講談社文庫<br> 名探偵が多すぎる

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講談社文庫
名探偵が多すぎる

  • 著者名:西村京太郎【著】
  • 価格 ¥565(本体¥514)
  • 講談社(2017/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061361614

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内容説明

別府航路の船上で一堂に会した世界の名探偵、メグレ、クイーン、ポワロ、明智の4人に、かのルパンから届いた挑戦状。ルパン対4人虚々実々の対決はかくして幕をあけるが、ルパンに狙われた宝石商は鍵のかかった船室で殺害され、宝石も奪われる。ルパンは密室殺人で4人に挑戦してきたのか。会心パロディ。

目次

ポケットに探偵を
挑戦準備完了
災厄の船
何故メグレに頼んだか
特等2A室の秘密
事務長殺し
そして誰かがミスをした
ルパン罠を張る
Lの悲劇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

156
メグレとその夫人、クイーン、ポワロ、明智の名探偵と日本の警官に、ルパンと妻が登場する。 メグレ夫人の活躍に対して,ルパン夫人に対する対応が今一。 メグレ夫人はまるでミスマープルのようだったが、ルパン夫人に対する西村京太郎の思いが伝わらなかった。 それぞれの登場人物の描写はよく性格を捉えているが、 ルパン夫人だけはうまく捉えきれていないのかもしれない。2014/05/26

オーウェン

54
明智家小五郎にクイーンにポワロにメグレ。 世界でも類を見ない名探偵や名刑事が一堂に会し、日本の別府を目指している航路の上でルパンの挑戦状を受ける。 パロディシリーズとはいえ、これだけの名前が揃うのは実にゴージャス。 そして明智といえばの、あの人も登場しルパンと共闘を組む。 これだけの人間を出しておきながら、別の人物が事件の真相を知っていたという解釈も面白い。 シリーズものらしく、他作品も見たくなる出来。2023/08/03

セウテス

39
メグレ夫妻、ポアロ、クイーン、明智と四人の名探偵が、日本に揃う第二段です。明智探偵の別荘へ向かう船の中、同乗した宝石商の持つ宝石を巡り、怪盗ルパンと怪人二十面相から挑戦状が届きます。マァめちゃくちゃな設定のミステリーですが面白いです。細かい事を言えば、そりゃあ違和感はありますが、此だけの登場人物を使って、この完成度の作品を書いているのですから、お見事と言いたいです。本作品はネタばれする様な、会話や演出は無かったと思います。西村氏の、探偵たちへのそしてミステリーへの、並々ならぬ思いを感じる作品でした。2014/08/01

へいっち(ت)♪

33
タイトル通り!名探偵が多すぎますw クイーン・ポアロ・メグレ・明智小五郎が同じ船に。そしてそれなりにお年を召した彼らに対決を挑むのはルパン!怪人二十面相もルパンを手伝い・・・すごいメンバー。刑事の吉牟田の存在も面白いしメグレ夫人の役割も重要ですね。2015/01/28

yucchi

27
《密室祭第12弾》世界的名探偵であるメグレ、クイーン、ポワロ、明智の四人がルパンと怪人二十面相と対峙する。それぞれの章のタイトルの基になった作品がわかるとニヤリとしてしまう。わからないのも多いけど(笑) 私のお気に入りのエラリーがちょっとイカスケナイ感じで書かれてるのが悲しい。・゚・(ノД`) 探偵からルパンへの信頼感高過ぎ(笑)2014/10/24

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