稲垣足穂 |
稲垣足穂 飛行機の黄昏 |
独特のモダニズム感覚で、今も根強い人気を誇る稲垣足穂。月や星への憧れ、ヒコーキ野郎たち礼讃、神戸の街への偏愛、そして幼少期の不思議な体験……。珠玉の随筆を精選。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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岡潔 |
岡潔 数学を志す人に |
世界的数学者でありながら、日本人の心性や情緒などにも洞察を深め、多くの文章を遺した岡潔。代表作「春宵十話」をはじめ、近年世代を超えた人気を集める岡の随想を一冊で。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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串田孫一 |
串田孫一 緑の色鉛筆 |
山や自然に、哲学や思想に、絵や音楽に……さまざまな表情をもつ著者による、何気ない視点の揺さぶりや虚をつく発想が気づきをもたらす、日常を変えてくれる約40篇を精選。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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寺田寅彦 |
寺田寅彦 科学者とあたま |
科学と文学を横断する珠玉の随筆を集め、一作家を一冊で紹介する新シリーズ「STANDARD BOOKS」創刊! てのひらに収まるコンパクトサイズの本に、叡智がぎっしり。科学的精神と芸術的センスが融合した珠玉の随筆を生んだ寺田寅彦。科学者は頭が悪くなければならないと唱える表題作他14篇を収録。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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中谷宇吉郎 |
中谷宇吉郎 雪を作る話 |
「科学のこころ」を本棚に──スタンダードブックス第4巻は雪研究の第一人者・中谷宇吉郎。代表作「立春の卵」、高野文子氏が取り上げ反響を呼んだ「天地創造の話」など13篇収録。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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朝永振一郎 |
朝永振一郎 見える光、見えない光 |
日本人として2人目のノーベル賞に輝いた朝永は、当代一流の粋人にして随筆の名手でもあった。飄々とした闊達なユーモアと、平和への真摯な姿勢に満ちた珠玉の24篇を厳選。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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湯川秀樹 |
湯川秀樹 詩と科学 |
スタンダード・ブックス第2期刊行開始!日本人初のノーベル賞を受賞した湯川は「科学界の詩人」と呼ばれ、端正な文章で人々を魅了した。鋭い観察眼と人間愛光る名随筆35篇。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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牧野富太郎 |
牧野富太郎 なぜ花は匂うか |
日本植物学の父と呼ばれた牧野富太郎。花と植物の魅力の真髄を語った表題作、「私は植物の愛人」と軽口を飛ばしつつ研究人生を振り返る「植物と心中する男」などを精選。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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野尻抱影 |
野尻抱影 星は周る |
古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した「星の文人」野尻抱影。星との出会い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。 |
1120円(税抜)STANDARD BOOKS |
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コロナ・ブックス編集部【編】 |
諸星大二郎の世界 |
1970年のデビュー以来、半世紀にわたり300以上の作品を生み出してきた漫画家・諸星大二郎の圧倒的画業の変遷と、作家自身の深層を掘り下げることを目的とした決定版的一冊。原画ギャラリー、自らのルーツを辿る東京・足立区本木町の旅、書き下ろしエッセイ、書斎と本棚の大解剖、漫画家・山岸凉子との初対談、諸星大二郎に聞く95の質問、人物年表、主要作品解説、全作品データほか。 |
1280円(税抜)コロナ・ブックス |
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茨木のり子【著】 |
茨木のり子の献立帖 |
詩人・茨木のり子が残した膨大な日記や料理のスクラップブックから、茨木家の食卓メニューを再現。愛用の台所道具や器も紹介。役立つレシピ付き。 |
1280円(税抜)コロナ・ブックス |
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西森聡【写真・文】 |
ヨーロッパ鉄道紀行 |
15日間、ハンガリー、チェコ、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー6カ国の車窓を見る旅。中欧から北欧へ、絶景いいとこ撮り。 |
1700円(税抜)コロナ・ブックス |
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太陽の地図帖編集部【編】 |
楳図かずお『漂流教室』 異次元への旅 |
漫画家・楳図かずおが少年漫画誌で連載した空前絶後の衝撃作『漂流教室』。大和小学校を舞台に少年少女たちがさまざまな困難に立ち向かう壮大な物語は、約45年の時を超えてもなお国内外で読み継がれて多くの人々を魅了してやまない。「今日と変わらない明日が来るとは限らない」というメッセージとともに、『漂流教室』が描いた生きるためのヒントをいま改めて知るための永久保存版。 |
960円(税抜)太陽の地図帖 |
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C.ダグラス・ラミス |
戦争するってどんなこと? |
戦争ってどんなことするの?日本が戦争できる国になったら?軍隊があるほうが危ない?…ラミスさんが今こそ徹底的に答えます。 |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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徐京植 |
在日朝鮮人ってどんなひと? |
現代社会の情報過剰で全体像がとらえにくい問題を、テーマごとにまるまる一冊、中学生目線の素朴な疑問に第一人者が答える形でひも解いてゆくシリーズ。第一弾は「在日朝鮮人」を知る! |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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小出裕章 |
日本のエネルギー、これからどうすればいいの? |
丁寧な話し言葉で、日本のエネルギーの将来を根本から考える一冊。原発廃止はもちろんだが、何よりも一人一人が日々の生活を考え直すべき??10代はもちろん、大人にも考えてほしい問題提起の書。 |
960円(税抜)中学生の質問箱 |
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川松泰美 |
生まれてくるってどんなこと? |
性教育のあり方があいまいな今、「性はいのちの話のひとつとして語るもの」として中学生以上に向け、人が生まれてくる過程を根源からやさしく伝える決定版。明星学園の感動の授業を書籍化。 |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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早尾貴紀 |
国ってなんだろう? |
「がんばれニッポン!」と国際スポーツ試合で熱くなる私たち。そもそも「国」とは、私たちにとっていったい何なのか?根本からやわらかく考える。 |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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長岡慎介 |
お金ってなんだろう? |
毎日手にする、暮らしに密着したお金が世界を動かす仕組みとは?そもそも人間社会になぜお金が生まれた?経済の未来は?話題の「イスラーム経済」もやさしくレクチャー。 |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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島薗進 |
宗教ってなんだろう? |
なぜ宗教はあるの?宗教はほんとうに人を救うの?なければよく生きられない?これから宗教はどうなる?…質問形式で宗教を根っこから知り、今の視点で考える入門書。 |
1120円(税抜)中学生の質問箱 |
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高木由臣 |
生物の寿命と細胞の寿命 |
人は誰も老い、そして死ぬ。どんな生物もいつかは死ぬ。なぜ生物に寿命があるのか?単細胞生物ゾウリムシの生活史研究を足場に、生物における死の進化的意義を明らかにする。 |
2000円(税抜)平凡社・自然叢書 |
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池田光男 |
眼はなにを見ているか |
暗闇に眼がなれるとはどういうことか、どのようにして文章を読みとっているか、色が見えるのはなぜなのかなど、日ごろ何気なく見過している日常体験を通して、視覚系の情報処理のすばらしさを語る。 |
2400円(税抜)平凡社・自然叢書 |
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A.C.ドイル/H.メルヴィル【著】大橋洋一【監訳】利根川真紀/磯部哲也/山田久美子【訳】 |
クィア短編小説集 |
LGBTの枠をも相対化する「クィア」な視点から巨匠たちの作品を集約。本邦初訳G.ムーア「アルバート氏の人生」を含む不思議で奇妙で切ない珠玉の8編。 |
1120円(税抜)平凡社ライブラリー |
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C.ダグラスラミス |
経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか |
国際貢献という「リアルポリティクス」の大義名分のうちに、戦争ができる国へと変貌を遂げる日本。反「経済成長」という視点から、私たちのおかれた現実を批判的に検証する。解説=辻信一 |
900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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G.W.F.ヘーゲル/村上恭一 |
ヘーゲル初期哲学論集 |
神学から哲学へと舵を切ったヘーゲルの最初の哲学論文2篇。『精神現象学』へと直結するはじまりのヘーゲルの思考を、前途不安のなかにいる伝記的事実をも踏まえた綿密な注釈で読む。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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G.W.F.ヘーゲル【著】廣松渉/加藤尚武【編訳】 |
ヘーゲル・セレクション |
廣松渉がヘーゲル学者の加藤尚武とともに、ヘーゲルの哲学体系を鳥瞰できるよう、テーマ別にその全作品からポイントとなる箇所を抜き出し、独自に訳出した名アンソロジー。佐藤優氏推薦!! |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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GW.ライプニッツ【著】橋本由美子【監訳】秋保亘/大矢宗太朗【訳】 |
形而上学叙説 ライプニッツ?アルノー往復書簡 |
ライプニッツの主著『形而上学叙説』と、その議論をめぐってアルノーの疑問や反対意見に応答した往復書簡を新訳・併載する。ライプニッツ哲学の核心が本人の解説によって明示される一冊。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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アレクサンドルゲルツェン/長縄光男 |
向こう岸から |
思想の「聖化」に反対し、生身の人間の側に立ち続け、人民の大衆への変貌をいち早く洞察した亡命ロシア人。19世紀革命の時代に稀な思索の人が、敗者の側からフランス1848年を考察する主著。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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アントニオ・グラムシ/片桐薫 |
グラムシ・セレクション |
二十一世紀への転換のもと、世界各地で、新しい読解を通して語られているグラムシ。青年期から『獄中ノート』までの論稿と手紙を、一度ばらばらに解体し、その歴史観、未来観、政治観、文化観、主体観にもとづいて再構成したオリジナル・アンソロジー。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/稲垣直樹 |
星の王子さま |
子供のまなざしを借りた大人批判の物語という原著者の意図を見事に日本語化。内藤訳への対抗から新訳がこぞって大人の物語に変えるなか、新定番訳といいうる唯一の訳業。 |
950円(税抜)平凡社ライブラリー |
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アンリベルクソン/原章二 |
思考と動き |
ベルクソンによるベルクソン哲学の方法論指南。哲学者自身の編んだ講演・論文集が、持続と直観というベルクソン哲学の根本を、彼以前の哲学との異同にも触れつつ納得させてくれる。 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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アンリベルクソン/原章二 |
精神のエネルギー |
ベルクソン自身によるベルクソン哲学入門。『物質と記憶』や『創造的進化』などの議論のエッセンスが、分かりやすくエレガントに語られる論文集。思考の躍動感を伝える見事な新訳で。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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イザベラ・バード/高梨健吉 |
日本奥地紀行 |
日本の真の姿を求めて奥地を旅した英国女性の克明な記録。明治初期の日本を紹介した旅行記の名作、いよいよライブラリー版で登場! |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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イザベラ・バード/小野崎晶裕 |
ロッキー山脈踏破行 |
時は1873年、アメリカはロッキー山脈を歩いたイギリス女性が妹に書き送った一大旅行記。古きよき時代のアメリカの雄大な自然と開拓者たちの魂を活写。全女性必読の名著。 |
1100円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ウィリアム・モリス/中桐雅夫 |
サンダリング・フラッド |
「サンダリング・フラッド(引き裂く川)」にへだてられた少年と少女。ある日何者かにさらわれてしまった少女を求めて、少年は魔剣を手に故郷をあとにした-北欧文学に影響を受け、愛と友愛精神を描いたモリスの遺作。 |
1456円(税抜)平凡社ライブラリー |
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エウジェニオ・ガレン/澤井繁男 |
ルネサンス文化史 |
ルネサンスとは何であるか、が絶えず問われている。過ぎさった歴史ではなく、現代につながるものとして、現代人にとっての新しいルネサンス像がここにある。哲学・科学・教育・美術・文学・印刷術・図書館など、一三章にわたって論じられたさまざまな考察は、著者ガレンの卓抜な見識・学殖と相俟って、読者に大きな知的刺激を与えるだろう。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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エトムント・フッサール【著】立松弘孝【編】 |
フッサール・セレクション |
学問の基本理念が動揺した時代にフッサールはいかに対処したか。フッサール哲学の第一人者による最上のアンソロジー。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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オウィディウス/樋口勝彦 |
恋の技法 |
「誰かもし、愛する術(すべ)を知らない者があれば、これなる詩を読むがいい」。その都雅にして優美な詩風で古代ローマ人を熱狂させた詩人が、「恋の師匠」として世のすべての人に伝授する、千変万化の恋の手管。 |
854円(税抜)平凡社ライブラリー |
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オスカーワイルド/D.H.ロレンス【著】大橋洋一【訳】 |
ゲイ短編小説集 |
ワイルド、ロレンス、フォースターら、近代英米文学の巨匠たちの「ゲイ小説」が一堂に会して登場。大作家の「読み直し」として、またゲイ文学の「古典」としても必読の書。これぞゲイ・キャノン。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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オマル・ハイヤーム/岡田恵美子 |
ルバーイヤート |
盃に酒をみたし、この世を天国にするがよい、あの世で天国に行けるかどうか分からないのだから。十一・十二世紀のペルシアに生きた科学者にして、虚無と享楽の詩人ハイヤーム。原語からの正確で平易かつ香り高い新訳に加えて、「人間は土から創られ土になる」など、私たちと同じようでしかし違うその世界観を解説、名高い四行詩を細かいところまで味わう一冊。 |
1000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カール・マルクス【著】植村邦彦【訳】柄谷行人【付論】 |
ルイ・ボナパルトのブリュメール18日[初版] |
マルクスらしからぬ饒舌なテキストは、サイードやレヴィ=ストロースをはじめとしたさまざまな思想家にインスピレーションを与えてきた。柄谷行人「表象と反復」も収録。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カールバルト【著】岩波哲男/小川圭治【訳】 |
ローマ書講解【合本版】 |
現代のキリスト神学に革命をもたらしたカール・バルトの代表作。神と人間の断絶を唱え、逆説的に信仰の絶対性を回復させ、現代思想に多大な影響を与えた名著の改訳版。解説=富岡幸一郎 |
2560円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カールマルクス【著】金塚貞文【訳】柄谷行人【付論】 |
共産主義者宣言 |
「妖怪がヨーロッパに出没する。共産主義という妖怪が」──妖怪は再び召喚されるのか?その真髄にあらためて分け入るために〈今〉の日本語で読む。付論・柄谷行人「なぜ『共産主義者宣言』か」。 |
1000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カエサル/石垣憲一 |
ガリア戦記 |
紀元前五八から五二年、カエサル率いるローマ軍は、ガッリア(現在のフランス、ベルギー)に遠征、この地を平定してギリシア・ローマ文化がヨーロッパに入る基礎を築いた。その歴史的大事件の現場のありさまを、カエサルは率直かつ簡潔な筆で記録にとどめた。ヨーロッパ史の古典中の古典を、いちばん読みやすく正確な新訳で読む。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カレル・チャペック/飯島周【編訳】 |
いろいろな人たち チャペック・エッセイ集 |
「人間と犬」「洋服屋で」「鼻かぜ」。身近な出来事をもとに、暖かく、優しく、時に厳しいまなざしでもって、愛すべき人たちを描いた珠玉のエッセイ集。オリジナル版。解説=飯島周 |
1164円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カレル・チャペック/飯島周【編訳】 |
未来からの手紙 チャペック・エッセイ集 |
チャペック待望のエッセイ集第2弾!世界各国の未来を旅し、その様子を報告した表題作をはじめ、ポルノグラフィーについてのエッセイなど、面白いこと請け合い。解説=飯島周 |
971円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カレル・チャペック/飯島周 |
こまった人たち チャペック小品集 |
ひょんなことから平穏な日常が一変してしまう人間社会の不条理を、ユーモアと鋭い批評眼で綴るチャペコマニア待望の短編傑作集。スペイン市民戦争やナチスドイツの台頭、歴史上の侵略者を皮肉る寓話や警句は、混迷を深める世界に生きる21世紀の全人類必読。 |
1100円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カレル・チャペック/飯島周 |
絶対製造工場 |
一人の男がひょんなことから、わずかな燃料で膨大なエネルギーを放出する画期的な器械「カルブラートル」を発明した。だがこの器械はエネルギーだけでなく、あらゆる物質に封印された「絶対=神」をも解放してしまう恐ろしい器械だった。やがて目に見えない絶対が世界中に溢れ、人々を未曾有の混乱に陥れる-『ロボット』『山椒魚戦争』の作者による傑作SF長編。兄ヨゼフによる挿絵付。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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カレル・チャペック/飯島周 |
園芸家の一年 |
いつだって土作りや水やりのことで頭がいっぱい。そんな園芸家たちの〈あるある〉を愛情たっぷりに描く超ロングセラー園芸エッセイ。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ギュスターヴフローベール ほか【著】生田耕作【編訳】 |
愛書狂 |
「稀覯本余話」「愛書家地獄」「ビブリオマニア」??19世紀フランス、古本道楽黄金時代のフローベール、デュマら、名だたる書物狂いによる〈書痴小説〉アンソロジー。本の病は不治の病。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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コメニウス/井ノ口淳三 |
世界図絵 |
世界ではじめて出版された、子供のための「絵本」「絵入りの教科書」。17世紀当時の世界観に基づくさまざまな事物を素朴な木版画とやさしい文章でときあかす。教育史・思想史における不朽の古典。 |
1359円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ジャン・アンリ・ファーブル【著】日高敏隆/林瑞枝【訳】 |
ファーブル植物記 上 |
この楽しい本は、ファーブルが四十四歳の時、『昆虫記』より十年以上前に出版された。「芽の衣装」や「茎の形」など、様々な比喩と巧みな表現に溢れている。草や木々に対する細かな見方が深まり、植物への愛情をかきたてる。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ジャン・アンリ・ファーブル【著】日高敏隆/林瑞枝【訳】 |
ファーブル植物記 下 |
「根」のさまざまな役割から話が始まる下巻は、いよいよファーブルらしさが随所に現われる。挿木と接木の「尊い作業」、葉の配列の法則、バラやサボテンのトゲの話と、松かさ鱗片の発生順の面白さ。ヘビや妖精まで繰り出して植物の特性を語る独自性は、魅力ある文体とともに、ファーブルならではの作品である。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ジャンバッティスタヴィーコ/上村忠男 |
自伝 |
反デカルトの思想と、歴史を含めた新しい学の構想が、新たに見直される18世紀イタリアの哲学者の〈哲学的〉自伝。近代の知の地平を横超する思考の軌跡を自ら語る格好のヴィーコ入門。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ジョナサンスウィフト【著】原田範行【編訳】 |
召使心得 他四篇 |
執事・女中らの処世術を説く表題作ほか『ガリヴァー旅行記』作者の面目躍如たる新訳選集。ペンの力ここにあり! |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ジョン・W.ダワー【著】斎藤元一【訳】猿谷要【監修】 |
容赦なき戦争 |
日米ともに人種に対する偏見と差別をつのらせて戦われた太平洋戦争。その実態と歴史的背景を克明に追った大著。『敗北を抱きしめて』の前著として必読。「9月11日」以後についての緊急寄稿を付す。 |
1280円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ピエール=ジョゼフプルードン/斉藤悦則 |
貧困の哲学 上 |
マルクスが嫉妬し、社会主義・無政府主義に決定的影響を与えた伝説の書にして、混迷の21世紀への予言の書。待望の本邦初訳。 |
1800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ピエール=ジョゼフプルードン/斉藤悦則 |
貧困の哲学 下 |
マルクスが嫉妬し、社会主義・無政府主義に決定的影響を与えた伝説の書にして、混迷の21世紀への予言の書。待望の本邦初訳。 |
2000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ピエール=フランソワラスネール【著】小倉孝誠/梅澤礼【訳】 |
ラスネール回想録 |
バルザック、ユゴー、ブルトンら多くの作家を魅了し、知識人が面会に列をなした知的で洗練された伝説の犯罪者の獄中記。本邦初訳 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ピエール・ジョセフ・プルードン【著】河野健二【編】 |
プルードン・セレクション |
分権制、連合主義、地域主義、相互扶助組織など、一九世紀フランスの情況から切り出された思想が、資本主義の一世紀半、「共産主義国家」の一世紀を経て、いま新たな重要性を帯び、注目を集めている。権力と富との集中を徹底的に拝して、相互保証組織を備えた小規模な集団が契約を通じて政治的な連合を作り上げる-アナーキズムの流れが受け継ぐプルードンの批判と構想、その精髄を抜粋し、テーマ別に編んだアンソロジー。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ピロストラトス/内田次信 |
英雄が語るトロイア戦争 |
ホメロスに賛辞をささげつつ、その語りに異を唱え、参戦した英雄プロテシラオスの霊の証言によってトロイア戦争の「実相」を語る。フィクション、ファンタジー渾然たる特異な西洋古典。本邦初訳! |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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フランツ・カフカ/吉田仙太郎 |
夢・アフォリズム・詩 |
カフカが生涯書き続けた日記、手紙、ノートの中から、夢のメモ、箴言、詩を精選。人間カフカの凝縮された言葉の数々が、鋭利な刃物のように読者の日常を脅かす。小説ではない、もう一つのカフカを一冊に。 |
1164円(税抜)平凡社ライブラリー |
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フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ【著】/渡邊二郎【編】 |
ニーチェ・セレクション |
神の死、永遠回帰、超人、力への意志…過激にして深遠なニーチェの思想は、なぜ今なお私たちの心をゆさぶるのか?ニーチェの多義的な思想を挑発的なテクストを生かしながらその全体像を描き出すことに成功した画期的なニーチェ・アンソロジー。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヘーゲル, ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ/樫山欽四郎 |
精神現象学 上 |
感覚という意識の最も低次の段階から、経験を通じて、精神が〈絶対知〉に達する過程を描く「意識の経験の学」。人間の知の範囲の限界の拡張を試みるヘーゲル第一の主著。66年刊の元訳を補訂。 |
1520円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヘーゲル, ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ/樫山欽四郎 |
精神現象学 下 |
現代哲学の源流と言われるヘーゲルによる哲学史上最もすぐれた作品の一つ。人間の意識の展開が、同時に人類の歴史というかたちで叙述される。意識、自己意識、理性、精神、宗教、絶対知という過程を辿る思索と洞察の書。 |
1520円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ポール・ヴァレリー【著】東宏治/松田浩則【訳】 |
ヴァレリー・セレクション 上 |
思想・文学・芸術・批評。20世紀を代表する知性の広い範囲にわたる仕事を精選、すべて新訳でおくる。上巻は、「方法的制覇」「精神の危機」など1930年までに発表した10篇を収録。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ポール・ヴァレリー【著】東宏治/松田浩則【訳】 |
ヴァレリー・セレクション 下 |
二十世紀を代表する知性といわれるヴァレリー。驚くべき多様な領域にわたるその批評から二十二篇を精選し、すべて新訳でおくるライブラリー・オリジナル・アンソロジー。抜きん出た見通しをもった文明批評から『カイエ』のエッセンスといえるアフォリズムまで、発表年代順に編む。下巻は、「地中海のもたらすもの」「人と貝殻」「デカルト」「ヴォルテール」など、一九三〇年から四五年までの十二篇を収める。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ポール・ラファルグ/田淵晉也 |
怠ける権利 |
ブルジョワ革命の屁理屈屋が捏ねあげた人間の権利などより何千倍も高貴で神聖な怠ける権利を宣言しなければならぬ-フランスの社会主義者にしてマルクスの娘婿が発した「労働=神聖」思想に対する徹底的な批判の矢が、一二〇年以上の時を超え”今”を深々と突き刺す。「売られた貪欲」「資本教」も収録。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ホメーロス/呉茂一 |
イーリアス 上 |
『イーリアス』は、伝ホメーロス作の長編叙事詩。『オデュッセイアー』と並んで、ギリシア文学の劈頭に位置するのみか、文学的世界遺産と称するに足る傑作である。全二四書、一万五六九三行に描かれるのはトロイア戦争十年目の四九日間。神々と英雄・人間とが織りなす壮麗なドラマを訳者はみごとな日本語で再現した。全二巻。 |
1800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ホメーロス/呉茂一 |
イーリアス 下 |
「アキレウスの怒り」を軸に進展するドラマは、後半にさしかかってさらに盛り上がりを見せる。ヘーレーの企み、パトロクロスの奮戦、そしてアキレウスとヘクトールの決戦。アンドロマケー、プリアモスの悲嘆もまた心を打つ名場面。傑出した学匠・呉茂一の詳細年譜(水谷智洋編)と本邦ホメーロス受容小史(沓掛良彦執筆)を併載。全二巻、ここに完結。 |
1800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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マルコ・ポーロ/愛宕松男 |
東方見聞録 1 |
十三世紀、全アジアを支配下におくフビライ・カーンの寵愛を受けて、マルコ・ポーロは二十歳そこそこから十七年間、使者として元朝諸方へ派遣され、各地を踏査する。未曾有の繁栄を誇るシルクロードを採った往路の様子から、現在のミャンマーあたりにまで至る雲南への使節行、さらには元朝の宮廷事情にまで及ぶ見聞記。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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マルコ・ポーロ/愛宕松男 |
東方見聞録 2 |
現在の天津郊外より台湾海峡に至る長大な運河に沿っての福建への旅、チパング島への遠征(元寇)、さらには極寒のロシアなど、広大な地域にわたって産業や宗教、習慣、迷信などを見聞してゆくマルコ・ポーロ。インド洋を経由するスパイスコースで帰路に着き、ヴェニスを発って二十六年という長い旅の終わりをむかえる。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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マルティン・ハイデッガー【著】細谷貞雄【監訳】輪田稔/杉田泰一【訳】 |
ニーチェ 1 |
ハイデッガーは果たして宿敵ニーチェを読み破ることができたか?「最後の形而上学者」の偉大と限界、栄光と挫折とを、比類ない精確さと執拗さをもって解き明かした名講義の定評ある翻訳。 |
1553円(税抜)平凡社ライブラリー |
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マルティン・ハイデッガー【著】細谷貞雄【監訳】加藤登之男/船橋弘【訳】 |
ニーチェ 2 |
「認識としての力への意志」、「ヨーロッパのニヒリズム」ほかを収録。知の闘技場はさらに白熱、読解はいよいよ精緻、主題はいっそう重い。 |
1553円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヤコブス・デ・ウォラギネ【著】前田敬作/今村孝【訳】 |
黄金伝説 1 |
聖人や殉教者の言行や生涯を神話化した聖人伝説。このキリスト教の空想力が生み出した神話・説話文学の一大ドラマは、ヨーロッパが自らの精神のために絶えず養分を汲み取ってきた源泉である。本書『黄金伝説』は聖人伝説の白眉、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献である。主の降臨から始まる本巻には、聖アントニオス、聖セバスティアヌス、聖女アガタなどを収める。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヤコブス・デ・ウォラギネ【著】前田敬作/山口裕【訳】 |
黄金伝説 2 |
聖人や殉教者の言行や生涯を神話化した聖人伝説。このキリスト教の空想力が生み出した神話・説話文学の一大ドラマは、ヨーロッパが自らの精神のために絶えず養分を汲み取ってきた源泉である。本書『黄金伝説』は聖人伝説の白眉、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献。主のご復活から始まる本巻には、聖ゲオルギウス、マグダラの聖女マリア、使徒聖大ヤコブなどを収める。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヤコブス・デ・ウォラギネ【著】前田敬作/山中知子【訳】 |
黄金伝説 4 |
聖人や殉教者の言行や生涯を神話化した聖人伝説。このキリスト教の空想力が生み出した神話・説話文学の一大ドラマは、ヨーロッパが自らの精神のために絶えず養分を汲み取ってきた源泉である。本書『黄金伝説』は聖人伝説の白眉、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献。聖ヒエロニュムスから始まる本巻には、聖女マルガリタ、聖ディオニュシウス、聖女エリサベトなどを収める。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ヤコブス・デ・ウォラギネ【著】前田敬作/西井武【訳】 |
黄金伝説 3 |
聖人や殉教者の言行や生涯を神話化した聖人伝説。このキリスト教の空想力が生み出した神話・説話文学の一大ドラマは、ヨーロッパが自らの精神のために絶えず養分を汲み取ってきた源泉である。本書は聖人伝説の白眉、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献。聖クリストポルスから始まる本巻には、聖女マルタ、聖アウグスティヌス、使徒聖マタイなどを収める。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ルイスキャロル【著】高橋康也/高橋迪【訳】 |
少女への手紙 |
少女たちを楽しませたい一心で綴られた物語パワー全開のノンセンスの精髄七十余通。キャロル撮影の少女たちの写真も収録。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ルースベネディクト【著】越智敏之/越智道雄【訳】 |
菊と刀 |
西洋との比較の枠組みを与え日本文化への反省と自負の言説を巻き起こしつづけた日本論の祖。事実誤認をも丁寧に注釈しながら、強固な説得力をもつこの書を精確かつ読みやすく新訳。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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レーモン・ルーセル/岡谷公二 |
アフリカの印象 |
ブルトンが熱讃し、レリスが愛し、フーコーがその謎に魅せられた、言葉の錬金術師レーモン・ルーセル。言語遊戯に基づく独自の創作方法が生み出す驚異のイメージ群は、ひとの想像力を超える。-仔牛の肺臓製レールを辷る奴隷の彫像、大みみずがチターで奏でるハンガリー舞曲、一つの口で同時に四つの歌をうたう歌手、人取り遊びをする猫等々、熱帯アフリカを舞台に繰りひろげられる奇想の一大スペクタクル-。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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ロバート・グレーヴズ/小野忍 |
アラビアのロレンス |
第一次大戦時、ここ中東の砂漠でも熾烈な戦闘が続いていた。勇猛で、個性的で、妥協を知らないアラブの民とともに、彼らを上回る勇敢さと献身的な行動力でアラブ国家建設の礎を築いた男、アラビアのロレンス。伝説に彩られた人物の実像を知る必読書。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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伊藤比呂美/上野千鶴子 |
のろとさにわ |
のろは、巫女。さにわは、審神者、お取り次ぎ。比呂美の「詩」に千鶴子が「散文」で応えた、火花散るスーパーセッション。自由奔放、縦横無尽な交換=交歓の果てに現れるものは…。 |
583円(税抜)平凡社ライブラリー |
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伊藤礼 |
こぐこぐ自転車 |
古希をまたぎ自転車を始めた面白いことの大家・伊藤センセーの超絶エッセイ。10キロでお尻がミンチだったのがお仲間を引き連れ北海道ツアーにまで。待望のライブラリー化。喜寿でもこぐこぐ。 |
880円(税抜)平凡社ライブラリー |
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井上太郎 |
モーツァルト いき・エロス・秘儀 |
モーツァルトの魅力を語って右に出る者とてない著者による秀逸なエッセイ集。「モーツァルトの〈いき〉の構造」ほかを収録。日欧同時代年表を付す増補決定版。解説=高橋英夫 |
971円(税抜)平凡社ライブラリー |
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永井明 |
ぼくが医者をやめた理由 |
「もう一度病室に入って、ちゃんと話をしろ。そうしなきゃだめだ」。十年で医者をやめた著者が、医者と患者、生と死の現場を人間味豊かにつづる。解説=徳永進 |
796円(税抜)平凡社ライブラリー |
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永井明 |
ぼくが医者をやめた理由 つづき |
「ドクター、もういいんだよ」-あのとき、ぼくは、何と答えればよかったのだろう。ふたたび問う、医者とは、医療とは。 |
796円(税抜)平凡社ライブラリー |
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榎本武揚【著】諏訪部揚子/中村喜和【編注】 |
現代語訳 榎本武揚 シベリア日記 |
五稜郭の戦いの敗者榎本が、ロシア公使の任を終えてシベリア回りで帰国。明治の気骨が見た北の大地の風景、産業、民俗等の記録を、原文の品格を失わない現代語訳と懇切な注で読む。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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横田順彌 |
鳴呼!! 明治の日本野球 |
新聞紙上で闘われた奇妙奇天烈な野球害毒論争。十九年間に及ぶ早慶戦中止にまで発展した応援合戦事件等プロ野球もまだ始まっていなかった明治時代に起こった野球騒動の貴重な文献を復刻しつつ、SF作家・明治文化史研究家で野球好きとしても知られる著者が、平成の野球問題解決のヒントを探る異色の野球史。 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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岡倉天心 |
日本美術史 |
岡倉天心の「日本美術史」は、日本で初めて試みられた体系的な古代から近代にわたる美術史講義である。未完に終わった論考「日本美術史論」に加え、日本を含めてアジア美術史を叙述する「泰東巧藝史」講義を併録した天心の美術史観・歴史観の全貌。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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岡谷公二 |
アンリ・ルソー 楽園の謎 |
ゴーギャンなどの画家、ジャリやアポリネールらの詩人、そしてシュルレアリストたちに見出された画家ルソー。死後ますます評価の高まるその幻視のリアルティは、彼の絵をみた者に忘れがたい強烈な印象を残す。美術史が位置づける素朴派という軛から解放し、世の無理解にあい不遇のうちに逝った天才の謎にみちた生涯と作品の秘密に迫る傑作評伝。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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加藤典洋 |
「天皇崩御」の図像学 |
一九八九年一月七日、昭和天皇崩御-。大きな転換点に立って、日本とは、日本人とは、天皇とは…と問いかけなおす、「直線」的批評の数かず。『敗戦後論』『日本人の自画像』に先駆ける、加藤典洋の「思考」。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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河合雅雄 |
サルの目ヒトの目 |
サル学の第一人者がヒトの社会をじっくり観察、さまざまな動物のエピソードを交えながら、教育・環境・国際問題など人類ひいては地球全体を悩ます諸問題に鋭く切り込む、快心のエッセイ集。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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笠松宏至 |
法と言葉の中世史 |
たとえば<もの>が仏物・僧物・人物に分かたれていたように、この時代、世界は、現代とは異質な多様な<界>へと仕切られていた。一つの言葉、一片の法から中世的世界のなりたちを探りあてる。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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梶尾真治 |
つばき、時跳び |
椿が咲き乱れる「百椿庵」と呼ばれる古屋敷には、若い女性の幽霊が出るとの伝説があった。そこで独り暮らすことになった主人公の作家は、ある日、突然、出現した着物姿の美少女に魅せられる。「つばき」と名のる娘は、なんと江戸時代の人らしい…。一五〇年という時間を超えて、思いを寄せ合う二人。何故、出会ったのか?この時空を駆ける恋は叶うのか?タイムトラベル・ロマンスの名手による究極のラブストーリー。 |
800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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丸山眞男【著】杉田敦【編】 |
丸山眞男セレクション |
日本政治思想史と政治学の知見をもって戦後思想をリードした丸山眞男。その思考の特徴を示す代表的な論考を集め、丸山再認識への最良のエントランスを提供する。編者による鮮やかな丸山論収載。 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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宮本常一/山本周五郎/楫西光速/山代巴【監修】 |
日本残酷物語 1 |
日常的な飢え、虐げられる女や老人、掠奪やもの乞いの生涯、山や海辺の窮民…ここに集められた「残酷」な物語は、かつての日本のありふれた光景の記録、ついこの間まで、長く貧しさの底を生き継いできた人々の様々な肖像である。 |
1359円(税抜)平凡社ライブラリー |
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宮本常一/山本周五郎/楫西光速/山代巴【監修】 |
日本残酷物語 2 |
離島、マタギ・木地屋などの住みなす山間の地、「新天地」北海道など、かつて粗かった交通・通信の網の目をこぼれ落ちた地域が、列島中に散在していた。そこには、過酷な自然を相手に黙々と闘う人々の暮らしがあった。 |
1359円(税抜)平凡社ライブラリー |
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宮本常一/山本周五郎/楫西光速/山代巴【監修】 |
日本残酷物語 3 |
外に向かう自由なエネルギーを封じられ、抑圧と束縛の中を生きた人々、禁教下のキリシタン、漂流民、流刑者、また身分制の重石を一身に受けた者ら、そしてその苦闘は、近代の幕開きとともに終わったのではなかった。 |
1456円(税抜)平凡社ライブラリー |
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宮本常一/山本周五郎/楫西光速/山代巴【監修】 |
日本残酷物語 4 |
明治維新とそれに続く近代化の激変に翻弄される人々。「血税」に恐怖し、入会地を失い、ラシャメンに身売りし共同体の崩壊により流離の境涯に落ちる巨大な群。解説=塚本学 |
1359円(税抜)平凡社ライブラリー |
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橋口侯之介 |
和本入門 |
書物にも作法がある!創業70年の和本専門古書店主が実例にもとづき基礎知識を紹介。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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五味文彦 |
平家物語、史と説話 |
平家物語はどんな質の歴史資料であるか?説話が語られる場の論理をとらえ、用いられた記録から作者の像を絞り込み、……鋭利な方法論を提示した画期的な論考の再登場。 解説=櫻井陽子 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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荒俣宏/篠遠喜彦【著】 |
楽園考古学+南海文明グランドクルーズ【合本版】 |
熱帯考古学のパイオニアが、荒俣宏を相手に、ハワイ・ポリネシアという「楽園」の過去から現在までを語り尽くした対談集。探険史や考古学の図版満載、見て読んで楽しい南太平洋案内。解説=片山一道 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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高田宏 |
子供誌 |
大人は誰でも、昔は子供だった。しかし、その子供はどこへ行ってしまったのか。子供にまつわる古今東西の文芸作品と自らの体験をひもときながら、世界と人間、そして自分自身の現在を見つめなおした豊かな省察の書。 |
1000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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今田洋三 |
江戸の本屋さん |
江戸時代のはじめ京都で、出版業は始まった。次いで大坂で、やがて江戸でも、本の商売が興隆する。読者層が拡がる。書目が変わる。統制の制度がつくられ、須原屋とか蔦屋とか、本屋たちの新しい経営戦略が展開される-出版を軸にして近世という時代とその文化を見直すとき、既存の歴史観の殻がやぶける。新しい近世研究を促した名著、待望の再刊。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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根岸鎮衛【著】鈴木棠三【編】 |
耳袋 1 |
狐狸妖怪譚から庶民の風俗・犯罪まで、江戸後期の巷説奇聞を集めた随筆集。著者の根岸鎮衛は名奉行としても知られた。不思議な話・味のある話が大好きだった江戸人の姿が浮かび出る。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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根岸鎮衛【著】/鈴木棠三【編】 |
耳袋 2 |
人となり「大量にして小事にかかわらず…徳化を及ぼし、下情を上達し、選挙必その人を得たり」と賞された名奉行の随筆集。狐狸妖怪譚から庶民の風俗・犯罪まで、江戸後期の巷説奇聞を集める。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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佐竹昭広 |
古語雑談 |
かつて虹は天の蛇と見立てられ、「にほふ」は臭覚より視覚を表す語であり、九九は一一ではなく九九から始まった……。言葉への深い理解を軽妙に開陳する珠玉の雑談。解説=立川美彦 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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佐伯順子 |
美少年尽くし |
男だけの小宇宙、主従の契り、死と破滅??『色物語』『男色大鑑』などのエピソードから江戸期の男色と色道の美学を軽やかに紹介。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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細野晴臣【著】北中正和【編】 |
細野晴臣 インタビュー THE ENDLESS TALKING |
はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、YMO、FOE……。つねにポップでアヴァンギャルドな細野ワールドの核心に迫る。30年の親交から生まれた、会心のインタビュー。 |
1120円(税抜)平凡社ライブラリー |
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細野晴臣【著】鈴木惣一朗【聞き手】 |
細野晴臣 分福茶釜 |
音楽家・細野晴臣が、音楽はもちろん、友人、セックス、家族、死、祈りなど、人生にとって大事な80テーマについて存分に語る。 豊かな「福」の知恵がたっぷり詰まった一冊。解説=立川志の輔 |
700円(税抜)平凡社ライブラリー |
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三浦國雄 |
風水 中国人のトポス |
身体と宇宙のアナロジカルな対比、そして大地を一つの巨大な生命体とみなす風水の思想??トポス(場所)という視点から、中国人の精緻な世界観の深奥に迫る。解説=吉川忠夫 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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山内志朗 |
普遍論争 |
中世哲学は、なぜ、トリビアルな問題の集積と見られがちだったのか?この謎を解く鍵が「普遍論争」である。「はたして普遍は存在するのか?」というこの単純な問いをめぐる一見煩瑣な論理をていねいに読み解くことにより、本書は、中世哲学のもつ豊穣な可能性を描き出す。哲学入門としても最適の一冊。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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司馬遷/野口定男 |
史記列伝 1 |
『史記』のなかでも「列伝」は最も面白く人気も高い。司馬遷自身の屈折した思いが反映されながら、乱世における様々な個人の姿が活写されている。策略、執念、残酷さ、気高さ、忠誠心、等々、史書というより、人間ドラマの書とさえ言える。本巻は伯夷列伝第一から屈原・賈生列伝第二十四まで、老子、韓非子、蘇秦、張儀、孟嘗君、楽毅、藺相如など、古くから日本でも親しまれた人物が次から次へと登場。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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司馬遷/野口定男 |
史記列伝 2 |
司馬遷は宮刑の恥辱に堪えて『史記』を書いた。なかでも「列伝」は歴史のなかの個人に焦点を当てて、それまでになかった人間観・世界観を描きだす。忠臣ばかりではない、盗賊もいれば刺客もでてくる。本巻は呂不韋列伝第二十五から李将軍列伝第四十九まで、予譲、荊軻、李斯、淮陰侯、季布、魏其、韓長孺など、歴史のなかで様々な働きをした多彩な人物が登場。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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司馬遷/野口定男 |
史記列伝 3 |
太史公自序において司馬遷は言う。「往時を述べて未来を思うのだ」この壮大な精神から「史記列伝」は生まれた。英雄・豪傑の激しい生きざまのみならず、漢に敵対する人間や周辺の民族までが記録された。本巻は匈奴列伝第五十から太史公自序第七十まで、「酷吏列伝」「游侠列伝」「滑稽列伝」「貨殖列伝」など、古代中国を彩った有名・無名の人物群が躍動する。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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市村弘正【編】山路愛山/丸山眞男【著】 |
論集 福沢諭吉 |
日本近代を牽引した思想家・福沢諭吉。平易にみえてはなはだ厄介なその思考の振幅と射程を、「文明の精神」のどんづまりで学びなおす。同時代から現代までの代表的福沢論を集成。 |
1120円(税抜)平凡社ライブラリー |
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氏家幹人 |
増補 大江戸死体考 |
刀剣の試し斬りと鑑定を家業とし、生き肝から作った「霊薬」で富を築いた山田浅右衛門を軸に、屍でたどる江戸のアンダーワールド。人斬りの家・山田家の女性たちに関する論考を増補。 |
1040円(税抜)平凡社ライブラリー |
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春山行夫 |
花ことば 上 |
西洋の民間伝承や神話に登場する花にまつわるエピソードと花の象徴的な意味を紹介したもの。花名・植物名を見出しとし、その五十音順に排列する。-ことばの花園へ。「花ことば集」決定版。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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春山行夫 |
花ことば 下 |
情熱、愛、悲しみ……人は花に様々な寓意や象徴を見出し、花に託してメッセージとしてきた。膨大な資料をもとにそれを読み解き、読者を言葉の花園へと誘う。解説=熊井明子 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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小泉文夫 |
日本の音 |
「日本音楽は世界のなかで孤立した特殊な音楽ではない…」日本音楽を民族音楽の一つとしてとらえ、その普遍的な表現力や特殊性を明らかにし、日本楽器の源流、そして古典邦楽から現代邦楽の世界へといざなう。 |
1164円(税抜)平凡社ライブラリー |
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上村忠男 |
カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む |
20世紀世界文学を代表する傑作を精緻に読み、イタリア南部の寒村に流刑された医師=画家の具体的な経験から、ファシズム、南部問題などイタリア現代史の根本にある問題を解き明かす。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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上村忠男 |
現代イタリアの思想をよむ |
いま最も注目を集めているイタリア現代思想。クローチェからグラムシ、ギンズブルグ、アガンベン、ネグリまで、個々の思想家の深い読解のうちにその脈絡と可能性をとらえる。旧版を大増補。 |
1800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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上野敏彦 |
新版 闘う純米酒 |
四半世紀前、アルコール添加なしの純米酒だけを造ると決めた酒屋がいた。国税局、メーカー、販売店等々と闘いながら賛同者を獲得してゆく苦闘。酒好き必読のドキュメント。解説=太田和彦 |
1040円(税抜)平凡社ライブラリー |
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水原紫苑 |
改訂 桜は本当に美しいのか |
桜を美しいと感じるのは自然の情緒なのか、そのように刷り込まれただけではないのか。記紀や万葉集から最近の桜ソングまで、誰も触れえなかった問い=タブーに歌人が果敢に挑む。 |
1040円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅江真澄【著】内田武志/宮本常一【訳】 |
菅江真澄遊覧記 1 |
天明三年、みちのくを目指して長い旅へ出た菅江真澄は、同時に丹念な日記をつけ始め、村々の日常生活や民俗行事を克明に写しとった。旅の始めの第一巻は信濃から出羽へ、そして津軽・南部へ。「伊那の中路」「秋田のかりね」「外が浜風」など日記七編のほか、真澄の評伝と年表を収録。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅江真澄【著】内田武志/宮本常一【訳】 |
菅江真澄遊覧記 2 |
みちのくを行く真澄は念願の平泉へ。さらに心中期すのは蝦夷地への旅である。天明八年、津軽を出てついに松前に上陸。アイヌ語の習得にも力を注いだ真澄の観察眼が、蝦夷地の人々の生活を今に伝える貴重な記録を生む。天明六年から寛政三年の日記六篇を収録。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅江真澄【著】内田武志/宮本常一【訳】 |
菅江真澄遊覧記 3 |
蝦夷から戻った真澄は、南部領、津軽領を精力的に歩く。津軽藩からは採薬掛の指導まで依頼されるが、しかし、その詳細な記録は藩内での疑惑を呼び、あらぬ嫌疑をかけられることにもなる…。本巻では、およそ九年に及ぶ青森地方の巡遊記を収録。波瀾に巻き込まれながらも、真澄の観察力は精彩を放つ。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅江真澄【著】内田武志/宮本常一【訳】 |
菅江真澄遊覧記 4 |
みちのくへの長い旅が始まって二十年の歳月が過ぎようという頃、真澄が歩いていたのは佐竹藩領の秋田である。雪中の深山を行き、花の山里を訪ね、あるいは廃坑になった鉱山を探索し、修験の峰入りを試みる…。衰えることのない真澄の好奇心を語る秋田での日記九編のほか、図絵集「百臼の図」、諸国民謡集「ひなの一ふし」を収録。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅江真澄【著】内田武志/宮本常一【訳】 |
菅江真澄遊覧記 5 |
八郎潟付近や男鹿半島を巡りつくし、真澄は秋田藩庁のある久保田へ向かう。久保田では信頼できる知人を得、秋田藩主・佐竹義和とも対面、出羽六郡の地誌編纂の下命を受けることになる。文政十二年、真澄が七十六歳の生涯を閉じたのは、その調査の旅の途上だった。第五巻は日記から地誌へ移行する著作をたどり、併せて真澄の著書目録を収録。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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菅野昭正 |
詩学創造 |
白秋、朔太郎、達治、静雄、順三郎の詩と詩学を、著者一流の方法と視点から読み解く。 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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星川淳 |
地球生活 |
「外なる自然の貧しさは、内なる自然の貧しさと繋がり合っているにちがいない」Our True Nature-本当の自然とは。わたしたちの真の本性とは。”Nature”の二重の意味を踏まえた新たな生き方を、水と森の島・屋久島から提案する。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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西郷信綱 |
古代人と夢 |
夢にも固有の歴史があった。夢を独自なうつつとして信じた「古代人」の文化と精神の構造のなかに、「忘れていた今」を想い起こす独創的な精神史。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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青柳いづみこ |
水の音楽 |
誘う女と誘わない女、古来の水の精のイメージ、文学・美術にわたるファム・ファタル像、ショパン、ドビュッシー、ラヴェルらを貫く清冽な文化論。100頁以上の新稿「さらば、ピアノよ!」を付す。 |
1280円(税抜)平凡社ライブラリー |
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石鍋真澄【編訳】 |
カラヴァッジョ伝記集 |
複数の伝記、裁判記録、パトロンの書簡、さらにはオリジナル翻案の犯科帳、等々、画家に関する歴史的資料を一冊に集成。謎多き巨匠の「伝説」と「真実」を知るための必読書。 |
1040円(税抜)平凡社ライブラリー |
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川勝義雄 |
中国人の歴史意識 |
何千年もの間、途絶えることなく生みだされてきた膨大な歴史記述。それは、中国人の価値体系=コスモスとニヒリスティックな時間観念との、緊張にみちた対決の記録である。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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川北稔 |
洒落者たちのイギリス史 |
社会的地位の基準はどのようにして<身分>から<富>へと変わったのか?ファッションという日常・具体的な視点から、近代英国社会の全体像を浮き彫りにする。 |
971円(税抜)平凡社ライブラリー |
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泉鏡花【著】東雅夫【編】 |
おばけずき 鏡花怪異小品集 |
「泉のやつ、またはじまった」と仲間にいわれるほど無類のおばけずき。長短篇小説や戯曲で名高い鏡花だが、一方で怪異にまつわる小品群もまた格別に味わい深い。小説をはじめ、随筆・紀行、創作とも実話ともつかない逸品まで、喜々として異界に遊ぶ鏡花文学の知られざる真髄を編む。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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前田愛 |
樋口一葉の世界 |
作品の言葉を同時代の習俗や言葉の世界に解き放ち、そこから作品のなかに隠されているコンテクストを掘りおこしていく-。鮮やかに読みかえられる一葉とその作品世界。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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前嶋信次 |
アラビアン・ナイトの世界 |
シャハラザードが夜ごと命がけで語る奇想天外な話の数々を読み解き、『オデュッセイア』から『大蔵経』まで各地の物語、説話をたずねながら「幽遠の秘境」へ読者を誘なう、楽しくスリリングな案内書。 |
874円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 1 |
口中に玉をふくんで生まれた貴公子と美女たちが織りなす、妖しくも華やかな恋物語。数多の「紅迷」を生んだ世界文学史上の傑作、第一人者による改訳・決定版。全12巻。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 2 |
栄華の絶頂にある賈家、宝玉の姉元春は宮廷で貴妃にとりたてられ、贅を尽くした別院、大観園が完成する。物語はその主舞台をここに移し、漂う死の予感とともに、いよいよ妖しく華やかに展開してゆく。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 3 |
里帰りを終えた元春貴妃の思し召しにより、林黛玉、薛宝釵ら、十二釵と呼ばれる佳人たちとともに、大観園に住まうことになった賈宝玉、ここに集うさまざまな人物たちを描く曹雪芹の筆致が冴える。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 4 |
宝玉たちが大観園に結成した海棠詩社。林黛玉、薛宝釵、史湘雲ら、佳人たちがその才を競いあう。美しい園に響く歌と笑い声。その姿に、栄華の終わりを予感させるものは何もない。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 5 |
賈家は思いがけない客人たちを迎えた。岫烟、李紋、李綺、薛宝琴。大観園にしばらく住まうことになったこの美しい才人たちを加え、宝玉たちの詩社も、ますます華やかに、賑やかになる。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 6 |
江南の甄家の人々が上京し、使いの者が賈家を訪問する。賈宝玉は年輩・容貌・性格まで瓜二つといわれるもう一人の宝玉、甄宝玉の夢を見る。物語は中盤にさしかかり、佳境に入っていく。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 7 |
男と女の欲望と利害が絡み合い、時には華々しく、時には凄惨にさえ繰り広げられる色模様と人間模様。壮大な構想のもと、ドラマは急ピッチで盛り上がりを見せていく??。全12巻。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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曹雪芹/伊藤漱平 |
紅楼夢 8 |
妬み嫉み、いじめや中傷。主人たちの不仲は不仲を招き、侍女たちは痴情に耽り、使用人たちは酒と喧嘩に明け暮れる。大観園に頽廃の色はますます濃く深まっていく。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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高蘭墅/伊藤漱平 |
紅楼夢 9 |
科挙にそなえるため、父の厳命によって再び家塾に通う宝玉。黛玉の病状は依然、楽観を許さず、薛蟠は殺人の廉により捕えられる。大観園に吹く風は侘しい。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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高蘭墅/伊藤漱平 |
紅楼夢 10 |
世界の古典文学史上、物語の展開においてロマンチシズムとリアリズムが混在する屈指の作品である本書。終局に向け、魅惑してやまない。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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高蘭墅/伊藤漱平 |
紅楼夢 11 |
官吏の手による邸内の捜索を受けて、賈家の罪状は容赦なく暴かれていく。事態を嘆く賈政に史後室の逝去や盗賊団の侵入事件が追い打ちをかける。煕鳳の権勢は今や見る影もない。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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高蘭墅/伊藤漱平 |
紅楼夢 12 |
大河ロマン小説の原点ともいうべき大長編全12巻、遂に完結。本書の訳書として現在求めうる最新決定版。古今東西の『紅楼夢』の評価を一望する、最新成果を盛り込んだ解説付き。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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増川宏一 |
碁打ち・将棋指しの誕生 |
盤上の遊戯をなりわいとする人々は、いつ、どのように現れたのか。中世‐近世の交、公家や僧侶の日記をひもとき、愛好の様、ゲームの変遷そして徳川幕府の扶持を受けるに至る”上手”たちの姿を鮮やかに描き出す。 |
951円(税抜)平凡社ライブラリー |
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大森荘蔵【著】飯田隆/丹治信春/野家啓一/野矢茂樹【編】 |
大森荘蔵セレクション |
戦後日本を代表する哲学者のエッセンス。ものも過去もじかに立ち現れている! 問いと思考の変遷を鮮明に示す論考を、衣鉢を継ぐ4人がセレクト・編集する。大森哲学を知る最良の入門書。解説は4人の共同討議。 |
1700円(税抜)平凡社ライブラリー |
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谷川恵一 |
言葉のゆくえ |
明治初年、舶来の科学からお辞儀の最新マナーまで、新来の多様な言説が「文学」の地殻変動の中で交錯していた。その現場を「舞姫」「十三夜」などにとらえる。幻の名著再刊! 解説=齋藤希史 |
1360円(税抜)平凡社ライブラリー |
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丹治信春 |
クワイン |
「外的世界についてのわれわれの言明は、個々独立にではなく、一つの集まりとしてのみ、感覚的経験の審判を受けるのだ」とすれば科学も、一つ一つ蓄積された真理の体系ではなく、神話と同様の(効率よい)信念体系にすぎない-。現代論理学から出発し、言語の理解と使用についてあざやかに踏査するクワインの思考を、手をとって案内する必読書。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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池田光男/芦澤昌子【著】 |
どうして色は見えるのか |
世界は光に満ちていて、それを人間は、多彩な色として見ることができる。社会や生活のなかでの色のさまざま、色の見え方の変化と多様性、色を見る目の仕組みなど、色についての不思議と謎を解き、常識をもくつがえす、読んで楽しい科学の本。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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竹内照夫 |
四書五経入門 |
『書経』は歴史を、『易経』は予言の論理を、『礼記』は君臣・親子・男女のあり方を、『詩経』は文の風雅を、『論語』は人の上に立つ者の生き方を教える。中国ばかりでなく、日本人の心にも浸透し、長く倫理の規範であった四書五経入門。 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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中村喜和 |
ロシア英雄物語 |
強きをくじき弱きを助け、義侠心あふれるイリヤー・ムーロメツらが大活躍-これは、ロシア民衆の間に中世の昔から語り継がれてきた勇士たちの物語。素朴で健康な倫理感に満ちたロシア英雄叙事詩《ブィリーナ》の世界。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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天野郁夫 |
学歴の社会史 |
いつの世も物議を醸す「学歴」は、明治政府の教育方針によって誕生した。しかるに世の人々は、それをどう受け止めてきたのか。近代国家と教育の微妙な関係を探る一冊。解説=竹内洋 |
1400円(税抜)平凡社ライブラリー |
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天野郁夫 |
増補 試験の社会史 |
学校生活のなかで繰り返されるテストや、入学試験・資格試験など、現代日本はまさに試験の社会といえる。明治維新期の日本は、近代化・産業化を図る手段として、中国の科挙を淵源とし、西欧の近代産業社会で発展した試験制度をきわめて積極的に取り入れ、活用していった。日本の学校教育と選抜のシステムはどのようにして作られたのか、そして試験社会はどのような功罪をもたらしたのか。豊富な事例をあげつつ検証する。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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渡辺京二 |
逝きし世の面影 |
昭和を問うなら開国を問え。そのためには開国以前の文明を問え。幕末から明治に日本を訪れた、異邦人による訪日記を読破。日本近代が失ったものの意味を根本から問い直した超大作。 |
1900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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藤森節子 |
少女たちの植民地 |
中国から租借された植民地「関東州」に四姉妹の末として少女期を過ごした著者が、その甘くかつ苦い記憶を通して、具体的な細部とともにある植民地経験の意味をえぐり出し描き出す。解説=林淑美 |
1120円(税抜)平凡社ライブラリー |
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藤田省三【著】市村弘正【編】 |
藤田省三セレクション |
この社会と時代が強いる課題に最も敏感に反応し、大胆に方法的な変貌を遂げていった思想家・藤田省三。代表的論文によりその「戦後精神」の軌跡をたどる。市村弘正の力作解説50枚。 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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内山節 |
哲学の冒険 |
僕の少年時代にこんな本があればよかった、と思えるような本を書きたかった、と著者は語る。少年や青年たちが抱く、愛や性、仕事や幸福、そして生き方を哲学を通して考える。解説=栗原彬 |
1000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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日高敏隆 |
人間についての寓話 |
「人間はほかの動物とは異なる卓越した、崇高な存在である」?われわれ人間がえてして抱くそんな感覚・価値観・「神話」を、動物行動学の第一人者が軽妙に時に痛烈に打ち砕く。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
山本五十六 |
独自の戦略観をもちながら、不本意な戦争を戦う宿命に苦しんだ悲劇の海軍大将・山本五十六。故郷・長岡人気質と絡め、さまざまな側面から「情の武人」の足跡に迫る。 |
940円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
日露戦争史 1 |
あの時なぜ大国ロシアと戦ったのか?近代日本に決定的な転機をもたらした日露戦争を描く大作ノンフィクション。第一巻は開戦までの政府・軍部の攻防、国民の熱狂、そして奇襲攻撃へ??。 |
720円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
日露戦争史 2 |
いよいよ激戦に突入。南山、遼陽、沙河での陸戦、黄海、蔚山沖での海戦の後、二〇三高地の死闘を経てついに旅順要塞が陥落するまでの攻防、国民の反応とその変化を詳細に描く。 |
720円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
日露戦争史 3 |
いよいよ日本海海戦へ。バルチック艦隊を迎え撃った連合艦隊は歴史的勝利をものにするが、ポーツマス条約の不利な結果に国民は怒りを爆発。日本のその後はどうなる?完結編。 |
720円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
昭和史 1926-1945 |
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。日本人はなぜ戦争を繰り返したのか-。すべての大事件の前には必ず小事件が起こるもの。国民的熱狂の危険、抽象的観念論への傾倒など、本書に記された5つの教訓は、現在もなお生きている。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補。 |
900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
昭和史 戦後篇 1945-1989 |
授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ完結篇。焼け跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細にたどる。世界的な金融危機で先の見えない混沌のなか、現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の役割、そして明日を考えるために。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「昭和天皇・マッカーサー会談秘話」を増補。 |
900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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半藤一利 |
名言で楽しむ日本史 |
「身はいやしく心はたかく」。「本を得ば末を愁うことなかれ」。「今日一日の用をもって極と為すべし」。知っておきたい、伝えたい-日本史に残る言葉、二六五を独断で精選。傑作な逸話とともにユーモア溢れる解説を付す。名言には、先人の奮闘努力の跡、歴史の極意、そして現代を生きぬく知恵が詰まっている。 |
780円(税抜)平凡社ライブラリー |
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反町茂雄 |
一古書肆の思い出 1 |
昭和大恐慌のさなか、東大卒業式の3日後に住込み小僧として古書業界に飛びこんだ著者の修業時代。その5年半の奮闘ぶりを豊富なデータと平明な文章で綴る。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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反町茂雄 |
一古書肆の思い出 2 |
昭和7年秋、東京は本郷の地に古典籍を専門に扱う古書肆弘文荘を開業。「待賈古書目」と名づけた目録を携え、戦争前夜から敗戦に至る暗い時代を埋もれた古典籍の発掘と販売に東奔西走、全国を駆け巡った10年の記。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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反町茂雄 |
一古書肆の思い出 3 |
時は敗戦直後の大混乱期、にわかに没落した貴族、資産を喪失した富豪階級、生活の資に窮した学者たちは秘蔵の宝籍・稀書を投げ売った。価格を大きく下落させた古文化財が暴流する市場の様を描いた、著者面目躍如の記。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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反町茂雄 |
一古書肆の思い出 4 |
舞台は昭和20年代後半から30年代。著者90年の生涯で最も華々しく輝いた時代の記録。全力全資力を投じての蒐集と頒布に奔走する様は小説にも優る感動を呼ぶ。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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反町茂雄 |
一古書肆の思い出 5 |
業界人としての60余年間、手がけた貴籍・珍書、その数2万数千点。多くの国宝・重文の散逸と死蔵を防ぎ、各分野の研究に資するところ評価して余りあるその生涯、稀代の回想録完結篇。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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樋口陽一 |
憲法 近代知の復権へ |
比較憲法学の第一人者が、国民国家批判に抗して、憲法構造がなおもつべき意味を擁護、近代知の復権を唱えた諸篇が、いま改憲論かまびすしいなか、決定的なアクチュアリティをもって迫る。 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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柄谷行人 |
政治と思想 1960-2011 |
日本を代表する思想家が、半世紀に及ぶ自らの知の歩みを語る。デモの必要性を説いた、原発震災後のインタビューを増補した決定版。柄谷行人の入門書としても最適。 |
1000円(税抜)平凡社ライブラリー |
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柄谷行人 |
倫理21 |
子供の犯罪は親の責任なのか?戦争責任とは?そして、未来に対するわれわれの責任とは?生活の中の具体的な問題を徹底的に問うことによって、新しい思想を構想する。 |
840円(税抜)平凡社ライブラリー |
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別役実 |
けものづくし |
「チーターはまちがった走り方をしている」(!?)猫、犬、亀からライオン、いるか、きりん、ユニコーンまで、動物学の謎を別役流に解き明かす<怪論>25篇。 |
874円(税抜)平凡社ライブラリー |
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別役実 |
鳥づくし |
バード・ウォッチングの醍醐味は鳥に見られることにある!?うみねこは本当に鳥なのか?カナリアはなぜつらい目にあうのか?鳥の謎のすべてを説き明かす、別役流「理論鳥類学」26篇。 |
840円(税抜)平凡社ライブラリー |
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北嶋美雪【編訳】 |
ギリシア詩文抄 |
ホメロス、サッポオからプラトン、アリストテレスまで、叙事詩、抒情詩から宇宙論、博物誌まで、古代ギリシア文明の詞華が一堂に会する、イデアとイメージの宝庫。解説=中井久夫 |
1068円(税抜)平凡社ライブラリー |
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堀一郎 |
聖と俗の葛藤 |
宗教史と新たに開拓した宗教民俗学の成果とを接合して、独自の学問世界を構築した堀一郎、最晩年の著作。柳田民俗学やエリアーデとの出会いなど、学問遍歴も収録。解説=山本幸司 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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網野善彦 |
異形の王権 |
婆娑羅の風を巻き起こしつつ、聖と賎のはざまに跳梁する「異類異形」、社会と人間の奥底にひそむ力をも最大限に動員しようとする後醍醐の王権、南北朝期=大転換のさなかに噴出する<異形>の意味と力を探る。 |
951円(税抜)平凡社ライブラリー |
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網野善彦 |
増補 無縁・公界・楽 |
近代から古代まで遡り、駆込寺や楽市など多様な領域に、人間の本源的自由に淵源する無縁の原理の展開をよみとる。日本歴史学の流れを捉え換えた画期的名著。解説=笠松宏至 |
1164円(税抜)平凡社ライブラリー |
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網野善彦/阿部謹也【著】 |
対談 中世の再発見 |
日本と西欧の新しい中世史像を築き上げる二人の歴史家が語り合うとき、中世的世界のなりたちと現在とを同時に見返す視角が鮮やかに浮かび上がる。解説=大黒俊二 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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野村修 |
ベンヤミンの生涯 |
危機の時代にあって批判的姿勢を貫き、1940年、自殺と思われる死にいたる。歴史にあらがい、歴史を逆なでした20世紀屈指の批評家、その生と死、その完結せざる生と死を、<ここ-いま>に呼び起こす。 |
1300円(税抜)平凡社ライブラリー |
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嵐山光三郎 |
ごはん通 |
日本人は米の微妙な味がわかる世界有数の民族である。このことは先祖に感謝しなければならない。また、世界一うまい米を生産する民族である。炊きたてのごはんのおいしさは、日本人でなくてはわからず、また日本産の米でないと不可能である。 |
900円(税抜)平凡社ライブラリー |
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梁石日 |
アジア的身体 |
在日朝鮮人文学、日本文化の閉鎖性、国際化と差別…。朝鮮・日本・在日をめぐる問題を柔軟かつラディカルに思考しつつ、規範からはみ出し、溢れ出る「アジア的身体」を喚び起こす第一エッセイ集。 |
1200円(税抜)平凡社ライブラリー |
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良知力 |
マルクスと批判者群像 |
1840年代後半、ワイトリング、ヘスなどとの相互批判のなかにいた一人勝ち以前の若きマルクス。等身大の姿から思想の本体と可能性を探る。良知思想史を代表する一冊。解説=植村邦彦 |
1500円(税抜)平凡社ライブラリー |
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廣松渉 |
資本論の哲学 |
一九六〇年代以降、物象化論に立つ思想家としてこの国のマルクス主義理論をリードした著者が、『資本論』の示す哲学的新地平を価値論において解く。価値とは人間労働が生産物に凝固したものか?あるいは商品交換のなかで定まる価格同然のものか?この対立を端的に乗り越え、社会的分業の協働連関態こそが、個々の商品を価値として通用させる所以を解き明かす。増補版の待望の再刊。 |
1700円(税抜)平凡社ライブラリー |
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廣松渉 |
青年マルクス論 |
若き廣松vs.若きマルクス。幼少期、学生時代を経て共産主義運動に参画するマルクスの思想形成を辿り、物象化論への展開直前、『経済学・哲学手稿』の思考を精緻に解読。解説=小林昌人 |
1600円(税抜)平凡社ライブラリー |
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廣松渉【著】/熊野純彦【編】 |
廣松渉哲学論集 |
現代日本にまれな哲学する哲学者廣松渉。近代的世界観の地平を超え出ようとするその思考のエッセンスを1冊に編む。廣松哲学形成の軌跡をたどる編者の力作解説100枚。 |
1800円(税抜)平凡社ライブラリー |
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廣末保 |
芭蕉 |
その時代のなかで、芭蕉は言葉と現実とをどのように出会わせようとしたのか。発句と連句の二形式をもつ俳諧のあり方に、旅と草庵の生のかたちに、そうして芭蕉という古典のうち、<今>を超え出る精神の方法を見とる。 |
1165円(税抜)平凡社ライブラリー |
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G.L.ベル/田隅恒夫 |
シリア縦断紀行 1 |
アラビアのロレンスの女性版ともいわれる著者が、1905年、複雑な政治状況下にあったシリア地域を訪れ、人びとの生活習慣や心情、各地の古代遺跡のようすをつづった旅の記録。第1巻は、エルサレムからドルーズ山地をへて、ダマスクスにいたるまで。解説を付す。 |
2600円(税抜) |
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G.L.ベル/田隅恒生 |
シリア縦断紀行 2 |
アラビアのロレンスの女性版ともいわれる著者が、1905年、複雑な政治状況下にあったシリア地域を訪れ、人びとの生活習慣や心情、各地の古代遺跡のようすをつづった旅の記録。第2巻は、バアルベク、ザーウィエ山地をへて、アレクサンドレッタにいたるまで。総索引を付す。 |
2600円(税抜) |
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M.K.ガーンディー/田中敏雄 |
ガーンディー自叙伝 1 真理へと近づくさまざまな実験 |
性欲に悩み、妻にあたり、菜食を実験して離欲者たらんと努める民族運動の指導者、ガーンディー。奉仕の精神でインド独立運動を指導した偉大な“変わり者”の実像が初めて明らかに。グジャラーティー語オリジナルからの本邦初訳。第1巻は、少年時代からイギリス留学をへて南アフリカへ。 |
2800円(税抜) |
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M.K.ガーンディー/田中敏雄 |
ガーンディー自叙伝 2 真理へと近づくさまざまな実験 |
政治にも食事にも病気の治療にも、すべてを真理のための実験としてのぞんだ生涯を肉声で語る自伝。そのオリジナルの口調を見事に再現する第2巻は、南アフリカとインドでのサッティヤーグラハ(真理への固執)運動、カーディー(手織綿布)の誕生、統一への苦闘などを記す。 |
2800円(税抜) |
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T.E.ロレンス/柏倉俊三 |
知恵の七柱 1 |
落日のオスマン帝国の桎梏のもと、アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包まれる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は、アラブ反乱の基礎を論じた序の巻と、アラビアへの初訪問、フェイサルの北方計略、メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻までを収録。巻末に解説を付す。 |
3000円(税抜) |
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T.E.ロレンス/柏倉俊三 |
知恵の七柱 2 |
落日のオスマン帝国の桎梏のもと、アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包まれる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第2巻は、アラブ反乱の基礎を論じた序の巻と、アラビアへの初訪問、フェイサルの北方計略、メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻までを収録。巻末に解説を付す。 |
3000円(税抜) |
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T.E.ロレンス/柏倉俊三 |
知恵の七柱 3 |
落日のオスマン帝国の桎梏のもと、アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包まれる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第3巻は、アラブ反乱の基礎を論じた序の巻と、アラビアへの初訪問、フェイサルの北方計略、メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻までを収録。巻末に解説を付す。 |
3000円(税抜) |
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バルトリハリ/赤松明彦 |
古典インドの言語哲学 1 ブラフマンとことば |
サンスクリット文法学の不朽の古典の翻訳。「文は全体であり、世界であり、ブラフマン(真理)である」。文と単語、言葉と現象の有機的な関係に踏みこみ、言葉のもつ根源的な力にせまる。第1巻は、「ブラフマンの巻」全25章。 |
2600円(税抜) |
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バルトリハリ/赤松明彦 |
古典インドの言語哲学 2 文について |
サンスクリット文法学中興の祖、バルトリハリが著した本書によって、古典文法学のとだえかけた伝統はみごとによみがえった。インド哲学の理解に欠かすことのできない古典の翻訳が完成。第2巻は、「文についての巻」全25章。 |
2600円(税抜) |
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叡尊/細川涼一 |
感身学正記 1 西大寺叡尊の自伝 |
鎌倉中期、戒律の復興に尽力し、非人救済、殺生禁断、架橋事業などの活動によって日本中世社会にふかく大きな影響を与えた叡尊。奈良の西大寺の律僧の自伝を、綿密な注釈によって読み解く。 |
2900円(税抜) |
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過百齢【著】呉清玄【訳】/陶式玉【編】 |
官子譜 1 囲碁手筋の源流 |
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全1478題を、現代の碁聖呉清源が丹念に校訂し、解説を付す。第1巻は、上巻の第1題から第389題まで。 |
2800円(税抜) |
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過百齢【著】呉清玄【訳】/陶式玉【編】 |
官子譜 2 囲碁手筋の源流 |
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全1478題を、現代の碁聖呉清源が丹念に校訂し、解説を付す。第2巻は、上巻の第390題から第534題、中巻の第1題から第213題まで。 |
2700円(税抜) |
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過百齢【著】呉清玄【訳】/陶式玉【編】 |
官子譜 3 囲碁手筋の源流 |
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全1478題を、現代の碁聖呉清源が丹念に校訂し、解説を付す。第3巻は、中巻の第214題から第558題まで。 |
2700円(税抜) |
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過百齢【著】呉清玄【訳】/陶式玉【編】 |
官子譜 4 囲碁手筋の源流 |
囲碁手筋の集大成として著名な中国の古典。壮麗・奇抜な趣向で囲碁人に愛されてきた全1478題を、現代の碁聖呉清源が丹念に校訂し、解説を付す。最終第4巻は、下巻の第1題から第380題まで。 |
2400円(税抜) |
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海賀変哲【著】/小出昌洋【編】 |
新編 落語の落 1 |
落(さげ)は落語のいのち。明治・大正期の文人、海賀変哲が実際に見て、聴いて、集めた三百数十種の「落」にあらすじを付して落語の真髄にせまる。第1巻には、大正7年の単行本「落語の落」全編を収める。 |
2400円(税抜) |
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海賀変哲【著】/小出昌洋【編】 |
新編 落語の落 2 |
落(さげ)は落語のいのち。第2巻には、初めて単行本に収められる「拾遺落語の落」「新作落語の落」に加えて、落語の原点、小話・一口話・笑話を集めた「小話一束」「一口噺」「問答一口話」「落語と昔の笑話」を収める。 |
2500円(税抜) |
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顔之推/宇都宮清吉 |
顔氏家訓 1 |
六朝時代の末、権謀に明け暮れる日々を生きのびた教養人が、子どもたちに綿々と書きのこした躾の書。「顔氏の子らしい生き方」と「乱世の処世術」には、今の時代にも通じる父性愛がみなぎる。第1巻は、第1章から第10章まで。 |
2500円(税抜) |
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顔之推/宇都宮清吉 |
顔氏家訓 2 |
六朝時代の末、権謀に明け暮れる日々を生きのびた教養人が、子どもたちに綿々と書きのこした躾の書。「顔氏の子らしい生き方」と「乱世の処世術」には、今の時代にも通じる父性愛がみなぎる。第2巻は、第11章から第20章まで。解題を付す。 |
2400円(税抜) |
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金富軾/井上秀雄 |
三国史記 1 |
新羅・高句麗・百済の朝鮮三国時代を述べた最古、唯一の史書。訳注では、建国説話から高麗に統一されるまでの王朝の興亡と社会の発展を、日本・中国の史料を駆使して跡づける。第1巻は、新羅本紀。 |
3000円(税抜) |
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金富軾/井上秀雄 |
三国史記 2 |
新羅・高句麗・百済の朝鮮三国時代を述べた最古、唯一の史書。訳注では、建国説話から高麗に統一されるまでの王朝の興亡と社会の発展を、日本・中国の史料を駆使して跡づける。第2巻は、高句麗本紀、百済本紀。 |
3100円(税抜) |
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金富軾/井上秀雄 |
三国史記 3 |
新羅・高句麗・百済の朝鮮三国時代を述べた最古、唯一の史書。訳注では、建国説話から高麗に統一されるまでの王朝の興亡と社会の発展を、日本・中国の史料を駆使して跡づける。第3巻は、年表、雑志。 |
2700円(税抜) |
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金富軾【著】井上秀雄/鄭早苗【訳】 |
三国史記 4 |
新羅・高句麗・百済の朝鮮三国時代を述べた最古、唯一の史書。訳注では、建国説話から高麗に統一されるまでの王朝の興亡と社会の発展を、日本・中国の史料を駆使して跡づける。最終第4巻は、列伝。解題を付す。 |
2300円(税抜) |
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源信/石田瑞麿 |
往生要集 1 日本浄土教の夜明け |
平安時代の貴族的な仏教に対して反抗の心を抱いた源信。浄土教の伝統を探りつつ、凄惨な地獄と甘美な極楽の様相を具体的な筆致で描いたこの書は、後世の思想・文芸に大きな影響を与えた。第1巻は、第4章まで。巻末に解説を付す。 |
2800円(税抜) |
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源信/石田瑞麿 |
往生要集 2 日本浄土教の夜明け |
平安時代の貴族的な仏教に対して反抗の心を抱いた源信。浄土教の伝統を探りつつ、凄惨な地獄と甘美な極楽の様相を具体的な筆致で描いたこの書は、後世の思想・文芸に大きな影響を与えた。第2巻は、第5章から第10章まで。 |
2700円(税抜) |
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呉秀三 |
シーボルト先生 1 その生涯及び功業 |
わが国蘭学史研究の礎を築いた呉博士の大著の覆刻。熱意と才識をもって日本研究を推進し、悲劇的に追放された“巨人”シーボルトと、彼とともに刻苦して洋学に光をともした人びとの伝記。第1巻は、1から34、シーボルトの伝記、文政12年(1829)の日本退去まで。巻末に解説を付す。 |
3000円(税抜) |
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呉秀三 |
シーボルト先生 2 その生涯及び功業 |
わが国蘭学史研究の礎を築いた呉博士の大著の覆刻。熱意と才識をもって日本研究を推進し、悲劇的に追放された“巨人”シーボルトと、彼とともに刻苦して洋学に光をともした人びとの伝記。第2巻は、35から69、オランダへの帰国から死にいたるまでの伝記を記し、著述・研究業績を論じる。 |
2300円(税抜) |
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呉秀三 |
シーボルト先生 3 その生涯及び功業 |
わが国蘭学史研究の礎を築いた呉博士の大著の覆刻。熱意と才識をもって日本研究を推進し、悲劇的に追放された“巨人”シーボルトと、彼とともに刻苦して洋学に光をともした人びとの伝記。最終第3巻は、70から78、シーボルトの門人、および交友のあった人びとを記す。巻末に総索引を付す。 |
2300円(税抜) |
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今泉淑夫 |
一休和尚年譜 1 |
一休とは何者か? 一休が生きた中世とは、15世紀とはいかなる時代だったのか? 「風狂」と評され、破天荒な人生を送った一休の全体像を、歴史学の立場から明らかにする。第1巻は、応永元年(1394)の誕生から享徳2年(1453)、60歳まで。 |
2700円(税抜) |
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今泉淑夫 |
一休和尚年譜 2 |
弟子を定めず絶法を決意する一休。『狂雲集』に歌われる森女との交情は真実だったのか?「破戒」は一休をさいなみ、その苛酷な日々が一休をあらゆる偽善から解放する。第2巻は、享徳3年(1454)61歳から文明13年(1481)88歳の死まで。原文、総索引を収める。 |
2700円(税抜) |
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山川浩【著】金子光晴【訳】遠山茂樹【編】 |
京都守護職始末 1 旧会津藩老臣の手記 |
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが、それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第1巻は、文久2年(1862)から翌3年まで。巻末に解説を付す。 |
2100円(税抜) |
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山川浩【著】金子光晴【訳】遠山茂樹【編】 |
京都守護職始末 2 旧会津藩老臣の手記 |
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが、それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第2巻は、文久4年(1864)から慶応4年(1868)正月まで。 |
2300円(税抜) |
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寺門静軒/朝倉治彦/安藤菊二【訳】 |
江戸繁昌記 1 |
戯漢文をもって天保期の江戸の世態風俗を風刺的に描き、幕末読書界に異彩をはなった好著。本書の出版によって、反骨の江戸っ子儒者静軒は故郷を追われた。全文を読み下し文に改め、詳注を付した。第1巻は、初編、および二編の「散楽」まで。 |
2000円(税抜) |
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寺門静軒/朝倉治彦/安藤菊二【訳】 |
江戸繁昌記 2 |
戯漢文をもって天保期の江戸の世態風俗を風刺的に描き、幕末読書界に異彩をはなった好著。本書の出版によって、反骨の江戸っ子儒者静軒は故郷を追われた。全文を読み下し文に改め、詳注を付した。第2巻は、二編続きから三編終わり(裏店)まで。 |
2200円(税抜) |
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寺門静軒/朝倉治彦/安藤菊二【訳】 |
江戸繁昌記 3 |
戯漢文をもって天保期の江戸の世態風俗を風刺的に描き、幕末読書界に異彩をはなった好著。本書の出版によって、反骨の江戸っ子儒者静軒は故郷を追われた。全文を読み下し文に改め、詳注を付した。最終第3巻は、四編、五編。巻末に朝倉の解題を付す。 |
2100円(税抜) |
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柴田収蔵【著】田中圭一【編注】 |
柴田収蔵日記 1 村の洋学者 |
国際化の波が押し寄せた幕末に佐渡に生まれ、蘭医となった柴田収蔵。丹念に記された日記に登場するさまざまな職業の人びと。想像以上に豊かだった江戸時代の庶民の日常生活が浮かびあがる。第1巻は、天保13年(1842)、同14年の日記。 |
2700円(税抜) |
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柴田収蔵【著】田中圭一【編注】 |
柴田収蔵日記 2 村の洋学者 |
幸せな家庭をなげうち、医学修行のため、佐渡を出て3度目の江戸行きを敢行した蘭医柴田収蔵。江戸の町で学び、心血をそそいではたらく蘭学者たちの群像が活写される。第2巻は、弘化5年(1848)、嘉永3年(1850)の日記。 |
2700円(税抜) |
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謝肇せつ/岩崎秀夫 |
五雑組 1 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。「五雑組」とは5色の組みひもの意。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第1巻には、天文・気象などの天部を収める。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 2 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。著者謝肇せつは有能な政治家・文人として知られた。第2巻には、中国全土の地勢、各地の奇勝について言及する地部を収める。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 3 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。わが国でも江戸時代以降ひろく読まれた。第3巻には、人びとの言行、巧みな技を集めた人部上巻を収録。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 4 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。かの南方熊楠も愛読した。第4巻には、書道・絵画、各地の風俗、奇行・徳行、女性論など、人部下巻を収める。 |
2800円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 5 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第5巻には、想像上の動物、珍魚・珍獣、食材、花木など、物部上巻を収める。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 6 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第6巻では、日本人にも馴染みぶかい茶・書道など、物部下巻を収める。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 7 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第7巻には、事部上巻が収められ、士大夫たちの言行にするどい批評が加えられる。 |
2600円(税抜) |
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謝肇せつ/岩城秀夫 |
五雑組 8 |
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり、古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。最終第8巻には、事部下巻と詳細な索引を収録。 |
2800円(税抜) |
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出口ナオ/村上重良 |
大本神諭 火の巻 民衆宗教の聖典・大本教 |
幕末に丹波の福知山に生まれ、大工の夫に先立たれて生活の辛酸をなめつくした出口ナオは、明治25年、突然神がかりとなり、神政による理想の平和世界の実現を説く。本書はその大本教義の真髄を伝える。本巻は、明治31年から同43年までの「筆先」。 |
2500円(税抜) |
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出口ナオ/村上重良 |
大本神諭 天の巻 民衆宗教の聖典・大本教 |
幕末に丹波の福知山に生まれ、大工の夫に先立たれて生活の辛酸をなめつくした出口ナオは、明治25年、突然神がかりとなり、神政による理想の平和世界の実現を説く。本書はその大本教義の真髄を伝える。本巻は、明治25年から大正7年までの「筆先」。解説を付す。 |
2100円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 1 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。表題は、文政4年(1821)、静山62歳の11月甲子の夜に起筆されたことにちなむ。第1巻は、巻一から巻十九まで。 |
2800円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 2 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第2巻は、巻二十から巻三十五まで。 |
2800円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 3 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第3巻は、巻三十六から巻五十まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 4 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第4巻は、巻五十一から巻六十五まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 5 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。第5巻は、巻六十六から巻八十一まで。 |
2800円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 6 |
著者は肥前平戸の藩主で趣味人としても知られる。上は将軍大名の逸話から、下は狐狸妖怪の奇聞まで、ありとあらゆる話柄を記した江戸時代随筆集の白眉。最終第6巻は、巻八十二から巻百まで。中村による解説を付す。 |
3100円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 1 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。第1巻は、巻一から巻十四まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 2 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。第2巻は、巻十五から巻二十八まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 3 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。第3巻は、巻二十九から巻四十一まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 4 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。第4巻は、巻四十二から巻五十三まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 5 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。第5巻は、巻五十四から巻六十六まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 三編 6 |
江戸時代の随筆を代表する雄編。正・続各100巻につづく第三篇で、天保12年(1841)、78巻まで書き継がれた。政治・社会問題から市井の珍談奇聞まで、松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻した。最終第6巻は、巻六十七から巻七十八まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 1 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第1巻は、巻一から巻十五まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 2 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第2巻は巻十六から巻二十九まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 3 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供。第3巻は、巻三十から巻四十一まで。 |
2200円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 4 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第4巻は、巻四十二から巻五十三まで。 |
2200円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 5 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第5巻は、巻五十四から巻六十五まで。 |
2300円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 6 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第6巻は、巻六十六から巻七十七まで。 |
2600円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 7 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。第7巻は、巻七十八から巻八十八まで。 |
2700円(税抜) |
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松浦静山/中村幸彦/中野三敏【訳】 |
甲子夜話 続編 8 |
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。最終第8巻は、巻八十九から巻百まで。 |
2500円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 1 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第1巻は、文政6年(1823)4月から同9年6月6日まで。巻末に解説を付す。 |
2600円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 2 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第2巻は、文政9年(1826)6月6日から同12年9月まで。 |
2500円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 3 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第3巻は、文政12年(1829)10月から天保4年(1833)7月まで。 |
2300円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 4 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知る貴重な記録。第4巻は、天保4年(1833)8月から同7年10月まで。 |
2500円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 5 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。第5巻は、天保7年(1836)11月から同11年5月まで。 |
2700円(税抜) |
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松崎慊堂/山田琢 |
慊堂日暦 6 |
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。最終第6巻は、天保11年(1840)6月から弘化元年(1844)3月まで。 |
2900円(税抜) |
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川合小梅/志賀裕春/村田静子【訳】 |
小梅日記 1 幕末・明治を紀州に生きる |
紀州藩藩校の督学の妻、川合小梅が、見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末から明治にかけて、激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な資料。第1巻は、嘉永2年(1849)から文久元年(1861)まで。巻末に村田による解説を付す。 |
2400円(税抜) |
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川合小梅/志賀裕春/村田静子【訳】 |
小梅日記 2 幕末・明治を紀州に生きる |
紀州藩藩校の督学の妻、川合小梅が、見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末から明治にかけて、激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な資料。第2巻は、元治元年(1864)から明治10年(1877)まで。 |
2700円(税抜) |
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川合小梅/志賀裕春/村田静子【訳】 |
小梅日記 3 幕末・明治を紀州に生きる |
紀州藩藩校の督学の妻、川合小梅が、見聞した事件・世相から身辺の雑事までを克明に記録した日記。幕末から明治にかけて、激動する社会に生きる人びとの姿を浮き彫りにする未公刊の貴重な資料。第3巻は、明治11年(1878)から18年まで。巻末に、略年表、主要人名注を付す。 |
2400円(税抜) |
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浅井了意/江本裕 |
伽婢子 1 |
有名な「牡丹灯篭」を含む江戸初期仮名草子の名作。原話は中国・朝鮮の怪奇短編小説だが、みごとに日本化され翻案臭をまったく感じさせない。寛文6年(1666)刊本を全挿絵とともに翻刻。第1巻は、巻一から巻八まで。 |
2200円(税抜) |
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浅井了意/江本裕 |
伽婢子 2 |
有名な「牡丹灯篭」を含む江戸初期仮名草子の名作。原話は中国・朝鮮の怪奇短編小説だが、みごとに日本化され翻案臭をまったく感じさせない。寛文6年(1666)刊本を全挿絵とともに翻刻。第2巻は、巻九から巻十三まで。解説・出典と総索引を付す。 |
2900円(税抜) |
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中川忠英/孫伯醇/村松一弥【訳】 |
清俗紀聞 1 |
長崎奉行の中川忠英が、1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に、かの地の制度、風俗、器物、宗教などを取材した聞き書き。全図版を掲載し、詳しい注釈を付した覆刻本。第1巻は、巻之一・年中行事、巻之二・居家、巻之三・冠服。巻末に村松の解説。 |
2400円(税抜) |
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中川忠英/孫伯醇/村松一弥【訳】 |
清俗紀聞 2 |
長崎奉行の中川忠英が、1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に、かの地の制度、風俗、習慣、器物、宗教などについて取材した聞き書き。図版をもれなく掲載し、詳しい注釈をほどこした覆刻本。第2巻は、巻之四から巻之十三、飲食、閭学、生誕、冠礼、婚礼、賓客、羇旅行李、喪礼、祭礼、僧徒。 |
3000円(税抜) |
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陳忱/鳥居久靖 |
水滸後伝 1 |
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく、話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で、滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた作品。各巻に解説を付す。全四十回のうち、第1巻は、第十三回まで。 |
2400円(税抜) |
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陳忱/鳥居久靖 |
水滸後伝 2 |
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく、話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で、滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。第2巻は、第十四回から第二十八回まで。 |
2400円(税抜) |
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陳忱/鳥居久靖 |
水滸後伝 3 |
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にとらわれず、話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で、滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。最終第3巻は、第二十九回から最終四十回まで。巻末に全体にわたる解説を付す。 |
2000円(税抜) |
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藤岡作太郎/秋山虔 |
国文学全史 1 平安朝篇 1 |
わが国の文学史が国学的・語学的なものでしかなかった時代に、文学の真髄に迫った本書は、真の意味での歴史的名著といえる。その後の研究成果にもとづく詳細な補注をつけて覆刻。第1巻は、総論、第一期・弘仁前後、第二期・延喜天暦。巻末に解説(秋山)を付す。 |
2700円(税抜) |
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藤岡作太郎/秋山虔 |
国文学全史 2 平安朝篇 2 |
わが国の文学史が国学的・語学的なものでしかなかった時代に、文学の真髄に迫った本書は、真の意味での歴史的名著といえる。その後の研究成果にもとづく詳細な補注をつけて覆刻。第2巻は、第三期・道長時代、第四期・平安末期。巻末に総索引を付す。 |
2700円(税抜) |
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内藤湖南 |
支那史学史 1 |
中国文明は独自な歴史とともに、司馬遷の『史記』をはじめ数多くの歴史書を生みだした。本書はその歴史意識、歴史哲学、歴史叙述の問題を、透徹した史観で語り尽くした講義録。第1巻は、その起源から宋代までの史学。解説を付す。 |
2900円(税抜) |
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内藤湖南 |
支那史学史 2 |
中国文明は独自な歴史とともに、司馬遷の『史記』をはじめ数多くの歴史書を生みだした。本書はその歴史意識、歴史哲学、歴史叙述の問題を、透徹した史観で語り尽くした講義録。第2巻は、明代と清代の史学。総索引を付す。 |
2700円(税抜) |
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南方熊楠/飯倉照平 |
十二支考 1 |
柳田国男とともに草創期の日本民俗学を先導した“巨人”南方熊楠。十二支の動物をめぐって、東洋から欧米にわたる古今の典籍を駆使し、鋭い自然観察と自由闊達な文体でつづった空前絶後の博物誌。各巻に解説を付す。第1巻は、寅(虎)、卯(兎)、辰(龍)、巳(蛇)に関する4編。 |
2800円(税抜) |
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南方熊楠/飯倉照平 |
十二支考 2 |
柳田国男とともに草創期の日本民俗学を先導した“巨人”南方熊楠。十二支の動物をめぐって、東洋から欧米にわたる古今の典籍を駆使し、鋭い自然観察と自由闊達な文体でつづった空前絶後の博物誌。第2巻は、午(馬)、未(羊)、申(猴)に関する3編。 |
2600円(税抜) |
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南方熊楠/飯倉照平 |
十二支考 3 |
柳田国男とともに草創期の日本民俗学を先導した “巨人” 南方熊楠。 十二支の動物をめぐって、東洋から欧米にわたる古今の典籍を駆使し、鋭い自然観察と自由闊達な文体でつづった空前絶後の博物誌。最終第3巻は、酉(鶏)、戌(犬)、亥(猪)、子(鼠)に関する4編。丑(牛)はついに書かれなかった。巻末に総索引を付す。 |
2600円(税抜) |
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白川静 |
漢字の世界 1 中国文化の原点 |
親しみのある漢字800余をとりあげ、一文字ごとに複数の甲骨文・金文を例示しつつ、中国古代の文化、生活の諸相をさぐる。白川漢字学のエッセンスを示す読む字源辞典。第1巻は、漢字の起源と文字学を論じる第1章から原始宗教と漢字のかかわりを語る第6章まで。 |
2300円(税抜) |
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白川静 |
漢字の世界 2 中国文化の原点 |
親しみのある漢字800余をとりあげ、一文字ごとに複数の甲骨文・金文を例示しつつ、中国古代の文化、生活の諸相をさぐる。白川漢字学のエッセンスを示す読む字源辞典。第2巻は、「言」の字などを語る第7章から第12章まで。巻末に検字表、事項索引を付す。 |
2400円(税抜) |
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白川静 |
詩経雅頌 1 |
一般民衆の歌謡である「国風」、それにつづいて貴族社会で舞楽に用いられた「雅」と、宮廷で静かに歌われた「頌」。第1巻には、古代歌謡である詩経305編のうち、145編の流麗な訳とその詳細な注を収める。 |
2700円(税抜) |
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白川静 |
詩経雅頌 2 |
「洋洋乎として耳に盈(み)つる」中国最古の詩●。第2巻には、「国風」と「小雅」のあとをうけて、「大雅」「周頌」「魯頌」「商頌」から160編を収める。白川博士の志業の一つ、詩経の全訳注が完結。 |
2800円(税抜) |
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浜田彦蔵/中川務/山口修【訳】 |
アメリカ彦蔵自伝 1 |
13歳のとき、江戸から帰航の途中漂流し、52日後にアメリカ船に救われて渡米した播磨の水夫彦蔵。見聞を広めて幕末の日本に帰国、実業界に活躍した男の生きた維新史。第1巻は、1863年、生麦事件と馬関戦争の時代まで。 |
2500円(税抜) |
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浜田彦蔵/中川務/山口修【訳】 |
アメリカ彦蔵自伝 2 |
13歳のときに漂流、アメリカ船に救われて渡米し、幕末の日本に帰国して実業界に活躍した播磨の水夫彦蔵の生きた維新史。第2巻は、1863年から90年の国会開設、翌年の大津事件で筆をおく。巻末に年譜を付す。 |
2400円(税抜) |
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藍浦/愛宕松男 |
景徳鎮陶録 1 |
“燃える町”景徳鎮の陶業をあますところなく伝える本書は、陶磁愛好家をはじめ中国の文物に関心をよせる各方面から翻訳が待ち望まれていたもの。詳細な注解を加えた完全訳。図版32点。第1巻は、巻一から巻六まで。 |
2000円(税抜) |
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藍浦/愛宕松男 |
景徳鎮陶録 2 |
“燃える町”景徳鎮の陶業をあますところなく伝える本書は、陶磁愛好家をはじめ中国の文物に関心をよせる各方面から翻訳が待ち望まれていたもの。詳細な注解を加えた完全訳。図版32点。第2巻は、巻七から巻十まで。解説と総索引を付す。 |
2400円(税抜) |
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呉清源 |
玄玄碁経集 1 |
中国の囲碁の古典。序之部には囲碁十訣をはじめ碁に関する事跡や用語を、変之部には当時の定石や実戦譜を収める。なかでも珍瓏之部、すなわち詰碁●は本書の白眉。呉清源の精緻な解説を付す。第1巻は、序之部、勢之部(珍瓏之部)の前半。 |
2300円(税抜) |
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呉清源 |
玄玄碁経集 2 |
中国の囲碁の古典。序之部には囲碁十訣をはじめ碁に関する事跡や用語を、変之部には当時の定石や実戦譜を収める。なかでも珍瓏之部、すなわち詰碁●は本書の白眉。呉清源の精緻な解説を付す。第2巻は、勢之部(珍瓏之部)の後半、変之部。解説を付す。 |
2300円(税抜) |
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荒木繁/池田廣司/山本吉左右【編】 |
幸若舞 1 百合若大臣 他 |
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと、複雑な人間模様につつまれた物語を謡い、舞う幸若舞。中世末期、民衆や武士に愛好されて広く流行した幸若舞は能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。第1巻は、入鹿、大織冠、百合若大臣、信太、満仲、築島。 |
2700円(税抜) |
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荒木繁/池田廣司/山本吉左右【編】 |
幸若舞 2 景清・高館 他 |
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと、複雑な人間模様につつまれた物語を謡い、舞う幸若舞。中世末期、民衆や武士に愛好されて幸若舞は広く流行し、能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。第2巻は、文覚、景清、八島、高館。 |
2700円(税抜) |
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荒木繁/池田廣司/山本吉左右【編】 |
幸若舞 3 敦盛・夜討曾我 他 |
歴史上の人物や伝説的英雄の戦いと、複雑な人間模様につつまれた物語を謡い、舞う幸若舞。中世末期、民衆や武士に愛好されて幸若舞は広く流行し、能や歌舞伎にもふかい影響を与えている。最終第3巻は、烏帽子折、敦盛、和田酒盛、夜討曾我。 |
2300円(税抜) |
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山住正己/中江和恵【編】 |
子育ての書 1 |
子供をいかに育てるか?次の世代にどのような希望を託し何を求めるか? 日本人の著述のなかから子育てに関する見解を集成し、日本の育児思想の源流をさぐる。第1巻は、家訓、儒教書、女子教訓書などから子育て論を引く。巻頭に山住の解説「子育てと子育ての書」を付す。 |
2800円(税抜) |
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山住正己/中江和恵【編】 |
子育ての書 2 |
日本人の著述のなかから子育てに関する見解を集成し、日本の育児思想の源流をさぐる。第2巻は、体系的な教育書、民衆教化の書、心学書、また浮世草子などから子育て論を引く。 |
2800円(税抜) |
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山住正己/中江和恵【編】 |
子育ての書 3 |
日本人の著述のなかから子育てに関する見解を集成し、日本の育児思想の源流をさぐる。最終第3巻は、幕末期の教育書、幕藩体制を批判する思想書、また明治の教育論などから子育て論を引く。巻末に総索引を付す。 |
3000円(税抜) |
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新村出/柊源一 |
吉利支丹文学集 1 |
16世紀後半に宣教師たちの影響下に花開いたキリシタン文学。その深さとひろがりを示す3編「どちりなきりしたん」「イソポのハブラス」「こんてむつすむん地」を、懇切な解説・注釈とともにおくる。第1巻は、全体の解説と「こんてむつすむん地」。 |
3000円(税抜) |
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新村出/柊源一 |
吉利支丹文学集 2 |
16世紀後半に宣教師たちの影響下に花開いたキリシタン文学。その深さとひろがりを示す3編「どちりなきりしたん」「イソポのハブラス」「こんてむつすむん地」を、懇切な解説・注釈とともにおくる。第2巻は、「どちりなきりしたん」「イソポのハブラス」。米井力也による解題を付す。 |
3000円(税抜) |
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辻達也 |
大岡政談 1 |
芝居や落語で親しまれた江戸町奉行大岡忠相の名裁判物語。江戸庶民の理想裁判官像は、どのような史実にもとづいてでき上がったのか?◆第1巻は、「天一坊実記」「白子屋阿熊之記」「直助権兵衛一件」「越後伝吉之伝」「傾城瀬川一件」。解説を付す。 |
2600円(税抜) |
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辻達也 |
大岡政談 2 |
芝居や落語で親しまれた江戸町奉行大岡忠相の名裁判物語。江戸庶民の理想裁判官像は、どのような史実にもとづいてでき上がったのか?◆第2巻は、「小間物屋碑彦兵衛之伝」「煙草屋喜八之記」「村井長庵之記」「雲切仁左衛門之記」「大岡政談小話」。 |
2400円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 1 本朝部 1 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。原本とは巻の順序が異なり、第1巻は、巻第十一から巻第十三(本朝・仏法)まで。巻頭に永積による解説を付す。 |
2600円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 2 本朝部 2 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第2巻は、巻第十四から巻第十六(本朝・仏法)まで。 |
2600円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 3 本朝部 3 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第3巻は、巻第十七から巻第二十(本朝・仏法。巻第十八欠)まで。 |
2700円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 4 本朝部 4 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第4巻は、巻第二十二から巻第二十四(本朝。巻第二十一欠)、巻第二十五(本朝・世俗)まで。 |
2400円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 5 本朝部 5 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第5巻は、巻第二十六(本朝・宿報)、巻第二十七(本朝・霊鬼)、巻第二十八(本朝・世俗)。 |
2700円(税抜) |
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永積安明/池上洵一【訳】 |
今昔物語集 6 本朝部 6 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第6巻は、巻第二十九(本朝・悪行)、巻第三十・巻第三十一(本朝・雑事)。巻末に池上による解説を付す。 |
2400円(税抜) |
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池上洵一 |
今昔物語集 7 天竺部 1 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。原本とは巻の順序が異なり、第7巻は、巻第一・巻第二(天竺)。巻末に天竺部・固有名詞解説、および天竺部全体に関する解説を付す。 |
2600円(税抜) |
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池上洵一 |
今昔物語集 8 天竺部 2 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第8巻は、巻第三(天竺)、巻第四(天竺・仏前)、巻第五(天竺・仏後)。 |
2700円(税抜) |
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池上洵一 |
今昔物語集 9 震旦部 1 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。第9巻は、巻第六・巻第七(震旦・仏法)。巻末に震旦部全体に関する解説を付す。 |
2400円(税抜) |
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池上洵一 |
今昔物語集 10 震旦部 2 |
古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。最終第10巻は、巻第九(震旦・孝養)、巻第十(震旦・国史)。 |
2400円(税抜) |
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佐藤謙三/小林弘邦【訳】 |
義経記 1 |
義経を愛する「判官びいき」が育てた非運の英雄「義経」の物語。民衆のつくりあげた数多くの「義経」イメージの祖型と、その成立過程を解明する豊富な注を加えた現代語訳。第1巻は、巻一から巻四、物語の発端、義朝の都落ちから、頼朝に追われた義経の都落ちまで。巻末に解説を付す。 |
2500円(税抜) |
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佐藤謙三/小林弘邦【訳】 |
義経記 2 |
義経を愛する「判官びいき」が育てた非運の英雄「義経」の物語。民衆のつくりあげた数多くの「義経」イメージの祖型と、その成立過程を解明する豊富な注を加えた現代語訳。第2巻は、巻五から巻八、義経吉野入りから、平泉での合戦、義経の自害、奥州藤原氏の滅亡まで。 |
2600円(税抜) |
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千田九一/駒田信二/立間祥介【訳】抱甕老人【編】 |
今古奇観 1 明代短編小説選集 |
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話、女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を、批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第1巻は、第8話まで。巻末に千田による解説を付す。 |
2300円(税抜) |
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千田九一/駒田信二/立間祥介【訳】抱甕老人【編】 |
今古奇観 2 明代短編小説選集 |
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話、女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を、批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第2巻は、第9話から第16話まで。 |
2500円(税抜) |
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千田九一/駒田信二/立間祥介【訳】抱甕老人【編】 |
今古奇観 3 明代短編小説選集 |
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話、女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を、批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第3巻は、第17話から第24話まで。 |
2200円(税抜) |
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千田九一/駒田信二/立間祥介【訳】抱甕老人【編】 |
今古奇観 4 明代短編小説選集 |
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話、女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を、批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第4巻は、第25話から第32話まで。 |
2400円(税抜) |
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千田九一/駒田信二/立間祥介【訳】抱甕老人【編】 |
今古奇観 5 明代短編小説選集 |
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話、女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を、批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。最終第5巻は、第33話から第40話まで。巻末に駒田による解説を付す。 |
2400円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 1 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳は、重訳によって生じた従来の歪んだイスラム観を正す。第3回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は、第1夜から第19夜、全編の枠物語と、「商人と魔王との物語」「漁夫と魔王との物語」「荷担ぎやと三人の娘の物語」の4話。 |
2300円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 2 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第2巻は、第19夜から第34夜、「三つの林檎の物語」「大臣ヌールッ・ディーンとシャムスッ・ディーンの物語」「せむしの物語」の3話。 |
2300円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 3 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第3巻は、第34夜から第57夜、「ヌールッ・ディーン・アリーとアニースッ・ジャリースの物語」「狂恋の奴隷ガーニム・イブン・アイユーブの物語」「オマル・ブヌ・アン・ヌウマーン王とそのふたりの御子……驚異・珍奇な物語」(はじめ)。 |
2500円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 4 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第4巻は、第58夜から第106夜、「オマル・ブヌ・アン・ヌウマーン王とそのふたりの御子シャルカーンとダウール・マカーン、そしてこの人たちに起こった驚異・珍奇な物語」(続き)。 |
2400円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 5 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第5巻は、第107夜から第145夜、「オマル・ブヌ・アン・ヌウマーン王とそのふたりの御子シャルカーンとダウール・マカーン、そしてこの人たちに起こった驚異・珍奇な物語」(続き)。 |
2500円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 6 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第6巻は、第146夜から第200夜、鳥や獣の寓話的な話10話と、「アリー・ビン・バッカールとシャムス・ウン・ナハールとの物語」「カマル・ウッ・ザマーンの物語」(前半)。 |
2700円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 7 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第7巻は、第201夜から第269夜、「カマル・ウッ・ザマーンの物語」(続き)、「アラーッ・ディーン・アブーッ・シャーマートの物語」。 |
3000円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 8 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第8巻は、第269夜から第334夜、「ハーティム・ウッ・ターイーの物語」など史上実在の人物の逸話も含む20話。 |
2800円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 9 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第9巻は、第334夜から第388夜、「ヤマンのそれがしと六人の女奴隷の物語」 「黒檀の馬の物語」 をはじめ32話。 |
2600円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 10 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第10巻は、第388夜から第462夜、「女奴隷タワッドゥドの物語」「カイロの商人アリーの物語」など37話。 |
3000円(税抜) |
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前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 11 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第11巻は、第462夜から第536夜、「死の天使とたかぶる王者と篤信家との話」など18の短編と、長編「蛇(くちなわ)の女王の物語」。 |
2900円(税抜) |
|
前嶋信次【訳】 |
アラビアン・ナイト 12 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第12巻は、第536夜から第584夜、「海のシンドバードと陸のシンドバードとの物語」「黄銅城の物語」「女たちのずるさとたくらみの物語」(前半)。 |
2800円(税抜) |
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池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 13 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第13巻は、第584夜から第680夜、「女たちのずるさとたくらみの物語」(続き)、「商人ウマルと三人の息子、サーリムとサリームとジャウダルの物語」「タンダミル王の子アジーブとガリーブの物語」。 |
3000円(税抜) |
|
池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 14 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第14巻は、第680夜から第738夜、女ペテン師の話、怪盗の物語など、長短16話。 |
2800円(税抜) |
|
池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 15 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第15巻は、第738夜から第800夜、「ホラサーンのシャフルマーン王の物語」「ムハンマド・サバーイク王と商人ハサンの物語」「商人と金細工師と銅細工師を営むふたりの息子、および金細工師の息子ハサンとペルシア人の詐欺師にまつわる物語」(前半)。 |
2300円(税抜) |
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池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 16 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第16巻は、第800夜から第863夜、「商人と金細工師と銅細工師を営むふたりの息子……物語」(続き)、「バグダードの漁師ハリーファの物語」「商人マスルールと彼が見た夢の物語」。 |
2300円(税抜) |
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池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 17 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第17巻は、第863夜から第930夜、「ヌール・アッディーンと帯編娘マルヤムの物語」「カイロの領主シュジャーウ・アッディーン・ムハンマドと褐色男の物語」「バグダードの金持ちと奴隷娘の物語」「インドの王ジュライアードと大臣シャンマースの物語」。 |
2700円(税抜) |
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池田修【訳】 |
アラビアン・ナイト 18 |
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。最終第18巻は、第930夜から第1001夜、「染め物屋アブー・キールと床屋アブー・シールの物語」から、アラビアン・ナイト最後の物語「靴直しマアルーフとその妻ファーティマの物語」まで8話。 |
3200円(税抜) |
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直木孝次郎【訳】 |
続日本紀 1 |
『日本書紀』につづく勅撰史書。文武元年(697)から延暦10年(791)のほぼ100年間、律令の整備、平城遷都から長岡京、平安遷都にいたる“万葉人の時代”の躍動と苦悩を伝える記録。第1巻は、巻一から巻十、文武元年から天平2年(730)まで。 |
2800円(税抜) |
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直木孝次郎【訳】 |
続日本紀 2 |
『日本書紀』につづく勅撰史書。文武元年(697)から延暦10年(791)のほぼ100年間、律令の整備、平城遷都から長岡京、平安遷都にいたる“万葉人の時代”の躍動と苦悩を伝える記録。第2巻は、巻十一から巻二十、天平3年(731)から天平宝字2年(758)まで。 |
2600円(税抜) |
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直木孝次郎【訳】 |
続日本紀 3 |
『日本書紀』につづく勅撰史書。文武元年(697)から延暦10年(791)のほぼ100年間、律令の整備、平城遷都から長岡京、平安遷都にいたる“万葉人の時代”の躍動と苦悩を伝える記録。第3巻は、巻二十一から巻三十一、天平宝字3年(759)から宝亀2年(771)まで。 |
2800円(税抜) |
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直木孝次郎【訳】 |
続日本紀 4 |
『日本書紀』につづく勅撰史書。文武元年(697)から延暦10年(791)のほぼ100年間、律令の整備、平城遷都から長岡京、平安遷都にいたる“万葉人の時代”の躍動と苦悩を伝える記録。最終第4巻は、巻三十二から巻四十、宝亀3年(772)から延暦10年まで。 |
3000円(税抜) |
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田村実造/羽田明【訳】 |
騎馬民族史 1 正史北狄伝 |
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を、中国の史書によって鳥瞰するこころみ。斯界第一線の研究者を動員した訳業。第1巻は、匈奴、烏桓・鮮卑、蠕蠕・ゼイゼイ、高車、室韋・契丹・奚、勿吉・靺鞨をとりあげる。巻末に田村による解説を付す。 |
2900円(税抜) |
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田村実造/羽田明【訳】 |
騎馬民族史 2 正史北狄伝 |
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を、中国の史書によって鳥瞰するこころみ。斯界第一線の研究者を動員した訳業。第2巻は、鉄勒、突厥、西突厥、回鶻をとりあげる。 |
3200円(税抜) |
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田村実造/羽田明【訳】 |
騎馬民族史 3 正史北狄伝 |
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を、中国の史書によって鳥瞰するこころみ。最終第3巻は、韃靼、瓦剌、兀良哈、吐蕃、沙陀をとりあげる。 |
2600円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 1 康煕 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第1巻は、康煕帝の時代のもの、1702?04年の書簡5通を載せる。巻末に解説を付す。 |
2300円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 2 雍正 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第2巻は、雍正帝の時代のもの、1724?34年の書簡7通を載せる。 |
2800円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 3 乾隆 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第3巻は、乾隆帝の時代のもの、1736?65年の書簡12通を載せる。 |
2800円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 4 社会 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第4巻は、中国社会に関する書簡15通を載せる。 |
2900円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 5 紀行 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第5巻は、紀行・地理・地誌関係の書簡10通を載せる。 |
3000円(税抜) |
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矢沢利彦【訳・編】 |
イエズス会士中国書簡集 6 信仰 |
フランス・イエズス会士の中国布教報告集。布教の報告にとどまらず、社会・芸術・科学などの分野にわたって、清朝最盛期の躍動する姿を描きだし、東西交渉史の最重要史料としても評価が高い。本邦初訳。第6巻は、キリスト教の信仰に関する書簡24通を載せる。 |
2500円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第1巻 |
古琉球 古琉球の政治 歴史論考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第2巻 |
南島史考 孤島苦の琉球史 沖縄歴史物語 歴史論考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第3巻 |
琉球戯曲集 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第4巻 |
南島方言攷 沖縄考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第5巻 |
をなり神の島 日本文化の南漸 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第6巻 |
おもろさうし選択 校訂おもろさうし おもろ覚書 おもろ論考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第7巻 |
琉球人種論 琉球の五偉人 沖縄女性史 琉球古今記 琉球風俗史 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第8巻 |
琉球戯曲辞典 琉球語便覧 言語論考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第9巻 |
文学論考 民俗論考 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第10巻 |
雑纂 辞典 序・跋 談話 講演 座談会 書簡 |
6913円(税抜) |
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伊波普猷 |
伊波普猷全集 第11巻 |
琉球語大辞典 補遺 解題補遺 年譜 著作目録 総索引 |
6990円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第1巻 |
東洋の理想 ほか |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第2巻 |
評論・講演 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第3巻 |
評論・講演・談話・意見書 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第4巻 |
美術史 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第5巻 |
日記・旅行日誌 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第6巻 |
書簡 1 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第7巻 |
書簡 2・詩 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 第8巻 |
古社寺調査手録・ノート・翻訳 |
5514円(税抜) |
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岡倉覚三 |
岡倉天心全集 別巻 |
合評・年譜 |
5514円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集(全24巻)セット |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
91200円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 1 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 2 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 3 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 4 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 5 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 6 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 7 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 8 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 9 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 10 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 11 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 12 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 13 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 14 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 15 |
マチネ・ポエティクのひとりとして『1946 文学的考察』で文壇に登場して以来、文学、芸術を中心にして政治、社会、思想など多方面にわたる評論・創作活動に従事し、戦後日本を代表する知性ともいうべき加藤周一(1919-)の、旧制高校時代から1979年までの主な活動を集成する。本著作集は、収録著作を精選し、あらたに「追記」「あとがき」による註を加えた、著者自身の編集になる。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 16 |
文学は生き残るのか、生き残るとして、それにどのような役割があるのかを問う『科学と文学』、戦後のフランスで、人間にとっての、あらゆる時代を通しての根本的な問題を提起したジャン=ポール・サルトル再発見へと読む者を誘う『サルトル私見』など9作品。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 17 |
1980年に完結した第1期著作集の続篇。79年から現在までの主要著作を収める。第17巻は「梁塵秘抄」「中原中也」「明治初期の文体」「翻訳論」など、詩と文体に関する10作品。第2期は全9巻(17-25)。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 18 |
森鴎外・斎藤茂吉・木下杢太郎に自らの自画像をさぐり、近代日本の文学者の型を追究した記念碑的な一冊。本書で描かれた驚くほど多彩な文学者の姿は、『日本文学史序説』の近現代編であり、著者独自の近代日本文学史を形成する。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 19 |
「同時代とは何か」から「絵のなかの女たち」「歌舞伎雑談」「バッハ、バロック、バウハウス」「随筆・ヴェネツィア住い」まで、芸術と町、日本文化に基底についての30作品。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 20 |
『日本美術の心とかたち』全10巻を一冊にまとめる。縄文の美をはじめ、仏教美術、書・水墨画、茶陶、琳派、浮世絵を経て「日本の二〇世紀」まで、日本の美の歴史を改めて捉え返す。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 21 |
はじめ「山中人【カン】話」、のち「夕陽妄語」と題して『朝日新聞』に月一度連載中の定評のコラム。本巻には80年代後半までの84編が収められ、多彩な話題に世界と日本のその時々が甦る。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 22 |
朝日新聞に月一度連載中の定評のコラム。90年代半ばまで、激動期に記された77編。話題はソ連邦解体など時として時事にかかわり、時として時事を離れ、芸術、文化、人を語る。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 23 |
「『羊の歌』その後」(書きおろし70枚)を収録。北米、ヨーロッパ、中国などでの“私の歴史の節目となった”60年代以降の体験を記す。ほかに「戦後世界と日本」など、全23作品。 |
3800円(税抜) |
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加藤周一 |
加藤周一著作集 24 |
講演とブックレット、全14編。世界大戦・社会主義革命で幕をあけ、『Pax Americana』に終わるこの世紀の出来事は、いま、あらためて、検討と解釈の対象となる。ときにはヒューモアもまじえて語られた、思索の跡、体験の意味。 |
3800円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第1巻 |
石器時代と考古学 |
3840円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第2巻 |
古墳墓年代の研究 |
3360円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第3巻 |
国史と仏教史 |
4320円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第4巻 |
歴史地理研究 |
3680円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第5巻 |
都城の研究 |
3360円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第6巻 |
奈良時代の寺院 |
3680円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第7巻 |
法隆寺再建論 |
4000円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第8巻 |
民族史の研究 |
3360円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第9巻 |
蝦夷の研究 |
3680円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第10巻 |
部落問題と社会史 |
4000円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第11巻 |
信仰と民俗 |
3680円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第12巻 |
斉東史話・紀行文 |
3360円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第13巻 |
学窓日誌 |
4000円(税抜) |
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喜田貞吉 |
喜田貞吉著作集 第14巻 |
六十年の回顧・日誌 |
5120円(税抜) |
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宮崎滔天 |
宮崎滔天全集 第1巻 |
三十三年之夢・幽囚録ほか |
3360円(税抜) |
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宮崎滔天 |
宮崎滔天全集 第2巻 |
東京より・亡友録・革命問答ほか |
3360円(税抜) |
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宮崎滔天 |
宮崎滔天全集 第3巻 |
独酌放言・狂人譚・明治国姓翁・炬燵の中より・出鱈目日記ほか |
4160円(税抜) |
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宮崎滔天 |
宮崎滔天全集 第4巻 |
桃中軒の近状・巡業雑録・支那留学生に就て・米国の今昔ほか |
3360円(税抜) |
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宮崎滔天 |
宮崎滔天全集 第5巻 |
支那だより・支那革命のぞ記・書簡集ほか |
3360円(税抜) |
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磯野直秀 |
日本博物誌総合年表 |
30年にわたって膨大な和古書を綿密に調べ上げ、古代から幕末までの日本人と動植鉱物の豊かな関わりを明らかにした日本博物学史の金字塔。動植物名初見リストなど付録も充実。 |
30000円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 1 |
アイヌ民譚集、アイヌの神謡、樺太アイヌの説話、りくんべつの翁、アイヌの民話と唄、解題 |
6400円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 2 |
アイヌに伝承される歌舞詞曲に関する調査研究、アイヌの散文物語、呪師とカワウソ、アイヌ民俗研究資料 第2、アイヌの歌謡 第1集、疱瘡神に関する資料、かむい・ゆうかる(抄) えぞおばけ列伝、説話掌篇集、解題 |
6400円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 3 |
ユーカラの人々とその生活、アイヌの鮭漁、アイヌ語獣名集、アイヌ語の植物名に就いて、樺太アイヌの生活、 小論集 猿尾考、ウェンベ・ブリ? アイヌ住居に関する若干の考察、原始農業の呪術的性格、アイヌーAinu、 アイヌ語地名解 斜里郡内アイヌ語地名解、網走郡内アイヌ語地名解、上川郡アイヌ語地名解、 地名アイヌ語小辞典、アイヌ語法研究、 解題 |
6400円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 4 |
アイヌ語法概説、アイヌ語に於ける母音調和、アイヌ語入門、 小論集 ジョン・バチラー博士のアイヌ語研究、辞書編纂の苦心、日本語とアイヌ語の関係、 解題、 年譜・著作目録:p437-451 |
6400円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 別巻 I |
植物編總 目次、第I部 植物名彙、第II部 關係語彙、第III部 索引、アイヌ語索引、學名索引、和名索引、事項索引 |
11200円(税抜) |
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知里真志保 |
知里真志保著作集 別巻 II |
内容総目次、第I部 人体名彙、第II部 人間名彙、第III部 索引、アイヌ語索引、日本語索引、図版 樺太アイヌのいわゆる貞操帯 二葉、地図 北海道及樺太に於ける語彙採集地 |
9600円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第1巻 |
十二支考 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第2巻 |
南方閑話・南方随筆・続南方随筆 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第3巻 |
雑誌論考 1 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第4巻 |
雑誌論考 2 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第5巻 |
雑誌論考 3 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第6巻 |
新聞随筆・未発表手稿 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第7巻 |
書簡 1 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第8巻 |
書簡 2 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第9巻 |
書簡 3 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 第10巻 |
英訳方丈記・英文論考・初期文集 他 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 別巻1 |
書簡補遺・論考補遺 |
4660円(税抜) |
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南方熊楠 |
南方熊楠全集 別巻2 |
日記・年譜・著述目録・総索引 |
4660円(税抜) |
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渋沢敬三 |
渋沢敬三著作集(全5巻)セット |
経済人として日本銀行総裁、大蔵大臣を歴任する一方で、民俗学や漁業史の研究、学術団体の支援など、文化活動にも注力した渋沢敬三の、多面的で幅広い業績を集めた著作集。 |
40678円(税抜) |
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澁澤敬三 |
澁澤敬三著作集 1 |
柳田・折口と並ぶ民俗学最後の巨人、日銀総裁・大蔵大臣を務めた学者の全貌。初の著作集。 |
8252円(税抜) |
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澁澤敬三 |
澁澤敬三著作集 2 |
日本漁業史研究の金字塔。日銀総裁・大蔵大臣を務めた財界人の真骨頂。没後30年を控え、初の著作集。 |
8058円(税抜) |
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澁澤敬三 |
澁澤敬三著作集 3 |
抜群の視野の広さ、勘のよさ。渋沢の生き方と、学問、社会、経済に対する深い洞察力を示す珠玉の短篇集。 |
8058円(税抜) |
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澁澤敬三 |
澁澤敬三著作集 4 |
澁澤敬三(1896-1963)は、日本資本主義の父・澁澤栄一の嫡孫として生まれ、動物学者を志しながら、祖父栄一の懇請によりその跡を継ぎ、戦中・戦後には日銀総裁、大蔵大臣として経済の復興に尽くす一方、日本常民文化研究所を設立して数多の俊秀を育成した。この著作集は、未公開の資料を含めて、民俗学にとどまらず、その全人的活動を示すことを目標として編集した。 |
8058円(税抜) |
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澁澤敬三 |
澁澤敬三著作集 5 |
初期随筆、ロンドン通信抄、財界活動の足跡、最晩年の言葉…。百年を見通した渋沢の全著述。 |
8252円(税抜) |
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澁澤敬三 |
日本常民生活絵引(全5巻+総索引)セット |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
29200円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 1 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
5213円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 2 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
5213円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 3 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
5213円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 4 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
5213円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 5 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
5213円(税抜) |
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澁澤敬三/神奈川大学日本常民文化研究所【著】 |
日本常民生活絵引 総索引 |
平安・鎌倉・室町時代の主要な25の絵巻物から、庶民生活の場面を選び、画中に描かれた出生から死に至る人間の喜怒哀楽の諸相を解説する。衣食住など15分類し、各絵巻物の成立、内容、詞書を詳説。 |
3135円(税抜) |
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飯田蛇笏/富安風生/水原秋桜子/山口青邨/大野林火/井本農一/山本健吉【著】 |
平凡社俳句歳時記 春 |
日本を代表する第一級の俳人ら7人が1959年に編んだ歳時記の新装版。古典名句から明治・大正・昭和まで、豊富な例句と品格ある季語解説で日本人の季節感の豊かさを知る、生活文化の百科事典。春の季語3824収録。 |
2300円(税抜) |
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飯田蛇笏/富安風生/水原秋桜子/山口青邨/大野林火/井本農一/山本健吉【著】 |
平凡社俳句歳時記 夏 |
日本を代表する第一級の俳人ら7人が1959年に編んだ歳時記の新装版。古典名句から明治・大正・昭和まで、豊富な例句と品格ある季語解説で日本人の季節感の豊かさを知る、生活文化の百科事典。夏の季語3046収録。 |
2500円(税抜) |
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飯田蛇笏/富安風生/水原秋桜子/山口青邨/大野林火/井本農一/山本健吉【著】 |
平凡社俳句歳時記 秋 |
日本を代表する第一級の俳人ら7人が1959年に編んだ歳時記の新装版。古典名句から明治・大正・昭和まで、豊富な例句と品格ある季語解説で日本人の季節感の豊かさを知る、生活文化の百科事典。秋の季語3024収録。 |
2300円(税抜) |
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飯田蛇笏/富安風生/水原秋桜子/山口青邨/大野林火/井本農一/山本健吉【著】 |
平凡社俳句歳時記 冬 |
日本を代表する第一級の俳人ら7人が1959年に編んだ歳時記の新装版。古典名句から明治・大正・昭和まで、豊富な例句と品格ある季語解説で日本人の季節感の豊かさを知る、生活文化の百科事典。冬の季語2151収録。 |
2300円(税抜) |
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飯田蛇笏/富安風生/水原秋桜子/山口青邨/大野林火/井本農一/山本健吉【著】 |
平凡社俳句歳時記 新年 |
日本を代表する第一級の俳人ら7人が1959年に編んだ歳時記の新装版。古典名句から明治・大正・昭和まで、豊富な例句と品格ある季語解説で日本人の季節感の豊かさを知る、生活文化の百科事典。新年の季語1408、季語総索引と俳人忌日一覧、歳時記書目解題を収録。 |
2200円(税抜) |
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にむらじゅんこ |
クスクスの謎 |
一般に北アフリカ発祥といわれるが、その起源は謎に包まれたままのクスクス。自由自在に姿を変えながら人の移動とともに国境を軽々と越え、土地の伝統に融け込む「食のなかの”食”」へ。人々を魅了しつづけてきたその正体とは?国や民族、宗教の多様性を豊かさに変え、世界中で愛される粒パスタの魅力に迫る。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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ぬで島次郎 |
これからの死に方 |
現代社会の急激な変化とともに、多様化する死のあり方。過度の延命措置はしないでほしい、墓や葬式は必要ない、散骨してほしい、火葬以外の方法で葬ってほしい……など、死に方、死後の送られ方を選ぶ自由を求める声が広がっている。だがその自由は、「自己決定」の名のもとで無制限に認められるものだろうか。生命倫理の専門家が問う、死をめぐる自由の範囲と制約の条件。私たちは望みどおりの死を選べるのか。 |
610円(税抜)平凡社新書 |
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ペーター・エンダーライン |
ペーターのドイツ鉄道旅行案内 |
夕日に映えるライン川の美しい眺めも、巨人が焼いたパンの塊のような「黒い森」も、そして、ロマンティック、メルヘンなどの七つの街道も、ドイツが誇る鉄道を使えば、縦横無尽に旅できる!ドイツ新幹線ICEや、SLモリーに乗って、アルプスの山々や古城、中世の面影を残す町を訪ねる-。パッケージツアーとはひと味違う、ペーターおすすめの列車の旅。 |
900円(税抜)平凡社新書 |
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逢沢明 |
パニック経済 |
「偽りの論理」で政府が無理やり経済を復活させようとすれば、早晩、不自然なきしみが生じ、日本経済は破綻へと突き進むかもしれない。普遍の科学という視点から、詭弁に満ちた経済政策に警鐘を鳴らす。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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安川佳美 |
東大脳の作り方 |
「東大脳」的思考とは何か-それは、自分の人生を自ら切り拓く意志を持ち、設定した目標にむかって努力することのできる思考形態。周りに流されるのでなく、強靱な意志を持った子どもに育てるにはどうしたらいいか?難関大学突破の鍵となるのは子どもの資質か、親の力か?19歳の東大理科3類現役学生が自らの生い立ちを通して語る異色の子育て論。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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安達功 |
知っていそうで知らないフランス |
近代民主主義の発祥の地フランス。しかしその内実をのぞいてみると、かなりトンデモないことが…。権利はたっぷりあっても義務はまるでなし?頭を使うことはぜんぶエリートまかせ?左翼も保守も汚職にまみれ、環境意識は希薄、人権概念もなんだかちょっと変わってる…。それでもフランスという舞台はまわってゆく。特派員がみつめた奇妙で愛すべき国の素顔。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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安田節子 |
自殺する種子 |
巨大アグロバイオ(農業関連生命工学)企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許という手法で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。本書は、工業的農業の矛盾を暴きつつ、その構造を徹底解剖する。グローバリズム経済を超えて、「食」と「農」の新たな地平を切りひらく。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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伊藤マモル |
若さを伸ばすストレッチ |
筋肉を伸ばすと、なぜ疲れやコリが和らぎ、心もリラックスするのか?最新の研究結果を紹介しながら、そのメカニズムを詳述。より効果を引き出すためのコツを伝授し、ストレッチのさまざまなポーズを目的・生活シーン別にプログラム化して紹介。カラダが硬くても大丈夫!ストレッチを正しく知って”使いこなす”ための実践的解説書。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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伊豫谷登士翁 |
グローバリゼーションとは何か |
一九七〇年代以降、近代世界は新しい世界秩序への解体と統合の時代に入った。国民国家に編成されてきた資本と労働と商品は、国境を越え、ジェンダーや家族の枠組みを壊し、文化と政治・経済の領域性や時空間の制約すら越境し、新たな貧富の格差の分断線を引き始めている。あらゆる領域を越え、社会の再編を迫るグローバル資本。その新たな世界経済の編成原理とは何か。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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井出彰 |
休日、里川歩きのすすめ |
あなたは身近にある川の魅力に気づいていますか?遠くまで出かけるまでもなく、我が家から日帰りで行ける川や池、沼、用水を歩いてみれば、そこにはきっと、いろいろな発見があるはず。土地の人と触れ合い、水辺の自然を楽しみながら川と密着した郷土の歴史に思いを馳せる。川とともに生きてきた日本人のための、楽しい休日の過ごし方指南。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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磯辺勝 |
昭和なつかし 食の人物誌 |
昭和の時代に活躍した人々の多くは、その子どものころ、戦争による飢え、ないしは飢えに近い体験をしている。だからこそ、めしが食える人間になろうとした一方で、決して、成功体験にあぐらをかくことはなかった。そして、そこには、わけもなく贅沢をする姿や、美食のための美食を追求する気質はみられない。果たして、食を通じて見えてくる、30人の素顔とは。昭和を生きた人々にとっての食とは、心が安らぐ「食の場」を求めることにあったのではないか。昭和を中心に活躍した著名人30名の生き方と食の結びつきを探る。" |
660円(税抜)平凡社新書 |
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稲田和浩 |
落語に学ぶ大人の極意 |
落語や講談の脚本を手がけ、伝統芸能の噺の面白さを知り尽くした著者が、本書では舞台を江戸時代から現代に移してショートショートを書き下ろす。そこから浮かびあがるのは、江戸時代と変わらぬ現代人の悩みであり、人間の可笑しみだ。友情やご近所付き合い、男女の交際から会社の人間関係、喧嘩・謝罪術まで──落語のように、悩み・トラブルを楽しみに変えて生きる大人のコツを学べる1冊。各エピソードの末尾には元ネタになった落語・講談の噺を紹介。CD情報付き。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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宇佐美圭司 |
廃墟巡礼 |
画家は「崩壊と生成」をテーマに、一年の探究の旅に出た。タイのアユタヤ、インドのジャイプール、イランのペルセポリス、中国のトルファン、北アフリカのサハラ…。「時」と対峙する歴史遺跡や文化遺産は、何を語りかけてきたか。そして朽ちかけた街々、土、砂、大自然の懐にたたずみ、画家は何を考え、何を見出したか。アートよ、人間よ、甦れ!経済とテクノロジーの文明の彼方へ。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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宇田川武久 |
江戸の砲術師たち |
一五四三年、鉄炮はポルトガル人により日本に伝えられた。戦国乱世の時代には、武器として多くの鉄炮が求められ、戦闘様式や築城法などにも大きな影響を与えてきた。江戸時代には、文治政治へと移行していく過程の中で、回国の生活を過ごしてきた炮術師たちが、身分制社会の規範として仰がれ、武芸としての炮術が花開く。炮術に生きた師範と門弟、関流炮術を継ぐ関内蔵助家の家族模様を写しだす。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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宇田川武久 |
真説 鉄砲伝来 |
鉄砲は天文十二年(一五四三)、種子島に漂着したポルトガル人によって伝えられた-。これが明治以来百年にわたって説かれてきた通説である。しかし、周囲をすべて海に囲まれた日本列島の、ただ一点だけからもたらされたという話に、ほんとうに現実味があるのだろうか?多元的な伝来の真実を明らかにし、戦国の鉄砲史を刷新する刺激的な論考。 |
800円(税抜)平凡社新書 |
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羽根田治 |
山の遭難 |
ひんぱんに報じられる山の遭難事故。厳冬期の北アルプスだろうと、ハイキングで行く山だろうと、遭難事故は、いつ、誰に起きても不思議ではない。「自分だけは大丈夫」「私は危険な山には行かない」-そんなふうに考えているとしたら、あなたも”遭難者予備軍”だ。”明日はわが身”にならないために、今こそ、「山でのリスクマネジメント」を考える。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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臼田捷治 |
杉浦康平のデザイン |
杉浦康平はデザイン界の逸材と言われ、一貫して独創的な手法を切り拓いてきた。また、ウルム造形大学、インド旅行での経験から、アジアの伝統文化に目覚め、広くアジアの図像を探求し、曼荼羅のほか、余人の及ばない成果を展開している。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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永江朗 |
書いて稼ぐ技術 |
フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。自らのキャリアをどのようにデザインするか。そして、世間をどう渡っていくか-。文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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永山彦三郎 |
サーフィン型学校が子どもを救う! |
校内暴力、いじめ、不登校、ドラッグ、援助交際…。死にゆく学校を前に私たちはいったいどうすればいいのか?「古き良き学校」「強い学校」に戻ればいいのか?セーラー服に坊主刈りはたしかに美しい!しかし、過ぎ去った社会と今はなき学校をいくら論じても子どもたちは救われない!!新感覚溢れる「サーファー教師」が語るこれからの社会に適した新しい学校システムの提案。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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永濱利廣 |
経済指標はこう読む |
テレビ・新聞等でよく見聞きする「経済指標」。エコノミストらはそれらをどう読み、景気のゆくえをどう判断するのか?数ある中からのべ四五の指標を取り上げ、読み解きの注意とポイントを丁寧に解説。経済の仕組みと動きがわかる、投資家・ビジネスパーソン必携の書。 |
820円(税抜)平凡社新書 |
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榎本博明 |
「おもてなし」という残酷社会 |
東京オリンピック招致で、「おもてなし」が日本の良さを表す言葉として話題になったが、その反面、行き過ぎたサービス労働のために発症するうつ病、過労死が社会問題化している。その社会的背景や実例を示し、対処法を考える。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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榎本博明 |
中高年がキレる理由 |
心の均衡が何かのはずみに崩れて感情が爆発し、駅員に激しく詰め寄ったり、病院の窓口で激高したりしてしまう。近年、公共の場で突然キレる中高年が増えている。しかも、一見普通で良識がありそうな男性が特に目立つのだという。人生の折り返し点、劇的な社会の変化、家族をめぐる葛藤??。中年期特有の不安や迷いからくる衝動に翻弄されないために、その社会的背景を探り、深層心理に潜む闇にせまる。 |
610円(税抜)平凡社新書 |
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塩田潮 |
まるわかり政治語事典 |
政局にする、大臣病患者、ゆ党、ねじれ、身体検査、ハネムーン、踏み絵、死に体…。どんな世界にも専門語や業界用語があるが、政治の世界でも独特の言葉や表現が使われる。政界特有の用語、本来の意味から転じた俗語、隠語、新語、流行語、政治家の語録-。秘蔵の「政治語ノート」から六〇〇語を厳選、「言葉で動く政治」の時代を読み解く。 |
880円(税抜)平凡社新書 |
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奥村宏 |
経済学は死んだのか |
経済学が生き返る道は「現実」の中にある。「経済学不信」の原因を探り、再生への処方箋を示す。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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横山宏章 |
孫文と陳独秀 |
辛亥革命の大立者は国父と称えられ、一方、新文化運動の指導者にして中国共産党創設者は裏切り者扱い。歪んだ評価を正し、中国近代を招来した二人の真の像を対比的に描く。 |
690円(税抜)平凡社新書 |
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岡谷公二 |
伊勢と出雲 |
日本の起源につながる記憶が刻まれた地でありながら、それぞれ別物とされてきた伊勢と出雲を、古代朝鮮の文化と鉄をキーワードにつなぎ直す思索の旅の物語。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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岡田尊司 |
人格障害の時代 |
短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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下川裕治 |
「生き場」を探す日本人 |
閉塞感が覆う日本で「行き場」をなくした中高年たちが、成長著しいアジアに「生き場」を見出しはじめている。ある者は日本を捨ててアジアに渡り、ある者は日本に捨てられ、アジアに救われた。アジアでの転職・起業は今にはじまったことではない。だが、海を渡る日本人の意識は確実に変わりはじめている。なぜシニアたちはアジアに渡ったのか。そして彼らの姿を通して見える今日の日本とは-。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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下川裕治 |
シニアひとり旅 |
決してガイドブックには載ることのない、シニア向けの味わい深い旅、ちょっと変わったバックパッカースタイルのひとり旅を提案。初心者でも行きやすいアジア各地を紹介する。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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加賀山耕一 |
お遍路さん |
結願を目指し、ひたすら歩く。遍路は苦しい、そして楽しい。お大師様と風景と人との出会い。立ち止まっては、ふと人生を考える。けれど、さまざまな困難もつきもの。お遍路さんに失敗しないため、一歩先を歩いた著者による心温まるアドバイスの花束。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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加藤雅之 |
あきれた紳士の国イギリス |
通信社記者が妻のロンドン転勤に伴い会社を辞め、家事と小学生の娘の世話に専念した5年間。異郷の地で学校に娘を送り迎えするなかで見えてきた「紳士の国」の素顔とは。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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加藤淳子 |
下級武士の米日記 |
桑名と柏崎に、離れて暮らした武士の親子があった。父は桑名で米蔵の出庫係、息子は柏崎で年貢の取り立て係として、それぞれ米に関わる仕事に就いていた。この二人が、十年にわたり、子供の成長、旅、暮らし、そして仕事の詳細を記し、交換し続けたのが、幕末の第一級史料、『桑名日記』『柏崎日記』である。膨大な量の史料の読み解きから、下級武士の仕事と生活が見えてくる。 |
800円(税抜)平凡社新書 |
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加藤典洋 |
日本の無思想 |
なぜ、日本で思想は死ぬのか──敗戦後を生きる私たちが独自の思想を持つことができないのは、「タテマエとホンネ」に囚われているからだ。話題の著者が贈る論争必至の一冊。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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河地和子 |
自信力が学生を変える |
今の若者は、真面目だがどこか自信がなさそうだ。自分自身を肯定できるならば、学生生活が楽しくなり、授業や就職活動などでの困難な局面も乗り切ることができる。大学生二一〇〇人を調査し、九三人にインタビューした著者が、「大学生はもっと勉強したいと思っている」ことを明らかにし、課題をやり遂げる中から自信が身についていくことを示す。遊びの誘惑や就活の失敗から立ち直った例を紹介し、前向きに生きるための方法を具体的に提案する。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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蒲原聖可 |
ベジタリアンの医学 |
欧米ではポピュラーなベジタリアンというライフスタイル。しかし、日本ではまだまだ根強い誤解があるようです。「ベジタリアンは、野菜しか食べないのでしょう?」「野菜だけでは栄養が偏るのでは?」答えはいずれも、「NO」。少しの工夫で週末からでもはじめられる健康な食生活です。ベジタリアンとその食事を正しく理解するために、予防医学の観点から詳細に解説した必読書。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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寒川旭 |
秀吉を襲った大地震 |
天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震-。しかしこれは遠い昔のことではない。大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。「地震考古学」で読み解く、大地に刻まれた「地震」と「人間」の歴史。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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寒川旭 |
日本人はどんな大地震を経験してきたのか |
地震といかに付き合っていくか。これは、日本に暮らすすべての人の課題です。『日本書紀』の昔や、それ以前からの地震を知ること、貞観地震と東日本大震災とを結びつける知識を得ることは、未来に起こるであろう災害に備える力を私たちや、その子供たちが得ることに他なりません。日本人と地震の歴史を知り、経験と知識を「知恵」に変える。 |
800円(税抜)平凡社新書 |
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丸島和洋 |
真田四代と信繁 |
真田丸の戦いで、戦国期の伝説となった信繁(幸村)など真田氏歴代の歩みを、NHK大河ドラマの時代考証者が、余すところなく描く。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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岸田一隆 |
科学コミュニケーション |
科学の専門家と一般の人をつなぐ-そんな試みが、いま世界中で行われている。だが、なぜ科学と向き合う必要があるのだろうか。そもそも、どうして科学はわかりにくいのか。”人間”と”科学”を改めて見つめ直すなかで、科学と、科学とともに歩むことの意味を考える。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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菊地浩之 |
日本の15大財閥 |
三井・三菱・住友・安田など、幕末から明治初期にかけて勃興した財閥。第二次世界大戦後のGHQによる財閥解体以降、各産業界の財閥の流れを汲む主要企業がどのような合併・再編を繰り返し、現代企業を形成するまでに至ったのか。企業の足跡をたどれば、ニッポンの未来が見えてくる。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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菊地浩之 |
日本の15大同族企業 |
高度経済成長期に急激な成長を遂げた企業は、「○○家の家業」から「社会の公器」へと変わっていく。度重なる増資により、株式所有率が低下した創業者一族の立場は、非常に微妙なものになっていくのである。そして、「巨大企業の社長」という椅子をめぐり、虚実の駆け引きが繰り広げられることになる。世襲と脱同族の攻防を15の事例で描き出す。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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菊地浩之 |
日本の地方財閥30家 |
第九二代総理大臣麻生太郎は、福岡県の財閥、麻生家の御曹司として知られている。島根県出身の年配の方に、「田部家うんぬん」と言うと、「よく知ってるね!」と感心される。それぞれの地方には、地域経済に根ざした、地元では誰もが知る財閥・資産家の家系があるのだ。何代、何十年もその地域の高額資産を誇り、地方経済で無視しえない家系を紹介する。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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菊池俊彦 |
オホーツクの古代史 |
北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。紀元三世紀から一三世紀ころまで、豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなっていた、さまざまな人々が存在した。謎に満ちた環オホーツク海。古代文化の輪郭を初めて描く。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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菊池聡 |
超常現象の心理学 |
週刊誌の占いページやテレビのオカルト番組の語り口に、つい「なるほど」と納得してはいませんか?私たちの日常生活に深く浸透しているこころの錯覚を巧みに利用した論法を知ることは、社会を揺るがす様々な問題を見据えるための、大切な手がかりとなる。認知心理学の眼をたよりにしながら、オカルトや超常現象、占いや通俗心理学に隠された、危険なこころの落とし穴を覗きこむ。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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吉村昭 |
わが心の小説家たち |
森鴎外、志賀直哉、川端康成、岡本かの子、平林たい子、林芙美子、梶井基次郎、太宰治──最も敬愛する小説家たちの文章の魅力を語りつくす。吉村昭版「名作案内・小説入門」。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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吉村愼治 |
日本人と不動産 |
土地所有の歴史、都市計画、住宅政策、不動産格差など、不動産を通じて明日の日本社会を考える。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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吉田則昭 |
緒方竹虎とCIA |
戦前は朝日新聞を代表する記者として活躍、その後政界に転じ、小磯内閣で内閣情報局総裁を務め、戦後は保守合同を主導したことで知られる緒方竹虎。二〇〇五年に機密解除となった米公文書から、一九五五年の自民党結成にあたり、CIAが緒方を通じて対日政治工作を行っていた実態が明らかになった。コードネーム=POCAPON。彼はアメリカのエージェントだったのか。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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吉田麻子 |
平田篤胤 |
平田家に伝わる膨大な新資料の整理・研究成果を元に、現代にも通ずる日本独自の豊かな死生観を探究した、江戸後期を代表する思想家としての新たな篤胤像を描き出す意欲作。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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丘沢静也 |
マンネリズムのすすめ |
マンネリズムは無駄なエネルギーを使わない、力まない、肩もこらない。バッハやニーチェから野口体操まで達人の境地を訪ね、固い頭とからだを解きほぐす発想転換エッセイ。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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久保巖 |
日本の7大商社 |
資源・エネルギー価格の高騰を追い風に、躍進を続ける総合商社。世界中で獲得してきた権益によって高収益がもたらされているほか、発電所、鉄道、水処理施設など社会インフラ分野への参入、バリューチェーンの構築が好業績を後押ししている。あらゆる地域、分野を対象に、資金や人材を再配分、再配置。縦横無尽に変化を遂げる日本独特の商システムとは。低迷期を乗り越えた総合商社は、いかにして最強になったか。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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宮田一雄 |
エイズ・デイズ |
これまで千数百万人が命を落としたとされる新病エイズ。緩やかに進行する地球規模の「危機」としてエイズをとらえ、感染者たちと支援者たちを取材してきたジャーナリストがHIV感染の現場で起きていることをリポートする。危機と闘う人びとの姿を伝えながら訴える支援と予防への取り組み、そして希望とは。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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宮田律 |
中東がわかる8つのキーワード |
日本も”派兵”したイラク、タリバン後も混乱が続くアフガン、イスラエルとパレスチナ/アラブの終わりなき紛争…。中東の混迷は深く複雑で、きわめて理解しにくい。「水と環境」「復興」「イスラム過激派」「民主化」「分離壁」「核」「民俗・宗派問題」「国際主義」という重要キーワードから、その実相を明快に解きほぐす。中東イスラム世界はどこへ行くのか?混迷の核心をあざやかに読み解く。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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橋本大二郎 |
知事 地方から日本が変わる |
行政とは無縁の世界から高知県知事に躍り出て独自の改革を着々と進めてきた橋本大二郎。これからの知事には行政手腕などいらないという視点をもって、自治体と地域社会のなすべきことを率直に問いかけ、この国のあり方を草の根から変えていくための斬新な発想を指し示す。地方政治が生き生きし始めている今、混迷する日本の進路を決めるのは”地方”の力。それをリードする知事の仕事のすべてを熱く語る。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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芹沢俊介 |
事件論 |
なぜ毒物は匿名の悪意を拡散させるのか?なぜ自殺幇助の概念は揺らいでいるのか?なぜ誘拐事件は恐喝事件に相貌を変えるのか?なぜミイラに治療を施しつづけるのか?なぜ”連続強姦殺人”は昭和とともに終焉したのか…?頻発する「事件」の不可解さに寄り添いながら、死と虚実をめぐる切実な「現在」の物語を読み解く、芹沢事件論のエッセンス。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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近藤純夫 |
カラー版 撮りたい写真が撮れる! デジカメ撮影のコツ |
誰もが持っているコンパクト・デジカメ。シャッターを押すだけで、簡単にいい写真が撮れると思ったら、どうもイマイチ…。そんなあなたに”ヘタの壁”を超えるコツを伝授。「OK写真」と「NG写真」の対比で、ポイントがスグわかる。「人に見せたくなる写真」はちょっとした工夫で撮れるンです。 |
940円(税抜)平凡社新書 |
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金子雅臣 |
職場いじめ |
職場のいじめ・嫌がらせが激増している。生活の糧を得る場で起こるだけに、それは深刻さと悲惨さが際立つものとなる。逃れようにも逃れられず、壊れていく人。それを周囲で見ている人。「苛立つ職場」で誰もが息苦しさを感じている。長年、労働問題に携わってきた”相談屋”が職場いじめの背景と「撃退術」を説く。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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金哲彦 |
からだが変わる体幹ウォーキング |
いま、ウォーキングに励む人が増えている。けれども、”正しく”歩けている人はとても少ない。効率の悪い我流ウォーキングはもう卒業!カリスマコーチが「走りのメソッド」を生かした、目からウロコの歩き方をやさしく解説。「三つのポイント」であなたの歩きと身体が変わる。今日から始める、”身体に効く”ウォーキング。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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桑野隆 |
バフチン |
文学研究者として知られるバフチンだが、実は美学、哲学から言語学、記号論等々をまたぐ、領域横断的な知のありかたが本領。その根幹を貫く「対話原理」に透けて見えるのは、全体主義へと向かう窮屈なイデオロギー状況に対峙し、境界線上を行き来しながら格闘した思想家の姿である。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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原口佳典 |
人の力を引き出す コーチング術 |
この世の悩み、ほとんどが人間関係。部下がなかなか育たない、困ったお客さんにどう接すればいい?連れ合いの言葉がきつくて。でも、人の心はちょっとしたことで変わるもの。人をなごませ、成長させるコーチングは、そんなコミュニケーションの技術・姿勢。身近な人から幸せにする。そして、コーチングで世界は変わる。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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原章二 |
マラソン100回の知恵 |
市民ランナーの市民ランナーによる市民ランナーのための本。マラソンを走って知恵がつくかどうかはわからないが、フルを百回以上完走した経験を活かし、実用に徹して書かれた本書には、市民ランナーの現実に即した小さな知恵が満載。あなたもこれでサブフォー間違いなし。プロの立場を徹底的に排した反エリートマラソン宣言。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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戸田智弘 |
海外リタイア生活術 |
「気候のよさで決めました」「毎日がスポーツ三昧です」「ボランティアで現地の人と交流しています」気楽な場所選びの旅からはじめる、中高年の海外生活入門。住宅、医療、治安、現地での交際法など、シビアな体験談も織りまぜながら、予算と、行動スタイル別に適地を検証。海の向こうで見えてくる、「第二の人生」の新しいカタチ。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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向笠千恵子 |
食の街道を行く |
鯖や塩などの海産物から醤油や唐辛子などの調味料まで、さまざまな食品・食材が伝わってきた道をたどり、日本の食文化の流れを俯瞰する。 |
820円(税抜)平凡社新書 |
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工藤哲 |
中国人の本音 |
日中間では尖閣諸島や歴史、国民感情などの問題が山積するが、実際は中国人は日本をどう見ているか。知られざる「抗日」の現場やメディアの裏側など、北京特派員が徹底取材。 |
670円(税抜)平凡社新書 |
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江刺洋司 |
都市緑化新世紀 |
街路樹や公園の木々は貴重な緑だが、日本の都市計画は市民のくらしと樹木を共生させているだろうか。「都市の緑は盆栽」という視点から植物生理学者が問う21世紀の街づくり。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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荒井章 |
私だけの庭を作る |
あなたが庭でやりたいことは何ですか?季節の花々で庭を飾る?それとも、野菜作りに挑戦?バーベキューも楽しそうだし、ただそこでのんびりするのもいいですね。「だけど、庭が狭くって…」それなら、ちょっと工夫してみませんか?小さくても、思い通りに楽しめるオリジナルな庭を作ろう。遊び心を刺激する、発想転換の書。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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高野潤 |
アマゾン源流 「食」の冒険 |
アマゾンに生きる人々の栄養を支えるバナナとユカ、ピラニアやピラルク、巨大ナマズなど多種多様な魚とその野外料理、彩り豊かな果物と野菜、そして、保存食づくりから森と川のキャンプで味わうラム酒と自家製の酒、奥地のレストランや市場の料理に至るまで、熱帯雨林と大河に育まれた食文化と、著者の冒険的食生活のすべてを紹介する。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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高野潤 |
アンデス 食の旅 |
ジャガイモ、トウモロコシ、トウガラシ、トマト、インゲン等々、今や私たちの食卓に欠かせない中南米起源の野菜や穀物を、ルーツの地で人びとはどのように改良し利用してきたのだろうか。海抜五〇〇〇メートルを超えるアンデス高地からバージエと呼ばれる谷間地方、そして低地のアマゾン流域まで、特異な食材と料理、酒を求めて探訪し、知られざる食の文化を初めて紹介する。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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高澤秀次 |
文学者たちの大逆事件と韓国併合 |
1910年、大日本帝国自立の犠牲として同時並行的に生起した大逆事件と韓国併合。天皇制国家の理想は植民地主義的想像力と結びつき、日本人の境界を規定する排除/内包の構造を創出した。その衝撃から産み落とされた「日本語文学」を再読し、事件から百年の今、国民国家のフィクションを暴き出す。日本人、在日朝鮮人、被差別部落民、引揚者たち-「日本人」とは誰なのか。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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黒崎誠 |
起業家の条件 |
日本経済をリードするベンチャー企業群-「イー・アクセス」「ぐるなび」「テンプスタッフ」をはじめ二三社。成功率が一割にも満たない厳しい条件下で、それらの企業はなぜ成功したのか?倒産寸前の苦しい時代を、どのようにして乗り切ったのか?魅力溢れる創業者たちの人間ドラマの中に、”起業家の条件”を探る。起業志願者、サラリーマン必読の、夢とロマンの起業物語。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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黒川みどり |
近代部落史 |
差別は人種主義を基軸として時代ごとに形を変え、現代まで根強く存続するに至る。部落問題から戦後日本の民主主義を問い直す。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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今尾恵介 |
カラー版 東京凸凹地形散歩 |
東京は崖あり谷あり、スリバチありの地形パラダイス! 山手から下町・郊外まで23エリアを標高差が一目でわかるデジタル地図とともに紹介。見て読んで歩いて楽しい一冊! |
780円(税抜)平凡社新書 |
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今野真二 |
リメイクの日本文学史 |
もと歌の書き換え=「本歌取り」、自作に手を入れ続ける作家たち……推敲というミクロ場面から翻案の長い連鎖まで「書き換え」の諸相に目を凝らし、読み手を書き手に変える文学の力を探る。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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根井雅弘 |
企業家精神とは何か |
「革新」(イノベーション)のみが企業家の役割であるとした、シュンペーターの企業家精神はあまりにも有名である。しかしそれでは、現実の世界において、ほとんどの経営者は企業家として失格になろう。「組織」のなかの企業家という視点を打ち出したマーシャル、「均衡回復者」としての企業家像に注目したカーズナーなど、実は、企業家論の展開に重要な役割を果たした経済学者がいたのだ。 |
610円(税抜)平凡社新書 |
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佐高信 |
人間が幸福になれない日本の会社 |
日本企業の封建的な体質にメスを入れ続けてきた著者が改めて問う会社論の決定版。ブラック企業、日本型雇用の崩壊、企業不祥事の変質。その病根を指摘し、処方箋を指し示す。 |
690円(税抜)平凡社新書 |
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佐々木正 |
いまを生きるための歎異抄入門 |
「多面体にカットされた小さな宝石」歎異抄。それはいま、私たちに何を語りかけるのか?凝縮された親鸞のことばの現代的意味を読みほぐす、アクチュアルな歎異抄入門。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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佐藤克文 |
巨大翼竜は飛べたのか |
ペンギンやマンボウは海中で、ミズナギドリや鵜は大海原で、どうやって餌を捕り、活動しているのだろうか?観察できない動物の行動を調べる-そんな研究が、記録装置「データロガー」を取り付けることで可能になった。動物自らがとってきたデータから、泳ぎ、羽ばたく野生の姿を、生き生きと再現する。現生動物から翼竜まで、動物たちの知られざる姿が明らかに。 |
900円(税抜)平凡社新書 |
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佐藤章 |
ヒットを生み出す最強チーム術 |
激しい競争のなか、数々のヒット商品を手がけ、”プレゼンの達人”とも称される商品開発者、佐藤章。九〇人の部下を束ねながらもなお、現場の第一線に立ち続ける彼の流儀とは何か。人の能力を最大限に引き出すプロデュース術、時代を読み、最良のアウトプットを引き出す極意とは。ごった煮チームが天才を打ち負かす!名うてのヒットメーカーが明かす仕事術。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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佐藤友之 |
ニッポン監獄事情 |
わが国で刑務所や拘置所に収容されている人は六万人弱。国際化を反映して外国人の受刑者も増えつつある。彼らは塀の中でどのような扱いを受け、獄中の日々を送っているのか。明治時代に制定された「監獄法」が今なお生き続け、憲法も人権規約も通用しない閉鎖された世界とは。警察の留置場(代用監獄)から拘置所、刑務所への過程を辿りながら、過酷かつ貧困な獄中処遇を明らかにし、世界の常識から遅れたニッポンの監獄事情を問い直す。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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左巻健男 |
暮らしのなかのニセ科学 |
水素水、マイナスイオン、デトックス……。その健康法、本当に科学的? 身の周りにはびこるあやしげな科学。健康で長生きしたいという人の願望につけ入るニセ科学を一刀両断。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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斎藤貴男/林信吾【著】 |
ニッポン不公正社会 |
結果の不平等、格差ならまだ仕方がない。しかし、いまの日本社会は、自由競争の名のもとに、世代を超えて格差が温存される”不公正社会”にされようとしている!『機会不平等』『しのびよるネオ階級社会』などで日本の格差拡大に警鐘を鳴らし続ける二人が、そのイカサマな構造にするどくメスを入れる!勝ち組・負け組をはなから決めつけるのは誰か?格差拡大のペテンを衝く渾身の対談。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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斎藤充功 |
ルポ 出所者の現実 |
刑務所出所者による再犯が社会問題化している。『犯罪白書』(平成21年版)によると、一般刑法犯の再犯者率は40パーセント以上。受刑者同士が刑務所内で出所後の犯行を謀議し、凶悪犯罪に結びついたケースもある。彼らの自立更生と再犯防止の有効手段はないのか。出所者と彼らを受け入れる社会、統計では見えないリアルな姿を描く。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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桜井哲夫 |
戦争の世紀 |
20世紀とは、戦争の世紀である。その出発点となった第一次世界大戦をこそ問わねばならない。バルビュス、ドリュ=ラ=ロシェル、ブルトンらが見た戦場とは?エリクソン、マンハイム、アーレントらを襲った「不安」とは?大量殺戮の戦争は人間の何を変えたのか?兵士、民間人の近年発掘された記録や研究をも踏まえて、第一次世界大戦がもたらした「精神の危機」を追究する待望の20世紀精神史の試み。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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三宅正樹 |
スターリンの対日情報工作 |
日独防共協定の内容を締結前から完全に把握していたクリヴィツキー、東京を基点に強大な情報網を築き上げたゾルゲ、そして、一九四一年六月に始まった独ソ戦以後の日本の動きについて、核心に迫る情報をモスクワに流していた日本人スパイ「エコノミスト」。スターリン体制下におけるソ連の対日情報工作の多面的な実相を描く。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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山岡淳一郎 |
国民皆保険が危ない |
医療の国際化や無保険者の急増など、健康保険制度は、その土台から崩れようとしている。だが一方で、日本の皆保険制度は、「世界一」の折り紙がつけられるほど、評価が高い。国民皆保険の達成から半世紀たったいま、「メイド・イン・ジャパンの逸品」を改めて検証する。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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山下成司 |
発達障害 母たちの奮闘記 |
他の子とはちょっと違う”はざまの子”たち。彼らを育ててきたお母さんたちは、どんなことに悩み、どう乗り越えてきたのだろうか?生まれたときのこと、学校のこと、そして就職のことなど、子育ての全部を、根ほり葉ほり聞いてみた。『発達障害 境界に立つ若者たち』の続編。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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山下力 |
被差別部落のわが半生 |
被差別部落出身者であることに悩み、隠し、二十八歳にして「これこそオレが言いたかったことだ」と、初めて部落解放運動に目覚める。その後の解放運動の中で「糾弾屋」と呼ばれた著者が、山あり谷ありの自らの半生を振り返り、どのように試行錯誤してきたか、どのように部落解放運動と取り組んできたかを、次の世代の若い仲間に生き生きと伝える。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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山口真美 |
赤ちゃんは世界をどう見ているのか |
赤ちゃんの目に映る世界は、大人と同じじゃないの? それはどうして? 世界でもユニークな「赤ちゃん実験」が解き明かす、視覚と脳と発達の不思議。図版多数、口絵つき。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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山田佐世子 |
イラストでわかる介護知らずの体のつくり方 |
団塊世代が75歳以上の「後期高齢者」となる、「2025年問題」が取りざたされている。介護を受けずに豊かな老後を営むためには、「歩いて外出できる体力の維持」が鍵になる。日常生活の延長で誰でも試すことができ、無理なく続けられる体のメンテナンスを豊富なイラストで紹介。 |
610円(税抜)平凡社新書 |
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山本隆三 |
経済学は温暖化を解決できるか |
地球温暖化は、「不確実」な問題である。しかし、だとすれば何の解決策も必要ないのだろうか?市場メカニズムを利用して問題解決を図る排出権取引制度や環境税は、本当に有効なのか?-「経済学」ではこう考える!温暖化問題の現状と解決の手法をきちんと理解するための経済学。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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市田良彦 |
革命論 |
政治の例外状態としての革命。民主主義の究極の手段としての革命。政治が管理技術に成り下がり、価値判断をしなくなった時代に、”正義”を振りかざすだけでいいのか。「政治にはふれないことが政治」は本当か。ポストモダン以降の西洋哲学の重要課題を論じ尽くした、これ自体が革命的な一書。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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寺本敏子 |
カラー版 東京の花と緑を楽しむ小さな旅 |
春はウメにサクラ、夏はショウブやアジサイ、秋はキクに黄葉・紅葉、冬はロウバイやスイセン-。風渡る芝生地や広いお花畑、静謐な庭園や山野草の小径で四季折々にゆったりとした時間を過ごす幸せ。健康増進もかねて、自転車で訪ねる13コース。 |
920円(税抜)平凡社新書 |
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鹿島茂 |
吉本隆明1968 |
団塊世代を中心に多くの支持を獲得してきた吉本隆明。独学によって自らを鍛え、比類なき思想を作り上げた彼の根底にある倫理観とはいかなるものだったのか-。「永遠の吉本主義者」がその初期作品を再読、自らの「一九六八年」の意味を問い直し、吉本思想の核を捉えた著者渾身の評論。吉本隆明はいかに「自立の思想」にたどり着いたか。「私小説的評論」を通して、その軌跡をたどる。 |
960円(税抜)平凡社新書 |
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守屋淳 |
「論語」に帰ろう |
日本にもたらされてから一五〇〇年、明治維新の志士も、高度経済成長期の経営者も、為政者から庶民まで、みんな『論語』で学んできた。一見、とっつきにくいけれど、”ツボ”を押さえればよくわかる。ややこしい時代だからこそ、『論語』を読む!大人になった今だから、日本人の基本、『論語』が身に泌みる。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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周達生 |
カエルを釣る、カエルを食べる |
人間にとってカエルとは何か?あるいは、カエルにとって人間とは…?日本でもアジアでも昔から、田園の可愛い生き物として、鳴き声を楽しむ対象として、そして美味しい食材として、カエルは身近な存在でありつづけてきた。そして現代、環境問題を映す鏡にもなっている。カエル釣り歴なんと六〇年!の著者が贈る、可愛くて美味しい両生類をめぐる雑学オンパレード。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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周達生 |
昭和なつかし博物学 |
ついこの間の昭和の時代。でも日本人と動植物の日常関係は、いまよりずっと濃密だった。ウグイスの糞は美顔術に利用され、貝の卵嚢は遊び道具の「ウミホオズキ」になり、縁日その他でも、実にさまざまなものがみられたのだ。「そういえばあったね!」はいまどこに?懐かしさと発見にみちたご近所中心探検行。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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渋沢栄一/守屋淳【編】 |
現代語訳 渋沢栄一自伝 |
倒幕をもくろんで志士となるも、慶喜に仕えることとなり、幕府に出仕して渡仏するも、維新により帰国。新政府で官僚となるが、実業を志して野に下って-。数々の逆境を乗り越えて、四七〇あまりの会社を創り、社会事業を実践していった渋沢栄一。その波乱に満ちた生涯は、自らの言葉により語られていた。「論語と算盤」を体現した生涯を、現代語訳と新編集で読む。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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渋沢栄一/守屋淳【編】 |
渋沢栄一の「論語講義」 |
ドラッカーが注目し、経営の本質を学んだのが、ほかでもない、渋沢栄一であった。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢が、経営の柱として、人生の羅針盤として、終生、手放さなかった『論語』を西郷、大隈、山県らの思い出とともに語った。指針なき時代の道標となる不朽の名講義が、現代語訳で復活。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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小沼純一 |
サウンド・エシックス |
カラオケする親子、ヒーリング系にひたるビジネス(ウー)マン、ウォークマンの若者、ゲーム音楽にノル子供、そしてBGM…。いまや公私の生活環境すべてに多様で膨大な音や音楽が充満している。これはどういう事態なのか?着メロは音楽か?旧弊の西欧近代芸術観から思いきり自由になって、私たちの音体験全体に問いかける新しいアプローチへ。もっと豊かな「音‐楽」ライフのためにいま、音楽文化論の冒険が始まる。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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小沼純一 |
音楽に自然を聴く |
季節、風景、動物、宇宙、果ては現代の科学技術まで。500年にわたる音楽史から、人間が「自然」と共鳴しながら紡いできた豊かな世界を紹介し、新しい音の聴き方を提案する。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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小森敦司 |
日本はなぜ脱原発できないのか |
産官政学、そしてメディアが癒着した巨大利権「原子力村」。福島原発事故後も存続が図られ、復活が目論まれる。事故後の緻密な原発関連記事で知られる筆者が描く「ムラ」の実態。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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小森陽一 |
村上春樹論 『海辺のカフカ』を精読する |
日本、アメリカ、中国等で大ヒットした『海辺のカフカ』。カフカ少年とナカタさんのパラレルな物語に”癒し”や”救い”を感じた人も少なくなかった。けれども、本当にそういった内容なのだろうか?丁寧なテクスト分析によって、隠された構造が浮かび上がる。暴力が前面に現れつつある「九・一一」後の世界に、記憶と言葉の大切さを訴える、渾身の村上春樹論。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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小石房子 |
物語 日本の女帝 |
日本にはかつて八人十代の女帝が存在した。特に飛鳥時代から奈良時代までには、六人の女帝がおり、うち二人が重祚するなど、日本の古代は女帝の時代といっていい。しかし、これまで女帝の生涯が正しく語られることはなかった。『皇室典範』は女帝を中継ぎと定義したが、果たしてそれは事実に基づくものなのか?それぞれの生涯や事績が正しく伝えられることが少なかった個性豊かな八人の女帝の実像を鮮やかに描き出す。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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小川後楽 |
漱石と煎茶 |
漱石は『草枕』で、いまはほぼ忘れられた風流韻事「煎茶」をみごとに描き出している。近世文人が愛好した「煎茶」は、日本で独自に発展した茶の湯とは別の茶事で、陸羽以来の中国の茶の正系を色濃く継いでいる。その煎茶の歴史がはぐくんだ精神と漱石の思想は、じつは深く重なり合う。そしてその視角から読みなおすとき、『草枕』は明確な反戦小説であり、漱石が「維新の志士の如き」過激な文学者であることが見えてくる。漱石像の刷新! |
640円(税抜)平凡社新書 |
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小川裕夫 |
日本全国 路面電車の旅 |
自動車に押されて姿を消していった路面電車。ところが、人に優しい公共交通として、また観光資源として見直され、新型車両の導入やレトロな電車の復活も進んでいる。全国の路面電車に乗車し、路線、車体、車窓風景、観光スポットなどを丁寧に紹介し、電車を愛する地元の人々と出会う。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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小倉孝誠 |
犯罪者の自伝を読む |
尊属殺人事件、無差別連続殺人事件、人肉食事件…世を騒がせ、人々を震憾させる凶悪犯罪。犯行の異常性ばかりを喧伝するメディアの陰で、見えにくくされたものとは何か。自伝分析から、犯罪者を線引きし創り出してきた社会の「負のメカニズム」の輪郭を描き出す。狂信者から性倒錯者、精神障害者まで-犯罪者とは、だれなのか。 |
800円(税抜)平凡社新書 |
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小沢信男/多田道太郎/原章二【著】 |
時代小説の愉しみ |
時代小説はなぜか愉しい。半七捕物帳の面白さの秘密。丹下左膳はなぜ大衆のヒーローになったのか。そして山本周五郎と藤沢周平が描いた男の美学とは…。無類の時代小説読み三人が集い、丁々発止、縦横無尽に語り尽くす時代小説を愛するゆえん。百年後に読まれる時代小説とは何か。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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小谷野敦 |
私小説のすすめ |
才能がなくても書ける。それが私小説。その魅力を説き、「書きたい人」に勧める、挑発的文学論。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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小谷野敦 |
評論家入門 |
ものを書く仕事がしたいという人が増えている。しかし、物書きは儲からない。本を出したって、売れやしない。批判されれば胃が痛み、論争をすれば神経がすり減る。それでも「書いて生きていきたい」と言うのなら、本書を読んで、活字の世界に浮上せよ!評論とは何か、その読み方、評論を書くにあたっての基本的な事柄を示し、物書きという仕事の苦しみと愉しみを説く。”有名評論採点”付き。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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小浜逸郎 |
エロス身体論 |
人間の身体は、たんなる生体システムではない。人は身体という座において、世界と関係を結び、他者と出会い、そして触れあい、ついには「私」を立ち上がらせる。私たち人間は、「身体をもつ」のではない。むしろ、「身体として・いる」存在なのである。他者とのかけがえのないかかわり=「エロス」を軸に、身体の人間論的な意味を徹底して考え抜く。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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小林章夫 |
エロティックな大英帝国 |
エロティカの聖典として名高い『わが秘密の生涯』。十九世紀ヴィクトリア朝時代に出版された本書の作者は、いまだ謎のままである。作者の正体をめぐる論争が長く続いてきたが、近年、アシュビー説が有力となっている。アシュビーは、『ドン・キホーテ』などのブック・コレクターで、その膨大で貴重な蔵書は、大英博物館に収められるほどだった。はたして、彼は本当の作者なのか?ジェントルマンのもう一つの素顔とは。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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小林正啓 |
こんな日弁連に誰がした? |
弁護士の大増員を決めたのに、仕事はまったく増えず、法科大学院を出ても、司法試験に受かるのは一部のみ。なぜ、こんな”ちぐはぐ”なことになってしまったのか?東西冷戦、バブル崩壊、司法改革-骨肉の闘いだった法曹の戦後史をひもとくことで、「日弁連の姿」をはじめて明らかにする。弁護士たちの追い求めた夢と挫折、そして、これからの弁護士の姿とは。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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小林正弥 |
サンデルの政治哲学 |
「ハーバード白熱教室」での鮮やかな講義と、核心を衝く哲学の議論で、一大旋風を巻き起こした政治哲学者マイケル・サンデル。彼自身の思想と「コミュニタリアニズム」について、サンデルがもっとも信頼を寄せる著者が、その全貌を余すところなく記した。 |
940円(税抜)平凡社新書 |
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小林節/佐高信【著】 |
安倍「壊憲」を撃つ |
改憲派・護憲派と立場の異なる二人が互いの憲法論を交わし、安保法制の動きを含め安倍首相を中心とする「壊憲勢力」を徹底批判する。 |
590円(税抜)平凡社新書 |
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小林和登 |
「葬儀」という仕事 |
葬儀業界に革命を起こし続ける著者が、その知られざる世界の裏側を赤裸々に描く。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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松井高志 |
人生に効く! 話芸のきまり文句 |
落語や講談のマクラや登場人物の会話には、諺、格言、故事成語、川柳などの「きまり文句」が、お約束として登場する。奇席で耳にする、ときに小気味よく、ときに思わず膝を打つ、味わい深い言葉の数々。そんな「きまり文句」一九〇〇余句を集めた著者のブログから二〇〇句を精選、解釈に加え、話芸の演目における用例を解説!人生の機微と日本語の妙味、そして話芸の面白さを味わい尽くす、本邦初の「話芸のきまり文句」小辞典。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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松岡資明 |
アーカイブズが社会を変える |
二〇一一年四月、公文書管理法が施行される。国民の利害に関係する公文書を適切に管理し、利用者=国民の要求があれば閲覧を認めるという、民主主義の根幹に関わるきわめて重要な法律だ。日本はこれまで記録保存に関して「後れた国」だったが、この法律で何がどう変わるのか。公文書の世界で起きている地殻変動を伝え、知られざるアーカイブズの宇宙に誘う。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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松生恒夫 |
オリーブオイルで老いない体をつくる |
オリーブオイルは、美肌に効果があるほか、加齢、アルツハイマー病、大腸がん、肥満などの予防・改善効果があることがわかってきた。最新の研究成果を知って、楽しい健康長寿の生活を手に入れよう! |
610円(税抜)平凡社新書 |
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松生恒夫 |
大腸の健康法 |
ストレス社会は、やっぱり大腸に表れる。便秘、過敏性腸症候群、大腸ポリープ、そして死因として上昇を続ける大腸癌…。病気にならないため、そしてなにより日々快適な気分ですごすため、いま大腸の健康が強くもとめられている。ストレス腸からリラックス腸へ!理想の大腸をつくるノウハウのすべて。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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松竹伸幸 |
対米従属の謎 |
戦後70年がたって、なぜ「占領下」のように米国に従い続けるのか。外交記録や各国の占領/軍事駐留の歴史を丹念に繙きながら、日本が「自立できない」理由を探る。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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松尾龍之介 |
長崎を識らずして江戸を語るなかれ |
江戸幕府が、オランダ人を長崎の出島に強制移住させてから、日米和親条約が締結されるまで約二〇〇年間続いた鎖国時代。唯一、西欧との取引が許された長崎には、各藩から、数多くの志のある者たちが最新の知識や情報を求めてやって来た。平和な時代が長く続いた江戸期に花開いた数々の文化は、彼らが長崎遊学を果たし、各藩に持ち帰ったものだったのだ。江戸が、いかに長崎の影響を受けたのか。地方別「長崎遊学者名簿一覧」付き。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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松本栄一 |
チベット 生と死の知恵 |
一九五九年のラジオのニュース、七一年のブッダガヤでの出会い、そしてそれから三十年-。ダライラマとの邂逅からはじまったチベットとの深い縁。法王から高原の遊牧民まで、最奥の聖地からインドの亡命地まで、写真家として人として、こころの旅はつづく。高原の風土にはぐくまれた、緻密な人間学。生きるため、そして死ぬための知恵をさぐる。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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植村修一 |
リスク時代の経営学 |
経営学は、事業成功ばかりでななく、リスクマネジメントをも説いている。不確実性に満ちた「リスク時代」のいま、リスクやリスクマネジメントの視点から経営学の名著を読み解く。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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植村邦彦 |
市民社会とは何か |
市民社会(civil society)とは、国家とは別の「民間部門」なのか。それとも、「公共部門」とは別の、人々の連帯なのか。社会科学の基本中の基本概念を、西洋古代から現代の日本まで的確に説き起こした待望の概説書、必携の教科書。 |
940円(税抜)平凡社新書 |
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新井潤美 |
へそ曲がりの大英帝国 |
世界に名だたるイギリス人のシニシズムと皮肉好き。映画、小説、ミュージカル、コメディ、日本人にも馴染み深いもの多々あれど、「へそ曲がり」たちにはへそ曲がり流の親しみ方と愛し方がある!「大衆文化」から見る、あなたの知らないほんとうのイギリスの姿。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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森戸幸次 |
中東和平構想の現実 |
世界中で噴出する国際紛争。そのなかでも最も根が深く、長きにわたり未解決のままであるパレスチナ問題。その主役として国造り運動を率いてきたアラファト。四〇年におよぶ彼の軌跡を追い、中東百年紛争のなかではたした歴史的役割を描く。「二国家共存」の思想・構想はどのようにして生まれ、これからどのような展望がありうるのだろうか。 |
820円(税抜)平凡社新書 |
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森村宗冬 |
義経伝説と日本人 |
義経は衣川で死ななかったのか?本当に北海道へ渡ったのか?江戸時代に起こり、近代まで連綿と続いた義経生存説。敗者の弁として成立した「判官びいき」の起源を探り、江戸時代の偽書と学者たちの甲論乙駁を辿り、近代の義経=成吉思汗説を検証する。北海道渡海説や、義経=成吉思汗説を支えた、日本人の歴史的な心理構造とは何であったか。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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深海菊絵 |
ポリアモリー 複数の愛を生きる |
今アメリカで注目を集める、誠実に複数の人を愛す「ポリアモリー」(複数愛)。不倫とも浮気とも違う多様な愛のかたちが見えてきた。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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深町隆/山口義正【著】 |
内部告発の時代 |
自らが属する組織が不正に手を染めているのを知った時、あなたならどうするか。オリンパス事件の第一通報者と、それをスクープした記者が現代における内部告発の意味を問う。 |
670円(税抜)平凡社新書 |
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諏訪原研 |
漢語の語源ものがたり |
「助長」「漁夫の利」「矛盾」「完璧」-。こんな、ごく普通の言葉の語源をたどってゆくと、機知溢れる論争、巧みなユーモア、命をかけた諫言など、古代人の「知のありかた」が実によく見えてくる。言葉の由来から、原義と日本での使用例の違いまで、漢語の楽しさ、奥深さを存分に語る。ことばの歴史、そして日本語を知るために必読の一冊。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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須貝信一 |
インド財閥のすべて |
一九世紀、インドの商人達はコミュニティを基盤として、東インド会社や英国資本系巨大企業に囲まれながら、したたかに財閥化していった。だが、英国による植民地政策、独立後の社会主義混合経済のもとで、財閥は翻弄されてゆく。そして、一九九一年の外貨危機を契機とした自由化政策により、新たな成長戦略のなかで再び活力を取り戻した。インド経済の七割を動かす、少数家族の実体とは。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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水川隆夫 |
夏目漱石「こゝろ」を読みなおす |
欧化政策、村共同体の崩壊、新しい価値観の波-。現代にも似た転換期の日本、明治後期という時代を、「先生」も「私」も「K」も、それぞれの立場で必死に生きました。その心の揺れ、やむにやまれぬ行為の中にこそ、今をより深く生きるための、思いがけない光が潜んでいます。再読・精読の至福のうちに、どうかそれに出会ってください。漱石の「こゝろ」を、私たちはこれまで、ほんとうに、読んだといえるのだろうか。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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水川隆夫 |
夏目漱石と戦争 |
若い頃から晩年まで、漱石の戦争に関わる言説を網羅的に収集して変遷を辿り、その特質に迫る。かつてはメディアや「国家主義」への”囚われ”から不適切な判断や表現をしてしまった漱石はその後、内なる「国家主義」をどのように克服し、戦争の悲惨への、独自の認識を深め得たのか?「国家主義」から「個人主義」へ-近代知識人の、戦争との”闘い”の軌跡を追う。 |
880円(税抜)平凡社新書 |
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水谷周 |
イスラームの善と悪 |
9・11から近年のアラブ革命までを契機として、世界におけるイスラームへの関心は高まり続けている。だが、テロや紛争のイメージが先行しがちな世界で、市井の人々の生活を垣間見る機会はほとんど無い。本書では、ムスリムである著者がクルアーンを読み解き、イスラームの知られざる日常世界を伝える。身近な事例から現代の倫理問題まで-日々の実践から、普遍的な善悪のテーマに迫る。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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星亮一 |
女たちの会津戦争 |
藩主松平容保が京都守護職を務めたために戊辰戦争で朝敵とされ、薩長官軍の理不尽な攻撃に最後まで抗ったのが会津藩だった。尚武の気風で知られた会津藩では家中の女性も戦闘に参加、自刃、篭城、逃避行などさまざまな形で戦禍の悲惨を味わった。この凄絶な戦いと敗戦後の下北移住の中で、女たちはどのように生き、そして死んでいったのか。その凄絶な戦場体験から、明治になって活躍する姿まで、会津の女たちの強さを明らかにする。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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清水克彦 |
「政治主導」の落とし穴 |
「政治主導」「脱官僚」を掲げる民主党が政権交代を果たしてから二年。震災復興のみならず、国会はあらゆる局面で機能が停止したかに見える。迷走をくり返す政治に一体何が欠けているのか。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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西江雅之 |
「食」の課外授業 |
人間にとって「食べる」とはなにか?「食べる物」と「食べられる物」の違いはなにか?文化によって食の制約があるのはなぜか?食べる上でのさまざまなタブーは、どのようなものか?日々行っている「食べる」ことと「飲む」ことについて、ちょっと視点を変えて見てみると…。文化人類学の視点から見た、驚きに満ちた人間と食の関係。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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西村克仁 |
日本は中国でどう教えられているのか |
歴史認識問題で、しばしば摩擦が生じる日本と中国。日清戦争、満州事変、「南京大虐殺」、太平洋戦争…、中国の学校で、日本はどう教えられているのか?現役の社会科教師が北京の中学・高校を訪ね、近現代史の授業の詳細と生徒の声をレポートする。中国の若い世代は「反日」なのか、「親日」なのか?彼ら彼女らの本音が、ここにある。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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青木やよひ |
ゲーテとベートーヴェン |
一八一二年夏、二人の巨匠はボヘミアで出会う。ゲーテ六三歳、ワイマル公国の枢密顧問官として社交に余念がない。ベートーヴェン四一歳、”不滅の恋人”との恋に心を高ぶらせていた。そして時代は、ナポレオンの没落を前にして激しく動いている。本書は、政治的・社会的状況を丹念に踏まえ、巨匠たちの交響する世界を臨場感豊かに描写する。手紙、日記、友人たちの証言など資料を駆使した、まったく新しい視点による芸術家像がここに誕生。 |
860円(税抜)平凡社新書 |
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青木やよひ |
ベートーヴェンの生涯 |
手紙、日記、会話帳、友人たちの証言など、最新の資料を駆使して、徹底的な自由人ベートーヴェンの姿を、臨場感豊かに描き出す。バッハ、ヘンデル、モーツァルトの音楽とどのように出会い、カントの哲学やインド思想をいかに自らのものとしたのか。従来の諸説を大幅に書き換え、まったく新しいベートーヴェン像を提出する。 |
920円(税抜)平凡社新書 |
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青木理 |
日本会議の正体 |
安倍政権とも密接な関係をもち、憲法改正などを掲げて政治運動を展開する、日本最大の草の根右派組織「日本会議」。虚実入り混じって伝えられる、その正体とは。 関係者の証言を軸に、その成り立ちと足跡、活動の現状、今後の行方を余すことなく描く。 反骨のジャーナリストがその実像を炙り出す、決定版ルポルタージュ。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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石原理 |
生殖医療と家族のかたち |
生殖補助医療で誕生することになった子どもが、日本でも、もはや一学級に一人ほどいる時代になった。必要とする人が、より安全に、納得して、不妊治療を受けられるようにするにはどうすればよいか-。一つの成熟を迎えた医療技術を、十全に活かすためのカギを「家族のあり方」に探る。「生殖医療」と「家族」について、スウェーデンからの最新レポート。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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石本伸晃 |
世の中がわかる憲法ドリル |
毎日聞き流しているニュースにも、「憲法」が深くかかわっているものがたくさんある。その出来事がなぜ問題なのか、問題の本質は何か。「ニュースと憲法を結びつける」という視点で、知識ゼロからやさしく学ぶ憲法の本。「穴埋めクイズ」を解きながら憲法がわかる、”世の中のしくみ”がもっとわかる。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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石牟礼道子/伊藤比呂美【著】 |
死を想う |
寝たきりの母を持つ詩人は、死とはどういうものか知りたかった。他の人にあけすけに聞けない、「でも石牟礼さんなら」。これまで多くの苦しみと死を見つめてきた作家は、切実なことをぐさりと言われたような気がした。こうして十二月の穏やかな日、二人は語りはじめた。老いと病、介護・看護、家族の死、さらには『梁塵秘抄』。そして「いつかは浄土へ」という祈りに至る安らぎの対話。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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赤城耕一 |
カメラ至上主義! |
メカニズムの進化によって、写真表現は豊かになった。しかし、カメラは機能がすべてではないことも事実である。デザインと質感、作動感触、あるいはブランドイメージによって、撮影者の創造意識を高める魅惑のカメラを紹介。カメラ遍歴二〇年のプロによる、実践写真論。カメラにこだわれば見えてくる、写真とメカニズムの奇妙な関係。 |
880円(税抜)平凡社新書 |
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川那部浩哉 |
魚々食紀 |
蕪村さんが好物だった鮒鮨、では他に江戸時代のフナ料理とは?平清盛さんが食べたスズキ料理とはどんなもの?最も旨いマス・サケ類は?ホンモロコが食べられなくなる?ナマズ、ハモ、フグ、ボラ、カツオ、アユ、アンコウ等々について。魚の生態学研究四十五年の先生が、「家が傾く」と呆れ顔の奥方を横目に、食い意地と古今の書物漫遊癖を駆使して綴った渾身の、いや絶品の魚食文化エッセイ。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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浅野裕一 |
儒教 ルサンチマンの宗教 |
孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。天子にならんとする妄想と挫折。その怨恨が、ルサンチマンの宗教・儒教を生んだ。従来のイメージを覆す、衝撃の儒教論。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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荘司雅彦 |
論理と心理で攻める 人を動かす交渉術 |
交渉には「確かな方法」がある。それは、単なる経験として語られるものではなく、理論の裏づけがなければならない。数多くの案件を、誰よりも早く、そして円満に解決し続けてきた弁護士が、交渉に必須の「論理」と「心理」をわかりやすく伝授。確実に身につき、役立つ、実戦で負けない交渉術。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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袖川裕美 |
同時通訳はやめられない |
機械のように右から左へと言葉を変換していると思われがちな同時通訳者。その裏側では何が起きているのか。異なる言語を行き来することで垣間見える世界をユーモラスに描く<格闘エッセイ>。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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村上泰賢 |
小栗上野介 |
安政七(一八六〇)年一月、この時三十四歳だった小栗は、遣米使節の目付として、日米修好通商条約批准のため渡米。世界を一周し九ヶ月後に帰国。その後、混乱のさなかにあった幕末期に、勘定奉行や外国奉行などの要職を歴任し、日本の構造改革に奔走した。しかし、幕府解散で上州権田村に移り住んでからわずか二ヶ月後、西軍により罪なくして斬られ、歴史の闇に葬られてしまった。司馬遼太郎が「明治の父」と評した最後の幕臣の苛烈な生涯。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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村上直久 |
EUはどうなるか |
世界に衝撃が走った英国民投票のEU離脱派勝利。グローバリゼーションへの逆風か、「開国経済モデル」の転機か。英国の離脱でEUは今後どうなるか。その中長期展望を探る。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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村上直久 |
世界は食の安全を守れるか |
人、モノ、カネ、情報が国境を越えていきかうグローバル化時代、食の世界も例外ではない。世界中から来た食材が食卓にならぶとともに、その安全性の危機=食品パニックも瞬時に国境を越えて広がる。狂牛病、鳥インフルエンザ、口蹄疫、ダイオキシン汚染…。いまや、食の安全は世界規模で取り組むべき課題となっているのだ。食の危機管理のために、いかなる世界システムを構築すべきか?「欧州食品安全庁」の取り組みを軸に、日本の課題もさぐる。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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村上由美 |
声と話し方のトレーニング |
声の力は大きい。素敵な声で話せれば、間違いなく印象はよくなり、説得力はアップする。でも、どうすれば変えられるのか…。実は、声は簡単なエクササイズで確実に変わるもの。言語聴覚士が、医学的な知識にもとづいて、「声と話し方の技術」をわかりやすく伝授。声を変えて、好感度をあげる。仕組みを知って、よりよい声に。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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太田尚樹 |
伝説の日中文化サロン 上海・内山書店 |
大正から昭和初期の上海で、文化サロン的な役割を果たした伝説の書肆「内山書店」に焦点を当て、対華21ヵ条要求から日中戦争へと続く、日中両国の関係が最悪だった時代のなかで育まれた、両国文化人の交流を描く。激動の時代に築かれた日中友好の架け橋。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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大宮知信 |
スキャンダル戦後美術史 |
戦時中に描かれた戦争画と画家の責任問題から、後を絶たぬ贋作の横行と絵画のバブル商品化、日本各地に数多く創設された美術館の経営危機、そして、東京芸大が抱える非芸術的な受験現象まで、戦後の美術界は、金と欲と権威主義が絡んだスキャンダラスな出来事に事欠かない。世を騒がせた「アートシーン」の背景を読み解き、この国の美術のあるべき姿を問う事件簿。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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大西みつぐ |
デジカメ時代のスナップショット写真術 |
「家族写真は、息がかかるくらいの距離で」「まず続けてシャッターを押すことを覚えよう」-。当代随一の名手が、写真の王道「スナップショット」の尽きない魅力とテクニックを懇切丁寧に解き明かす。デジカメ時代に、自分ならではの写真を楽しむための決定版入門書。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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大川玲子 |
イスラーム化する世界 |
コーランの新解釈から、ジェンダー、人種問題、宗教間対話など、世界共通の問題に立ち向かうムスリムのリーダーたち。国境を越えて人々をグローバルにつなげる彼らの活動に迫る。 パレスチナ・イスラエル紛争から9・11まで、連綿と続く暴力の歴史がもたらしたのは「狂信的なテロリスト集団」など、理解を拒む宗教としてのイメージであった。しかしいま、コーランの新解釈から世界規模で新たな対話を求める動きが活発化しつつある。これまでの宗教観を刷新し、同時代を生きるイスラームを知るための入門書。 |
610円(税抜)平凡社新書 |
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大沢久子 |
今から考える終の棲み家 |
介護保険を使って、いつまで自宅で暮らせるのか。有料老人ホームでの暮らしはいくらかかるのか。話題の「グループリビング」は何がいいのか…。誰もが疑問と不安をもつ老後の住まい方・暮らし方。「みんなどうしているの?」という疑問に答えます。人生の終盤をよりよく過ごすために、「終の棲み家」と老後の暮らしを考える。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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大塚ひかり |
歯医者が怖い。 |
どんな歯医者に行っても治らない歯の不具合。ドクターショッピングを重ねる中、強まる無力感と焦燥感、絶望感に著名な精神科医にもかかるが、どんどん症状は悪化して、ああ、もう狂いそう!死すら頭をかすめた歯の疼きの正体とは?歯痛、舌痛、噛み合わせが気になるあなたも、「口腔心身症」かもしれない。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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谷川一巳 |
ニッポン 鉄道の旅68選 |
その土地その土地の鉄道を乗り継ぐ旅は楽しいものだ。しかし、それらの鉄道に何気なく乗るより、事前に、鉄道路線ごとの地形や車両の特色、誕生秘話などの予備知識を得ておけば、鉄道旅行はぐんと楽しく、そして興味深くなるはずである。高速鉄道、在来線、ローカル線、路面電車、登山鉄道??。いろいろな情報を得て、鉄道の旅に出かけよう。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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樽見博 |
古本通 |
マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう方法が満載。古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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樽見博 |
三度のメシより古本! |
古本が好きでたまらない。古本の魅力とは何だろう。何が人を蒐集に駆り立てるのか。明治以降の人気商品の変遷を、戦後の初版本ブームを知りたい。本を愛し、記録することに情熱を注ぐ人々を知りたい。読む楽しみ、集める喜び。気がつけば、人は古本に癒されている。本書は、至楽への案内がテンコ盛り。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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池上彰 |
改訂新版 日銀を知れば経済がわかる |
デフレ脱却のための異次元緩和やマイナス金利導入など、日銀の動向に注目が集まっている。そこで2009年の旧版にこの間の情報を加筆。日銀誕生から最新の政策まで丁寧に解説! |
640円(税抜)平凡社新書 |
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池上彰 |
日銀を知れば経済がわかる |
「日銀、政策金利を○%に」「日銀、国債買い入れ○億円増」-日々伝えられる日本銀行のニュース、あなたはどのくらい理解していますか?世界の金融恐慌が私たちの生活を脅かす時代、金融政策はもはや他人事ではありません。金融を操る司令塔、日本銀行。その仕事を知れば、経済の見かたが変わる。日銀のニュースがわかる12章。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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竹内栄美子 |
戦後日本、中野重治という良心 |
中野重治が亡くなって三十年が過ぎた。「中野が生きていたら、何と言っただろう」さまざまな出来事が起きるたびに、多くの人がそう思う。戦後も六十年以上を経過し、戦後民主主義も反戦平和も大きな変質を余儀なくされている現在、改めて中野の声に耳をかたむけたい。中野重治は戦後の日本をどのように生きたか。その作品をたどることにより、戦後日本を問い直す。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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中西隆紀 |
幻の東京赤煉瓦駅 |
かつて新橋駅・東京駅・万世橋駅の三駅をむすんでいた長大な赤煉瓦のアーチが今も残る。それは日本の首都としての美観と威信の象徴でもあった。人々は駅とともに、語り合い、飲み明かし、鉄路の音に耳を傾けるのであった。膨張する首都・東京の駅と鉄道は、大震災や戦争に耐え、いかなる変遷を辿ったか。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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中嶋繁雄 |
戦国の雄と末裔たち |
戦国に覇をとなえた織田信長や武田信玄、毛利元就、今川義元から、平安王朝に反逆し、古代東国を揺るがした平将門、南北朝の動乱を翔た足利将軍家、新田義貞など、乱世に活躍した英雄の血脈を伝える末裔たちは、江戸時代から幕末・明治までどのような道を経てきたのか。日本各地に歴史の現場をたずね、彼らが辿った波瀾と流転の軌跡をさぐり出す。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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中嶋繁雄 |
名君・暗君 江戸のお殿様 |
三世紀にわたる江戸時代、徳川幕府の支配下、数多くの大名家が浮き沈みをくり返した。藩政立て直しや文化的な業績で名高い名君から、乱行でお家取り潰しになったバカ殿、財政破綻やお家騒動をひきおこした藩主まで、百二十余侯の悲喜こもごもの生涯と事績を紹介し、トップに立った人々の明暗を描く、江戸の名物藩主列伝。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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中嶋繁雄 |
明治犯科帳 |
幕末の動乱をへて日本が近代国家へと変貌していった明治時代、それは封建の遺風と文明開化が渾然とした不思議な時代だった。そこに、相馬騒動から大久保利通暗殺、怪盗電小僧、遊郭の主人による六人斬り、そして加波山事件まで、社会を震撼させ、マスコミを騒がせた数々の犯罪が発生した。当時の世相を反映する事件の数々をつづり、明治という時代を裏側から見通す。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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長岡義幸 |
マンガはなぜ規制されるのか |
東京都の青少年条例、児童ポルノ禁止法など、マンガについての規制が強化されつつある。日本独自の表現であり文化であるマンガは、なぜ国や自治体に縛られなければならないのか?規制の仕組み、バッシングの歴史などをわかりやすく記述し、「非実在青少年」問題の深層を解明する。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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長崎浩 |
乱世の政治論 愚管抄を読む |
乱世を生きた知識人・慈円の書いた『愚管抄』は、「武者の世」への転換期の、歴史の道理を明らめようとした歴史理論書とされてきた。しかしこの書物がふりまわす「道理」は融通無碍に過ぎ、なんらかの原理であるには堪えない。語られているのは歴史理論ではなく、藤原氏九条家の一員にして天台座主が信奉する政治理念であり、その目の前での崩落の様、敗北の政治思想である。『叛乱論』の著者が慈円『愚管抄』にもう一つの政治を読み取る! |
640円(税抜)平凡社新書 |
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長沢栄治 |
エジプト革命 |
「民衆は体制の打倒を望む!」「ムバーラク、バーテル(もう駄目)!」大小様々な「革命」を経験してきたエジプトの近現代史。二〇一一年の革命は、政治の暴力と腐敗に屈しない、宗教者や一般市民による地道な抵抗運動の結実であった。アメリカとの駆け引き、パレスチナ問題への影響。アラブ世界の大国が、新たな国づくりを模索する。 |
820円(税抜)平凡社新書 |
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津堅信之 |
新版 アニメーション学入門 |
アニメーションとは何か。いつ、どこで、誰がどんな作品を創ったのか。今や全盛のデジタルアニメーションや著作権問題など最新事情を踏まえた、アニメーション学の新定番。 |
690円(税抜)平凡社新書 |
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辻原康夫 |
人名の世界史 |
世界には姓をもたない文化圏が数多くある。欧州には「ハゲ頭」「ふとっちょ」など”悪口姓”がたくさん。英国で人気の名前はここ1000年変わらない。姓と名の歴史を訪ねて世界一周。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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田尻祐一郎 |
こころはどう捉えられてきたか |
古来、日本人は「心」という摩訶不思議なものとどう向き合い、捉え、考え、格闘し、表現してきたのか?江戸思想をベースとしながら神話や宗教、民間伝説、芸道などにフィールドを広げさまざまな角度から追う、謎解き味豊かな「散策」。そこには漱石の『こころ』にみるような近代人に受け継がれ、さらに現代の私たちに通じる思索の発見があった! |
640円(税抜)平凡社新書 |
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田中淳夫 |
森林異変 |
二一世紀に入り、日本の森は一大転換期にある。国産材の需要が高まる中、現場には大型機械が導入され、一〇〇ヘクタール以上の大規模な伐採も行われている。しかし造林がなされず、荒地となった林地も少なくない。さらに林業従事者の減少と高齢化に歯止めがかからず、これで打ち止めにするための伐採も散見される。国際森林年を契機として、山の人も街の人も、日本の森の未来をじっくりと考えてみよう。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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湯浅景元 |
老いない体をつくる |
最近どうも体の節々が痛む。新聞の字も読みづらくなってきた。「もう年だからしょうがないよ」-本当にそうでしょうか?長い長い人生の後半、何はなくとも体だけは元気でありたい。思い通りに動かせる体で、一度きりの人生を最後まで楽しみたい…。-実は、そのための体づくりは、とても簡単なのです!いつでもどこでもできて、お金も時間もかかりません。「体力年齢」をアップする簡単エクササイズと、人生の後半を思い切り楽しむためのメッセージ。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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藤田勉 |
フィンテック革命の衝撃 |
フィンテック(金融とテクノロジーの融合)とは何か。フィンテックが日本の産業界にもたらす影響とは。もっとも変化が現れるであろう資産運用を中心に分析を進め、株式市場に与えるインパクトについても探る。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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藤田勉 |
最強通貨ドル時代の投資術 |
個人投資家は、どのようなスタンスに立ってドルへの投資の考え方をもてばいいのか、その基礎知識やノウハウを紹介する。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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陶智子 |
日本人の作法 |
現代は日本人が長い歳月をかけて受け継いできたものが、大きくゆらぎ、失われつつあるといわれる。そのひとつが「作法」であろう。作法とは、人を慮る「心」を表現する「かた」。時を経て「かた」が変わっても、変わらない「心」がある。時を経ても変わらない「心」と「かた」もある。いま受け継ぐべき作法とその心を「近代の礼法書」をひもとき、考える。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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徳山喜雄 |
安倍晋三「迷言」録 |
「早く質問しろよ!」「国民の理解が深まっていない」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」政治家に失言や暴言はつきものだが、かつてこれほど「迷言」を吐く首相がいただろうか。自分に対する批判は「レッテル貼り」「デマゴーグ」。一方で自らが発する暴言は「言論の自由」。安保法制、戦後70年談話などをめぐる「アベ流言葉」を通して政治・言論状況を読む。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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内山昭一 |
昆虫食入門 |
「本当においしいんですか?」「はい。カミキリムシはクリーミーで、ふんわり甘く、ハチの子はウナギの味そっくりで、アブラゼミはナッツの…」”昆虫をおいしく食べる”著者の追究はとどまることを知らない。だが、昆虫食の研究はまだ始まったばかり。前人未到の食域に踏み込みつつ、昆虫食のスタンダードを探る。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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南和男 |
江戸のことわざ遊び |
「目から鼻へ抜ける」「頭割り」「目玉を喰う」などのなじみ深いことわざや言い回しが、奇抜な「絵」と絶妙な「戯文」で、楽しく生まれ変わる。幕末の上方で大ベストセラーとなった一荷堂半水作・歌川芳梅画、珍本『諺臍の宿替』の現代語訳、ついに登場。江戸の暮らしと笑いが現代に鮮やかに甦る。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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二階堂善弘 |
中国の神さま |
関帝廟に祀られ財神として人気の高い関羽や航海の女神媽祖、『封神演義』のヒーロー二郎神やナタ太子、日本でもおなじみの鍾馗や斉天大聖(孫悟空)、学問の神さま文昌帝君など民間信仰の神から、太上老君や玉皇大帝のような道教の神、観音や弥勒などの仏まで、中国人の間では多種多様な神々が息づいている。今もなお篤い信仰を捧げられる神さまたちを紹介し、彩り豊かで不可思議な中華の宗教世界を知る。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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馬淵勇 |
クラシックカメラ便利帖 |
初めての一台の選び方から、カメラ店での注意、美しい写真を撮る方法、特殊な部品の扱い方、レンズの互換性などなど、「カメラは使うてナンボ、クラシックカメラもまた然り」というクラカメ歴三〇年の著者による入門書。 |
940円(税抜)平凡社新書 |
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梅原淳 |
最新 新幹線事情 |
2016年の北海道新幹線・新青森-新函館北斗間の開業をもって、2010年代の開業が一段落となる新幹線。約半世紀にわたって、新幹線はどのような経緯で建設されてきたのか。新幹線を開業させた国鉄総裁が「東海道新幹線以外はつくってはいけない」と言った理由とは。開業時と比べ50?80キロも最高速度が上がった東海道・山陽新幹線の秘密。北海道新幹線が史上初めて挑む難題。これから建設予定の新幹線、そしてリニア新幹線の命運は? |
660円(税抜)平凡社新書 |
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柏木博 |
色彩のヒント |
わたしたちは色を認識し何がしかの意味を与え、それを解釈しようとしてきた。それはわたしたちの社会の色に対する意味付け、さらに、きわめて感覚的なものと関わっている。そうした色のもつ意味をたどることで、社会に内包された感覚や思考の断面が見えてくるかもしれない。社会にあふれる「色彩」を出発点にした、刺激と発想のヒント満載、つれづれなる思考のパレード。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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白倉敬彦 |
春画を読む 恋のむつごと四十八手 |
馬の上で、障子を破って、三人で…自由に、そして大胆に「色」を絵にする一方で、菱川師宣は”表版”四十八手に、”事”の前と後の、穏やかな佇まいをも描いた。武骨で素朴な江戸っ子の「恋」、おおらかな男女の姿を、ユーモアと共に甦らせる。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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畑谷史代 |
差別とハンセン病 |
その療養所は柊の垣根で囲まれていた。迎えてくれた元ハンセン病患者の尚幸さんは、これまでの壮絶な人生と、家族との関わりを淡々と語ってくれた。そして聖書のサマリヤ人の譬えをひいて、ハンセン病患者の真の「隣人」とは誰か、とたずねた。「隣人」になるために、私たちに出来ることはなにか。丁寧な取材と鋭い問題意識から書かれた、『信濃毎日新聞』連載の渾身のルポルタージュ。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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八代嘉美 |
増補 iPS細胞 世紀の発見が医療を変える |
臨床応用に向けて、研究はどこまで進んだのか?”オールジャパン”の体制は十全か?iPS細胞の今がわかる。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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八幡和郎 |
47都道府県地名うんちく大全 |
地名をめぐって、はたまた市町村の境界線をめぐって、全国でドタバタ劇が繰り広げられた「平成の大合併」。新しく誕生した地名は、どのようにしてついたのか?伝統ある地名はいったい何に由来するのか?地名にまつわる歴史・地理・政治の情報をふんだんに絡めながら紹介する地名雑学の決定版!さまざまな「うんちく」とともに展開する著者独自の地名ネーミング論も冴える。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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八幡和郎 |
世界の国名地名うんちく大全 |
グレース・ケリーは「王妃」じゃない?そんな疑問から、「インド」と「天竺」は語源は同じ?「中華人民共和国」は日本語だった、という意外な話まで、古代から現代までの歴史、政治や言語、翻訳事情などを、縦横無尽に渉猟し、世界の国名・地名をとらえなおす。『47都道府県地名うんちく大全』の姉妹版。 |
880円(税抜)平凡社新書 |
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八木雄二 |
古代哲学への招待 |
宇宙の真理を数学的手法で求めたパルメニデス、対象化されざる「自己」の真理を求めたソクラテス。哲学の始源に見いだされる二つの道は、時に離れ、時にもつれあい、西洋哲学の流れを紡いでいった。それはいまもアクチュアルな問いを発し続ける…。歴史の霧のなかから、人間の思想のドラマが立ち現れる。独自の観点からの西洋古典古代哲学入門。 |
790円(税抜)平凡社新書 |
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鳩山友紀夫 |
脱 大日本主義 |
従来の親米保守路線と成長戦略が行き詰まる中で、日本はいかに生きるべきか。対米従属からの脱却、低成長を前提とした新たな分配政策・成熟戦略を提唱する。内田樹氏推薦。 |
640円(税抜)平凡社新書 |
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半藤一利 |
墨子よみがえる |
現代に「非戦」や「愛」を説き続けることは、理想を語るにすぎないか?二五〇〇年前、中国で”義”を重んじ、兼愛と非攻を説いた墨子の思想こそ、これからのよき日本再建のために、なにより世界平和のために、いま、読まれるべき-そう確信する筆者が熱く語る、”墨子のすすめ”。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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半藤一利/荒川博【著】 |
風の名前 風の四季 |
風韻、風雅、風情、風土、風流…。古来、広く歌や詩、俳句、小説、民謡などにさまざまな形で取り入れられ、ひとつの文化を形づくってきた「風」。自然にとどまらず、その意味は、生きかたや芸の極意など幅広い。そんな風に魅せられた自称「風来坊」&「風の狩人」がつむぎだす、四季折々の”風”をめぐる日本文学散歩。記紀・万葉から現代小説まで、果てしなく広く深い「風」の世界へようこそ。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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碑文谷創 |
新・お葬式の作法 |
超高齢化社会を迎え、死と葬儀が身近なものになりつつある。その一方、伝統的な葬儀が簡略化され、「家族葬」「自由葬」「散骨」など、新しい形も生まれている。新時代の葬儀は、いかにあるべきものなのだろうか?遺族として、またいずれは死を迎える自分自身のこととして、とらえ直してみたい。それぞれの葬儀の流れを示し、諸儀礼と作法、事務手続き、費用、そしてその意味を、丁寧にわかりやすく解説する。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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仁科邦男 |
犬の伊勢参り |
明和8年、犬が突然、単独で伊勢参りを始めた。以来、およそ100年にわたって伊勢参りをする犬がしばしば現れた。本当にあったヒトと犬の不思議な物語の謎を明らかにする。 |
800円(税抜)平凡社新書 |
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樋口健夫 |
ベトナムの微笑み |
変わりつつあるようで変わらない、微笑みの国ベトナム。そこでは、どんな暮らしと仕事が待っていたか?美しい街、愛すべき人々、豊かな文化、不思議なビジネス慣行、恐怖の交通事情…。すっかりベトナム大好きになった商社マンが綴る、愛と笑いと不思議に満ちた、魅惑のベトナム滞在記。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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百島祐貴 |
ペニシリンはクシャミが生んだ大発見 |
医療技術が発明された時、そこには驚きのドラマがあった。羊の血を入れた最初の輸血、靴墨の缶で作った心臓ペースメーカー、自分の心臓に管を入れた医者……医学史おもしろ裏話25話。 |
590円(税抜)平凡社新書 |
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浜辺陽一郎 |
名誉毀損裁判 |
表現の自由と人格権がぶつかりあう名誉毀損裁判。だが、ときとしてその判決が、不合理な結果とも映るのはなぜだろう。これまで言論はいかに裁かれてきたのか。「不適切な表現」はいかにして決められるのか。そして、そもそも言論はどのように裁かれるべきなのか。その実情と問題点を説く!ネット社会を迎えて誰もが名誉毀損の加害者になりうる時代、表現の自由と人格権の、より適切な調和への提言。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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武村岳男 |
本好きのためのウォーキング入門 |
ひたすら歩くウォーキングもいいが、知性と感性で楽しむ”スローウォーキング”もいいもの。川端や太宰、安吾、藤沢周平など、文豪が遺した名作の舞台や場面を訪ねてみよう。ウォーキングの達人が選ぶ、おすすめ35コース。 |
840円(税抜)平凡社新書 |
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武田信子 |
社会で子どもを育てる |
増える虐待、荒れる子どもたち。今、日本の子育ては苦況にある。もはや子育ては家庭だけの問題にとどまらず、社会的な支援の整備が急務となっている。そのために、社会が、個人ができることとは何か?国際都市トロントに学ぶ、日本の子育て環境変革の発想と方策。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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武田双雲 |
上機嫌のすすめ |
上機嫌とは、ただ楽しければいいというだけの刹那主義や、単なるハイテンションの状態のことではない。どんな困難にも立ち向かえる、「ぶれない心」を持つことである。上機嫌は、明るく、安定感があり、持続する力もある。グローバル化による急速な社会の変化、長引く不況など、マイナスの感情を生みやすい時代だからこそ、上機嫌力を身につけて、「生きる力」を引きだそう。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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福吉勝男 |
使えるヘーゲル |
きわめて難解な体系哲学者、あるいはプロイセン公認の国家主義者。こうしたヘーゲル像は大きく変わりつつある。家族や市民社会の働き、経済格差と福祉の問題など、いま根本から問い直されている問題にとりくんだ先駆的な「公共哲学者」としての姿がそれである。ヘーゲルは、いまこそ”使える”哲学者である!その思想を通してヴィヴィッドな問題を解きほぐす。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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福田直子 |
ドイツの犬はなぜ吠えない? |
紐なしで地下鉄に乗り込むわんこたち、“犬飼い免許証”取得を目指す飼い主たち、過激化する“動物愛護テロ”……。犬と動物をめぐる硬軟さまざまな騒動をペット大国ドイツから報告。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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保阪正康 |
昭和史の深層 |
昭和三十年代の「昭和史論争」を初め、これまで、昭和史をめぐっては様々な論争が繰り広げられてきた。今日でも、国を超えた歴史共同研究が進む一方、個別のテーマに関して、依然として対立点が存在する。これまでの論争は果たして本質的なものであっただろうか?15のテーマに関して、史実を整理し、より本質的な問題点を提示する。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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保阪正康/広瀬順晧【著】 |
昭和史の一級史料を読む |
「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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北村俊郎 |
原発推進者の無念 |
ながらく原子力推進の仕事に携わってきた著者は、福島第一原発から七キロ、温暖で暮らしやすい富岡町に家を構えた。そして3.11、東日本大震災と原発事故-。突然の避難指示と、改善の進まぬ避難所生活を強いられるなか、原発によって、周辺住民がこんな目にあってはならないと、推進してきた者として、身に沁みて感じるようになる。原子力政策、体制の問題を指摘してきた著者が、関係者として責任を感じつつ、その内実を語る。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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北沢方邦 |
古事記の宇宙論 |
日本古代の神話は、たんなる素朴な言い伝えでも、歴史的出来事を反映しただけのものでもない。それは、古代農耕社会に不可欠だった宇宙観と自然観、すなわち天体の運行や季節の循環についての体系的知識を神々やさまざまな象徴=記号に託して表現した緻密で壮大な宇宙論なのだ。記号論と神話論理学の手法を駆使して、宇宙劇としての『古事記』の壮大な体系を読み解く。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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北尾利夫 |
知っていそうで知らないノーベル賞の話 |
ノーベルはそもそもなぜ賞の創設を構想したか?候補者推薦から受賞決定にはどんなプロセスがあるのか?賞金はどこから出される?経済学賞はノーベル賞ではない?最高権威の意外な内側。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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牧野雅彦 |
はじめての政治学 |
政治っていったいなに?どんな営み?文化って?ナショナリズムって?これまであまり正面から語られなかった、政治という営みの本質を、「共存のための技術」という視点からやさしく解き明かす。「小さな政治」からナショナリズムまで、父と子の対話による、よくわかる政治学原論。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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牧野雅彦 |
マックス・ウェーバー入門 |
現代社会科学の基礎を築いたマックス・ウェーバー。その問いかけの根源性は、二十一世紀の今も私たちを刺激してやまない。歴史とは何か、学問の役割はどこにあるのか?「世界の魔術からの解放」は人間に何をもたらし、その果ての近代合理主義はどこまで普遍的なのか?同時代の思潮のなかに位置づけながら、いま改めて、ウェーバー思想の全体像をさぐる。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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堀江珠喜 |
悪女の老後論 |
“悪女”で鳴らす(?)著者もいよいよ、老後を考えるトシになった。きっかけは、母の老人ホーム入居騒動。『楢山節考』イメージと戦いつつ、最善の選択と判断して作戦決行!さて、では自分自身の老後はどうするか?時は金より大事なり!をモットーに、本音でリアルに老後を考祭する。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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堀江珠喜 |
団鬼六論 |
もしSMということでサドやマゾッホを想定するなら、わが団鬼六の世界は、それとはずいぶんかけ離れている。「和」の意匠で彩られた舞台の上で、延々と陵辱=奉仕を続ける悪漢たちを従えて、高貴なヒロインの華麗なるショーが繰り広げられる…。そして隠し味はなんといっても「関西文化」!鬼六ワールドの魅力の秘密とは?「耽美」「関西」「レヴュー」等のキーワードから読み解く。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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本間ひろむ |
ヴァイオリンとチェロの名盤 |
緩急・強弱自在にして滑らかな音の流れによって、豊かで繊細な感情表現を可能にするヴァイオリンやチェロ。一九世紀には超絶的な弦の技法と名曲の数々が弦楽器の魅力を開花させ、二〇世紀以降、幾多のヴィルトゥオーゾたちがその演奏の世界を一段と磨き上げた。個性溢れるヴァイオリニスト・チェリストの中から、一九世紀生まれのクライスラーからヴェンゲーロフ、諏訪内晶子まで、古今50人の必聴名盤CDを紹介する。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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本間ひろむ |
ピアニストの名盤 |
ピアノは精緻かつダイナミックな表現力を有する究極の楽器だ。一八世紀にその原型が生まれて以来、さまざまなヴィルトゥオーゾ(卓越した演奏家)たちがピアノを駆使して、豊かなクラシック音楽の世界を築き上げてきた。コルトーやルービンシュタインなど伝説の名手から、二一世紀の楽界を担うポゴレリチやサイまで、多様な個性に満ちた古今のピアニスト五〇人を厳選、彼らの聴いておきたい名盤CDを紹介する。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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木田元 |
詩歌遍歴 |
「私たちは、好きな詩歌は手帖に写し、覚えて口ずさんだ。若いときにこうして覚えた詩歌は、わりにくっきりと心に刻みこまれ、いまでも思いがけないときに口をついて出てくる。」かく言う哲学者にとっての、若き日々に出会った忘れ得ぬ不滅の詩歌とは?芥川、茂吉、白秋、芭蕉、中也、プレヴェール、ランボー等々、とっておきの愛誦詩アンソロジーにして、とびっきりの名詩・名歌逍遙。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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野田隆 |
カラー版 一度は乗りたい絶景路線 |
「乗りテツ」の原点は、やはり美しい車窓風景に見とれること。山、川、海、そして花……日本の変化に富んだ自然と季節を楽しむオススメ路線を、テツ歴半世紀の著者が案内!カラー写真満載。 |
980円(税抜)平凡社新書 |
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野田隆 |
にっぽんローカル鉄道の旅 |
今、全国各地のローカル鉄道は厳しい経営状況にあえいでいる。近い将来、廃止されるかもしれない路線もある。だが、「ローカル鉄道」という言葉ほど旅心をそそるものはない。時には気ままな旅人のように、どこか遠くの小さな町へ。遠回りをして、いつか行ったあの場所へ。今日もけなげに走る電車や列車たちが、私たちを連れていってくれる。中小私鉄・3セクの中から著者独自の視点で選んだ17路線の鉄道紀行。頑張るローカル鉄道へのエール。 |
780円(税抜)平凡社新書 |
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野田隆 |
駅を楽しむ!テツ道の旅 |
ごめん駅でごめん。とっても寒い駅わっさむ。鬼太郎駅にねずみ男駅。JR最南端の西大山からさいはての駅稚内まで…。「テツ」目線で駅を観察すれば、鉄道旅行がますます楽しい!にっぽん全国、列車に乗って「駅」めぐり!あなたの知っている駅はいくつある。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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野田隆 |
乗りテツ大全 |
鉄道旅行には「テツの流儀」というものがある。「妄想旅行」から、実際の鉄道旅行、そして帰ってきてからの楽しみまでを、トリビア、ノウハウ、こだわりいっぱいに紹介!そろそろあなたも乗りテツデビュー?テツ歴半世紀の著者が案内する、「乗りテツ」の魅力とその実践。 |
880円(税抜)平凡社新書 |
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野田隆 |
旅が10倍面白くなる観光列車 |
鉄道の旅は楽しい。けれど、ちょっと特別な列車での旅なら、もっと楽しい!SLに、リゾート列車に、イベント列車…。日本にはこんなにたくさんの”面白列車”が走っていたんだ!次の休みには、さあ、どれに乗ろうか?一度は乗ってみたい日本全国のユニークな「観光列車」を大紹介。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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林信吾 |
これでもイギリスが好きですか? |
いわく、「イギリスはゆとりの国」「大人の国」…。そんなイギリス礼賛の風潮はまだまだあるが、ちょっと待った。こういうのは、階級社会の「いいトコ」の不当な一般化にすぎない。「ゆとり」にしても、むしろ「あきらめ」の果ての境地というべきだ。歴史をひもとけば、ざくざく出てくる身勝手な悪行。なんで日本人はイギリスがそんなに好きなのか?好きならちゃんと現実から見習うべき。愛するがゆえのダメ出し、イギリス一刀両断。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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林信吾 |
しのびよるネオ階級社会 |
いま、日本社会に格差と不平等が広がりつつある。「アメリカ型の競争社会を」という掛け声のもと、実際に進んでいるのは「イギリス型の階級社会化」だ。世代を超えて経済格差が継承されるだけでなく、意欲や希望といった内面までも生まれ育ちで規定され、たがいに交わらぬ「別世界」に人びとが生きる社会…。一〇年にわたる在英生活で階級社会をつぶさにみた著者が、日本の”ネオ階級社会化”に鋭く警鐘を鳴らす。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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林信吾/葛岡智恭【著】 |
ネオ階級社会はここから始まった |
一九七四年は、日本社会の転換点となるべき年であった。一九七三年のオイルショックを乗りこえ、その翌年、日本経済は世界に先駆けてV字回復を遂げたかに見えた。しかし、高度経済成長の記憶から離れられなかった当時の日本人は、「日本型」「日本人独自の」「日本らしく」といったやり方で危機を乗りこえられると思い込み、転機を見過ごしてしまったのだ。いかにして「会社主義」「総中流神話」が崩壊し、ネオ階級社会が広がっていったのかを検証する。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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林信吾/葛岡智恭【著】 |
昔、革命的だったお父さんたちへ |
日本の戦後史のなかで、団塊の世代は大きな役割を演じてきた。六〇年代の政治の季節では理想に燃えて行動し、八〇年代には働き盛りとしてバブルの現場を駆け回り、そしていま、大量定年を迎え高齢化社会を現出させようとしている。しかし、このままでいいのか?いまの日本社会は、かつての理想からあまりにかけ離れてはいないか?年金持ち逃げと言われるか、有終の美を飾るか?いま改めて、団塊のお父さんたちに挑発とエールを送る。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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林信吾/葛岡智恭【著】 |
大日本「健康」帝国 |
軍国主義体制がとられていた時代には、兵力確保に、「国のため」に健康であることが求められた。そして今また、禁煙の推進やメタボ検診など、作られた「健康ブーム」に、国民が欺かれている。それは、医療費を抑制するための施策として、「国のため」に健康であることが求められているのだ。現在と戦前との相似性を浮き彫りにし、行き過ぎた「健康ブーム」を斬る。 |
720円(税抜)平凡社新書 |
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林望 |
古今黄金譚 |
みっちゃんは、なぜなめちゃったのか? 人はなぜ尾籠な話が好きなのか? 国文学者リンボウ先生が古典文学を解説しつつ、日本人の糞尿大好き的ココロの奥深い謎に迫る。 |
680円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木孝夫/平田オリザ【著】 |
下山の時代を生きる |
経済縮小、人口減少の時代にあって、日本と日本人はいかに生きるべきか。言語学の泰斗と、教育や地方再生の現場でも活躍する劇作家が混迷する今の時代に求められる思想を説く。 |
590円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木貞美 |
日記で読む日本文化史 |
日本人は日記をつけるのが好きだといわれる。日本文学研究の第一人者ドナルド・キーンは、大戦期、戦場に大量に遺棄された日記を翻訳した際、日記が日本人の心に深く根づいていることを感じたという。では、なぜ日記をつける文化が日本人に広がっていったのか。本書では、「日記文化」の淵源を古代の宮廷文化に探りつつ、時代時代で日記がどのように展開していったか、その書き方や概念の変遷をたどっていく。日本人は伝統的に日記好きだといわれるのはなぜか。古代の天皇の日々の行動を記録した実録にまで遡り、日記文化の広がりの変遷をたどっていく。" |
690円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木貞美 |
日本語の「常識」を問う |
日本語の表記には漢字も仮名文字もあるように、純粋な単一言語がないことは、歴史を見れば明らかだ。だが明治期以降、西欧文化的な価値観にとらわれ、言語ナショナリズムの考え方に陥ってしまったのだ。はたして、文化と文化圏の歴史的な違いを無視して、日本語を語ることができるのだろうか。言語学や国語学だけではない、文化史からの日本語論。 |
900円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木由加里 |
女は見た目が10割 |
見た目至上主義時代の今、男も美容に気遣うことは普通になった。だが、「見た目」のシバリがきついのはやはり女である。女たちは熱心に化粧をし、「キレイ」を目指す。それは大きな楽しみであると同時に、苦しみでもある。誰のため、何のため、女は「キレイ」になろうとするのか。男が首をかしげ、女も戸惑う、化粧と「キレイ」の真実がここにある。 |
740円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木眞哉 |
〈負け組〉の戦国史 |
織田から豊臣、そして徳川へと天下人がめまぐるしく入れ替わった戦国時代、数多の大名や武将が歴史の表舞台から姿を消していった。覇権争いに敗れた各地の戦国大名から、鎌倉以来の守護大名、公家出身の国司、足利将軍家、そして、天下人に繋がりながら敗者となった人々まで、さまざまなタイプの戦国「負け組」の軌跡をたどり、彼らの敗因を探る。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木眞哉 |
戦国15大合戦の真相 |
群雄割拠、武将たちが戦いに明け暮れた戦国時代、さまざまな合戦のドラマがそこに生まれ、今日に伝えられてきた。しかし、「思い込み」と「思い入れ」による「俗説」が一人歩きをし、それぞれの合戦の真相は意外と伝わっていない。信長が今川義元を討ち取った桶狭間から、鉄砲で有名な長篠合戦、謙信・信玄両雄激突の川中島、天下分け目の関ヶ原や大坂の陣等々、戦国15大合戦の真実の姿を明らかにし、「天下人」中心の歴史観を打ち破る痛快な真説。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木眞哉 |
戦国史の怪しい人たち |
日本全土を戦乱の渦に巻きこんだ戦国時代、この動乱期に活躍した人物や江戸時代以降、講談などで人気を博した人物には、その出自や実績が怪しい者が数多いて、はては実在する疑わしい者も少なくない。天下人から武将、剣豪、忍者まで、”戦国有名人”の虚実を探る異色の戦国史。 |
760円(税抜)平凡社新書 |
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鈴木眞哉 |
刀と首取り |
戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。 |
660円(税抜)平凡社新書 |
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檜山敦 |
超高齢社会2.0 |
人口減少に伴い今後必要と言われる高齢者の労働。否定的に語られることもあるが高齢者自身の健康に役立ち、情報技術の活用で楽しく実現できる。五輪後の日本を見すえた必読書。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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澤井繁男 |
腎臓放浪記 |
二十代、人工透析。三十代、腎臓移植。四十代、移植腎の不全・人工透析再開。五十代、腹膜透析。ルネサンス研究者である著者は、若くして腎臓を病み、以後肉体の理不尽に翻弄されつつ、いのちの”再生”を我がこととして、生きてきた。そこで直面した生と死、身と心のかたちとは?抽象的な「身体」でなく、生身の「肉体」を軸に、当事者の立場から”いのち”の倫理を考える。 |
700円(税抜)平凡社新書 |
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礒村英司 |
戦争する国にしないための中立国入門 |
歴史上最も有名な永世中立国であるスイスを筆頭に、200年以上の歴史を持つ安全保障政策である中立政策。現在オーストリアやスウェーデン、フィンランド、トルクメニスタン、コスタリカなどが永世中立や中立主義を掲げるが、冷戦終結後中立政策は大きな岐路に立っている。一方日本では、憲法9条実行のためかつては永世中立国化が叫ばれていた時代があり、さまざまな批判を受けつつも現在でも非武装永世中立を唱える論者も存在する。中立政策は時代遅れなのか──、集団的自衛権容認という大きな舵を切った今、国際法学者が問う。 |
620円(税抜)平凡社新書 |
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井上太郎 |
レクィエムの歴史 |
レクィエムは死者の魂への呼びかけであり、そのこだまである。千年に及ぶ生者と死者との交響の歴史に耳を傾け、沈黙に還る音楽と死に戻る生の姿を重ねながら、響き止まぬ音楽の歴史の中に「死の意味」を考察する。 |
2500円(税抜)平凡社選書 |
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米山文明 |
声と日本人 |
歌手、俳優をはじめ政治家、教師に至るまで、声を使うさまざまな職業の人々の治療に長年携わってきた専門医が、のどのサイエンスを豊富なエピソードとともに解説。そして、声帯に負担をかける日本語の特殊性を指摘し、いままで日本ではほとんど考えられてこなかった、幼児からの日本語の発声・発語教育の必要性を提言する。さらに、ペーター・ホフマン、エディタ・グルベローヴァ、キャスリーン・バトルなど、数多くの有名歌手たちののどを治療した、楽しくも苦闘の日々を綴る。 |
2200円(税抜)平凡社選書 |
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早川聞多監修 |
錦絵春画 |
華やかな錦絵春画を描いた春信、湖龍斎、清長、春潮、歌麿、北斎、英泉、豊国、国貞、国芳ら日本を代表する浮世絵師10人の名品撰。 |
2080円(税抜)別冊 太陽 |
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NPO法人もったいない学会石井吉徳ほか |
石油文明が終る |
世界的な経済不況の深層には安く豊かな石油時代の終焉がある。石油文明の変革のための基本戦略を構築し、科学合理性、リアリズムを基に多様な持続地域社会を目指す。 |
1000円(税抜) |
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W・B・イェイツ【著】/栩木伸明【編訳】 |
ジョン・シャーマンとサーカスの動物たち |
イェイツが若くして書いた「自伝的小説」初邦訳。三十過ぎの独身男シャーマンが金持ちの娘と結婚すべくアイルランドの田舎町を捨てロンドンに出るが……。新訳詩26篇を合わせてお届けする。 |
2000円(税抜) |
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W・B・イェイツ【著】/栩木伸明【編訳】 |
赤毛のハンラハンと葦間の風 |
生誕150年を迎えたアイルランドのノーベル賞詩人イェイツによる、神秘的でロマンティックな世紀末の妖精物語「赤毛のハンラハン」の初邦訳。詩集『葦間の風』より18篇を付す。 |
2000円(税抜) |
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イザベラ・バード/近藤純夫 |
イザベラ・バードのハワイ紀行 |
130年前のハワイ王国にタイムスリップ!キラウエアの火口、ワイピオの渓、マウナロア、ハレアカラ…イザベラの驚くべき冒険を通して、「常夏のエデンの島」の魅力とその実情を知る。 |
2800円(税抜) |
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いせひでこ |
新編 マキちゃんのえにっき |
たいくつな日なんて一日もない!保育園に通うマキちゃんはとっても忙しいのです。ユーモアと涙と夢がいっぱい…。野間児童文芸新人賞受賞の名作に、未発表短編「マキちゃんとチェロ」、マキちゃん本人による「おおきくなったマキちゃんからのてがみ」を増補・新編集した決定版。 |
1300円(税抜) |
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こうの史代 |
平凡倶楽部 |
平凡で、些細なこともじっと目を凝らして眺めていれば、日々はおかしなことだらけ。日常を描き続ける漫画家、こうの史代が貴方へ送る小さなお便り。待望の初エッセイ集。 |
1200円(税抜) |
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ストラパローラ/長野徹 |
愉しき夜 |
フランスのペロー、ドイツのグリムへと繋がるヨーロッパの昔話文学の源流に位置する古典の初訳。「長靴をはいた猫」「シンデレラ」「眠り姫」の類話を収めたバジーレの先駆となるイタリアの短篇特語集。 |
2560円(税抜) |
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チームFACTA |
オリンパス症候群 |
なぜ、20年間も損失を「飛ばし」続けられたのか。なぜ、かくも長年にわたり不正は暴かれなかったのか。企業、官庁、監査法人、銀行、証券、メディアによる壮大な「共犯構造」がつくり出した日本型企業の病巣を暴く。 |
1600円(税抜) |
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ドナルドキーン/キーン誠己【著】 |
黄犬(キーン)ダイアリー |
2012年に日本国籍を取得したキーンさんが日常で感じたことを語り、その養子となった誠己さんが父の素顔をつづった親子エッセイ。「黄犬」とはキーンさん自称の当て字ニックネーム。 |
1200円(税抜) |
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リヒテルズ直子 |
オランダの共生教育 |
オランダの教育に通底しているのは〈共生社会〉をいかにして作り上げるかという思想である。〈個〉を尊重しながら人と人の〈繋がり〉を追求する様々な授業の試みを生き生きとした文章で紹介する。 |
1800円(税抜) |
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リヒテルズ直子 |
オランダの個別教育はなぜ成功したのか |
一人ひとりの個性を尊重する授業。教育の理想を追求したオランダのイエナプラン教育を詳細に報告する。 |
2000円(税抜) |
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安野光雅/半藤一利【著】 |
三国志談義 |
十代の頃に吉川英治で親しんで六十余年、「三国志」には一家言ある二人が、名場面の舞台、登場人物、名句・名言などについて徹底的に語り合う。人生に役立つヒント満載。人物採点表付き。 |
1400円(税抜) |
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安野光雅/半藤一利/中村愿【著】 |
『史記』と日本人 |
『史記』に魅せられた3人が、司馬遷、項羽と劉邦、李陵と蘇武、屈原などをめぐって各専門を駆使し、体験を絡めて語り尽くす。究極の史書が浮彫りにする、歴史と人間の普遍とは? |
1600円(税抜) |
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伊勢英子 |
旅する絵描き |
絵本『絵描き』『ルリユールおじさん』(平成19年度講談社出版文化賞絵本賞受賞)はどのようにして生まれたか。未公開スケッチを多数収録した最新エッセイ。 |
1400円(税抜) |
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伊東祐吏 |
戦後論 |
戦後思想は「補欠」の思想である!この国の戦後は、自ら戦争を遂行したこと、その「当事者意識」を脱ぎ捨てるところから始まったのではないか?人びとが飛びついたのは、戦って負けたレギュラーのではなく、ベンチの「補欠」の言説ではないか?戦後と現在の根底的な批判を試みる気鋭の論考。 |
2600円(税抜) |
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伊藤比呂美/斎藤学【著】 |
あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズ |
拒食・過食はくりかえす!?食べ物に悩む若者たちへのインタビュー+詩人と精神科医の対話-本人と親と医師の三つの視点で、次へのステップを示す。 |
1400円(税抜) |
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雨宮まみ |
女の子よ銃を取れ |
女にとって、外見とは何なのでしょうか。顔やスタイル、ファッションをめぐり、他者の視線と自意識の間でゆれ動くこじらせ女子の心をやさしくときほぐすエッセイ集。 |
1120円(税抜) |
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榎本好宏 |
季語語源成り立ち辞典 |
現代の歳時記から抜け落ちた語源・成り立ちを風聞・風説も取り込みながら楽しく探る。 |
2400円(税抜) |
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円堂都司昭 |
YMOコンプレックス |
YMOとともに、私たちのコミュニケーションに何が起こったのか。80年代以降のポピュラーカルチャーの変容を解析する同期的批評。衝撃のデビュー作。 |
1400円(税抜) |
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横田順彌 |
古書ワンダーランド 1 |
「こんな本、見たことない!」古書通も思わず唸る珍本・稀本のオンパレード。ようこそ、古書の不思議世界へ!本書は、約五十年間の古書収集過程で掘りだした大爆笑・信じられない内容の珍本・稀本・説明不可能な本、あるいは体験などをリアルタイムで笑い話中心にまとめたものです。 |
2400円(税抜) |
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横田順彌 |
古書ワンダーランド 2 |
蒐集暦50年の著者がとっておきの古書を紹介する、読書人垂涎の第2弾。 |
2400円(税抜) |
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岡崎京子 |
オカザキ・ジャーナル |
90年代初頭、伝説の連載「週刊オカザキ・ジャーナル」。バブルの虚無と転換期を描いた傑作エッセイ集。解説=古市憲寿。 |
1280円(税抜) |
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岡崎京子 |
ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね |
いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。いつも。たった一人の。一人ぼっちの。一人の女の子の落ちかたというものを…。カリスマ的支持を集める、人気マンガ家・岡崎京子の初の文芸作品。 |
960円(税抜) |
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岡崎京子 |
レアリティーズ |
秘蔵の未定稿から知られざる初期傑作、雑誌「GOMES」誌での伝説の連載ほか、単行本未収録作品を完全収録のコミック集。 |
1120円(税抜) |
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加藤則芳 |
ジョン・ミューア・トレイルを行く |
シエラクラブの生みの親、「森の聖者」と呼ばれたジョン・ミューアその名を冠した山岳トレイル340キロを、ヨセミテからマウント・ホイットニーまで一気に踏破した記録。35キロの装備を背負い、クマに出会い、ゴールデントラウトを釣り上げ、バックパッカーと意気投合!アウトドア魂の真髄がここにある。 |
2200円(税抜) |
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加藤則芳 |
メインの森をめざして |
アメリカ東部、ジョージア州からメイン州へ、一四の州を貫く三五〇〇キロのロングトレイルがある。自然、文化、歴史から、暮らしや人との交流まで、バックパッカーの第一人者が歩き通して体感したアメリカ。渾身のノンフィクション。 |
2800円(税抜) |
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加藤則芳 |
自然の歩き方50 |
大きな旅も小さな旅も、旅はいつのときでも、ぼくの輝きである。たとえ小さな旅ではあっても、ぼくにとっては大きな輝きの旅としていつまでも心の奥底に残っている。ところが、その数が増えるにしたがって、それぞれの輝きが、天蓋でいっせいに煌く星屑のように、ただ無秩序に散らばる輝きの束のようになってきた。ひとつ一つの旅を思い起こし、整理してみようという気になって書き進めていったのが、この自然旅50編である。 |
1300円(税抜) |
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家入一真 |
我が逃走 |
ひきこもりから瞬く間に「IT長者」へ。驚愕のロングセラー『こんな僕でも社長になれた』を凌ぐ、その後の転落・逃亡・孤立を巡るどん底物語と、都知事選の裏側、そして“いま”を克明に描く衝撃作、満を持して刊行!! 堀江貴文さん、末井昭さん、の子さん熱く推薦の一冊! |
910円(税抜) |
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河野純一 |
不思議なウィーン |
その不思議さは、街を歩くと見えてくる。人と生活から音楽、衣食住、建築、季節、自然、交通、通信まで、ウィーンの思いがけない魅力に出会える100の視点。 |
1760円(税抜) |
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華園聰麿 |
宗教現象学入門 |
宗教の一般的理解をめざす宗教現象学。その代表格であるミュラー、オットー、レーウ、エリアーデ、メンシングらが共有した題意識、宗教の人間学的理解の具体相を探る。 |
3040円(税抜) |
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笠井一子 |
プロが選んだ調理道具 |
味と出来映えにこだわるほど欲しくなる、本物の道具。使いやすく、合理的、そして長持ちする調理道具とは?和洋中、食のプロが長年の経験から選びぬいた本物道具カタログ。 |
1553円(税抜) |
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梶田隆章 |
ニュートリノで探る宇宙と素粒子 |
宇宙の成り立ちを探るうえできわめて重要な素粒子・ニュートリノ研究の第一人者による入門書。基礎理論から最新の発見まで詳説する。 |
1440円(税抜) |
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梶尾真治 |
カジシンの躁宇宙 |
SF界の奇才、カジシンこと梶尾真治が放つ初のコラム&エッセイ集。憶えてますか、あの「アイジンバンク」から、最近の「携帯電話」まで…この15年間の日本社会のシュールな時事的話題をのけぞる発想で活写した爆笑のオンリー・イエスタデイ。どこから読んでも笑える超絶時事コラム、怒濤の96連発。 |
1900円(税抜) |
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梶尾真治 |
ダブルトーン |
私の記憶の中のあなたは誰?ユミという同じ名前を持つ二人の女性が、互いの記憶を共有している不思議に気づいた時から、衝撃的な愛のドラマが始まった…。タイムトラベル・ロマンスを超えるラブ・サスペンスの新境地。 |
1140円(税抜) |
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梶尾真治 |
メモリー・ラボへようこそ |
ロマンチックSF・ファンタジーの名作『おもいでエマノン』『黄泉がえり』の作者が放つ思いっきりスイート&ビターな「愛の記憶」の物語。 |
1300円(税抜) |
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橋口侯之介 |
続和本入門 |
江戸期の書物事情を”つくる””売る””読む”の視点から探索する。『和本入門千年生きる書物の世界』に続く和本専門古書店主による書物考。 |
1400円(税抜) |
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橋本愛子/永井大介【著】 |
ねじれた家、建てちゃいました。 |
「スウェー・ハウス」(アトリエ・ワン2008)は、こうして生まれた。若い二人が果敢に建築家との家づくりに挑むコミック・ドキュメント。 |
1600円(税抜) |
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近藤純夫 |
ハワイ・トレッキング |
オアフ島17コース、ハワイ島18コース、カウアイ島9コース、マウイ島8コースほか、計54のトレッキング・ルートを詳しく紹介。標高4000mを超えるマウナ・ロア、熔岩で埋めつくされたキラウエア、月世界を思わせる荒涼たるハレアカラ、お馴染みのダイヤモンドヘッドや磯遊びもできる海岸、鬱蒼としたシダの林や野鳥の声に満たされた森。多様な姿を見せる自然こそが、ハワイの魅力そのものであることを教えてくれる。 |
1850円(税抜) |
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金井美恵子 |
新・目白雑録 |
批評とユーモアが全方位に炸裂する当代一のことばの使い手・金井美恵子。DJポリスから、佐村河内、戦争画まで、世の言説への痛烈な一撃!「一冊の本」の人気連載、待望の書籍化! |
1520円(税抜) |
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金村修/タカザワケンジ【著】 |
挑発する写真史 |
現実を撮っても、真実は写らない。写真は現実から何かを奪っている。都市を撮り続ける写真家と、写真の最先端を読み解く評論家。「撮ること=見ること」という視点から、写真の《正体》に対話で迫る。 |
2000円(税抜) |
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金哲【著】/渡辺直紀 |
植民地の腹話術師たち |
日本の植民地下にあった時代に朝鮮近代文学は生まれた。日本語とハングルとの格闘を通して作品を書いた文学者??腹話術師たちの活動に豊富な引用で光を当てる、ユニークな試み! |
2240円(税抜) |
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犬山紙子 |
私、子ども欲しいかもしれない。 |
「子ども欲しいけど、実際どうなの?」。人気コラムニストが育児体験者の話を聞いて考える、「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、セックスレス問題……母親の本音炸裂! |
1040円(税抜) |
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原研哉 |
ポスターを盗んでください+3 |
駆け出しのグラフィックデザイナーとして、デザインと格闘する日々を描いたオリジナル版から十四年-。瑞々しいエッセイに記された、デザインを考え、創り上げていく姿に、「白」のデザインへと続く”感覚”と”思考”の航跡が見えてくる。新たに「国語入試問題にどうぞ」「ミラノに行く朝」「水の愉楽」を収録。 |
1800円(税抜) |
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原研哉/阿部雅世【著】 |
なぜデザインなのか。 |
寝ても覚めても「デザイン」の原研哉と、ヨーロッパ在住17年の阿部雅世が、東京、ベルリンで語り通した全記録。日本は大丈夫か。感覚の平和はおとずれるのか。 |
1800円(税抜) |
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古山明男 |
変えよう!日本の学校システム |
不登校、学級崩壊、受験競争-欧米で生じないのはなぜか?『教育基本法』第十条に隠された未来へのカギ。お役所的学校システム脱却の道を探る。 |
1600円(税抜) |
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江口まゆみ |
ビジネスパーソンのための一目おかれる酒選び |
「きみ、メニューから何か適当にたのんどいて」と言われて困っているビジネスパーソンのため、お酒を愛する酒呑みが書いた、酒呑みのためのとびきり実践的なお酒の入門書。本書は、あなたのお酒の世界を拡げるお手伝いをします。 |
1120円(税抜) |
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荒木経惟 |
荒木経惟文学全集一 東京情事 |
純写真から純文学へ全8巻のダジャレアリズム。創刊!平成の戯作者アラーキーの艶笑世界。 |
1800円(税抜) |
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荒木経惟 |
荒木経惟文学全集五 写真指想 |
男と女の間には写真機がある。ダジャレや引用を鏤めながら、写真の核心を鋭く抉るアラーキー。“指想家” としての本領が発揮されたファン必携の一冊である。掲載図版多数。 |
2400円(税抜) |
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荒木経惟 |
荒木経惟文学全集六 A会話入門 |
逢瀬と別離を繰り返す、言葉の私的関係性。名言、名場面を満載したアラキ語の手引。 |
2200円(税抜) |
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荒木経惟 |
荒木経惟文学全集七 摘録 包茎亭日乗 |
喧噪の80年代から、世紀末へ-。時に猥雑で、時にセンチメンタルな平成の『断腸亭日乗』。 |
2800円(税抜) |
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荒木経惟 |
荒木経惟文学全集八 書き下ろし小説 |
Aはカメラである。文学は、複写なのである。ついに脱稿!300枚の完全私小説。 |
1800円(税抜) |
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荒木経惟 |
天才アラーキーの眼を磨け |
アラーキーこと、写真家荒木経惟が若者たちに語る。生いたち、学生時代、映画、書物、一番大切なこと、好きなカメラ、気になる写真家-ちょっと真面目な、アラーキー的ひと言。 |
1500円(税抜) |
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高橋睦郎 |
在りし、在らまほしかりし三島由紀夫 |
三島晩年の6年間身近にいた者として、五感で感得した作家がどんな人だったか、また今ではどう生きてほしかったか。50年にわたり書き続けてきた三島論を集大成。究極の人物論。 |
2080円(税抜) |
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高山宗東著/山野肆朗【著】 |
茶の湯物語 |
茶の伝来から、禅の思想を宿した文化として発展した戦国時代、庶民の教養へと広がった近世まで、各時代背景とそこに生きた人物との関連を活写した、知られざる茶の湯の通史。 |
1920円(税抜) |
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高瀬毅 |
ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」 |
浦上天主堂の廃墟が戦後13年目に取り壊された裏に何があった?長崎原爆の隠された真実に迫る、渾身のノンフィクション。 |
1600円(税抜) |
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高木壮太 |
新 荒唐無稽音楽事典 |
私家版『荒唐無稽音楽事典』(2014年、焚書舎)に約100項目の増補をし、全面的に加筆修正を行った全1730項目の完全版。音楽の世界を縦横無尽に楽しむための知的財産危険図書。 |
1040円(税抜) |
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高野潤 |
アマゾン源流生活 |
川釣りと現地料理の愉楽、毒ヘビや風土病、暴風の脅威…。熱帯雨林は楽園か、魔境か。 |
1800円(税抜) |
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高野潤 |
インカの食卓 |
インカ帝国時代、人々はどのような植物と出会い、何をどのようにして食べてきたのか。約四〇年、アンデスやアマゾンの秘境を歩き続けてきた写真家が伝える、伝統の暮らしと文化。ジャガイモ、トウモロコシから果物、酒、肉、魚まで、今に伝わるアンデスの食材と料理探訪記。 |
1800円(税抜) |
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今野寿美 |
歌がたみ |
和歌に秘められた仕掛けと美感を平易に解き明かし、発見の楽しさを味わわせてくれる入門書。実作者ならではの感情移入と自在な文章が、時代を超えて歌と歌人たちを甦らせる。 |
2200円(税抜) |
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佐藤優 |
神学の思考 |
神をめぐり人間の限界を徹底的に思考することで、過酷な現実をサバイブできる。対ロシア外交の最前線で「神学の思考」を武器に活躍した佐藤優が、欧米文明の根底を流れるキリスト教の内在論理を徹底解説。神学的思考の基礎体力をつける全五二問の課題付き。 |
1840円(税抜) |
|
佐藤優 |
知の操縦法 |
反知性主義が横行し知の地盤が下がるいま、我々に求められている知とは何か。多元的な視点を身に付け、混迷する世界を生き抜く知の使い方を、佐藤優が指南する。 |
1040円(税抜) |
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佐野敬彦 |
ヨーロッパの都市はなぜ美しいのか |
広場、噴水、モニュメント…都市を構成する仕掛けのおもしろさ、楽しさ、奥深さ。イタリア、フランスの都市環境の美を訪ねる。 |
1900円(税抜) |
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細川貂々 |
息子の将来、だいじょうぶ? |
お受験して息子は幸せになるの? 小1の息子を持つ学校嫌いの貂々さんが難関校から社会学者までを全力取材のコミックエッセイ。 |
1040円(税抜) |
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山本賢藏 |
きみは金色の雨になる |
いじめやひきこもりと闘い、音楽に才能を発揮し始めていた最愛の弟の自死。きみのメッセージを追って、ぼくは旅に出るしかなかった、いくたびも……。生の意味を問いかける魂の物語。 |
1600円(税抜) |
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市田良彦 |
アルチュセール ある連結の哲学 |
哲学者は何をどこまで思考したのか。歴史の構造ではなく”状況の理論”をこそ追求しつづけた曲折の全域を探査し、歴史の特異点に向けて、”はじまり”のために空虚をこじ開け、理論と実践、哲学と政治の連結と差異を消尽点にまで追いつめ、マルクス主義の境まで越えてなお、”現時点”に理論的に介入する、その思考の振舞いをこそ手に入れる。第一人者による待望のアルチュセール論。 |
3400円(税抜) |
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少年アヤ |
果てしのない世界め |
確かなものってなんだろう?確かな愛、確かな場所、確かな自分を探し求めて、世界に向きあう「ぼく」の再生の物語。5歳のクリスマスの日、お姫さまのお人形を欲しがって以来、「おかま」「失敗作」と罵られ嗤われる「ぼく」。そんな「ぼく」を生んだ母の不幸を背負い生きてきた少年は、祖父の死をきっかけに家を出て、逃げられない過去と果てしのない未来の間で走り続ける。自らの生と性をひたすらに見つめ、読む者に衝撃を与えた『尼のような子』『少年アヤちゃん焦心日記』に続く、少年アヤの最新作!! |
1120円(税抜) |
|
松井るり子 |
絵本でほどいてゆく不思議 |
絵本でいつくしむ毎日の暮らし。子どもと向き合い、手を動かし、思いめぐらす暮らしと美しく豊かな絵本を、やわらかに読みといた待望のエッセイ集。 |
1500円(税抜) |
|
松田忠徳 |
温泉はなぜ体にいいのか |
日本唯一の温泉学教授として著名な著者が、「科学的な温泉の効用」に本格的に取り組み、その最新成果をわかりやすく紹介。温泉の尽きぬ魅力と楽しみ方、利用法を紹介する。 |
1840円(税抜) |
|
上野敏彦 |
闘う純米酒 神亀ひこ孫物語 |
埼玉県は蓮田の小さな蔵、神亀酒造七代目蔵元、小川原良征が造りの全量を純米酒に切り替えてから二十年。小川原を支えたのは戦中、蔵を守った祖母くらへの愛情と蔵再建への情熱だった。それは同時に業界からの批判や税務署からの圧力との闘いでもあった。今その名は広く知られる。しかし、闘いはつづく。「日本酒は稲作文化の生んだ偉大な華」の信念をたぎらせながら、これからも…。 |
1300円(税抜) |
|
植村邦彦 |
ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性 |
ハンナ・アーレントはルクセンブルクの資本主義世界経済論と本源的蓄積論を評価、ローザの子供たちはそれを世界システム論に発展させた。ウォーラーステインをはじめとする「四人組」の系譜学。 |
2000円(税抜) |
|
真鍋祐子 |
増補 光州事件で読む現代韓国 |
30年を経てなお解けぬ恨と記憶。韓国民衆にとって”五・一八”とは何なのか-初版からさらに10年その意味を問う増補版。 |
2800円(税抜) |
|
菅付雅信 |
物欲なき世界 |
なぜ人々はモノを買わなくなったのか?物欲が低下する先進国のトレンドから、資本主義の先の来るべき世界を浮かび上がらせる。 |
1120円(税抜) |
|
菅野昭正【編】 |
村上春樹の読みかた |
世界の文学の最前線に立つ村上春樹。その魅惑的な謎に満ちた小説世界の核心とは何か?『風の歌を聴け』から『1Q84』まで、注目の講師陣が村上ワールドの秘密を解き明かす。 |
1600円(税抜) |
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星亮一 |
後藤新平伝 |
奥州水沢に生まれた後藤新平は、薩長藩閥主流の時代にあって、内務省衛生局長から台湾総督府民政長官、満鉄総裁、そして外務大臣から東京市長、東京放送局総裁に至るまで、多彩かつ創造的な活動を繰り広げた。明治から昭和にかけて、その異能と行動力、先進性で日本をリードし、国民に愛された開明政治家の生き方を描く。 |
1800円(税抜) |
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西世古桂子 |
スーパーマーケットでかわいい買い物 |
食品、お菓子、日用品。ふだん使いのスーパーで見つけた味わい深きパッケージデザインの世界にご案内。全国各地のローカルスーパーで見つけた地方限定商品も紹介。500点を超える厳選パッケージコレクションを大公開、スーパーを見る目が変わる!コラム&旅日記の数々。 |
1600円(税抜) |
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赤城耕一 |
銀塩カメラ至上主義! |
デジタルカメラだけで本当にいいのですか?美しいデザイン、滑らかな作動感触、ささやくようなシャッター音…。誰よりもカメラを愛してやまない写真家が熱く伝える、35ミリ銀塩(フィルム)の伝説の名機たちの肖像。 |
2000円(税抜) |
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川島良彰 |
コーヒーハンター |
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは、「サステイナブル・コーヒー」のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。 |
1700円(税抜) |
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川本三郎 |
きのふの東京、けふの東京 |
岩淵、参宮橋、四つ木、小岩、抜弁天…。やがて失われゆく、懐かしき東京の気配を探して、またきょうも小さな町を歩く。 |
1600円(税抜) |
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川本三郎 |
マイ・バック・ページ |
全共闘、ベトナム戦争、CCR、そして連合赤軍事件…。「政治の季節」のただなかで、悩み、翻弄されてゆく、ひとりの若きジャーナリスト。伝説の回想録待望の復刊。 |
600円(税抜) |
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増川宏一 |
盤上遊戯の世界史 |
陸と海のシルクロードを伝って、盤上遊戯は人から人へと渡っていった。やがて奈良にいたる伝播の経路を検証し、人類の「遊び心」の壮大な歴史を描く。囲碁、将棋、チェス、麻雀…。遊びの来歴をたどる旅。 |
2800円(税抜) |
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増川宏一 |
遊戯の起源 |
遊びはいつ、どのように始まったのか。遊戯史研究の第一人者が、考古学・人類学などの研究成果をも駆使し、人間社会を潤す「遊び」の起源に迫る、「遊びの世界人類史」。 |
2880円(税抜) |
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多川俊映 |
合掌のカタチ |
願うとは。鎮めるとは。慰めるとは。そして、祈るとは。コトバや問いがうつろに漂う現在、稀代の宗教者が投じる一石。 |
1800円(税抜) |
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大貫伸樹 |
装丁探索 |
「胸キュン本」「頬擦り本」「添い寝本」など、美しくも愛しい本の数々。三〇〇余点の書影を駆使し、その魅力と感動を余すところなく語った、気鋭のデザイナーによる装丁論。 |
2300円(税抜) |
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大石泉 |
「自分らしさ」をかなえる!女性のためのマンション選びとお金の本 |
住まい探しは、自分探し。資金計画からメンテナンスまで、しっかりレクチャー。気持ちもアガる、女もアガる。後悔しないマンションの買い方。 |
1400円(税抜) |
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大川玲子 |
チャムパ王国とイスラーム |
2世紀より今のベトナムで繁栄したチャムパ王国の末裔、チャム人の知られざる離散の物語と宗教文化を、フィールドワークと埋もれた宗教文献を辿ることから明らかにする。 |
4000円(税抜) |
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大平一枝 |
男と女の台所 |
「朝日新聞デジタル」大人気連載の書籍化第2弾。19人の家の台所を通してあぶりだす、夫婦、カップルなど、男女の関係の本質。 作家・重松清さんも絶賛! |
1200円(税抜) |
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大平一枝 |
東京の台所 |
朝日新聞ウェブサイト大人気連載の書籍化。東京に暮らす50人の台所を収録したビジュアルブック。台所を通して知る50色の人生とは。収納や食材など実用コラムも満載。 |
1200円(税抜) |
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池谷薫 |
人間を撮る |
『蟻の兵隊』『延安の娘』はこうして生まれた-日中戦争、文化大革命、一人っ子政策…国家に翻弄されながら生き抜く人間とは。中国を舞台に数々のドキュメンタリーを世に送り出した著者の衝撃の告白。 |
1700円(税抜) |
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竹井隆人 |
集合住宅と日本人 |
“コミュニティ”から“ガバナンス”へ。日本人の「共同性」の特質をあぶり出し、政治学の立場から都市居住と民主主義を考察する気鋭の論考。 |
2800円(税抜) |
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中川学 |
探さないでください |
数学教師として勤務していた中学校を失踪して15年。網走(北海道)から尾道(広島県)まで、記憶を呼び戻しながらかつて失踪した道のりを旅して過去にけじめをつける漫画。『くも漫。』前夜を描いた実録コミックエッセイ。 |
800円(税抜) |
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中島誠之助 |
「開運! なんでも鑑定団」の十五年 |
「いい仕事してますね」この名文句を初めて使ったのは、放映が始まってから半年目の伊東温泉のときだった。大人気TV番組「開運!なんでも鑑定団」を、企画段階から知る著者ならではの、貴重な内幕話、エピソードを満載。 |
1600円(税抜) |
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中野重治【著】松下裕/竹内栄美子【編】 |
中野重治書簡集 |
1923年の北村喜八宛てから晩年の知友に宛てた書簡まで、半世紀を超えて綴られた765通の書簡集。 |
15000円(税抜) |
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長辻象平 |
江戸釣魚大全 |
釣り人の酔狂は、古今東西つねに御しがたいものがある。ウォルトン『釣魚大全』の江戸版登場。日本の釣り文化の伝統はこの時代に爛熟を迎えた。豊富な資料をあげながら解説する。 |
2524円(税抜) |
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長田弘 |
読むことは旅をすること |
ベンヤミンをはじめ、二十世紀の歴史を生き切った人びとの言葉へ、詩人が旅した記録を集成。それぞれの場所、それぞれの風景の声に耳を澄まし、二十一世紀への宿題となったパトリオティズムの行方を確かめる備忘録。 |
3800円(税抜) |
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津村記久子 |
まぬけなこよみ |
七十二候を芥川賞作家が書いたらどうなった? 骨正月、猫の恋、衣替え、蚯蚓鳴く……。四季の言葉から生まれた脱力系歳時記エッセイ。ウェブ平凡の人気連載、待望の書籍化。 |
1200円(税抜) |
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塚本昌則/鈴木雅雄【編】 |
声と文学 |
『〈前衛〉とは何か?〈後衛〉とは何か?』『写真と文学』に続く、文学史・文学概念の脱構築を試みる共同研究の第3弾。完結篇。今回のテーマは声=音。録音技術と文学の関係までをも問う反文学論集。詳細年譜「音響技術と文学」を付す。 |
4960円(税抜) |
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鶴ヶ谷真一 |
月光に書を読む |
月光に書を読んだ古人に思いを馳せ、近くは類稀なる随筆家であった岩本素白や、慎ましい人柄と博識を愛された柴田宵曲の姿を描き、人間にとっての書物の意味を考える。 |
2000円(税抜) |
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田中克彦 |
田中克彦自伝 |
「たたかう言語学者」が自伝を書いた!昭和9年生まれ、82歳の著者が、故郷但馬での生い立ちから大学生活までを語りつつ、同時代に出会った忘れえぬ人々を点描スタイルで記す備忘録。 |
1840円(税抜) |
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田中栞 |
古本屋の女房 |
憧れの古本屋さんと結婚。子連れで古本セドリ旅行の日々、売上げ不振のゴタゴタから離婚を考える…。女房が初めて綴った痛快エッセイ。 |
1500円(税抜) |
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田嶋麻里江【著】國枝浩【監修】 |
世界一の学力がつく シンガポール式算数ドリル 小学1ー6年 |
めざましい経済成長をとげるシンガポールは、国際調査で、小学生の算数の学力が世界一。その秘密は「バーモデル」という文章題の解き方にあった!本邦初、シンガポール式算数ドリル。本物の思考力を養おう! |
780円(税抜) |
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渡辺京二 |
幻影の明治 |
時代の底辺を直視した山田風太郎の史眼を手がかりに、変革期を生き抜いた人々の挫折と夢の物語を語り直し、現代を逆照射する日本の転換点を克明に描き出す評論集。 |
1760円(税抜) |
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渡辺京二 |
父母の記 |
家族との思い出、引き揚げの記憶、水俣病闘争、新日本文学から戦後思想史まで??思想史家・渡辺京二が自己を自己たらしめてきた人々との出会いを振り返り、昭和を語る回想記。 |
1760円(税抜) |
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藤本修 著 |
精神科医はどのようにこころを読むのか |
これが精神科医の〈こころを読む技術〉だ! アスペルガー障害、ADHD、新型うつ病などの事例をあげつつ、こころを読むための方法と心構えをやさしく教える。学校、職場でも役に立つ。 |
1120円(税抜) |
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藤本修 著 |
精神科医はどのように話を聴くのか |
精神科医はどのように患者さんの話を聴き、診断・治療するのか? その技術をわかりやすく伝え、診療への不安を解消する。巻末の「聴き上手になるための10箇条」は職場でも参考になる。 |
1120円(税抜) |
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藤本修/関根友実【著】 |
精神科医の仕事、カウンセラーの仕事 |
精神科医とカウンセラーは、どのように連携し、それぞれどんな診療をしているのか。両者の診療の違い、ポイントを現場で診療に携わる二人がわかりやすく解説する。 |
1200円(税抜) |
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内藤陽介 |
皇室切手 |
切手はメディアだ!!130年余にも及ぶ日本切手の歴史において数々の皇室切手が発行されてきたが、本書では、まず、それぞれの切手について、発行の背景やその政治的・社会的意味を明らかにしようとした。そのうえで、近代以降の日本における”皇室”の意味についても、切手という史料を通じて、従来とは異なった視点を読者諸賢に提供できるよう、最大限の努力をしたつもりである。皇室イメージ130年間をたどるモノがたり。 |
2200円(税抜) |
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内藤陽介 |
切手百撰 昭和戦後 |
視て、読んで楽しむ「切手図鑑」。昭和時代に収集に熱中した少年・少女にとっては懐かしの-。平成生まれの若者には昭和レトロが格好いい、「切手芸術」の魅力を紹介。 |
2000円(税抜) |
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白鳥和也 |
自転車依存症 |
増え過ぎた自分の自転車を減らすための苦闘、出力過剰で走る人、オーダーメイド顛末記、クルマや鉄道、カメラ趣味とのつながり等々、怪しく可笑しい自転車道楽の世界を描く。あやしくおかしな自転車道楽の世界で、サイクリストは今日も愉しく”闘ビョー生活”。 |
1600円(税抜) |
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白鳥和也 |
七つの自転車の旅 |
津軽、北陸、木曾、しまなみ…。日本の道に秘められた感動を求めて、銀輪の旅は、今日も続く。自転車文学の香り高い紀行文集。 |
1600円(税抜) |
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半藤一利 |
B面昭和史1926-1945 |
政府や軍部の動きを中心に戦前の日本を語り下ろした著者のベストセラー『昭和史』(=A面)と対をなす、国民の目線から時系列で綴った“もうひとつの昭和史”、いよいよ登場! |
1450円(税抜) |
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半藤一利 |
其角俳句と江戸の春 |
豪放磊落、酒と遊里を愛し、芭蕉に愛された奇人・名人、宝井其角を味わいつくす。 |
1200円(税抜) |
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半藤一利 |
漱石先生 お久しぶりです |
孤独と個人主義を貫き、百年単位で考えながら、やさしさとかなしみをユーモアでくるんで生きた先達へ。 |
1600円(税抜) |
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武田花 |
猫のお化けは怖くない |
愛猫の「くも」が亡くなった。「くも」のことを思い出すうちに、花さんの記憶は現在と過去を自由に行き来する。『こころ』連載をまとめた最新フォトエッセイ集。 |
1200円(税抜) |
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武田雅哉 |
中国のマンガ〈連環画〉の世界 |
中国の多彩な図像学の系譜を受け継いで生まれた中国のマンガ〈連環画〉。ときにコミカルで愉快、ときに苛酷で恐ろしい、20世紀の中国社会をリアルに映す中国マンガ学を紹介。 |
2800円(税抜) |
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武内孝夫 |
自転車で見た三陸大津波 |
3.11の東日本大震災で大津波に襲われた三陸海岸。坂道の多いその沿岸の道を自転車の輪行サイクリングで辿り通した紀行。テレビや新聞ではわからない現地の有り様に自転車で迫る。 |
1440円(税抜) |
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福井優子 |
観覧車物語 |
コロンビア博覧会で初登場の巨大観覧車からロンドン・アイまで、明治の空中観覧車から平成のビッグ・オーまで-。「遊園地の女王」観覧車のすべてを描いた初めての本。 |
2800円(税抜) |
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堀江義人 |
天梯のくに チベットは今 |
鉄道、自然環境、宗教、政治、風俗慣習、食文化…さまざまな視点から知る、最新チベット事情。 |
2400円(税抜) |
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末井昭 |
結婚 |
恋愛とは?結婚とは?男と女とは?一番身近な存在だからこそ悩んでしまう関係をスエイさんが自身の浮気、離婚、再婚等々の体験から語ります。未婚者も既婚者も悩める人必読! |
1120円(税抜) |
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木村衣有子 |
猫の本棚 |
武田百合子から谷崎、浅生ハルミンまで、数々の「猫文学」に登場する猫たちの尽きない魅力を、一冊一冊、丁寧に読み解いてゆく。猫と本をこよなく愛する人へ贈る、名作「猫文学」ブックガイド。 |
1400円(税抜) |
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野村麻里 |
香港風味 |
返還20年を迎えた香港は、実は世界一の長寿都市。そこにかつて暮らし、あらゆる食の体験を重ねた著者が、医食同源の実態、人と食が織りなす様々な風景をつぶさに描く25章。 |
1280円(税抜) |
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矢吹申彦 |
おとこ料理讀本 |
食いしん坊必見、作って、食べて…晩酌料理歴35年、堂々134品。 |
1800円(税抜) |
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平川克美 |
何かのためではない、特別なこと |
「本書は『即効性があり、有用で、刺激的なもの』ばかりを追い求めるようになった現代に対する、ささやかな抵抗である──」。功利的なものの外にある、人生の滋味を綴るエッセイ集。 |
1200円(税抜) |
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平凡社【編】 |
新版 世界史モノ事典 |
紋章・武器・乗り物・衣装など、12のテーマのもと集められた、古代から第二次世界大戦の頃までの歴史上に存在した〈モノ〉の図版約3000点。モノから歴史が見えてくる。 |
2240円(税抜) |
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平凡社【編】 |
新版 日本史モノ事典 |
武具・衣装・遊技・仏神など、9つのテーマのもと集められた、古墳時代から戦後まで日本の歴史上に存在した〈モノ〉の図版約4000点。モノの形と名前がわかる、超便利な一冊。 |
2240円(税抜) |
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平凡社編集部【編】 |
東京スカイツリー ハンドブック |
スカイツリーは、どのようにつくられたのか?台風や地震にぜったい負けないひみつとは?展望台の中はどうなっている?世界一のタワーをつくった人々の知恵と工夫とは?そのほかたくさんの「すごい」にせまる。 |
1000円(税抜) |
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柳川彰治 |
私の好きなこの一句 |
作者限定なしで現役俳人が最も好む俳句作品は?2位は?投票によるランキングを発表。併せて現役俳人の鑑賞文を掲載。 |
2600円(税抜) |
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柳田邦男 |
いつも心に音楽が流れていた |
ひとは何故、音楽に心揺さぶられるのか。時を超えくりかえし聴く幸福、そして遙かなる郷愁の地平…バッハ、モーツァルト、ラフマニノフから、愛すべき演奏家たちまで、いのちと響き合う音楽というテーマを通奏低音にした著者初の「人生と音楽」随想集。 |
1400円(税抜) |
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柳田邦男 |
大人が絵本に涙する時 |
豊かな子供の人間形成と潤いのある大人の心の回復のために。柳田邦男が薦める80冊の絵本。 |
1400円(税抜) |
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柳田邦男 |
雨の降る日は考える日にしよう [絵本は人生に三度]手帖I |
絵本は大人にとって人生の心の友。生きる上で本当に大切なものを気づかせてくれる。大人こそ絵本を読もう!柳田邦男が薦める44冊の絵本。 |
950円(税抜) |
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柳田邦男 |
夏の日の思い出は心のゆりかご [絵本は人生に三度]手帖II |
誰にも「心の故郷」がある。絵本は、その懐かしい感覚を甦らせ、生きるいのちに潤いをもたらす。柳田邦男が薦める51冊の絵本。 |
950円(税抜) |
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柳田邦男 |
悲しみの涙は明日を生きる道しるべ [絵本は人生に三度]手帖III |
支える人が支えられ、支えられる人が実は支えている、この心の不思議を読み解くエッセイ集。 |
950円(税抜) |
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有元葉子 |
有元葉子 私の住まい考 |
シンプルで研ぎ澄まされたライフスタイルにも熱烈なファンをもつ人気料理家・有元葉子が「住まい」で大切にすることとは。計17軒にもおよぶ家に暮らしてきた経験をもとに、「家」と「住まい」について深く掘り下げる。間取りの考え方やインテリアの実例から、キッチンのつくり方、家具の選び方、さらにはご近所付き合い、街づくりのあり方への思いまで。有元葉子的「住まい考」。カラー写真多数。設計を行った建築家の話も紹介しているので、これから家を建てる人にも必見の一冊です。 |
1280円(税抜) |
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鈴木みき |
あれを食べに、この山に行ってきました |
女子登山ブームの火付け役で人気漫画家の鈴木みきによるコミックエッセイ。山で食べるおいしいごはん、お酒をテーマにした7つの山行記。笑って泣けて、役に立つ。地図、カラー写真掲載。 |
960円(税抜) |
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鈴木みき |
ひとり登山へ、ようこそ! |
大好評『悩んだときは山に行け!』の著者がおくる、”笑えて使えて、ちょっぴり泣ける”登山コミックエッセイ。ひとり登山に役立つノウハウ満載。 |
1200円(税抜) |
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鈴木みき |
悩んだときは山に行け! |
山で人生変わった女子がおくる、”笑えて使える”登山コミックエッセイ。 |
1200円(税抜) |
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鈴木嘉一 |
テレビは男子一生の仕事 |
『ノンフィクション劇場』『すばらしい世界旅行』など、“テレビ第一期生”としてドキュメンタリーの地平を切り拓いた伝説的プロデューサーの生涯を証言によって描く。 |
1760円(税抜) |
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鈴野浩一/禿真哉【著】 |
トラフの小さな都市計画 |
人気建築家のユニット「トラフ」が生み出すデザイン発現のユニークさ、面白さの秘密を、イラストレーター山口洋佑とのコラボレーションで描き出す、画期的な「家を伝える本」。 |
1900円(税抜) |
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