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内容説明
ポピュリズム、再魔術化、アート・パワー、思弁的実在論、OOO、新しい唯物論、ポスト・シンギュラリティ、フィルターバブル、超監視社会、ニュー・プラグマティズムシェアリング・エコノミー、効果的な利他主義……ポスト・グローバル化が進行する新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここに! 混沌とした時代だからこそ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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18
「AIに仕事を取られちゃうよう」とか言いながら、電車で貴重な時間をスマホアプリに売り渡しちゃってる地球人。そういうとこからだよ(自戒)!!伊坂幸太郎『モダンタイムス』では検索から監視が始まったが、もうそれどころじゃなくなっているのが現実なのか▼経験上、シェアエコノミーは人を保守的にすると思っていた。本書はその側面を受け入れつつ、濃すぎないコミュニティ作りを提案していた。2018/08/15
森
12
現在の哲学キーワードの説明である。ポストグローバル化、公共哲学など大きな流れのなかで、いくつかグルーピイングし解説。グローバル化とは別に宗教の個別化、また大きくインターネット、AIがどのように思考に影響していくのか気になる。その他気になったキーワードは(反知性主義、OOO(Object Oriented Ontology,オブジェクト指向存在論、トリプルオー)、再魔術化(宗教のコスモポリタン化、ウルリッヒ・ベック「私だけの神」))ネットにより世界が近くなることを感じながら、我々個人も、個々、個人とし2019/01/14
まゆまゆ
8
ポストグローバル社会にやってくる社会のキーワードは感情、モノ、テクノロジー、共同性。いずれも個を排除した非理性的なものであり、対応するには新たな知を個人として取り入れ、新たな理性によって立ち向かうしかない。2018/10/02
sk
7
哲学の最近の動向を紹介している。もちろんここで挙げられている本は読む必要がある。これはインデックスである。2018/04/03
武井 康則
6
本書が良書でない最大のポイントはエキサイティングでないという点だ。4つの章に分け、第1章ポピュリズムについては話し合いを諦めてはならないという。今までの話し合いが有効でなかった以上、これからも効力はないだろう。ならば、有効な話し合いを提案すべきだ。3章AIについては、危なくなれば開発をやめるべきだ。(動き出したら止まらない。提案するなら、有効な方向転換をいうべきだろう。)こうなってくると、ニューワードとして取り上げられた語がどこまで有意味か疑問を持ってしまう。2018/02/28