講談社現代新書<br> 部活があぶない

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講談社現代新書
部活があぶない

  • 著者名:島沢優子【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 特価 ¥390(本体¥355)
  • 講談社(2017/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 90pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884327

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内容説明

今、児童虐待と化している「ブラック部活」が社会問題となっています。・バスケ部内でハーレムを形成するセクハラ顧問・難聴になるほど練習させる吹奏楽部など、こうした事例は枚挙にいとまがありません。一方で部活指導に時間を取られ、教師たちも悲鳴を上げています。その実態を徹底取材し対策を考えます。保護者や学校関係者はもちろん、部活の思い出を熱く語る大人にも読んでほしい一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

95
NHK BSでやってる「奇跡のレッスン」という番組。たまにしか見ませんけど海外から来られる「有名コーチ」が部活動をする中学生を見て必ずいう言葉は「日本の子供たちは礼儀正しいですね。でも練習を見ていると軍隊の訓練みたいで主体的に楽しんでいる様子が見られません」。どんな競技でも言われるその原因が書かれています。あまり言うととネタバレになりますので、中学生・高校生の子供がいらっしゃる親御さんで、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。 http://www4.nhk.or.jp/wonderlesson/2017/07/21

55
息子が今春から中学生なので、きっと部活デビューするであろうと思い、気になって読んでみた。日本は他国に比べて、圧倒的に若者の自殺率が多いことや、部活中の死亡事故も多いこと、とてもショックだった。最終的に守れるのは親しかいない。2018/04/06

mazda

33
娘の中学時代の部活を思い出しました。大して強くもないのに、土日は朝から晩までダラダラやっていて、顧問も怒鳴り散らしていました。私も小学校のサッカー部時代、監督によく殴られていたし、ハーフタイムに水も飲めない中、よく熱中症にならなかったなと不思議に思います。甲子園では投手が投げすぎで、プロ入りした頃には肩がぼろぼろじゃ本末転倒です。青学の原監督のような教え方、脱根性論でロジカルな戦術を持ち、自ら考えることができるようにならないといけないとも思います。2017/09/06

マッキー

26
部活内で起こってる様々な事件、前々から異様だとは思っていたけれどこの本を読んで実に気持ち悪いと思った。一生それで食ってける選手になるわけでもないのに恫喝したり、意味のない練習をしたり、挙句の果てには殴る蹴るといった体罰。熱中症は「甘え」。柔道でも死者多数。体罰による自死も取りざたされている。まさに勝利至上主義の弊害とも言える。厳しい指導をしたらそれを当たり前だと思い、他者にも同じことを強要してしまう。私はそれが一番心配でならない。運動部でももう少しゆるやかに活動し、休養する時間が確保できることを実に願う。2017/11/10

marumo

25
いわゆる「ブラック部活」の検証。ブラック部活の常識に慣らされた若い子たちが、ブラックバイト→ブラック企業へと呑み込まれていくというのは納得。柔道の部活で深刻な事故が多発していたらしく、被害にあった子の母親が欧米の柔道クラブに実情を問い合わせたところ、意味を理解してもらえなかったというのは恐ろしい。事故なんかないそうです。私自身が根性論とかに激しく拒絶反応を示すタイプなのでいちいち腑に落ちました。欧米のシーズンごとにいろんなスポーツや活動に取り組むというスタイルもいいんではないのと思うけど。2017/08/24

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