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内容説明
■「働き方改革=残業減らす」は正解か?
いまや、企業の社会的責任とも言える「働き方改革」
その働き方改革で目標にすべきは、社員一人一人が主体的に働ける職場です。
しかし、世間にはびこる働き方改革は
ノー残業、プレミアムフライデー、テレワークなど
仕事を「減らす」ための一辺倒な方法論ばかり。
「仕事量は変わらないのに、時間ばかりが減る」
「もっと働きたいのに」
現場で働く人たちは窮屈な状況を強いられ、
やらされ感漂う職場に成り下がるケースもあります。
■「働く人改革」で、イキイキ輝く職場に変える!
この状況に警鐘を鳴らすのが
本書の著者である、職場改善士の沢渡あまね氏。
「主体性を育む職場作り」をゴールとし、
企業が取り組むべき3つの改革を解説します。
・ネガティブな仕事を減らす
・ポジティブな仕事を増やす
・職場のコミュニケーションを増やす
これらの取り組みは、働く人のモチベーションを上げます。
たとえば、チームのコミュニケーションを活発化させることで、
人や会社を知り、リスペクト精神が生まれます。
結果、社員がイキイキと働いて生産性が上がり、会社も儲かるのです。
コミュニケーションを促すには
社内勉強会や食堂、広報誌などの仕掛けが必要です。
本書では具体的にイメージが湧きやすいよう
ヤフー、ナムコ、ヤマハ発動機などの企業10社、14の事例を掲載。
「改革の手引き書」として、どんな現場でも活用できます。
目次
表紙
はじめに 働き方改革=残業なくせばそれでイイんだっけ?
もくじ
第1章 働く人改革の源泉は「主体性」
あなたの職場に「主体性」はある?
1 目標・ゴールに対する意識付けがなされているか?
2 権限委譲ができているか?
3 三つの承認欲求が満たされているか?
4 無理に「ワクワク」させようとしていないか?
第2章 「減らす」仕事と「増やす」仕事
働く人改革に必要なのは「減らす」と「増やす」
洗い出してみよう! 話し合ってみよう!
第3章 「らしさ」を育む四つの視点
いい職場が積極的に取り組んでいること
1 知る
2 つながる
3 やってみる
4 やめてみる
第4章 世の中の企業の取り組み
日常の当たり前を少し工夫する
株式会社ポッケ
Case 01 社員同士の「オン」「オフ」を知る重要ツールに/「社内SNSとブログ『ポッケのなかみ』」
Case 02 飲みニケーションのハードル、下げました!/「オフィス居酒屋」
ヤマハ発動機株式会社
Case 03 社内報がオシャレに生まれ変わりました!/「社内報『Revs』・『Revs+』」
Case 04 心と身体をスタイリッシュに動かす!/「朝の体操『Revストレッチ』」
株式会社カウネット
Case 05 いつものオフィスでさりげなく自社&他社製品の体験を/「『リフレッシュルーム』リフォーム大作戦」
株式会社ラクーン
Case 06 脱・長距離通勤を会社が後押し!/「近距離通勤支援制度」
Case 07 勤務地、移転しません!/「本社移転場所固定宣言」
日本ビジネスシステムズ株式会社
Case 08 喜んで通いたくなる本気の社員食堂/「Lucys CAFE & DINING」
株式会社メディアシーク
Case 09 オープンな空間で人と知識を知る/「勉強会『@OFF』」
興津螺旋株式会社
Case 10 ものづくりの現場が中から明るく!/「ほんとうのダイバーシティの姿『ねじガール』」
Case 11 女性のことは、女性にしか分かりません/「女性が働きやすい環境作り」
ヤフー株式会社
Case 12 小さなイノベーションを生むオフィス/「情報の交差点」
株式会社ナムコ
Case 13 部門トップが自ら! 店舗のスタッフに送る/「本気の365日メッセージ『毎日岩さん』」
ジヤトコ株式会社
Case 14 まずは役員から! 会社のスリム化、始めています/「会議面積削減」
第5章 改革に乗ってこない人たちをどうするか?
改革を阻む壁を乗り越える知恵
なぜ人は改革を嫌がるのか? やる気にならないのか?
乗らない人をうまく巻き込む八つのポイント
第6章 働く人改革は誰得?
七つの登場人物を想定しよう
1 従業員
2 経営者
3 お客様
4 株主・投資家
5 地域
6 取引先
7 家族
第7章 働く人改革を定着させるコツ
改革を長続きさせる! 三つのキーワード
1 さりげなく
2 もっと素直に
3 らしさ
おわりに 働く人のための改革を
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