内容説明
倅夫婦を殺した敵を追い、孫の松之助を伴って出府した伊丹茂兵衛は、生計を立てるため口入れ屋の裏稼業に手を染めるようになっていた。そんなある日、夜盗に狙われているという両替屋の用心棒を請け負うが、その仕事は運命を左右する大きな転機となった――。愛孫の仇討成就を願う五十男の真摯な生きざまが胸を打つ人気シリーズ。待望の第二弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
143
シリーズ２巻目は、息子夫婦を惨殺した仇と同門の藩士が出奔したことから始まる。なんと江戸で道場を開くため両替屋に押し込み強盗をしていた。同じく両替屋・三島屋に用心棒としての仕事が入る。賊は仇と通じている藩士なものだから、江戸屋敷も伊丹を頼る。怖ろしい遣い手との対決は上意討ちとなり、鳥羽作家の本領発揮です。届きそうで届かない仇討ちはもう少し先か。2018/07/03
とし
113
孫連れ侍裏稼業「上意」2巻。伊丹茂兵衛さん、岸崎と小柴と剣を交えたためか、孫松之助の稽古を真剣を遣っての素振りと敵を想定しての斬り込みの訓練に切り替えてきましたね、次巻以降は敵は毎回現れ増々面白くなりそうですね。2018/03/28
とく たま
8
両替屋の用心棒を頼まれた。その両替屋を狙う輩に仇も混ざっており、逆に命を狙われたり忙しい展開に！まぁ、敵に少しは近付いたようで、まだ先が長そうだね。気が向けば次も読もうかな？！2022/10/24
犀門
2
No. 054★★★☆☆早くも第２巻にして敵が目の前に現れ剣を交えるに至ったが…。そうだよね、ここで見事に成敗してしまったらこの先の話しがねぇw。2018/03/16
