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内容説明
経営において物流の重要度は飛躍的に高まっています。
物流戦略は企業のビジネスモデルそのもの。
企業の命運を握っているといっても過言ではありません。
その良し悪しが、企業間競争の勝敗を決めてしまいます。
欧米企業では物流担当取締役(CLO)なんて重役がいたりするくらい、企業経営において物流戦略は重視されているのです。
モノが作られて販売されれば、必ず物流を通じて、それが店頭やお客のもとまで届けられます。
そして、モノが動くところに何かビジネスの種を見つけてサービスを始める。
物流部門は、もはやコスト部門ではなくプロフィット部門です。
なかでもアマゾンの戦略物流は際立っています。
注文から最短1時間で商品を届ける対象エリアも拡大中。
ただし、物流をめぐる企業環境は激変しています。
競合が次々とアマゾンに刺客ともいえる物流戦略を送り込んでいるのです。
Eコマースの国内外の動向に精通し、流通・物流・マーケティングに横断的な知識と人脈をもつコンサルタントにして、通販物流会社の経営者でもある著者が、現在巻き起こっている物流の最前線を教えてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
21
ヤマト運輸の労働崩壊を受けて、最近どれだけ流通量が増えているのか、5年前に同じ経験をしているアメリカがラスト1マイルをどういうふうに対応しているのかを紹介している。ある程度大きい、ヨドバシカメラなどが自社製品を宅配する。コンビニに取りに行く、一般人がアルバイトで運ぶ、家の前に大きなボックスを設置して、再配達を防ぐなどすぐに実現できそうな試みが列挙されている。2018/01/01
avalanche
7
再配達問題、アマゾンの新サービス、アマゾンと比較した大手各社の物流事情など、アマゾンを通して様々な出来事がわかる一冊。2017/09/06
ナツ
5
只々アマゾンの凄さが伝わった。実際自分も何故かヤフーや楽天よりアマゾンで買い物してしまう。地方在住なので、売ってない本も多く書籍を買うには送料無料で非常に便利。ヨドバシカメラはちょっと利用してみたくなった。2017/11/28
Yuta
3
角井さんの物流本は結構読んでるけど、いつも最新事例が具体的で分かりやすい。定期的に出版してほしい2020/11/29
nishiyan
3
角井氏の著作を読んだのは、これで4冊目になる。角井氏の強みは同じ物流業者の視点からAmazonやヨドバシなどのネット通販を見ることができること、あと定期的に米国で調査をしていることだろう。米国でトレンドになっていることが年数を経て日本にも渡ってきており、それは日本の国情にあった形で受容されている。アマゾンに端を発した物流業の軋みについて、角井氏はスーパースター経営者の登場が解決の方策指摘している。サラリーマン経営者の増えた物流業界、そんな人は現れるのだろうか。2017/07/06