ハーパーBOOKS<br> 氷結 上

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氷結 上

  • ISBN:9784596550392

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内容説明

首なし死体に端を発する猟奇連続殺人――雪深いピレネー山麓の町に封印された忌まわしい秘密とは!?映像化決定!世界14カ国で刊行の話題作

雪と氷に閉ざされたピレネー山脈。標高2千メートルの水力発電所で、皮を剥がれ吊るされた首なし死体が見つかった。殺されたのは発電所所有者でフランス政財界に通じる大富豪、ロンバール家の愛馬。上層部から馬殺し解決の特命を受けた警部セルヴァズは、美貌の女性憲兵隊大尉ジーグラーを相棒に捜査を始めるが、現場からある猟奇殺人鬼のDNAが採取され、事件は不気味な様相を呈すことに――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

312
フランスでは話題作とのこと。出だしはかなりスロースタートに感じる。凄惨な死体の描写だと思えば、それが馬なので、セルヴァス警部と同様、イマイチグッと入り込めない。しかも、いよいよ殺人が起きるのが、上巻の半分以上を経過してから。ディアーヌ視点での研究所パートが合間に挟まれ、怪しい連中だらけで、不穏な空気が満ちているはずなのに、こちらも何故か輪をかけて退屈。あまりにもありきたりで、使い古された怪しさ演出ばかりだからだろうか。ホームレス殺人や、娘のマルゴのことなど、どれくらい後半で伏線として活きてくるのかに期待。2019/05/02

ケイ

111
セルヴァスシリーズ1作目。2作目を先に読んでいるので、ある程度の展開はわかってしまうのが残念。スリリングだが、どうもしっくりこない気がするのは、ハルトマンとディアーヌが、レクター博士とクラリスの模倣にならないように敢えてしたためではないかという気がする。伏線が多すぎるが未回収が多い。 2018/03/28

のぶ

72
まだ上巻を読む限りだが、冒頭から雪と氷に閉ざされた山中で。首を落とされた馬が見つかった。捜査に当たるのは警部、セルヴァズ。第二部に入り、馬と同じように橋に吊るされた死体が見つかる。徐々に出てくる怪しげな人物と事実。作品全体が暗く陰湿な世界に支配されている。物語はさらに進み、得体の知れない精神医療研究所も出てきて、不気味さが広がる。法医学者に心理学者も登場し、役者はそろった感じ。ここまではとても面白い。この先どんな展開が待っているのか?感想は下巻で。2017/03/04

あさうみ

49
気になってたシリーズ!猛暑の今に嬉しい雪と氷に閉ざされた極寒の谷町が舞台。猟奇的な殺人事件、その影に精神医療刑務所に収容されている冷静沈着な天才殺人鬼…レクター博士を彷彿とさせる(使い古された人物配置だがやはりミステリー好きの心をくすぐる)。クラシックを愛しラテン語を口ずさむ警部となんとも人物の造詣が上手く、物語の雰囲気抜群、好き!!このおびただしい不穏がどうなっていくのか下巻へ!2018/08/02

巨峰

42
長編のミステリーだけど、ここまですごく面白いです!フランスの奥、ダムと犯罪者を収容する施設が主な舞台です。2024/02/23

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