
4社合同フェア ユング/河合隼雄 ―その業績をふりかえる
昨年は伝説の『赤の書』公刊、今年は没後50年を迎え、その思想に再び脚光が当たっているC.G.ユング。ユングの確立した分析心理学は強い影響を保ち、無意識の探究・夢分析・東洋への深い関心・人類の普遍的なものの追求など、心理学や精神医学の領域をこえ宗教・芸術・文学など、また専門家の枠をもこえて、今日まで幅広く読みつがれています。
また、ユング心理学を日本に紹介し、その第一人者としてご活躍されたのが河合隼雄先生であることは言うまでもありません。当フェアでは、その2人の巨人の業績を改めて振り返ります。

場 所|紀伊國屋書店新宿本店5F 心理エンド台
会 期|2011年9月26日(月)~11月6日(日)
お問合せ|紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-5700
※5F直通
主 催|人文書院・誠信書房・創元社・みすず書房

ブックリスト
【ユング著作】
黄金の華の秘密 OD版
C.G.ユング著、R.ヴィルヘルム著 / 人文書院
2004/03出版
ISBN : 9784409390023
¥2,520 (税込)
ヴィルヘルムの紹介によってユング思想に新たな展開をもたらした道教の瞑想の書。ユングの詳細な心理学的解説を付す。
結合の神秘
カ−ル・グスタフ・ユング、池田紘一 / 人文書院
1995/07出版
ISBN : 9784409310250
¥6,510 (税込)
心の領域での対立問題―相容れない諸傾向を持続的に一致させるには?ユングが錬金術研究の末に提示した分析心理学の到達点。※1巻
結合の神秘
カ−ル・グスタフ・ユング、池田紘一 / 人文書院
2000/05出版
ISBN : 9784409310267
¥7,350 (税込)
心の領域での対立問題―相容れない諸傾向を持続的に一致させるには?ユングが錬金術研究の末に提示した分析心理学の到達点。※2巻
診断学的連想研究
カ−ル・グスタフ・ユング、高尾浩幸 / 人文書院
1993/00出版
ISBN : 9784409310274
¥6,615 (税込)
従来の言語連想検査を一段と緻密なものにし、コンプレックスの定義を確立し、無意識、抑圧を実験的に証明。ユング出世の重要論文。
子どもの夢
カ−ル・グスタフ・ユング、李敏子 / 人文書院
1992/03出版
ISBN : 9784409310281
¥7,140 (税込)
ユングの夢分析の具体的・実践的な書。これまで有資格者のみが読むことを許されていた門外不出のセミナーの全記録。序文・河合隼雄。※1巻
子どもの夢
カ−ル・グスタフ・ユング、皆藤章 / 人文書院
1992/07出版
ISBN : 9784409310298
¥7,140 (税込)
ユングの夢分析の具体的・実践的な書。これまで有資格者のみが読むことを許されていた門外不出のセミナーの全記録。序文・河合隼雄。※2巻
心理学と錬金術
カ−ル・グスタフ・ユング、池田紘一 / 人文書院
1976/00出版
ISBN : 9784409330074
¥3,990 (税込)
無意識の世界と錬金術との間にパラレルな関係を発見したことによって自らの思索を深めたユングの代表作。※1巻
心理学と錬金術
カ−ル・グスタフ・ユング、池田紘一 / 人文書院
1982/02出版
ISBN : 9784409330081
¥4,410 (税込)
無意識の世界と錬金術との間にパラレルな関係を発見したことによって自らの思索を深めたユングの代表作。※2巻
心理学と宗教
カ−ル・グスタフ・ユング、村本詔司 / 人文書院
1989/04出版
ISBN : 9784409310236
¥7,140 (税込)
「心理学と宗教」「ヨブへの答え」を初め、三位一体の意味、ミサの意義、心理学と牧会の関係などを論じたユングの宗教論六篇収録。
無意識の心理
カ−ル・グスタフ・ユング、高橋義孝 / 人文書院
1977/08出版
ISBN : 9784409330098
¥1,995 (税込)
ユング自身によるユング理論の解説ともいうべき書。最も興味深い問題である無意識を様々な例を引いて解き明かす。
哲学の木
カ−ル・グスタフ・ユング、老松克博 / 創元社(大阪)
2009/09出版
ISBN : 9784422114309
¥3,990 (税込)
成長、生命、開花する姿、発達、下から上への成長とその反対向きの成長、母親的側面、老齢、人格、そして死と再生。豊穣かつ生命力に満ち溢れた木のイメージは、人間の心にとってどのような意味を持つのか。
赤の書
カ−ル・グスタフ・ユング、ソ−ヌ・シャムダサ−ニ / 創元社(大阪)
2010/06出版
ISBN : 9784422114361
¥42,000 (税込)
16年余りの長きにわたり、ユングが私的な日記として自ら手書きで緻密に書き綴った『赤の書』。そこには、その後のユング思想の中核となるものがすべて記されていた。しかし、さまざまな理由から『赤の書』は黒いトランクに入れられ、スイスのとある銀行の金庫の中で半世紀近くのあいだ眠りつづけることになったのである。その伝説の書物が、2009年10月、ようやく日の目を見ることになった。 細かな部分まで丁寧に描き込まれた大小さまざまな極彩色の美しい絵の数々、綿密な構成のもとに、ページぎりぎりまでびっしりと書かれたカリグラフィーの文字。さながら「ケルズの書」のような聖書の豪華装飾写本を思わせるこの書を、現物と同じ大きさのまま、日本語訳を付してお届け。
連想実験
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / みすず書房
2000/12出版
ISBN : 9784622049906
¥2,730 (税込)
ユングを一躍有名にしたのは、連想実験の研究だった。彼自身『ユング自伝』の中で「私の学術的仕事は1993年の連想実験に始まる」と述べている。本書は連想実験に関する基本的で、かつまた興味深い事例を含む7論文を収録する。まさに初期ユングの華ともいうべき書であろう。
個性化とマンダラ
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / みすず書房
1991/09出版
ISBN : 9784622030508
¥3,150 (税込)
自立した個体のシンボル=マンダラに卓抜な解釈を加え、人間の心の奥底に潜む可能性を明るみに出す。ユング心理学の最高の秘儀が、いまここに開示される。
ヨブへの答え
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / みすず書房
1988/03出版
ISBN : 9784622012184
¥2,310 (税込)
ユダヤ=キリスト教の歴史を貫く人間の心の変容を、意識と無意識のダイナミックなせめぎあいを通して明らかにする。ユングの最高傑作を明快な翻訳でおくる。
分析心理学
カ−ル・グスタフ・ユング、小川捷之 / みすず書房
1976/00出版
ISBN : 9784622023135
¥2,940 (税込)
イギリスでの講義と討論。連想検査、夢分析、能動的想像等を駆使して無意識の精神活動を探る。
ユング自伝 思い出・夢・思想
カ−ル・グスタフ・ユング、アニエラ・ヤッフェ / みすず書房
1987/01出版
ISBN : 9784622023296
¥2,940 (税込)
<分析心理学の創始者> の仕事と生活はいかにして形成されたか。ユニークな洞察力と理論の背景。
ユング自伝 思い出・夢・思想
カ−ル・グスタフ・ユング、アニエラ・ヤッフェ / みすず書房
1986/12出版
ISBN : 9784622023302
¥2,940 (税込)
ユングの内的諸経験を多彩に伝え、時空を超えた世界が展開する。人と神話の意味についての内省。
タイプ論
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / みすず書房
1987/05出版
ISBN : 9784622021971
¥8,820 (税込)
フロイトとの訣別後8年の沈潜を経て発表した記念碑的大著。神話・宗教・文学・哲学・美学・精神病理学など広大な領域を渉猟し、人間の心理的タイプを探究する。待望にこたえる明快・新鮮な完訳。
転移の心理学
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / みすず書房
2000/10出版
ISBN : 9784622049876
¥2,940 (税込)
ユングは本書で、16世紀の錬金術の書『哲学者の薔薇園』の挿し絵を材料にして転移現象を論ずる。変容の場である「メルクリウスの泉」から始まり、新しい全体性の成就である「新たな誕生」に至る10枚の絵。これは対立物が結合する錬金術過程を示しており、転移が進行していく過程でもある。「錬金術師の経験は、ある意味では、私の経験であり、彼らの世界は私の世界であった」というユングは、転移の理解に、錬金術の考え方を縦横に援用する。ユングの心理療法を知るうえでもっとも重要な書、待望の邦訳。
人間と象徴 無意識の世界
カ−ル・グスタフ・ユング、河合隼雄 / 河出書房新社
1975/09出版
ISBN : 9784309240459
¥2,310 (税込)
夢や象徴の世界の研究を通じて、自己の内面の限りなく広く豊かな世界に導くユング心理学の全貌。〈人間とは何か〉の問いに、示唆に満ちた答えを与え、人生の深い奥行きを教える。
人間と象徴 無意識の世界
カ−ル・グスタフ・ユング、河合隼雄 / 河出書房新社
1975/09出版
ISBN : 9784309240466
¥2,730 (税込)
夢や象徴の世界の研究を通じて、自己の内面の限りなく広く豊かな世界に導くユング心理学の全貌。〈人間とは何か〉の問いに、示唆に満ちた答えを与え、人生の深い奥行きを教える。
自我と無意識
カ−ル・グスタフ・ユング、松代洋一 / 第三文明社
1995/02出版
ISBN : 9784476012200
¥840 (税込)
本書は、ユングが多年にわたる経験から得た所見をできるだけ平易に、なんの予備知識も持たない読者に解き明かそうと努めたものであって、ペルソナ、アニマ、アニムス、自己といったユング心理学の基礎概念について、これほど丹念な説明を加えた自著は他にほとんどないといってよい。
創造する無意識 ユングの文芸論
カ−ル・グスタフ・ユング、松代洋一 / 平凡社
1996/03出版
ISBN : 9784582761405
¥775 (税込)
無意識の力は芸術的創造とどのように関わっているのだろうか?フロイトと並ぶ20世紀の知的巨人が平易に説く心のダイナミズムと不思議な働き。分析心理学入門としても好適な得がたい論文集。改訳の上、新稿1作と年譜を付す。
現在と未来 ユングの文明論
カ−ル・グスタフ・ユング、松代洋一 / 平凡社
1996/11出版
ISBN : 9784582761719
¥1,020 (税込)
破局か、再生か?内なる「野獣」を飼い馴らすことはできるのだろうか?危機の時代と共に生きた著者が、自らデモーニッシュな力に衝き動かされつつ人類と文明の来し方、行く末を論じる洞察と警世の書、改訳決定版。
元型論
カ−ル・グスタフ・ユング、林道義 / 紀伊国屋書店
1999/05出版
ISBN : 9784314008402
¥5,880 (税込)
人間のこころには、フロイトのいう個人的な無意識だけでなく、人類に共通の集合的無意識がある―ユングの独創であり、卓見である「集合的無意識」とそのパターンとしての「元型」をめぐるユング自身の理論的文章をすべて収録した決定版。古今東西の該博な知識に裏づけられたユングの名文を、長年の研究に基づいた丁寧な訳註・解説を付け、日本語に再現する。ユング思想を理解するのに必携の一冊。
空飛ぶ円盤
カ−ル・グスタフ・ユング、松代洋一 / 筑摩書房
1993/05出版
ISBN : 9784480080578
¥998 (税込)
UFOの存在を示す確証は何もない。しかし、心的存在としてのUFO現象は古代にまで遡ることができ、その中心には円い物にまつわる幻視や伝説、神話がある。ユングはそれを曼陀羅へ通ずる全体性の象徴と見、そこには人類の深い過去に根ざした元型があると考えた。象徴比較や夢解釈を駆使して、現代の神話としてのUFO現象を分析し、心的全体性を回復する契機にしようとした、ユングの生前に刊行された最後の著書.。
分析心理学・自我と無意識
カ−ル・グスタフ・ユング、バラエティ・ア−トワ−クス / イ−スト・プレス
2011/03出版
ISBN : 9784781605470
¥580 (税込)
精神科医のユングは、フロイトが創始した「精神分析学」に共感し、交流を深めた。が、志向の違いからフロイトと決別したユングは、「無意識」の、より幅広い解釈の必要性を感じ、生涯をかけて無意識の探求へと乗り出す。人間の心理を解明し、また神話や錬金術、心霊などにまで、幅広い解釈をもたらした、ユング心理学がよくわかる2冊を漫画化。
【ユング心理学の世界】
ユングの性格分析
秋山さと子 / 講談社
1988/09出版
ISBN : 9784061489141
¥756 (税込)
男の思考型、女の感情型。新人類は直観型、感覚型が目立つ。外向・内向の心の構えに思考・感情・直観・感覚を組み合わせたユングの理念型を紹介し、自己分析の指針を示す。
ユングの心理学
秋山さと子 / 講談社
1982/12出版
ISBN : 9784061456778
¥756 (税込)
「魂の医師」としてユングは、自己内部を深く凝視し、心の深奥、広大な無意識の領域へ踏みこんでいった。そこは、人間の喜怒哀楽の感情を生みだす源泉であり、心のあやういバランスを保つ力も存在している。忘れられたの断片〈影〉、内なる異性像〈アニマ・アニムス〉、母なるものの根源にある〈グレート・マザー〉、そして〈老賢人〉などのイメージは壮大な神話やファンタジーを創りだしつつ、日常のささやかな幸福や人間関係のドラマにも密接に関わっている。ユングの心理学は、生の根底、自己の未知なる内面への旅である。
ユングはなぜ無意識にひかれ、「分析心理学」を打ち立てるにいたったのか。子ども時代に見た忘れられない夢、精神科病院での修業、フロイトとの決別、自らの病、石の塔の建築など、その85年の生涯を紹介しながら、単なる心理学の枠を超えた"ユング心理学"の壮大な世界が完成するまでの軌跡を追う。
ユング心理学辞典
アンドル−・サミュエルズ、浜野清志 / 創元社(大阪)
1993/12出版
ISBN : 9784422111568
¥3,150 (税込)
3人の発達派ユンギアンによる、ユング心理学用語の解説書を翻訳した本格的辞典。ユングの基本用語のみならず、フロイト派の精神分析用語もとり入れ、批判的視点を併せ持つ。
ユングの膨大な著作を精選し、的確な解説を付して編集した希有の一冊。巻末には、ユングの生涯と業績年表をはじめ、ユング心理学独特の用語解説や、全著作目録を付す。
ユング名言集
カ−ル・グスタフ・ユング、フランツ・アルト / PHP研究所
2011/02出版
ISBN : 9784569794242
¥1,680 (税込)
「分析心理学の巨人」ユングの考察が凝縮された151の言葉を収録している。◎人生の最高の意味 ◎普通の人間として生きよ ◎生涯の終わりにすべきこと ◎愛のあり方......など、興味深いテーマで綴られた一つ一つの断章から、人間の本質に迫る。これまで、ユング心理学に触れたことのなかった人でも、人生論として気楽に楽しめる、深遠な世界への入門書。
ユング そのイメ−ジとことば
アニエラ・ヤッフェ、氏原寛 / 誠信書房
1995/08出版
ISBN : 9784414322040
¥10,080 (税込)
分析心理学を創設したユングは西洋文明の行き詰まりを予見した極めて今日的な思想家である。その生誕百年を記念した展覧会での膨大な展示品のなかから私的な写真や初公開の手紙、水彩画など門外不出ともいうべき貴重な資料を205葉の写真に収め、人間ユングの生身の姿に迫る。
ユング心理学辞典
アンドル−・サミュエルズ、浜野清志 / 創元社(大阪)
1993/12出版
ISBN : 9784422111568
¥3,150 (税込)
3人の発達派ユンギアンによる、ユング心理学用語の解説書を翻訳した本格的辞典。ユングの基本用語のみならず、フロイト派の精神分析用語もとり入れ、批判的視点を併せ持つ。基本用語の他に、ポスト・ユンギアンとの連関、精神分析用語をも含めて256の項目を、的確・精緻かつ批判的に解説した画期的な辞典。
ユング伝記のフィクションと真相
ソ−ヌ・シャムダサ−ニ、河合俊雄 / 創元社(大阪)
2011/07出版
ISBN : 9784422115092
¥3,150 (税込)
20世紀最大の思想家の一人であり心理学者でもあるカール・グスタフ・ユングの生涯と思想は、多くの人々の関心を喚び、日本でも『自伝』をはじめさまざまな伝記が公刊されている。しかし、そこに書かれている内容には互いに矛盾があるという。何故か? 本書は、膨大な資料をもとに緻密な検証を重ねながら伝記成立の過程を細かく追い、そこに働いた検閲と編集の事実を明らかにするとともに、『全集』編纂の問題点と新事実にも迫る。
ユングの生涯とタオ
デヴィッド・H.ロ−ゼン、老松克博 / 創元社(大阪)
2002/03出版
ISBN : 9784422112725
¥2,520 (税込)
タオとは、中国の思想家、老子によって提唱された、ひと言でいえば「人生の流れ」そのものを見つめようとする人生観・世界観のことである。本書は「魂の医師」と呼ばれたユングの生涯を素材にしながら、ライフサイクルのさまざまな段階で起こってくる心の危機の様相を描きだし、タオの知恵によってそれを乗り越えていくヒントを提示しようとする意欲的な試みである。現代人が失いつつあるもう一つの感性を取り戻すための書。
瞑想とユング心理学
ウォルタ−・V.オダ−ジンク、安藤治 / 創元社(大阪)
1997/11出版
ISBN : 9784422111933
¥2,415 (税込)
瞑想とは自分探しの旅。瞑想の際、われわれの内的世界には一体なにが起こっているのだろうか?著者独自の瞑想コンプレックスの概念を駆使し、西洋の錬金術の伝統と東洋の瞑想をつなげる意欲作。ユング心理学の知見をもとに、瞑想のプロセスとその心理的体験がはじめて明らかにされた。
アクティヴ・イマジネーションとは、C・Gユングが自らの経験を通して再発見した意識と無意識の対話法のことであり、本書は、その最初にして唯一の事例集である。これは、歴史の黎明期から用いられてきた瞑想法の一形態でもあるが、自己のうちの未知なるものに目を向け、それと向き合い、うまく折り合っていくための技法である。自分の中の見たくない部分や悪として退け、受け入れられない否定的なものなどを回復させようとする。非常に困難な方法ではあるが、本当に真の自分を見つけたいと望むなら、これほど有効な方法は他にない。ユングはこの方法を特に重要視し臨床の場において多くの患者や弟子たちに勧めたが、その用い方については慎重を期し、これについて具体的に述べた書物を公刊することもなかった。
【日本におけるユング心理学の先駆者・河合隼雄】
1965年、河合隼雄はスイスのユング研究所で、日本人初のユング派分析家の資格を得る。その際提出された審査論文は、日本神話について論じた最初の一歩であり、生涯のテーマの原点ともなるものだった。英語原文、エラノス会議講演録、審査会でユングの理解を巡り激論を交わした審査員への手紙など貴重な資料も併せて収録。
ユング心理学入門
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2009/05出版
ISBN : 9784006002206
¥1,050 (税込)
河合隼雄の処女作であり、日本で最初に著されたユング心理学の本格的入門書。河合心理学の出発点がわかる本であり、後に展開する重要なテーマが数多く含まれている。著者の生涯を通じて重要な位置を占め続けたユング心理学に関する最も基本的な本。文庫化に際し、著者がユング心理学を学ぶに至った経緯を自ら綴った「序説ユング心理学に学ぶ」を併録し、「読書案内」を付した。
カウンセリングの実際
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2009/07出版
ISBN : 9784006002213
¥1,260 (税込)
カウンセラーが、実際のカウンセリング場面で直面する問題とは何か?スイスのユング研究所で学び、日本にユング派の心理療法を初めて本格的に導入した著者自身が、体当たりで行なったカウンセリング体験の例などを紹介しながら、カウンセラーの心がまえとして何が必要かを語る。河合心理療法入門の実践編。カウンセラーを目指す人はもちろん、教育者などカウンセリングに関わるすべての人に役立つ本。
生と死の接点
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2009/09出版
ISBN : 9784006002220
¥1,155 (税込)
思春期、老い、そして死など人生の転機における様々な危機を、どのようにとらえるべきか?通過儀礼のない現代、人生の各段階への移行はどのようになされればいいのか。老と若、男と女、生と死など人間存在の境界の問題に考察を加え、神話、昔話、児童文学に具体的な臨床例も織りまぜ、生きることの意味に深くせまる河合心理学の傑作。「序説 生きることと死ぬこと」「思春期のイニシエーション」を併録。
心理療法序説
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2009/11出版
ISBN : 9784006002237
¥1,155 (税込)
ユング心理学を日本に導入した著者が、京都大学を退官するにあたって、長年の心理療法体験を振り返りまとめあげた本。心理療法は人間にとってどんな意味があるのか、という本質的な問いに挑む。心理療法の科学性、技法や諸問題、心理療法家の訓練、さらに教育や宗教、文化との関連など多岐にわたる問題について考察する。河合隼雄の心理学、約三十年の成果がここに結晶。
ユング心理学と仏教
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2010/01出版
ISBN : 9784006002244
¥1,050 (税込)
世界トップクラスのユング心理学者を招いて行われるフェイ・レクチャーに日本人として初めて招聘された著者の、好評を博した講演。ユング派の分析を深めるにあたって、日本人である著者がいかに仏教の力を意識するようになったか、自らの個人的経験をまじえて語る。著者が心理療法と仏教との関わりについて初めて本格的に論じた書。「現代人と宗教―無宗教としての宗教」を併録。
心理療法入門
河合隼雄、河合俊雄 / 岩波書店
2010/03出版
ISBN : 9784006002251
¥1,050 (税込)
心理療法の本質とは何か。第一人者である著者が、イメージ、身体性、イニシエーション、物語、因果律、人間関係、個性との関わりなど、心理療法において必要と思われる様々な事柄のエッセンスを、豊富な事例を用いてわかりやすく解説する。心理療法家をこころざす学生にはもちろん、教育、介護など心の問題にたずさわるすべての人に役立つ入門書。最晩年の講演「こもりと夢」を併録。
人の心を探究し続けた河合先生が語ったユング心理学の講演!かつて、朝日カルチャーセンターで語った、先生の原点といえるユングについての連続講演が初めてCDシリーズに。聞く人にとって、心のテーマについての様々な答えがこの講演の中に見つけられるだろう。
ユングのこと、ユング心理学のこと、人の内界のこと、男女間のこと、夢分析のこと、死生観のこと...臨床心理の現場から、いま直面している問題、悩みや迷いに切れ味よい答えが返ってくる!人の心の深さに圧倒され、人の心の複雑さに戸惑い、人の心の熱さに感動する!生きることの本質にかぎりなく迫る、読むカウンセリング。
つまずくこともある。病むこともある。自分の内にありながら、どこかとらえどころのない人間の心。"魂の医者"カール・グスタフ・ユングがひもといた人間心理の謎を、日本を代表する"こころの専門家"と"こころの表現者"が、深い独自のまなざしでたどり、見つめなおす。魂の根源に語りかける名講義録。
コンプレックス
河合隼雄 / 岩波書店
1984/07出版
ISBN : 9784004120735
¥798 (税込)
「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。
無意識の構造
河合隼雄 / 中央公論新社
1977/09出版
ISBN : 9784121004819
¥693 (税込)
われわれは何かの行為をしてしまったあとで、われ知らずにやってしまったとか、われながら思いがけないことをしてしまったとかいうことがある。自分でしておきながらまるで他人がしたことのようにいうのも不思議なことだが、本人の実感としてはそのように表現するより仕方がないのである。一体無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例をも取りあげながら心の深層を解明する。
カウンセリングの実際問題
河合隼雄 / 誠信書房
1970/08出版
ISBN : 9784414401196
¥2,100 (税込)
カウンセラーとして著名な著者が、カウンセリングの実際場面を通して、そこに起るさまざまな問題点を摘出し解決してゆく。さらにカウンセリングの在り方についても詳述した出色の力作として、特に悩めるカウンセラー自身に多大の示唆を与える書である。
心理療法の実際
河合隼雄 / 誠信書房
1977/07出版
ISBN : 9784414401301
¥3,360 (税込)
心理療法家のための中級書。第一線で活躍する10名のセラピストが、遊戯療法・カウンセリング・夢分析などの事例を提供。編著者および相互のコメントを付し、セラピスト-クライエント関係・治療技法・症状論など多面的な論議を展開している。
箱庭療法入門
河合隼雄 / 誠信書房
1995/06出版
ISBN : 9784414401172
¥2,100 (税込)
子どものための心理療法として考案された箱庭療法は、成人にも効果のある治療法として発展し、現在では箱庭療法を用いる臨床家が急激に増加しつつある。本書は技法、理論的背景、箱庭表現の諸相を豊富な図版を挿入し、事例を多数取り上げ懇切に説く。
遊戯療法の実際
河合隼雄、山王教育研究所 / 誠信書房
2005/06出版
ISBN : 9784414400212
¥2,940 (税込)
本書の画期的な意図は、事例とコメント(河合隼雄)を有機的に組み合わせることによって、遊戯療法の本質そのものを明らかにしようとすることにある。遊戯療法は遊びを通して行うイメージ主体の心理療法であり、その本質を理解するには、体系化された知識や理論を超えて、何よりも生き生きとした現場の感じを味わいながら考えを深めることが必要だからである。
超初心者からカウンセリングを教える指導者まで、幅広い人たちに役立つ入門書。カウンセリングのやり方を、実践をとおして直接指導した貴重な記録。ライブの魅力が満載。
河合隼雄のカウンセリング講座
河合隼雄 / 創元社(大阪)
2000/06出版
ISBN : 9784422112473
¥1,575 (税込)
カウンセリング講座の記録をまとめた河合隼雄の一連のシリーズの最新刊。 日本の学校教育をカウンセリングの視点から見た場合そこに何が見えてくるのか、カウンセリングにおける「見立て」の問題、カウンセリングのさまざまな技法について、医学や宗教とカウンセリングの関係、病というものを本人や家族がいったいどう受けとめていけばよいのかなど、人間の心にまつわる面白くて深いお話。
京都大学で読み継がれてきた貴重な記録、臨床の教え。事例検討会で語られた「生きている」ことばの数々。発見にみちたこの記録を、いま公刊する。
河合隼雄物語を生きる
大塚信一 / トランスビュ−
2010/10出版
ISBN : 9784901510943
¥3,570 (税込)
昔話の研究から、明恵の夢の分析、そして『とりかへばや物語』『源氏物語』論へ。宗教と科学の接点に立ち、東洋と西洋の根源的な理解をめざした、日本人初のユング心理学者の稀有で壮大な物語。
河合隼雄心理療法家の誕生
大塚信一 / トランスビュ−
2009/06出版
ISBN : 9784901510752
¥2,940 (税込)
この見事な半生をアレンジしたものは誰か?丹波篠山の小宇宙から、何ものかに導かれるようにアメリカ・UCLAへ、さらにはチューリッヒ・ユング研究所へ。厳しくも不可思議な研鑽の日々。日本人初のユング派分析家が誕生するまでを、ともに物語をつむいだ編集者が活きいきと描く。
思想家河合隼雄
中沢新一、河合俊雄 / 岩波書店
2009/10出版
ISBN : 9784000234702
¥2,100 (税込)
こころの動きをそのまま言語で表現し、心理学の枠を超えて拡がっていた数々の著作、多彩な相貌を見せる河合隼雄の思想の軸は何だったのか。編者に加え、赤坂憲雄、鷲田清一、養老孟司らの執筆陣が、その思想性を追究する。さらに日本では未発表の海外講演録、用語集などから、河合隼雄の新たな読み方を提示。
臨床家河合隼雄
谷川俊太郎、鷲田清一 / 岩波書店
2009/09出版
ISBN : 9784000255646
¥2,100 (税込)
文化庁長官の激務を引き受けてもなお、心理療法を続けていた河合隼雄。それは多方面にわたる活躍の基本であり、その経験は著作にも反映されている。臨床の際の生の声を収めた「河合語録」や事例発表の記録、河合隼雄を臨床の道へと導いたシュピーゲルマン博士のインタビューを含む精選された論考から、その類い希な力量を多角的に捉える。