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内容説明
■受験に特化した高校は本当に「良い学校」か■グローバル時代を生き抜くために必要な3つの教養■受験失敗は「能力」よりも「適性」の欠如■高校生の子を持つ親の本当の役割■「後伸びする力」を育む伝統校の底力■文系・理系の区分けはナンセンス■大学受験は一浪まで■海外留学の高額化と裏技ほか。高校時代の学習法、大学受験の奥義から社会人のサバイバル術まで、OB佐藤優氏が浦和高校長と「教育の真髄」について徹底解説。
目次
本書の内容
第1章 世界のどこかを支える人材になれ
第2章 生徒たちとの質疑応答
第3章 受験は総合プロデュース力である
第4章 公立高校の使命とは何か(杉山剛士校長との対談)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
109
タイトルと内容がちょっと違うかな。浦高OBの佐藤氏が母校での講演や前校長との対談をまとめたもの。高校生やその両親(母親)向けの内容になっている。なるほどなぁと思う事も、そうなの?と思うこともあり。県内有数の進学校ではあるが「受験校」ではなかった。おそらく今でもそうなのだろう。受験に特化したカリキュラムを組んでないから、とにかく浪人が多い。それは今でも変わらないようだ。3年生の秋になっても古河マラソンや文化祭、スポーツクラスマッチに真剣に取り組んでいた。受験勉強だけでは得られない何かを学んだと思う。★★★+2018/03/20
佐島楓
66
確かに、特に私大文系に受かるような科目を絞り込んだ勉強法では、グローバルな人材は育たない。文系であっても数学を捨てるなという佐藤氏の教えには、耳が痛いものの納得した。大学入試改革で、本当に学生の学力が改善されるかどうかわからないが、今後の展開を注視していこうと思う。2018/03/17
あっ!chan
39
進学校でありながら受験刑務所ではない校風が、そう昔と変わらないなぁ〜(変なやついっぱいいたし…)古河までの競歩大会やスポーツ大会も…子離れ出来ない母親が増えたことは、浦高の責任ではないし…ということで、人生を伸ばす極意とは言いながら、受験生及びその親のために書かれた指南書、前半は佐藤ワールドの人生論教育論、後半は人によっては、浦高礼賛の部分がある意味鼻につくかもしれないので、多分読み手を選ぶ作品だ。2018/04/24
gtn
30
著者の同校学生への関わり方が深い。学生の相談に懇切丁寧に応え、大学合否結果までフォローする著者。それに感心する校長。校長より面倒見がいいのではないか。2018/04/19
Nobuko Hashimoto
27
県立高校名をタイトルにした新書、それも高校生とその保護者向けの講演録で一冊の本を出して採算が採れるという点で既に驚き。しかし佐藤氏がここまで高校生や保護者に個別に助言しているとは!あれだけの勢いで著作を出し、方々で教えたり講演したりしながら、受験や大学の動向も追い、メンタルな相談まで。もともと中学教師になりたいと言っていただけあって、教えみちびき寄り添うことが好きなのだなあ。いろいろ感嘆する。灘校生との対話の本の方が内容的には濃いので、一冊選ぶならそちらをおすすめ。2018/09/06