講談社文庫<br> 東西南北殺人事件

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講談社文庫
東西南北殺人事件

  • 著者名:赤川次郎【著】
  • 価格 ¥565(本体¥514)
  • 講談社(2018/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061832718

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内容説明

警視庁捜査一課の迷惑男・大貫警部がもたらした驚くべき連続殺人事件の情報。それは何の関連もない三つの事件なのだが、大貫によれば事件の起きたのは全て金曜日、被害者の名字が東・西・南……トーゼン次の金曜日に北某が殺される!? 鼻クソとばしフケとばし、ハタの迷惑かえりみず事件を混迷にみちびく愛すべきアンチ・ヒーロー大活躍の傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

98
警察官の大貫と井上の二人組。いいかげんな先輩と,生真面目な新人。生真面目。警察官にしては,ざっくばらん。生真面目なだけではやっていけない。女性が被害者や犯罪者やその関係者だけなのが寂しい。三毛猫ホームズシリーズよりも人気がいまいち。赤川次郎作品は,透明感のある女性の主人公が必須。楽しさは、大満足。 栗本薫が解説を書いてる。赤川次郎を読むようになったのは,栗本薫が赤川次郎の作品の解説を書いているのを見てから。栗本薫が好敵手として意識しているのを知って全作品読破しようと思った。2011/03/06

coco夏ko10角

19
四字熟語シリーズ。これが第1弾。この頃はまだタイトルが四字熟語縛りじゃなかったんだな。大貫と組むようになったばかりの井上、まだ大貫の扱いや対応に慣れていない。直子はまだ登場すらしていなくて、他の女性といい感じになってる井上になんか違和感。 典型的/迷宮入り/本人/東西南北2022/03/23

mitsu

5
大貫警部と部下の井上刑事のシリーズ物の第1弾です。久しぶりに読んで、やっぱり大貫警部みたいのが上司だったら嫌だなあと思いますね。井上刑事も事件に関係した女性に持てているのがせめてもの救い?かもしれません2013/05/13

とし

4
厚顔で不遜で事件を混乱へと導く大貫警部と警部に振り回されやや悟りを開き気味の井上刑事による推理もの第一弾。二人の掛け合いと、大貫警部の【迷】推理が楽しくスイスイと読める。こんな上司に悩まされている人は身につまされるかもしれないが、井上刑事を見習って控えめにかつやや図太くいこうと思える人生の指南書?2012/01/10

こほ

3
不潔で傲慢で人の迷惑を顧みないおっさん刑事大貫が部下の若者井上を振り回しているうち後者が大体全部解決する短編集。「典型的」有名な評論家が殺され家族が疑われ井上がボールペンを落とす。「迷宮入り」20年前の金持ち奥さんの謎の死。「本人」大貫名義で毒入りジュースが送られるなど。同僚の木下刑事がすごいいい人なばかりに。「東西南北」ABCぽいけど全然違う。「迷宮入り」が比較的好きと言えなくもないけどとにかく大貫が私にはだめだった。ふけを飛ばして許されるのは金田一耕助まで。井上すぐ寝すぎ。解説栗本薫がまた苦手、残念。2021/01/18

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