※電子書籍のリストです。冊子体ではありませんので、ご注意ください。
森村道美
マスタープランと地区環境整備 都市像の考え方とまちづくりの進め方
マスタープラン的なものを目指した様々な試みを振り返り、総合計画(基本計画)との関連において都市計画が都市の将来像をどのように捉え、描き出し、またその実現のための制度・手法をいかに開発してきたかを明らかにし、将来を展望する。
都市計画実践叢書 3700円(税抜)

水口俊典
土地利用計画とまちづくり 規制・誘導から計画協議へ
日本の現行制度の限界をえぐり、改革の方向を指し示す初めての書。都市とその他の土地利用の共存、田園の市街化、市街地の中の農地、既成市街地の民間開発といったテーマを中心に、制度がどのようにつくられ、運用されてきたか。高度経済成長期以降の変遷を検証。規制と分権、計画と自治という、現状では対立を生じやすい問題の統合の可能性を探る。行政による規制・誘導の計画から、市民による計画協議を組みこんだ制度改革への方向を提案する。都市計画学会賞受賞。
都市計画実践叢書 3800円(税抜)

高見沢実
イギリスに学ぶ成熟社会のまちづくり
一旦出来上がった都市の諸々の課題を解決し、そこに住む人々の生活の質を高めていく成熟社会のまちづくりが日本でも模索されている。こうした課題を共有し同時代的に進むイギリス都市計画の現場の動きをリアルに描き出しながら、行政職員や議員、専門家や市民の役割と連携方法、情報公開や地方分権、参加・協議手続などの制度基盤のあるべき姿を考える。
都市計画実践叢書 2700円(税抜)

中田誠/星田逸郎
向ヶ丘第一団地 ストック再生実証試験 [都市環境デザインセミナー]
既存賃貸住宅ストックを少子高齢社会や多様化するニーズに対応できる住宅へ再生し有効活用するためのUR都市機構の実証実験の報告。UR都市機構では大阪府堺市の向ヶ丘第一団地(建替)の3棟(26、27、28号棟)を活用して、民間の技術提案を公募し、戸田建設グループとの共同研究として「向ヶ丘第一団地ストック再生実証試験」を行った。ここでは、これまでの住戸単位の改修でなく、住棟全体を外観も含めて改修し、あわせて団地が本来持っているランドスケープの良さをバリューアップすることで、団地の持つ住環境の魅力を向上させることが目指された。その実証実験の成果を報告する。
500円(税抜)

若本和仁
建築群の再生 マネジメント技術-大学キャンパスを事例に [都市環境デザインセミナー]
改修工事による施設の再生は一般的な手法として確立されてきており、優れた事例も多く見られる。しかし、条件が整わず再生が実現しないこと、スムーズに進まないことも数多くある。特に建築群の再生には、個別建物の再生とはまた違った問題もあり、経験の共有が急がれている。建築群の再生事業推進に必要な条件には、どのようなものがあるのか。5年以上にわたり取り組んできた大学施設群の耐震改修事業を例にとり、まちづくりや建築の技術でできることを考える。
500円(税抜)

小林光/大西隆
Low-Carbon Cities The Future of Urban Planning
This book is published as part of the University of Tokyo Master’s Program in Sustainable Urban Regeneration Series, examining current urban issues and the state of urban planning. The authors are experts and researchers of environmental problem and city administration methods, and examine the ways of tackling two major problems faced by Japan: population decline and reducing greenhouse gas emissions, then describe the international efforts to create low-carbon cities from a local perspective.
1500円(税抜)

山中英生/小谷通泰/新田保次
自転車による交通戦略とその課題 まちづくりのための交通戦略 まちづくり新書5
健康ブーム、低炭素化・省エネの流れの中でますます注目の集まる自転車。持続可能なまちづくりのために、総合的な視点から自転車推進に取り組むには何が必要なのか? 自転車を重視した交通戦略の立て方とその課題を、世界の事例も交え解説。『〈改訂版〉まちづくりのための交通戦略』出版から一年半後に、最新情報を補足し理解を深めるために行われた「アフターパブセミナー」の内容をまとめた、自転車とまちづくりに関心を持つ人必読の一冊。
700円(税抜)

井口勝文/江川直樹/若本麗湖/難波健
イタリアの都市から学ぶ日本の小都市の可能性 [都市環境デザインセミナー]
2010年12月の都市環境デザインセミナーでは、中部イタリアの小都市メルカテッロに住まいを求め、家族とともに地元に溶け込んだ生活を体験しておられる井口氏に、イタリアの小都市の風景、食べ物、くらしとコミュニティ、文化と宗教、仕事と休みといった日常の生活メッセージをどのように受け止めたのか、日本が学ぶべき点はなにかを報告いただきました。また2009年の海外セミナーでイタリアを訪れ、井口氏の思いにふれたメンバーから日本とイタリアの違いと学ぶことの可能性について報告をいただき、これらをもとに異なる文化と歴史を踏まえた日本の小都市の発展に向けて議論しました。本書はその記録です。
700円(税抜)

西斗志夫/内村雄二
景観・まちづくりによる地方都市中心市街地再生の取組み まちづくり新書6[都市環境デザインセミナー]
古くより国際的な港湾都市として栄えてきた敦賀市は、空襲により中心市街地の大部分が焼失したが、海際の舟溜り地区の一角は焼け残りました。そして焼け残った町家、近代建築を中心にした地域資源を活用した景観づくりとまちなか活性化の取り組みが始まっています。またJR敦賀駅周辺整備と駅舎改良、越前一宮である気比神宮の門前町での景観・まちづくり勉強会など、さまざまな取組みが、自治体と地元の連携の下に始まっています。本書はその動きを、それぞれの立場で支援してきたUR都市機構職員および大学人の二人が紹介した都市環境デザインセミナーの記録です。
700円(税抜)

齊藤広子
住環境マネジメント-住宅地の価値をつくる まちづくり新書7[アフターパブセミナー]
人口減少時代、古びていく住宅地は捨てられかねない。良好な住環境をいかに維持・管理し向上するかが大切になる。そこで、住宅地づくりにおいて管理の種をいかに仕込むか、都市計画・まちづくりがいかに対応すべきか、販売後も手を離さず、 育てるなかで改修や中古販売、建替をいかにビジネスにするか、そのモデルを提示する。
700円(税抜)

大庭孝雄
給排水設備の設計法
設計を進める上で最も重要なのは、大所・高所から常に全体を見わたしながら細部の作業を進めることである。本書では、設計作業のプロセスを詳細に解説し、本書一冊だけで基本構想から実施設計を設計図にまとめるまでの過程を学べるよう、理論と実例で詳述。特に設計作業全体の流れを重視し、代表的な設計手法を中心に論じた。
3300円(税抜)

大庭孝雄
建築設備の設計法 設備計画のすすめ方
今日の設備は、建築技術者にもその全貌がつかみにくいほど複雑であり、膨大である。こうした状況で、設備に関する充分な予備知識と資料が、建築設計者には必要だ。基本計画の段階で必要な予備知識を、建築計画と設備計画の接点となる事柄を示しながら解説した。さらに住宅・共同住宅事務所建築の設計実例の詳細も示した。
1800円(税抜)

貴瀬勝
構造計画ここがまちがう
構造計画で失敗しやすいところや、知っていると得をする事柄、例えば、施工性のよい納まりになっているか?遠くのブレースはきかない!杭基礎かベタ基礎かどちらが得か?大スパンの地中梁は省略できるか?コンピューターを過信していないか?耐力上マイナスになる壁もある!……等を、簡潔にまとめた勘所集。
2000円(税抜)

木村光宏/日端康雄
ヨーロッパの都市再開発 伝統と創造 人間尊重のまちづくりへの手引き
石油ショック後の共通の条件のもとで、改善・修復型の再開発にいちはやく取り組んだ事例を中心に、代表的なプロジェクト38地区の最新情報を260点の図・写真と簡潔な解説でまとめた。専門家、実務家はもちろん、学生、建築設計者、地域の活性化を考える経営者、ビジネスマンにそれぞれ役立つ再開発のハンドブック。
2800円(税抜)

藤木良明
マンション管理とメンテナンス 役員必携
最新の情報を盛り込んだ管理組合活動の手引き。現在マンションが抱えている問題に正面から取り組み、管理組合の運営法・計画的なメンテナンスの方法を順序立てて説明。居住者の視点から、専門的な知識をワンポイント形式でわかりやすくまとめた。各地のマンション管理組合役員を始め、関係者多数より「一番よくわかる」と好評。
1800円(税抜)

進士五十八
緑のまちづくり学
市民一人ひとりが遊びながら、楽しみながら参加する「緑のまちづくりボランティア」の考え方と手法の提案。利便性か「緑」か、安全性か「親水」か…ではなく、環境を全体として捉え改善してゆく「生活者」の感覚にたち戻るトータル・ランドスケープ(風景)の視点を示す。
3000円(税抜)

ゆう建築設計事務所/都市建築経営研究所
建築企画の発想法
相続対策や企画書の作り方の基本を、体験に即し、実際の企画例をもとに解説する。基礎的な知識を知り、企画に取り組む姿勢を知るための基礎的な入門書として最適である。税制の改正などにより変わってしまった点があるとはいえ、そのような意味では古くなっていない。
1650円(税抜)

前田博司
建築学生のコンピュータ入門
建築を学ぶ学生や建築技術者がコンピュータやそのソフトを自由に使いこなせるように工夫したテキストである。コンピュータ利用の実際について解説するとともに、BASICについても構造計算やシュミレーション、データベース、透視図などを例題に取り上げ、言語と共にソフトの基礎的な考え方が自然に身につくよう配慮した。
2000円(税抜)

高田昇
まちづくり実践講座 育つ都市へ・参加と行動のシステム
商店街も下町もこれで元気になれる。地域の力を引きだす”必生”の提案。
2800円(税抜)

進士五十八
アメニティ・デザイン ほんとうの環境づくり
本当の意味での環境とは何か。アメニティのある環境づくりのための方策を説いた実践的手引書。
2800円(税抜)

日端康雄/木村光宏
アメリカの都市再開発 コミュニティ開発、活性化、都心再生のまちづくり
アメリカの都市開発の間口と奥行きは広く深く、19世紀以来のアメリカの都市問題に根ざしている。戦後初期のスクラップアンドビルドの方式、60年代からのコミュニティリニューアル、地域活性化へと展開するアメリカの都市再開発を考察する。
3500円(税抜)

吉村元男
エコハビタ 環境創造の都市
環境問題の深刻化の中で、新たな環境創造に取り組む試み。エコロジー、テクノロジー、コスモロジーの3つの視点からの環境創造力-自然本来のダイナミズム・科学技術・感性の力をバランス良く駆使して未来の環境創造に向ける論理といくつかの実例を提示した。
2800円(税抜)

宮後浩
パースカラートレーニング
本書には着彩プロセスに取り上げた作品も含め、合計37点の彩色見本を掲載しています。そして本書の後半には、そのすべてを含め43点もの白図が収録してあります。
2600円(税抜)

鳴海邦碩
神々と生きる村王宮の都市 バリとジャワの集住の構造
アジアの東と南のそれぞれの端に存在する日本とインドネシア。多くの日本人が生活の同質性を感じるというインドネシアの研究を通して、欧米とは違う本来の日本の生活空間のアイデンティティを今一度見なおす。
3000円(税抜)

吉野国夫
タウンリゾートとしての商店街 都市を変える5つの提案
商店街の成り立ちを都市の原点に見据え、住商一体の町家論からこれからの魅力ある都市づくりを提案する。
3200円(税抜)

内山武夫
ダクト設計入門
新SI単位によって解説した、ダクト設計の入門書。実務における旧単位の現状もふまえて、要所要所に旧単位の数値と説明を併載した。
2800円(税抜)

榊原和彦/小谷通泰
都市・公共土木のCGプレゼンテーション デザイン・コミュニケーションと合意形成のメディア
本書では、CGPをビジュアル・シミュレーションとビジュアリゼーションに分け、それぞれについて、手法、利用技術を述べる。そして、CG表現とCGP利用の指針としても用いることができる評価チェックリストを提案する。また、実践事例をカラーページで紹介し、CGP適用の対象とその範囲、利用場面、CG手法、目的、課題の広がりを示す。さらには、CGPの何たるかを追求し、そのあり方と将来を展望することを通じてCGP論を展開する。
3500円(税抜)

宮後浩
初めての建築パース
パースの腕をみがく最良のテキスト。パースの初歩を懇切ていねいに!今、必要な着彩テクニックのすべてを網羅!定評のある「宮後パース」の決定版!技能検定〈国家試験〉の例題まで収録し、本書をマスターするだけでパースの技術と資格まで身につけられるよう工夫。
3000円(税抜)

蓑原敬
街づくりの変革 生活都市計画へ
このままでは街がなくなる。住宅政策・都市デザイン・都市計画制度の改革を訴え続けてきた著者が、縦割り行政に警鐘をならし、生活都市計画への提言を行う。
2800円(税抜)

渡辺千賀恵
自転車とまちづくり 駐輪対策・エコロジー・商店街活性化
地球環境問題の深刻化、エコロジーブームのなかで、クリーンな乗り物として脚光を浴びている自転車。しかし、駅前には放置自転車があふれ、その対策現場では自転車抑制の声が根強い。路上放置問題をはじめとする駐輪対策の現状、中心市街地活性化に向けての役割、まちづくりに自転車を活用した国内外の先進事例を多数紹介し、放置抑制と利用促進のジレンマを乗り越え、自転車を活かしたまちづくりの手法を探る。
2200円(税抜)

鳴海邦碩/加藤恵正
都市のリ・デザイン 持続と再生のまちづくり
何を残し、何を創り、何を育てていくのか。経済・資源・エコロジーと結び、地域から取り組む新しい都市デザイン論の試み。共生的・都市活性的仕組みづくり。
2500円(税抜)

飛田範夫
日本庭園と風景
日本人はどのように庭をつくってきたのか。庭園の美しさそのものではなく、歴史的に見ると何がわかるのかということをテーマにした庭園鑑賞入門書。古絵図や発掘写真とともに、庭園の歴史や特質を解きほぐす。
2400円(税抜)

大戸徹/鳥山千尋
まちづくり協議会読本
まちで暮らす人々が魅力あるまちを作るために、開かれた議論を行い、まちづくりの提案や実践を行なう「まちづくり協議会」の基本的な考え方と活動の進め方を、東京周辺の市街地における経験をもとにまとめる。
1800円(税抜)

宗田好史
にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり 歴史的景観の再生と商業政策
歴史的景観と都心コミュニティを守るためのさまざまな施策は、結果として街に観光と商業の再生をもたらした。一見、反経済的にみえる厳しい看板規制や商店の立地規制すら、繁栄につながったのはなぜか。どんな建物でも建て放題の日本では、街はなぜ衰退してしまうのか。都市計画が果たすべき役割を明らかにする。
3200円(税抜)

蓑原敬/河合良樹
街は要る! 中心市街地活性化とは何か
「商店街活性化」だけでは未来がない。活性化三法施行後も、各地で悪戦苦闘が続いている。あえて言えば、中心市街地活性化=商店街活性化と考えていては未来はない。必要なのは豊かな街住まいとコンパクトな都市づくりに向けた戦略的な政策であり、市民全体の合意と参加を見据えた取組みである。
2700円(税抜)

角野幸博
郊外の20世紀 テーマを追い求めた住宅地
郊外住宅地は、どのようなテーマを掲げ、計画されてきたのか。その結果、どのようなまちが生まれ、変化してきたのか。我々は、住まいにどんな理想を抱き、何を拠り所に住まいを選んできたのか。本書は、戦前から現在までの郊外住宅地開発を、開発者、居住者双方の視点から読みとくものである。
2300円(税抜)

杉本尚次
世界の野外博物館 環境との共生をめざして
急速に失われゆく民家や町並みを、建物とそれらを含む環境全体で保存・活用・再生して屋外に公開している野外博物館。その歴史と意義、ユニークな取組みを30年にわたるフィールド調査をふまえ、多くの事例を紹介しながら解説した。伝統文化をまもり自然と共存していく環境体験型学習の場としての、野外博物館の可能性を探る。
2800円(税抜)

佐谷和江
市民のためのまちづくりガイド
まちづくりの考え方、仕組みから行政や応援団とのつき合い方までしっかり教えます。
2300円(税抜)

上田耕蔵
地域福祉と住まい・まちづくり ケア付き住宅とコミュニティケア
高齢者の心を支えるのは、自立できる住まい、うわさ話ができるコミュニティ。被災地神戸で生活支援に取り組む病院長が、どうすれば元気に暮らせるかを語り、家族と地域の再構成が課題の21世紀を展望する。
1700円(税抜)

蓑原敬
都市計画の挑戦 新しい公共性を求めて
経済界からは規制緩和を迫られ、市民からは開発業者の手先と誹られる都市計画。もう小手先の対応の積み重ねでは済まされない。少子高齢化と地球環境の時代にふさわしい街づくりのための都市計画を大胆に提言する。
2800円(税抜)

西村幸格/服部重敬
都市と路面公共交通 欧米にみる交通政策と施設
都市は少子高齢化、バリアフリー、地球環境問題など、差し迫った都市問題解決のために、次世代型の公共交通整備の必要に迫られている。欧米の先進的で多様な都市交通政策や施設の事例を詳解する。
4000円(税抜)

世古一穂
協働のデザイン パートナーシップを拓く仕組みづくり、人づくり
市民・NPO・自治体で知恵を出し合う環境・福祉・まちづくり。協働促進のためのルールづくりや委託と補助、支援センター、公益信託の新しい活用法などの協働をすすめる方策、力量形成に不可欠なNPO評価システムなど仕組みづくりと、市民と自治体をつなぐ協働コーディネーターやNPO起業家、スタッフなど人づくりに向けた理論と実践の書。
2300円(税抜)

秋山哲男
住民参加のみちづくり バリアフリーを目ざした湘南台の実践から
藤沢市湘南台で試みられた既存道路のリニューアルとコミュニティ・ゾーンの実践を具体例として、高齢者・障害者・子供が安心して歩ける「安全・快適・バリアフリー」のみちづくりを考える。
2400円(税抜)

原昭夫
自治体まちづくり まちづくりをみんなの手で!
自治体まちづくりマンへのメッセージ。まちづくりに必要な知識、意欲、態度を経験に基づき語る。
2800円(税抜)

現代計画研究所
住まいと街の仕掛人
大地に還る建築。地域に根ざした空間づくりを求めて三十年。数々のプロジェクトから見えてくる、環境にとけ込み、街をつくりだす建築の作法。
2500円(税抜)

新たな都市空間需要検討会執筆チーム
地方都市再生のための中心市街地活性化〈導入機能・施設〉事典
中心市街地を生活都心として再興するためには、補助金による従来型の大規模な改変ではなく、地域自身が身近な情報に基づき、工夫と努力によって小さな成果を生み出し、その成果の上に次の成果を積み上げていくことが必要だ。各地で芽生えてきたそのような工夫による新たな土地利用ニーズを28タイプ、56事例によって紹介する。
2500円(税抜)

学芸出版社編集部
[東日本大震災・原発事故] 復興まちづくりに向けて
東日本大震災で犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げます。当社では地震発生当日より復興関係出版物のPDFによる無料提供を実施しました。また4月1日より「緊急インタビュー 震災&原発事故とまちづくり」をHPに公開しました。さらに5月20日には佐藤滋建築学会長(当時)、鳴海邦碩元都市計画学会長をはじめ、復興まちづくりに取り組んでおられる皆様をお招きしてシンポジウム「東日本大震災・復興まちづくり-私たちは何ができるのか、ともに考える」を開きました。本書は、これらの記録に、6月に行なった防災の専門家の方々へのインタビュー等を加えてまとめたものです。〔本書の印税及び収益は東日本大震災の義損金にあてさせていただきます〕
900円(税抜)

西辻一真
マイファーム荒地からの挑戦 農と人をつなぐビジネスで社会を変える
高齢化、跡継ぎ不在、税金問題等の理由から、荒れた田畑、いわゆる耕作放棄地が増えている。農地法の壁や農家の慣習もあり、他人への貸与や転用は難しい。そんな中、付加価値のある農園等で、一般市民と農をつなげるビジネスを立ち上げた若者がいた。その先に目指すのは農の再興だ。新しい手法で切り拓く情熱ベンチャー物語。
1600円(税抜)

藻谷浩介/山崎亮
藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?
私たちが充実した暮らしを送るには“右肩上がりの経済成長率”という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか? 日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る!
1400円(税抜)

蓑原敬
[激論] 都市計画を根底から変えられるか
高度成長時代につくられた都市計画制度は、人口減少時代となった今日、むしろまちづくりの障害となっている面も多い。2010年9月6日、佐藤滋、西村幸夫、大方潤一郎、広井良典、中井検裕、中村文彦、小川富由、若林祥文、木下眞男らを糾合し、『都市計画 根底から見なおし新たな挑戦へ』(2011年1月発行)を編集、執筆中の蓑原敬さんを迎え、行政の現場の方々にも多く参加頂き、改革の方向と、実現のためのプロセスを議論した。本書は、その記録である。
500円(税抜)

佐藤滋/久隆浩
まちづくり市民事業 新しい公共による地域運営の展望
地域の市民が、自分たちで事業を立ち上げ、運営し、持続できるだけの利益をあげならが、まちづくりを進めていく「まちづくり市民事業」。たとえば、採算性をきちんと確保して、まちづくりに役立つ事業を進める。あるいは収益性のある事業を行いながら、赤字がちのまちづくり部門を支えるといった姿だ。果たしてこのような市民事業が大きく広がり地域運営の第三の道を切り開くことはできるのか。『まちづくり市民事業-新しい公共による地域再生』を上梓された佐藤滋氏と熟議仕掛け人・久隆浩氏が、協働による地域マネジメントの可能性を探る。
400円(税抜)

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