中公新書ラクレ<br> ネコがメディアを支配する ネットニュースに未来はあるのか

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中公新書ラクレ
ネコがメディアを支配する ネットニュースに未来はあるのか

  • 著者名:奥村倫弘【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2017/07発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121505835

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内容説明

ネットメディア興隆の昨今、どこでもスマホでニュースをチェック、というスタイルが当たり前に。しかし「WELQ」問題に象徴的だが、PV数や快適さを追及した結果、ネットには盗用や事実誤認を起こした「劣化」情報があふれ、もはや実害をもたらしかねないレベルに達した。その惨状を前に「ネットメディアの進化は終わった」と元新聞記者でヤフーのウェブメディア「THEPAGE」の奥村編集長は言う。氏は近年「ニュース」や「コンテンツ」という言葉の意味が変わり、「金儲け」の側面が強まったこと、多くが「コミュニケーション」というレベルにとどまっていることが問題と指摘する。それでは輪郭を失いつつある「ニュース」が広がることでどんな事態が起こるのか? 「ネコ動画」のような強いコンテンツにメディアは飲み込まれてしまうのか? 自らメディアを横断した著者が書く、新時代のメディア論刊行!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

15
やっと書影が入ったね!もうかなり昔に読んだのでうろ覚えながら、感想を!題名に似合わずかなり辛辣な事が書かれています。まずニュースの意味の多様化。スマホで見るニュースって新聞社で言うニュースとは全然別物で、ネタや暇つぶし、雑学の種に成り果ててますよね!とにかくネットの普及により小学生までがスマホを持つ様になった「総表現社会」の今、支配したのはバカと暇人、悪貨は良貨を駆逐するを地で行ってます。ネットを支配したのは広告と感情。スティーブ・ジョブスが自分の子供にはiPhoneを禁止した事を考えれば、、、2017/05/26

arisaka

7
ネコ可愛いー!の本かと思いきや、ニュースよりも猫動画に価値が置かれているwebニュースの現状と分析本でした。著者は新聞記者→Yahooニュースと報道の現場を渡り歩いてきた人なので、PVがすべてで、平気で不確かな情報を撒き散らす現状をかなり憂えている。ウソをウソであると見抜けない者は飲みこまれる未来が、くるのだろうか。2017/07/21

うちこ

5
ここ数年のニュースは、自分で反対意見や斜めの意見を予測して多角的に見るということをしなければいけなくなっています。近頃は友人と会うと「あのニュース、どういう見かたしてる?」という多眼補足会議になることが多く、なかでも労働に関する法改正などは、これってあなたの業界・職種・立場の人から見るとどうなの? というのを数人に聞くことでやっと見えてくる。 友人関係も、偏らないように出会い続けていかないといけません。そういう気持ちでいる人にとって、この本は少し話し相手になってくれます。2018/10/16

Yoko Oishi

5
猫好きとしては見過ごせないタイトルということで読んでみたら、非常に真面目なメディア論。学生さんにも教えていたということで非常にわかりやすかった。私はネットがない時代も知っているけど、これからの世代はネットがあるのが当たり前で育っているから前提がそもそも違ってくるんだろうなぁ。情報過多の世の中では自分で真偽を見極める力と判断力が必要。そのために自分の哲学をきっちり持つようにしないと。2017/06/30

Eurek@

3
会社の先輩に薦められた本。 図星すぎて、驚き。ネコネタでPVを稼ごうとしていた。ネットで勝ち残るの本当に難しいけど、ちょっとでも質のいい情報があがるようになったらいい。2018/03/12

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