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内容説明
加工食品としては最も歴史の古い漬け物。塩漬け、糠漬け、味噌漬け、酢漬け、粕漬けなどなど、日本はもちろん、世界中に存在する漬け物文化を、発酵学・醸造学・食文化研究の第一人者が食べ歩き、味わい尽くす。日本列島を縦断し、中国・韓国から東南アジアの少数民族の保存食、ヨーロッパのピクルスなど、世界の珍味を堪能。さらに「熟れ鮓」の不思議な世界や、くさや・このわたといった日本特有の「魚介漬け物」までを網羅する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
104
日本ではやはり発行額の一番の権威でいらっしゃれます。ですので講談社の学術文庫にも収められているのでしょう。漬け物の歴史から始まり、日本、外国の漬け物についての話、お得意の熟れ寿しの話など楽しめます。特に最後の日本の魚介漬物を食べ歩くでは作り方まで丁寧に書かれていて食べたくなるものがいっぱいありました。2018/02/21
gonta19
103
2017/10/13 Amazonより届く。 2018/12/17〜12/20 小泉先生が世界の漬物について語りつくす。漬物というと、植物的なものを思い浮かべるが、熟鮓なども、原理的に言えば、漬物だ!目ウロコ本。2018/12/20
wasabi
14
漬け物には目がないのだ。日々の食卓において、こうこが上らぬことはまずない。そりゃあ小泉武夫先生のごとき、日本中どころか世界中の漬け物をってわけではなく、普段は沢庵かべったら漬け、今の季節なら地元の津田カブ漬け。朝食には自家製の梅干しで、塩15パーだから目が覚める。かつては奈良漬けも漬けてたんだけど。サバやイカの塩辛は大好物だが、フナ鮓となると・・・。慣れるとハマるのかな。どうあれ古今東西の漬け物を学び、旅の楽しみが深まりそうだ。フグの卵巣の糠漬けなんて絶対に食べてみたい。あと伊豆諸島を訪ねて真のくさやも。2021/11/14
DEE
9
実家の辺りだと、漬け物と言えば小鉢ではない皿に時には数種類載って出てくるのか普通だった。 だから漬け物がない食卓というのは、大人になった今でも片手落ちに感じてしまう。 保存もできるし、発酵食品でもあるので腸内環境にもいい。 ただ塩分過多になってしまうのが難点か…2017/12/28
niz001
7
読み始めてから新書の文庫化だと気付く。第三章が興味深い。2017/11/08