講談社現代新書<br> 句会入門

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講談社現代新書
句会入門

  • 著者名:長谷川櫂【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2018/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062880749

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内容説明

一人でひねっているだけではなかなか上達しないのが俳句。本気で上達したければ、先生のいる句会に行くのが一番。本書は著者が主宰する句会の実録をもとに、書き下ろしの「句会の心得」を加え、句会とはどういうものか、どうすれば句がもっとよくなるかを具体的に解説。これから句会に行きたい人、必読。すでに参加している人は、自分の句会を見直すいい機会に。ちょっとのぞいてみたい人にも楽しめる「読む句会」。

目次

はじめに
俳句は実践の文芸/句会の進め方
第一章 春の句会
春の句会1 題詠(席題=朧、雲雀)
句会の心得 (1)考えすぎてはいけない (2)火事場の馬鹿力
春の句会2 吟行(北鎌倉)
句会の心得 (3)目を凝らし、耳を澄ます (4)句会の正三角形
第二章 夏の句会
夏の句会1 吟行(江ノ島)
句会の心得 (5)どんな句会がいい句会か (6)句会は何人でするのがいいか
夏の句会2 題詠(席題=風鈴、夕顔)
句会の心得 (7)先生のいる句会、いない句会 (8)どの先生を選べばいいか
第3章 秋の句会
秋の句会1 持ち寄り(当季雑詠)
句会の心得 (9)先生の選と互選のずれ (10)句会は臨機応変に
秋の句会2 吟行(鎌倉)
句会の心得 (11)泊まりがけの句会 (12)旧かなか新かなか
第四章 冬の句会
冬の句会1 持ち寄り(当季雑詠)
句会の心得 (13)句会は平等である (14)先生の句とわかる句は選ばない
冬の句会2 題詠(席題=鷹、神の留守)
句会の心得 (15)先生も披講の前に選を出す (16)肩書を捨てる
第五章 新年の句会
新年の句会1 持ち寄り(当季雑詠)
句会の心得 (17)どんな句を直すのか (18)投句と選句の違い
新年の句会2 吟行(江ノ島)
句会の心得 (19)句会という生命体 (20)句会の終わりが俳句のはじまり
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mawaji

3
yom yomで石田衣良の句会の小説を読んだところ、ちょうど図書館の新刊コーナーで目についたので手に取りました。ツイッターで名句botをフォローしているだけで俳句の心得はないのですが、読んでみると実際の句会の様子がよくわかり、講評など思いのほか面白く読めました。「言葉は通じないものだという前提に立てば、どうすれば通じるようにできるかと考えるようになり、自分の言葉の使い方を工夫するようになる」示唆に富んだ言葉だと思いました。2010/11/24

米光一成

1
句会のようすを再現した本。長谷川櫂のズバリ指摘する言葉のおもしろさ。2015/12/02

一刀斎

1
授業で句会をしたい人にはとても参考になる本です。2011/02/15

M66

1
あーすごく面白かった!先生がきちんと辛口なのが面白かった。水中のカニを「ゆらゆらと」って表現した人に、「そのカニは死んでいたんですか」と言い放ったり。そして、先生も込みで、名をふせた上で公平に選句する仕組みにびっくりした。スリリングで楽しそうだなぁ。句会!2011/01/25

よねちゃん

1
俳句が初めての方でも、句会の様子がよくわかります。しかし俳句の先生って厳しいんだなあ。2010/11/23

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