明らかにしていく。脳の話にとどまらず、科学錯誤情報を生み出さないために必要なこととは?
1600円(税抜)DOJIN選書

田中正之
生まれ変わる動物園 その新しい役割と楽しみ方
動物園には「種の保全」「教育・環境教育」「調査・研究」「レクリエーション」という四つの目的がある。レジャー施設としてだけでなく、この四つの役割をはたす施設として変化のときを迎えている動物園。日本ではじめて、大学の研究者が常駐して研究をしている京都市動物園ではどのような取り組みがなされているのか。チンパンジーやマンドリルの「お勉強」、ゴリラの出産と育児、キリンやアジアゾウの夜の行動など、動物園にいる動物だからできる研究からわかってきた行動や生態を紹介しながら、これからの動物園のあるべき姿を考える。
1700円(税抜)DOJIN選書

牟田淳
美しい顔とはどんな顔か 自然物から人工物まで、美しい形を科学する
美しさと深い関係にあるといわれる「黄金比」。雪の結晶や花といった自然の美しさにひそむ「シンメトリー」。機能を追求する過程でデザインされた人工物がもつ「機能美」。本書では、自然物か人工物かを問わず、身の回りにあふれる美しい形に隠された美の要素を探る。美しい顔に隠された秘密とは、いくつものパターンが創作された連続模様はなぜ美しいのか、橋の頑丈さを生む構造になぜ美しさも感じるのかなどを足がかりとして、ある形を美しいと感じる理由に迫る。
1600円(税抜)DOJIN選書

大島靖美
生物の大きさどのように決まるのか ゾウとネズミの違いを生む遺伝子
生物の大きさは、種ごとに、ある程度決まっています。これは考えてみれば不思議です。たとえばヒトでは、2メートルを超える身長の人がいる一方で、1メートルくらいの人がいますが、ヒトとシロナガスクジラの違いほど差が出ることはありません。なぜなら大きさを調節する仕組みが生物にはあるからです。この、生物の大きさがどのように決まっているかを、遺伝子、DNAのレベルから理解する研究が進み、少しずつその仕組みがわかってきました。本書は、その研究の最新の成果を紹介していきます。
1600円(税抜)DOJIN選書

鈴木真二
落ちない飛行機への挑戦 航空機事故ゼロの未来へ
1903年のライト兄弟の初飛行から110年の歴史を持つ飛行機。その間、航空技術は驚異的ともいえるスピードで発達を遂げてきた一方、大惨事となる数々の事故の経験があった。航空技術の獲得は、安全確保への人類の挑戦でもあった。本書では、航空の110年を振り返り、航空技術発展の過程を概観する。また、事故の教訓を安全性・信頼性向上に活かすのためにどんな取り組みがなされてきたか、さらに「落ちない飛行機」実現のために進められている研究を紹介する。
1800円(税抜)DOJIN選書

城地茂
和算の再発見 東洋で生まれたもう一つの数学
西洋数学伝来以前に日本で栄えた数学、和算。関孝和に代表される和算は、江戸時代に突如出現したのではなく、2000年を超える蓄積の上に成立したものである。本書では、和算の源流を中国数学に求め、それが日本でどのように受容され、日本独自の発展を遂げることになったのかを、時間的、空間的に比較して、和算のパラダイム変遷の過程を読み解く。最終的に西洋数学に置き換えられることになった和算。その興亡史は何を教えてくれるだろうか。
1800円(税抜)DOJIN選書

石川伸一
料理と科学のおいしい出会い 分子調理が食の常識を変える
近年、物理学、化学、生物学、工学の知識を調理のプロセスに取り込み、これまでにない新しい料理を創造しようとする「分子調理」が注目されている。本書ではまず、分子調理の世界的な広がりの様子を眺め、料理と科学の幸運な出会いの場面を描く。そのうえで、おいしさを感じる人間の能力、おいしい料理を構成する成分、おいしい料理をつくる器具といった、料理と科学の親密な関係をひもとき、これらの知見を応用したときに生まれるであろう、「超料理」の可能性を考えていく。少しでもおいしい料理を実現するための、分子調理の世界へようこそ!
1700円(税抜)DOJIN選書

宮崎謙一
絶対音感神話 科学で解き明かすほんとうの姿
私がこの本でもっとも述べたいことは、絶対音感があまり音楽的とはいえない能力だということである。それどころか、それはへたをすると音楽にとって好ましくないように働くことさえもあるというのが私の考えだ。(はじめにより)優れた音楽家には不可欠の能力と思われがちな絶対音感。しかし、科学的な実験が示す事実は、そんなイメージとは反対のものだった。本書では絶対音感研究の第一人者が、データに基づき、現在までにわかっていることとそうでないことを明らかにする。さまざまな逸話や誤解、俗説を超え、絶対音感の真実をめぐる冒険。
1900円(税抜)DOJIN選書

宮原ひろ子
地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来
もっとも身近な天体でありながら、多くの謎が残されている太陽。その太陽の活動が、200年に1度といわれるほど低調な状態にあるという。一方、太陽活動のアップダウンと地球の変動との密接な関係をうかがわせる証拠が得られ始めている。では、現在の低調な太陽活動は地球環境にどのような影響を及ぼすと考えられるのか。本書では、過去・現在・未来の、地球と太陽、さらには宇宙との関係を、「宇宙気候学」の最前線から読み解き、激動する地球への新しい視点を提供する。
1600円(税抜)DOJIN選書

越智啓太
つくられる偽りの記憶 あなたの思い出は本物か?
私たちは、自分の記憶は正確なものだと思っているが、心理学の研究によって、それほど確実なものではないということが明らかになっている。事件の目撃者の記憶は、ちょっとしたきっかけで書き換えられてしまう。前世の記憶やエイリアンに誘拐された記憶のような、実際に体験していない出来事を思い出すことすらある。自らのアイデンティティを確認するために、過去の思い出を積極的に改変しているというのだ。本書では、このような現象が発生するメカニズムを、最新の知見に基づきながら解き明かす。
1600円(税抜)DOJIN選書

渡邉淳司
情報を生み出す触覚の知性 情報社会をいきるための感覚のリテラシー
情報あふれる現代社会において、私たちは情報とどのように付き合っていけばよいのだろうか。本書では、情報が自分とどのような関係にあるのかを適切に把握し、迅速に反応するためには身体的な想像力が必要になるとの立場から、身体と深く結びついた感覚である触覚と情報との関係を考える。心臓の鼓動に触れて生命の意味を理解する試みや、オノマトペの触り心地を可視化する試みなどから見えてくる情報と身体の関係とは。情報を「自分事」として理解し伝達するための感覚のリテラシーの磨き方。
1500円(税抜)DOJIN選書

鳥越規央
スポーツを10倍楽しむ 統計学データで一変するスポーツ観戦
データを知ればスポーツ観戦がさらに面白くなる! なぜテニスでは番狂わせが起きにくいのか、サッカーで得点が生まれやすい時間帯とは、マラソンの記録は2時間の壁を突破できるかなど、運動オンチでも統計オンチでも楽しめるスポーツ統計学。
1600円(税抜)DOJIN選書

赤根敦
DNA鑑定は万能か その可能性と限界に迫る
いわゆる「足利事件」におけるDNA鑑定では、なにが問題だったのか。いまDNA鑑定の信頼性は大きくゆらいでいるのか。1990年代から、犯罪捜査にも本格的に導入されたDNA鑑定。本書では、DNAの分析方法を丁寧に解説しながらその能力を探るとともに、それ自体がはらむ”弱点”に迫る。20年以上DNA鑑定に携わってきた研究者の冷徹な分析によって明らかとなる、大いなる可能性と避けることのできない限界。
1600円(税抜)DOJIN選書

北岡明佳
だまされる視覚 錯視の楽しみ方
止まっている絵が動いて見える、同じ明るさなのに同じに見えない、まっすぐなはずの線が傾いて見える…目の錯覚(錯視)によって、こんな、にわかには信じられない現象が発生する。なぜ錯視は起こるのか?そこに何らかの法則はあるのか?錯視図形を満載し、その驚異の世界を、錯視デザインの第一人者が案内する。
1400円(税抜)DOJIN選書

杉原厚吉
だまし絵のトリック 不可能立体を可能にする
不可能立体と呼ばれるだまし絵をめぐる、七つの疑問を足がかりとして、立体にできそうにない立体を可能にする方法や単に立体化するだけではなく、動きを加えることでさらなる驚きの錯覚現象を生み出す不可能モーションまで紹介。計算の代わりに、作図操作をしたり、実際に、立体を作ってからそれを削ったりという手段で、数学を使わないでも立体を設計できる方法を模索した。
1400円(税抜)DOJIN選書

中田亨
ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか
事故のきっかけになる人間のまちがい、ヒューマンエラー。それはときとして深刻な事故を招く。甚大な被害をもたらすヒューマンエラーは、どうやって防げばよいのか。本書では、事故の発生する過程に注目して、事故をその構造から捉え直し、ヒューマンエラー抑止の理論を考察。さらに、すぐに役立つ実践的なテクニックの一端を、問題形式で紹介する。
1600円(税抜)DOJIN選書

畝山智香子
ほんとうの「食の安全」を考える ゼロリスクという幻想
食品添加物は危険なのか?残留農薬の基準値超過で回収・廃棄の対応は世界の常識なのか?ビタミン剤でがんの予防ができるのか?オーガニックは優れているのか?巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。どの情報が信頼に足るものなのだろうか?メタミドホス、マラカイトグリーン、トランス脂肪酸、メラミンなどの実際の事例も参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法を紹介していく。食品の安全情報を複眼的にとらえた、目から鱗が落ちる一冊。
1600円(税抜)DOJIN選書

熊田孝恒
マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学
誰もが楽しめるエンターテインメント、マジック。マジシャンは、人間の認知機能の盲点をついた巧妙なテクニックによって観客を魅了する。観客がそうとは気づかぬうちに注意を誘導し、ときには行動さえコントロールするのだ。その背後にある人間の認知機能の特性とはいかなるものか。本書では、認知機能のうちでもとくに「注意」の働きに焦点を当てマジックと関連づけながら、人の認知システムの不思議が満載されたステージを披露する。
1700円(税抜)DOJIN選書

吉田荘人
漢方読みの漢方知らず 西洋医が見た中国の伝統薬
西洋薬は副作用が強く、漢方薬は副作用がないと思われがちだ。しかし漢方薬には本当に副作用はないのだろうか。漢方発祥の地中国の、三千年におよぶ医学史と現在の医療事情や、著者が経験した臨床例などからの教訓をとおして、漢方のあり方を考える。知っておきたい、薬の副作用のこと、そして漢方のはなし。
1600円(税抜)DOJIN選書

八田武志
左対右きき手大研究
左ききは器用?左ききは怪我をしやすく短命?同性愛にきき手の影響がある?なぜ右ききの人が多いの?右ききと左ききの脳は違うの?きき手はいつ決まる?きき手の矯正はよいこと?ニホンザルは左きき?ネコにもきき手はある?きき手をめぐるさまざまな俗説、珍説、迷信。世界で行われた研究例を示しつつ、その不思議を探求する。
1700円(税抜)DOJIN選書

針山孝彦
生き物たちの情報戦略 生存をかけた静かなる戦い
地球46億年の歴史の中で、多様な生物が生まれ、生物は多様性を維持しながら生存している。他種とかかわり、生き残りをかけ、生物たちは静かな戦いを繰り広げてきた。外部環境を知る能力を高め、種独自の情報処理系=環世界を洗練させたのだ。環世界とはなにか、その理解はなにをもたらすのか。生き物たちの不思議に魅せられ、世界を巡りながら考えた。生き物ってなんだ!?多様な生物を本当に理解するための旅。
1800円(税抜)DOJIN選書

田近英一
地球環境46億年の大変動史
地球は誕生以来、様々な環境変動を経験してきた。温暖化と寒冷化を繰り返しながら、地球全体が氷に覆われ、超大規模な火山活動が生じ、小惑星の衝突などが生じたと考えられている。地球環境の本質は「変動」であるといえそうだ。しかし一方で、地球には生命があふれ、温暖湿潤な環境を長期的に保てるほど「安定」でもある。激甚な環境変動を繰り返しながらも生命を育むほど安定な地球の環境。温暖化による気候変動が懸念される現代、46億年の地球史からなにを学べるだろうか。
1600円(税抜)DOJIN選書

井村秀文
中国の環境問題今なにが起きているのか
躍進のつづく中国経済。驚異的な経済成長を謳歌する一方で、大気汚染や砂漠化、資源消費の増大など、環境問題が深刻さを増している。人びとの生活水準は向上し、「小康」社会を実現した今こそ、環境問題への取り組みの転機である。中国が直面している問題とはなにか?「東アジア環境共同体」の一員として、日本にできることはなにか?その現状に鋭く切り込む。
1600円(税抜)DOJIN選書

渡辺茂(生物心理学)
鳥脳力 小さな頭に秘められた驚異の能力
鳥脳は小さいから低機能、なんて大きな誤解。道具をつくり、ピカソとモネの絵を見分け、バッハとシェーンベルクを聴き分け、自己像を認知でき、論理的な思考をし、言語だって理解できる。そんな鳥脳に標準装備の能力と、訓練によって獲得できる能力とは何か。かれらの”心”にどこまで迫れるか。さまざまなオモシロ実験から明らかとなる、小さくても高機能な鳥脳の魅力をご堪能あれ。
1700円(税抜)DOJIN選書

青木繁伸
統計数字を読み解くセンス 当確はなぜすぐにわかるのか?
テレビの視聴率や血液型性格診断、偏差値、世論調査、アンケート調査から健康診断の結果にいたるまで、日常生活のあらゆる側面で接する統計数字(データ)。データとは無縁の生活を送ることができなくなった今、その意味を読み解くセンスが不可欠となってきた。本書では、データの収集方法や分析方法、結果の導き方といった統計学の考え方を丁寧に解説し、批判的にデータを読み解き将来予測や意思決定に役立てるための知恵を伝授する。統計リテラシーを高めるための格好の一冊。
1500円(税抜)DOJIN選書

竹山美宏
日常に生かす数学的思考法 屁理屈から数学の論理へ
なぜ数学を勉強しなければならないの?多くの人が一度は抱いたであろうこの疑問を、数学の論理や言葉遣いという切り口から考える。日ごろ接する文章なども題材にしながら、日常生活と数学の世界での言葉遣いの違いを浮き彫りにしつつ、それを越えて数学的思考法を日々の生活に生かす可能性を探る。すると、自分を頑なにしている思い込みを解きほぐし、新しい発想を得るうえで、数学が「役に立つ」ことが明らかになってきた。クールで刺激に満ちた数学の論理をめぐる冒険。
1400円(税抜)DOJIN選書

越智啓太
犯罪捜査の心理学 プロファイリングで犯人に迫る
犯罪者の心の闇を想像するのではなく、科学的に犯人の行動を分析する「犯罪心理学」。本書では、犯罪捜査における心理学の応用のうち、プロファイリングの嚆矢となったFBI方式をはじめ、客観的な犯人像の分析を可能とするリヴァプール方式のプロファイリングや、犯人の居住地を推定する地理的プロファイリング、ストーカーの危険性を推定する技術、さらには大量殺人事件の動機の推定や効果的な防犯対策なども紹介する。犯人に立ち向かう、犯罪心理学の最前線へ。
1400円(税抜)DOJIN選書

颯田葉子
肥満は進化の産物か? 遺伝子進化が病気を生み出すメカニズム
ヒトの病気の原因を進化の過程に求める「進化医学」。本書は遺伝子のレベルから進化と病気の関係をとらえる。遺伝子は長い時間スケールで変化(進化)する。その変化が病気と結びつくとはどういうことか。ビタミン合成の能力を失ったことによる壊血病、尿酸が抗酸化の機能を肩代わりしたことで起きる痛風などの例を引きながら、遺伝子の変化が即座に病気に結びつくわけではなく、生活環境の変化スピードとのミスマッチによって発生するという視点を提供する。
1600円(税抜)DOJIN選書

川上浩司
不便から生まれるデザイン 工学に活かす常識を超えた発想
不便で良かったことはありませんか?便利の追求で見落とされた不便の効用を掘り起こし、デザインの糧とする不便益のシステム論。
1700円(税抜)DOJIN選書

岩淵聡文
文化遺産の眠る海 水中考古学入門
いま世界が注目する水中文化遺産。海洋戦略、文化政策はもとより、外交交渉のカードとしても使われ始めている。その背景には、ダイビング技術の普及や海洋工学機器の急速な技術革新による、水中考古学研究の著しい進展がある。その一方で、世界統一基準のもとでの保全管理も火急の課題として浮かび上がってきている。考古学、人類学、歴史学、地理学、法学、化学など多岐にわたる学際的な研究分野ともいえる水中考古学の最新動向の紹介を通して、今なぜ水中文化遺産が重要か、その本質を説く。
1800円(税抜)DOJIN選書

篠原菊紀
未来の記憶のつくり方 脳をパワーアップする発想法
さまざまな不安が渦巻く世の中で、とかく暗くとらえがちな未来。そんな未来を明るく変える力が「未来の記憶」。そもそも記憶といえば過去にかかわること。一方で予定や展望を記憶することもまた記憶。これが「未来の記憶」だ。その未来の記憶を生み出すのが、過去の記憶を引き出し、現在と組合せる「今の記憶(ワーキングメモリー)」の力。本書では、「今の記憶」を鍛えることで、「未来の記憶」を明るくする方法を提案する。
1600円(税抜)DOJIN選書

鎌谷朝之
アメリカへ博士号をとりにいく 理系大学院留学奮戦記
ドクター獲得をめざして、アメリカに渡った「鎌ちゃん」。カリフォルニア大学での5年間を、すべてお話しします。
1800円(税抜)

高松平藏/高松アンドレア
エコライフ ドイツと日本どう違う
環境先進国ドイツの暮らしから見つめ直す僕たちの当たり前な生活。
1500円(税抜)

高橋秀依/須貝威/夏苅英昭
はじめて学ぶ有機化学
視覚から理解できるようにイラストを配し、イメージでとらえられるように配慮された半期用テキスト。有機化学に必要な基礎項目を初学者向けにていねいに解説。理論は必要最小限にとどめた。高校の化学と大学での本格的な有機化学の学習をつなぐ。社会生活全般に有機化学が役立っていることがわかる。理工系だけでなく、文系や共通教育、看護および医療系学生のための入門書としても最適。学び直しにもおすすめ。
1000円(税抜)

北村雄一
はたらくしくみがマンガでわかる!いでんしずかん
遺伝子が役目をもつことは知っていても、どんなふうにそれを果たすかイメージできますか?本書では、生命を司るさまざまな遺伝子のうち、最初に卵から体をつくるもの、細胞を死に導くもの、そしてがんが生じさせるもの、をピックアップし、ダイナミックに絡み合いながら働く遺伝子の様子をマンガで楽しくわかりやすく紹介します。大胆にも擬人化されキャラクターになった遺伝子たちの姿をお楽しみ下さい。
1600円(税抜)

児玉聡
マンガで学ぶ生命倫理 わたしたちに課せられた「いのち」の宿題
2012年のノーベル賞受賞で注目されたiPS 細胞をはじめ、脳死、がん告知、出生前診断、クローン……など、現代の生命科学と医療技術のめざましい進歩は、真剣に考えなければならない「倫理的難問」を生み出している。本書は、ひとりの女子高生の体験を描いたストーリーマンガを通して、生命倫理の問題の全体像をつかむことができる格好の生命倫理入門である。よくあるマンガ解説本とは異なり、ストーリーのあるマンガによって、課題を自分のものとして感じながら、マンガの後にある解説によって論点を知り、自分で考えられるようにしている。「おもしろくて、感動して、勉強になる」本である。
1000円(税抜)

Gaia Vince
人類が変えた地球 新時代アントロポセンに生きる
今や人類は小惑星や火山と同じ存在になり地球は地質学上の新しい時代、アントロポセン(人新世)に入った。著者はこの変化の意味を問うため世界へ旅立つ。そこで見たものは変化の最前線で暮らす人々が、深刻な問題へ独創的かつ効果的に取り組む姿。ヒマラヤに人工氷河を作る人、遺伝子組換え作物を古代の農法と組み合わせて育てる人、これら驚くべき物語とともに人間性の変化が地球をどのように作り替えていくか、未来のために地球をどのように設計していくべきかを描く。
3200円(税抜)

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