働く人改革 イヤイヤが減って、職場が輝く! ほんとうの「働き方改革」

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働く人改革 イヤイヤが減って、職場が輝く! ほんとうの「働き方改革」

  • 著者名:沢渡あまね
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • インプレス(2017/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295001270

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内容説明

■「働き方改革=残業減らす」は正解か?
いまや、企業の社会的責任とも言える「働き方改革」
その働き方改革で目標にすべきは、社員一人一人が主体的に働ける職場です。

しかし、世間にはびこる働き方改革は
ノー残業、プレミアムフライデー、テレワークなど
仕事を「減らす」ための一辺倒な方法論ばかり。

「仕事量は変わらないのに、時間ばかりが減る」
「もっと働きたいのに」
現場で働く人たちは窮屈な状況を強いられ、
やらされ感漂う職場に成り下がるケースもあります。

■「働く人改革」で、イキイキ輝く職場に変える!
この状況に警鐘を鳴らすのが
本書の著者である、職場改善士の沢渡あまね氏。

「主体性を育む職場作り」をゴールとし、
企業が取り組むべき3つの改革を解説します。

・ネガティブな仕事を減らす
・ポジティブな仕事を増やす
・職場のコミュニケーションを増やす

これらの取り組みは、働く人のモチベーションを上げます。
たとえば、チームのコミュニケーションを活発化させることで、
人や会社を知り、リスペクト精神が生まれます。
結果、社員がイキイキと働いて生産性が上がり、会社も儲かるのです。

コミュニケーションを促すには
社内勉強会や食堂、広報誌などの仕掛けが必要です。
本書では具体的にイメージが湧きやすいよう
ヤフー、ナムコ、ヤマハ発動機などの企業10社、14の事例を掲載。
「改革の手引き書」として、どんな現場でも活用できます。

目次

表紙
はじめに 働き方改革=残業なくせばそれでイイんだっけ?
もくじ
第1章 働く人改革の源泉は「主体性」
あなたの職場に「主体性」はある?
1 目標・ゴールに対する意識付けがなされているか?
2 権限委譲ができているか?
3 三つの承認欲求が満たされているか?
4 無理に「ワクワク」させようとしていないか?
第2章 「減らす」仕事と「増やす」仕事
働く人改革に必要なのは「減らす」と「増やす」
洗い出してみよう! 話し合ってみよう!
第3章 「らしさ」を育む四つの視点
いい職場が積極的に取り組んでいること
1 知る
2 つながる
3 やってみる
4 やめてみる
第4章 世の中の企業の取り組み
日常の当たり前を少し工夫する
株式会社ポッケ
Case 01 社員同士の「オン」「オフ」を知る重要ツールに/「社内SNSとブログ『ポッケのなかみ』」
Case 02 飲みニケーションのハードル、下げました!/「オフィス居酒屋」
ヤマハ発動機株式会社
Case 03 社内報がオシャレに生まれ変わりました!/「社内報『Revs』・『Revs+』」
Case 04 心と身体をスタイリッシュに動かす!/「朝の体操『Revストレッチ』」
株式会社カウネット
Case 05 いつものオフィスでさりげなく自社&他社製品の体験を/「『リフレッシュルーム』リフォーム大作戦」
株式会社ラクーン
Case 06 脱・長距離通勤を会社が後押し!/「近距離通勤支援制度」
Case 07 勤務地、移転しません!/「本社移転場所固定宣言」
日本ビジネスシステムズ株式会社
Case 08 喜んで通いたくなる本気の社員食堂/「Lucys CAFE & DINING」
株式会社メディアシーク
Case 09 オープンな空間で人と知識を知る/「勉強会『@OFF』」
興津螺旋株式会社
Case 10 ものづくりの現場が中から明るく!/「ほんとうのダイバーシティの姿『ねじガール』」
Case 11 女性のことは、女性にしか分かりません/「女性が働きやすい環境作り」
ヤフー株式会社
Case 12 小さなイノベーションを生むオフィス/「情報の交差点」
株式会社ナムコ
Case 13 部門トップが自ら! 店舗のスタッフに送る/「本気の365日メッセージ『毎日岩さん』」
ジヤトコ株式会社
Case 14 まずは役員から! 会社のスリム化、始めています/「会議面積削減」
第5章 改革に乗ってこない人たちをどうするか?
改革を阻む壁を乗り越える知恵
なぜ人は改革を嫌がるのか? やる気にならないのか?
乗らない人をうまく巻き込む八つのポイント
第6章 働く人改革は誰得?
七つの登場人物を想定しよう
1 従業員
2 経営者
3 お客様
4 株主・投資家
5 地域
6 取引先
7 家族
第7章 働く人改革を定着させるコツ
改革を長続きさせる! 三つのキーワード
1 さりげなく
2 もっと素直に
3 らしさ
おわりに 働く人のための改革を
著者プロフィール
奥付
裏表紙

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とももも

13
知るつながるやってみるやめてみる この四つのフェーズで何をするのかを、他社事例も交えてわかりやすく解説していた。 ネガティブな業務、ポジティブな業務の洗い出しをやってみるだけでも大きな気づきが生まれそうです。2022/05/24

九曜紋

12
業務改善、職場改善の分野において、現在もっとも注目されている識者のひとりによる「働き方改革」論。やらされ感満載の上からの「働き方改革」ではなく、働く人が主体となった「働く人改革」でなければならない、と説く。一過性のブームに終わらせず、「働く人」が満足するためにはどうすればいいかを実例を挙げて提起する。ただ、私自身がもはや組織の一員ではなくなったので、いまひとつ感情移入できないのだが。2017/06/18

いっちゃん

9
ほんとに自分は職場をマネジメントできているのか、いつも疑問に思っており、手に取った本。まだまだ、人との関わり方ができていないと思う。2018/11/24

なおみ703♪

7
「働き方改革とは、あくまで人中心でなくてはならない。単に残業時間を減らす、定時で退社と制度を変えても続かない。誰もが「無駄だ」「嫌だ」と思っているネガティブな仕事や慣習を減らしポジティブな仕事を増やすこと。個人が組織の中で自分らしくあれること。生産性が上がるやり方を模索し実践すること。そして組織としてのゴールを見失わないこと。それこそが組織も働く人も幸せな働き方ではないか」なるほど、減らすと増やすが両方あっていい。高い理想を掲げず、「この職場もまんざらではない」を目標に私もはじめてみたいと思う。2018/05/22

Kentaro

6
では日本の労働環境はかなり改善の方向に向き、働き方改革、長時間労働削減の名のもとに、無駄な会議や、だらだら残業が減り、個人の長期休暇も格段にとりやすくなりました。テレワークなども徐々に普及しています。 一方で、残業禁止、定時退社日の強制、有給休暇所得の強制など、頭ごなしにやらされ感を抱いている従業員も多いと聞きます。こんな働き方で本当に会社も従業員も幸せになれるのか疑問が噴出しています。そんな中、本書では従業員が自ら働き方を変え、環境を変えて働き方改革ならぬ働く人改革を実行している会社を紹介しています。2018/06/20

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