内容説明
星涯星系宇宙軍が建造を押しすすめている大型宇宙戦艦の心臓部となるべきバニシング・エンジン〈X200〉の全開運転がついにおこなわれた。ところは星涯星系から数光週離れた隠元岩礁。だが、コントロールセンターが置かれている工作艦〈左甚五郎〉から星系本文にはいった緊急連絡は、“隠元岩礁消滅ス”だった! はたして、隠元岩礁になにがおこったのか? ――一方、白沙基地には、タンポポ村の跡にできた大穴に、数ヶ月前、探検のために入っていったはずの虎造が、宇宙服姿のまま現われた。タンポポ村の行方を探す銀河乞食軍団は謎の核心へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほにょこ
2
★★★☆☆ お汁粉会議(笑)。星系宇宙軍の実験を阻止しようと動く乞食軍団。相変わらず芝居がかっていて笑えます。2022/03/22
餅屋
1
シリーズ8冊目▲工作艦〈左甚五郎〉から星系軍本部へ打ちこまれた緊急電報は「隠元岩礁消失ス」ついに〈X200〉の全開運転がおこなわれたのだ▼始まるや〈お汁粉事件〉と一体どうなることやらと思いきや、舞台が隠元岩礁に移って一安心。劇団〈星海企業〉にかかっては〈カラクリ〉級工作艦も形無しです。今回のヒットは、船宿〈和楽荘〉の臨時船頭ピー太郎、彼が操縦する連絡艇の客にはなりたくない!てなほどの大活躍。頭目まで出張っての決戦〈安達ケ原〉は怪僧強しで、コンちゃん不可欠ね。ロペス=ゴンザレス連合の目的って?(1986年)2022/05/06
K-Wing
1
ちょっと長いな。 そろそろまとめてくれても良いかも。2015/03/28
suzuki-takefumi
0
脇道の方は面白いものの、本筋は相変わらずゆっくりとしか進まない。実験の欺瞞作戦は面白かった。ゴンザレスの目的が今ひとつわからないものの、物語がようやく佳境に入ってきた、という感じがする。2015/05/05
1977年から
0
1986年