トクマ・ノベルズ<br> 黎明の書 巻之弐 荒れ野を越えて

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トクマ・ノベルズ
黎明の書 巻之弐 荒れ野を越えて

  • ISBN:9784198509255

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内容説明

教会の養い子だったラウルは、領主シェミハザ伯爵の嗣子イオアンと出会い、侍者となり、城の中で暮らすようになった。そこは、いままでの平穏な日常と違い、確執や陰謀―イオアンの母は、自らの境遇に不満を抱き、騒動を起こし、伯爵の弟は、近隣のマステマ伯爵と謀り、乗っ取りを企てている―といったものが渦巻くところだった。そして、敵が急襲するなか、伯爵は、弟と戦い、傷つきながら勝つも、息子を逃がすために自ら城を破壊してしまう。逃げのびたイオアンとラウルは、伯爵家を襲爵する許可を上王から得るため、旅立つが…。吸血鬼と人が共存する世界を舞台に、少年と少女たちの未知なる冒険を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

22
ラウルは思慕と主従が主なのに対し、イオアンは「縛り付けてでも傍にいてほしい」、「ラウルが死んだら自分も死ぬ」と完璧に執着しています。そして「貴種と人間の間に対等な関係は生まれえない」のではないかと疑ったイオアンがアアダムとの会話での反証で「貴種と人間に対等な関係は生まれ得る」と気づくのが印象的でした。想いの違いにこれからが不安になります。そして先入観無しの第一印象程、頼りになるものはないのにラウルよ、なぜ、ついていく。軽挙妄動にイライラが募る中、数年で互いに信頼しているシジマ達とハイドリッヒの男前が救い。2013/05/02

RIN

20
シリーズ第2作。”少年少女は荒野を行く。どこへ向かって?”といった感じかなぁ。巧い作家さんだから、読み始めれば先が気になりついつい読みふけってしまう篠田真由美さんものなのだが、その、「読み始める」になかなか・・・^^;。既に第5作まで出てるのだが追いつくのはいつのことやら。。。面白くないわけではないのだが、なんというか、勢いみたいなものが希薄。もしかして篠田さん書くことに飽いてる?と思わなくもない昨今の作品群であったりする(あくまでも私の想像です)。2016/10/22

しましまこ

17
仔犬チームが危なすぎてイライラするよ。早く女子チームのターンにならんかな。 2019/09/11

Lumi

10
1巻よりも先の読めないドキドキハラハラな展開で楽しい! ラウルとイオアンのお互いを大切に思い合う気持ちに感動して泣きそうになりました。2017/09/19

ちゃちゃ

8
少年たちも少しずつ成長してきていますなあ。頑張れ。今回は強力な助っ人が登場してよかったです。心強いですね。それから,アイーシャとのこんなに早い再会は予想していなかったので,嬉しかったな。きっと,すぐにまた会えるね。2014/01/18

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