【新宿本店】 なぜ探偵小説は哲学させるのか? <ミステリー>という名の思想

なぜ探偵小説は哲学させるのか? <ミステリー>という名の思想

ミステリ.jpg

 灰色の脳細胞を刺激され、蠱惑的な謎と言葉の幻想に浸った時、誰もが一度はその言表し難い悦楽に酔いしれたことがあるのではないでしょうか?しかしながらなぜ私たちはミステリーを読むのでしょうか?どうしてそこにある種のカタルシスを見出すのでしょうか?そもそもミステリーとは何なのでしょうか?このような問いは必然的に私たちを哲学へといざないます。「私たちは、この遊戯的なジャンルを真剣に取り上げ、それが歴史の中へ登場してきたことの意味を検討すべき時点に至っている」(『探偵小説あるいはモデルニテ』)のです。今回のフェアではそのような「謎」を<哲学的>に解くべく参考になりそうな書籍を集めてみました。これらの「謎」を解く探偵はホームズでもポアロでもありません。読者一人ひとり、あなた自身です。
 さて、「謎」を解く手がかりとしていくつか書籍を紹介させていただきましょう。著者S.クラカウアーが友人のアドルノに捧げた『探偵小説の哲学』の冒頭には次のように書かれています。「探偵小説はたいていの教養人にとっては、貸本屋の片隅でかろうじて生きながらえている非文学的なキッチュにすぎなかった。それがいまや、否定することができない地位と意味を獲得するにいたった。〜探偵小説は独自の美学的な手段を持ち、独自の世界を徹底して形成する固有のジャンルとなったのだ。」(『探偵小説の哲学』)上記の指摘通り、ミステリーは当初非文学的な俗物と見なされていました。それが時代の経過とともに人々に受け入れられ、今では確固たる地位を築いているわけです。
 クラカウアーはその発展に寄与した人として、エドガー・アラン・ポー、コナン・ドイル、ガボリオ、スヴェン・エルヴェスタ、モーリス・ルブラン、パウル・ローゼンハイン、あるいはアウトサイダーとしてのオットー・ゾイカ、フランク・ヘラー、ガストン・ルルーなどの名を挙げています。そして彼らの作品には一つの共通したイデー(理念)があると言います。それは「隅なく合理化され文明化された社会という理念」です。つまり探偵小説は、この社会のある一側面にスポットライトを当てることによって、「このリアリティの知性的な性格」を際立たせることを目指しているというのです。「探偵小説は文明社会に歪んだ鏡像を対置する。文明社会の怪奇な戯画が、その鏡像に映し出されるのである。探偵小説が提示する鏡像は恐ろしいものだ。それは束縛を解かれた知性が最終勝利を勝ち取った社会の状況である」(『探偵小説の哲学』)というわけです。

 では、探偵小説を哲学的に考察するにはどのような視点からアプローチをかけるべきでしょうか?私たちはまず「近代」ということに注目します。その重要性は「探偵小説というジャンルは、自由主義的資本主義が旧い世界を揺さぶり、ひとつの新しい文化が出現する条件が作り出された時代に、三つの国において誕生した。その新しい文化は、ただちにそれ自体の一貫性を備え、今日においてもなお私たちのものとしてある。その文化は、シャルル・ボードレールの言葉に従えば、モデルニテという名を持つ。そして、このモダンの文化と探偵小説との密接な連関性が、私たちに問いを投げかける。」(『探偵小説あるいはモデルニテ』)という指摘にも見てとれるでしょう。
 さらに、「近代」になって誕生した探偵小説というジャンルは、「都市」の成立とも密接な関係を持っています。「都市」とは人と人との新しい関係が生成される場所です。そこではあまたの欲望が渦巻いており、近代における警察機構、司法制度の確立、監獄の誕生、すなわち権利と義務の体系の成立といった諸要素に相俟って、多様なドラマを産み落としているのです。そして、そのシステムから常に距離をおく探偵達は、逸脱した性格、偏向した趣味、反社会的言質をもって社会に対峙する存在として象徴的に描かれています。このように探偵小説とは、その時代に認められた記号作用のすべてがその上に成立している稀有な文学形態と言えるでしょう。また同時に、ミステリーを読むことが「喧噪の都会に誕生する近代の新しい「主体」」を読み解くひとつの解釈学的手段にもなるということを私たちに示唆しています。

 以上はミステリーの歴史的・社会学的視点に基づく分析の一例です。しかし私たちは論理学とミステリーの浅からぬ関係にも注目すべきでしょう。かのウィトゲンシュタインは大変なミステリー好きであったといいます。ノーマン・マルコムのウィトゲンシュタインの伝記『ウィトゲンシュタイン』には次のような逸話が紹介されています。
 「ウィトゲンシュタインは推理小説の雑誌が好きであったが、戦時中(1940年代)のイギリスでは手に入らないので、私(マルコム)はアメリカから定期的に雑誌を送った。彼の一番好きなものは、ストリート&スミス社から出ていた雑誌で、どの号にも短編の推理小説が四つ五つ出ているものだった。」
 (マルコムの手紙に対するウィトゲンシュタインからの返信)「推理小説雑誌を君から送っていただけるのは有難い。なにしろ、当今は、恐ろしく品不足で、僕の頭は栄養不足気味だ。推理小説は、精神的ビタミンとカロリーに富んでいる。〜もしアメリカが我々に推理小説を提供してくれないなら、こちらとしては、哲学をアメリカに供給するわけには参らぬ。そうすれば、この勝負はアメリカの負けになる。ねえ、そうだろう?」
 また、マルコムによれば、推理小説雑誌と国際的に有名な哲学雑誌を比較して次のように語ったそうです。「君(マルコム)から送ってくる雑誌を読んで、よく思うことだが、哲学の連中がストリート&スミスの雑誌を読んだら、あのロクでもない阿呆な「マインド」誌など、誰も読めなくなるんじゃないかと思う。まあ、蓼喰う虫も好きずきということもあるけどね。」「推理小説の連載ものには、よく英知の閃きにお目にかかるけれどもね。」
 これは単なる逸話にすぎませんが、論理と探偵とは切っても切れぬ関係であることは今さら強調するまでもないでしょう。探偵中の探偵、誰もが知っている名探偵であるシャーロック・ホームズはその最たる例でしょう。松岡正剛の千夜千冊で紹介されているトマス・シービオク&ジーン・ユミカー=シービオク著『シャーロック・ホームズの記号論』の中では論理と記号学を巡ってホームズとパースの関係が考察されています。参考までに千夜千冊第508夜を引用しておきましょう。
 「パースが重視したのは「アブダクション」と「レトロダクション」ということである。二つとも広くは「推測」「推量」という意味にあたるが、もっと厳密にいうとアブダクションは連想を含んだ「当て推量」に近く、レトロダクションは「遡行推理」に近い。ここではまとめて「推感編集」ということにする。パースはすべての人間の知的思考のなかで、このような推感編集こそが最も重要な思考方法なのだと結論づけた。では、その推理的思考方法は何によって進むのかというと、「問い」によって進む。~科学も、論理も、人々の日常生活も、そしてシャーロック・ホームズのすばらしい探偵術も、この仮説形成によってのみ、すなわち推感編集によってのみ成り立っている。」
このように探偵たちの駆使する論理の力は哲学の中でも注目されており、それを無視しては探偵小説の本質を掴むことはできないでしょう。哲学に限らず探偵小説における衒学的要素は多岐にわたっています。心理学(犯罪心理)、宗教(動機)、建築(密室)、物理学(トリック)、医学(検死)、薬物学(死因)などなど。その一つ一つを拾い上げることは目が眩むような作業でしょう。ですが、たとえぺダントリックと揶揄されようとも、衒学的饒舌をもって探偵小説と戯れてみるのもまた一興ではないでしょうか。「遊ぶ」こともまたフィロソフィア(愛智)なのですから。


新宿本店第三課 平松

なぜ探偵小説は哲学させるのか? <ミステリー>という名の思想
場  所 紀伊國屋書店新宿本店 ,思想・哲学フェア台
会  期 2012年1月1日(日)~2月14日(火)
お問合せ 紀伊國屋書店新宿本店5階 03-3354-5700

選書リスト(一部)

探偵小説の哲学

探偵小説の哲学

ジ−クフリ−ト・クラカウア−、福本義憲 / 法政大学出版局
2005/01出版
ISBN : 9784588008115
¥2,100 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』とほぼ時を同じくして書かれ、アドルノに捧げられた探偵小説論。
歴史的・現象学的な形象物をモザイクの素材として、合理的理性に支配された近代社会の哲学的・神学的アレゴリー画を描く。[BookWeb書誌より]

探偵小説と叙述トリック ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?

探偵小説と叙述トリック ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?

笠井潔 / 東京創元社
2011/04出版
ISBN : 9784488015312
¥3,150 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

作者が文章的に仕掛けた、読者の認識の錯誤を利用し、読後の衝撃を大きくする、"叙述トリック"というテクニック。アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』を筆頭に、探偵小説において何度となく使われてきたこのテクニックに焦点をあて、探偵小説における叙述トリックの必然性を描きだす。「本格ミステリ評論」を題材に行なった巽昌章、法月綸太郎との公開鼎談も収録した、十年にわたって雑誌連載し、三十回分ずつ単行本化されてきた評論の掉尾を飾る一冊。[BookWeb書誌より]

論理の蜘蛛の巣の中で

論理の蜘蛛の巣の中で

巽昌章 / 講談社
2006/10出版
ISBN : 9784062135214
¥1,890 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

松本清張、島田荘司、有栖川有栖、北村薫、東野圭吾、綾辻行人、法月綸太郎、京極夏彦、高田崇史、殊能将之、舞城王太郎、西尾維新...連綿と連なるミステリーの系譜を、鋭利にそして流麗に斬る。京大ミステリー研にこの人ありと言われた伝説のカリスマ・巽昌章、初のミステリー評論集。[BookWeb書誌より]

欧米探偵小説のナラトロジ− ジャンルの成立と「語り」の構造

欧米探偵小説のナラトロジ− ジャンルの成立と「語り」の構造

前田彰一 / 彩流社
2008/07出版
ISBN : 9784779113529
¥2,310 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

探偵小説はいかにして文学でありうる可能性を秘めているのか。時代を超えた物語の内的構造の分析の試み。[BookWeb書誌より]

犯罪文学研究

犯罪文学研究

小酒井不木 / 国書刊行会
1991/09出版
ISBN : 9784336032942
¥2,854 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


推理と論理 シャ−ロック・ホ−ムズとルイス・キャロル

推理と論理 シャ−ロック・ホ−ムズとルイス・キャロル

内井惣七 / ミネルヴァ書房
2004/02出版
ISBN : 9784623039784
¥2,625 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

ホームズの「逆方向の推理」の特質を鮮やかに解明して、論理学者ホームズを浮き彫りにしたかと思えば、ルイス・キャロルの作品『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』に盛られた論理や哲学の話題を軽妙洒脱に解説して、いつしか読者を現代論理学の高みへ誘う。[BookWeb書誌より]

ミステリ美術館 ジャケット・ア−トでみるミステリの歴史

ミステリ美術館 ジャケット・ア−トでみるミステリの歴史

森英俊(1958−) / 国書刊行会
2001/11出版
ISBN : 9784336036339
¥4,200 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

ホームズのライヴァルたちの時代から、クリスティー、カーら、本格派の巨匠たちが君臨した大戦間"黄金時代"、第2次大戦後の新傾向、現代の人気作家まで、欧米ミステリ100年の歴史を貴重な原書ジャケット・アート460点でたどった、ファン待望の夢のコレクション。[BookWeb書誌より]

20世紀思想を読み解く 人間はなぜ非人間的になれるのか

20世紀思想を読み解く 人間はなぜ非人間的になれるのか

塚原史 / 筑摩書房
2011/11出版
ISBN : 9784480094148
¥1,260 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

「人間」とは、自由で平等な近代社会を作るための発明品だった。そして、それは理性的で主体性をもつ個人のはずだった。ところが、巨大化し機械化する都市の孤独のなかで、この人間たちは気づかされる。「理性と主体性のある「私」なんて嘘だったんだ!」このときから「人間」は「非人間的」な存在へと急速に劇的に変貌していった。「自由な個人」から「全体主義的な群衆」へ、「理性的な主体」から「無意識に操られる客体」へ。何がどのようにして起こったのか。その思想的背景を、キィワードごとに、壮大なスケールで描きだす「非人間」化の歴史。[BookWeb書誌より]

ベンヤミンの迷宮都市 都市のモダニティと陶酔経験

ベンヤミンの迷宮都市 都市のモダニティと陶酔経験

近森高明 / 世界思想社
2007/03出版
ISBN : 9784790712503
¥2,940 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

遊歩者が、街路に迷い、陶酔するとき、ガス灯の光や、娼婦のイメージに誘われるように、抑圧された都市が、無気味な"迷宮"として、回帰する。ベンヤミンのテクストの再解釈をつうじて、「観察者」と「陶酔者」のはざまに、精神分析と都市論の理論的接合を試みる。新進気鋭の社会学者による意欲作。[BookWeb書誌より]

呪われた部分有用性の限界

呪われた部分有用性の限界

ジョルジュ・バタイユ、中山元 / 筑摩書房
2003/04出版
ISBN : 9784480087478
¥1,575 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、アフォリズム、ノート、構想をまとめたものである。栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、『呪われた部分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などのバタイユの思想の根幹をも宿している。バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登場。[BookWeb書誌より]

神話作用

神話作用

ロラン・バルト、篠沢秀夫 / 現代思潮新社
1967/07出版
ISBN : 9784329000590
¥2,520 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


シミュラ−クルとシミュレ−ション

シミュラ−クルとシミュレ−ション

ジャン・ボ−ドリヤ−ル、竹原あき子 / 法政大学出版局
2008/06出版
ISBN : 9784588099113
¥3,045 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


言葉・狂気・エロス 無意識の深みにうごめくもの

言葉・狂気・エロス 無意識の深みにうごめくもの

丸山圭三郎 / 講談社
2007/10出版
ISBN : 9784061598416
¥840 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

言葉の音と意味の綴じ目が緩んだとき現れる狂気、固定した意味から逃れ生の力をそのまま汲み取ろうとする芸術、本能が壊れたあとに象徴的意味を帯びてイメージ化されるエロティシズム。無意識レベルの欲動エネルギーを覆う言葉の網目をかいくぐって現れる人間的活動のありようとは?ソシュール研究で世界的に有名な著者が言葉の深層風景に迫る。[BookWeb書誌より]

弁証法はどういう科学か

弁証法はどういう科学か

三浦つとむ / 講談社
1985/01出版
ISBN : 9784061155596
¥819 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

弁証法は、社会の原理を鋭利にそして的確に解明していく。矛盾とは? 否定の否定とは?......難解といわれがちな唯物弁証法。本書では、科学的研究の武器として弁証法を捉え、かつ、身近な話題を例にとりながら、平易に解説し、その核心をつく。科学的方法を求めて――人生は未知の世界への旅行です。さきのことはわからないとか、一寸さきは闇だとかいいますが、何か正しい方向を知るための羅針盤のようなものはないでしょうか?問題の解決にあたって、誰もが手びきとするのは過去の経験です。自分はかつてこうやって成功したとか、誰々はこうやって失敗したという事実をしらべて、こうするのはよくなかろう、こうしたらうまくいくだろうと、その方向ややり方を工夫します。でもそれだけしかないでしょうか? もっと科学的な方法はないものでしょうか?わたしは自分の社会科学の研究に弁証法を使ってみて、それがどんなにすばらしい武器であるかを実感することができました。――本書より

ウィトゲンシュタイン 天才哲学者の思い出

ウィトゲンシュタイン 天才哲学者の思い出

ノ−マン・マルコム、板坂元 / 平凡社
1998/10出版
ISBN : 9784582762662
¥882 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


詭弁論理学

詭弁論理学

野崎昭弘 / 中央公論新社
1992/09出版
ISBN : 9784121004482
¥693 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


ポオ小説全集

ポオ小説全集

エドガ−・アラン・ポ−、田中西二郎 / 東京創元社
1988/06出版
ISBN : 9784488522032
¥735 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


世界短編傑作集

世界短編傑作集

ウィリアム・ウィルキ・コリンズ、江戸川乱歩 / 東京創元社
1992/11出版
ISBN : 9784488100018
¥588 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


思考機械の事件簿

思考機械の事件簿

ジャック・フットレル、宇野利泰 / 東京創元社
1977/07出版
ISBN : 9784488176013
¥945 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入


サマ−・アポカリプス ロシュフォ−ル家殺人事件

サマ−・アポカリプス ロシュフォ−ル家殺人事件

笠井潔 / 東京創元社
1996/03出版
ISBN : 9784488415020
¥987 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

灼熱の太陽に喘ぐパリが漸く黄昏れた頃、不意にカケルを見舞った兇弾―その銃声に封印を解かれたかの如くヨハネ黙示録の四騎士が彷徨い始める。聖書の言葉どおりに見立てられた屍がひとつ、またひとつと、中世カタリ派の聖地に築かれていく。ラルース家事件の桎梏を束の間忘れさせてくれた友人が渦中に翻弄され、案じるナディア。謎めく名探偵矢吹駆の言動に隠された意図は。[BookWeb書誌より]

黒死館殺人事件

黒死館殺人事件

小栗虫太郎、バラエティ・ア−トワ−クス / イ−スト・プレス
2010/11出版
ISBN : 9784781604701
¥580 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

プロヴァンヌの城壁を模した降矢木家の館「黒死館」。この館に住まう人たちを陰険朦朧たる怪事件が次々と襲う。刑事弁護士である法水麟太郎は、神秘思想・占星術・心理学・暗号学など多岐にわたる西洋知識を駆使し黒死館の謎にせまる。日本三大奇書のひとつに数えられ、「アンチミステリー」といわれる小栗虫太郎の代表作を漫画化。[BookWeb書誌より]

匣の中の失楽 新本格推理の原点

匣の中の失楽 新本格推理の原点

竹本健治 / 講談社
1991/11出版
ISBN : 9784061815872
¥1,260 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

長らくの間絶版状態で、一部のマニア以外には知られることのない、まさに"幻の名作"だったこの作品が、このたび新たな装いで"復活"した。[BookWeb書誌より]

デカルトの密室

デカルトの密室

瀬名秀明 / 新潮社
2008/06出版
ISBN : 9784101214368
¥820 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せる―。人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。未来へ問いかける科学ミステリ。[BookWeb書誌より]

ディスコ探偵水曜日

ディスコ探偵水曜日

舞城王太郎 / 新潮社
2011/02出版
ISBN : 9784101186344
¥580 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイは、東京都調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が"侵入"。人類史上最大の事件の扉が開いた。魂泥棒、悪を体現する黒い鳥の男、円柱状の奇妙な館に集いし名探偵たちの連続死―。「お前が災厄の中心なんだよ」。ジャスト・ファクツ!真実だけを追い求め、三千世界を駆けめぐれ、ディスコ。[BookWeb書誌より]

ディスコ探偵水曜日

ディスコ探偵水曜日

舞城王太郎 / 新潮社
2011/02出版
ISBN : 9784101186351
¥660 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

蝶空寺嬉遊、桜月淡雪、美神二瑠主、名探偵たちは華麗な推理を披露してゆく。果たして、ミステリー作家・暗病院終了の怪死とパインハウスが秘めた謎は解明できるのか。そして、二〇〇六年七月十五日二十三時二十六分にいったい何が起こるのか?真実は逃げ水の如く近づけば遠ざかる。「無駄ですよ。この事件絶対終わりませんよ」。行け、ディスコ、世界がお前を待っている。[BookWeb書誌より]

ディスコ探偵水曜日

ディスコ探偵水曜日

舞城王太郎 / 新潮社
2011/02出版
ISBN : 9784101186368
¥820 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

弱いことって罪なの?悲痛な言葉が孤児院に木霊する。ムチ打ち男爵と泣き叫ぶ子供たち、神々の黄昏、ラミア症候群。「踊り出せよディスコテック。急いでな」。時空を超える旅のなかで、"地獄"を知ってしまった迷子探偵。彼が選択した究極の決断とは?ディスコ・ウェンズデイと名探偵たちの戦いはクライマックスへ。発表後即伝説と化した、舞城王太郎の最高傑作、ここに完結。[BookWeb書誌より]

薔薇の名前

薔薇の名前

ウンベルト・エ−コ、河島英昭 / 東京創元社
1990/01出版
ISBN : 9784488013516
¥2,415 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には一冊の書物の存在があることを探り出したが...。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。[BookWeb書誌より]

薔薇の名前

薔薇の名前

ウンベルト・エ−コ、河島英昭 / 東京創元社
1990/01出版
ISBN : 9784488013523
¥2,415 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

中世、異端、「ヨハネの黙示録」、暗号、アリストテレース、博物誌、記号論、ミステリ...そして何より、読書のあらゆる楽しみが、ここにはある。全世界を熱狂させた、文学史上の事件ともいうべき問題の書。伊・ストレーガ賞、仏・メディシス賞受賞。[BookWeb書誌より]

予告された殺人の記録

予告された殺人の記録

ガブリエル・ガルシア・マルケス、野谷文昭 / 新潮社
1997/12出版
ISBN : 9784102052112
¥420 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか?閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。[BookWeb書誌より]

伝奇集

伝奇集

ホルヘ・ルイス・ボルヘス、鼓直 / 岩波書店
1993/11出版
ISBN : 9784003279212
¥735 (税込)

読みたい本リストへ Book Web で購入

夢と現実のあわいに浮び上る「迷宮」としての世界を描いて、二十世紀文学の最先端に位置するボルヘス(一八九九‐一九八六)。本書は、東西古今の伝説、神話、哲学を題材として精緻に織りなされた彼の処女短篇集。「バベルの図書館」「円環の廃墟」などの代表作を含む。[BookWeb書誌より]

2011.12.31 イベントに行こう  エンタメ 人文 文学 社会

全国店舗案内 店頭の在庫を確認する KINOナビ
インターネットでお買い物 紀伊國屋書店のオンラインストア

本を買ってポイントをためよう Kinokuniya Point Card

  • マイページ
  • はじめての方はこちら
入会金・年会費永年無料 紀伊國屋 三井住友VISAカード
大切な人に本を贈ろう。紀伊國屋ギフトカード
  • RSS
  • Mobileサイトのご案内
  • お客様へのお知らせ(お得情報・キャンペーンなど)