内容説明
東京調布で浪人生の死体が見つかった。現場には時限爆弾を作っていた痕跡があり、その部屋の住人で被害者の親友・橋本が行方不明に。やがて、京都駅長に奇妙な脅迫状が届く。「古都の景観を損なう醜怪な京都駅を建て直せ。さもなければ爆破する」犯人は橋本なのか? そして、十津川警部は京都駅を守れるのか?
目次
第一章 十八歳
第二章 事件の広がり
第三章 後継者
第四章 犯人像
第五章 罠にかける
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
2017年 6月15日 初版2021/12/30
まり
8
図書館本。これは状況が二転三転してハラハラしたけど…それにしても警察が翻弄されすぎて途中で、いろいろ言いたくなった。犯人の動機も身勝手すぎて…。頭の回転の早い犯人だと思っていたのに動機で稚拙だなぁ〜と印象が変わった。最後の十津川警部の活躍は良かった。2023/08/27
めえめえ
5
この講談社文庫は今年初刊ですが、元々は光文社で発刊された小説。現在の京都駅の開業が1997年なので20周年記念という事か?20年前新駅舎が出来た経緯は知らないけど、やはり時代遅れ感はあるかな~。それだけ今の駅舎が馴染んでいるのですね。2017/09/21
チャーシュー
5
久しぶりに十津川警部シリーズを読みました。今回は京都駅が舞台の物語でしたが京都駅をよく知らないので調べながらよみました、楽しく読めた一冊でした。2017/09/03
きこ
3
西村京太郎、テレビでよく十津川警部シリーズは見てましたが、小説を読んだのはこれが初めてです。 京都駅を舞台にした爆破予告なんですが、今の京都駅は景観を台無しにするという批判は結構あったみたいですね。わたしは昔の京都駅を知らないですが、確かに京都駅はおっきくて存在感ありますが、はじめて見たときの感動は今でも忘れません。2017/06/23