世界神話学入門

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世界神話学入門

  • 著者名:後藤明【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2017/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884570

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内容説明

なぜ世界中によく似た神話が見られるのか。神話には人類の古い歴史が埋めこまれている。最新の神話研究とDNA研究のコラボにより、「出アフリカ」以降のホモ・サピエンス移動の軌跡が明らかに。世界の神話の分析から浮かび上がる人類の壮大なドラマ。人類史の見方が変わる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

69
世界各地の神話を比較して結論に導くのではなく、最初に神話同士の結びつきの仮説があり、これを傍証する形で各論が進められる。万年の単位で計られる、人類史の壮大な仮説なので、それだけに納得のいく論証を行うのは困難を極めるだろう。神話と人類の拡散との結びつきを関係づけるには、身体の進化や地理的要因との整合性も必要であるし、まだこれからも裏付けが求められそうだ。2017/12/21

Tenouji

31
日本神話の特徴として、原罰の欠如がある、と。これは、非常に興味深い。2018/04/22

中島直人

26
科学的なというより、むしろ哲学的な本。遺伝子、染色体の話から始まり、どうなることかと思いながら読み進めていたが、後半、神話が多く出てくるようになってからは、面白く読むことが出来た。ゴンドワナ型とローラシア型、二つの神話の系統を語り、後者に偏った世界の見方を見直すべき、との著者の主張はすんなりと受け入れられる。2018/02/03

inami

21
◉読書 ★3 「古事記」のイザナキ・イザナミの神話「最初の男女神が天界から外界を眺め、何もない海をアマノヌホコ(銛)でかき混ぜると、滴がしたたり落ちてオノゴロ島になる」、というような話は何となく聞いたことがあるが、本書では神話の世界的な広がり、とくにアフリカ、アジア、アメリカ大陸等に見られる似たような内容について仮説を提唱している。2つの大きな神話群の分類、「ゴンドワナ神話群」は最初から存在している(天体や自然現象など)の神話で、「ローラシア型神話群」は、世界の”無”からの創造を語っている。・・おお神よ!2018/05/26

fseigojp

19
人類の遺伝子地図で過去の大移動を推定し、神話古層と神話新層にわけて解説 神話は、ホモ・サピエンスだけのもの2018/03/11

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